元帥「ドッキリを仕掛けるぞ!」
設定は「とある提督の鎮守府復興記」をそのまま活用してます
元帥「さて、息抜きついでにドッキリ仕掛けるぞー
」
光信「バカが何か言ってやがる・・・」
〜応接間〜
光信「バカ?」
元帥「馬鹿ではない!」
光信「どう考えたって馬鹿だろ。来てそうそうドッキリ仕掛けるって」
元帥「そうは言うけどよ、君堅苦しいじゃん」
光信「何か問題でも?」
元帥「真面目に提督業してくれてるのは嬉しいけど、息抜きできてるか心配でな」
光信「お気遣い結構。霧島呼びますよ?」
元帥「霧島なら今姉妹4人水入らずで旅行中だ」
光信「呆れた」
元帥「まぁまぁ、いいじゃないか。早速ドッキリしかけるぞ」
光信「俺は一言も了承してないが」
元帥「憲兵長。予定通りに頼む」
憲兵長(前提督)「了解しました」
光信「お前もグルかよ!」
ーーー曙・霞・満潮編ーーー
元帥「というわけで一発目は提督にゾッコンな曙、霞、満潮の3人にしよう」
光信「どうなっても知らねえぞ・・・」
前提督「それで元帥、どのように仕掛けますか?」
元帥「そうだな・・・まずはあの3人の目の前で死んでもらおう」
光信「何物騒なこと言い出してんだボケ」ドゴォ
元帥「ぐふっ・・・死ぬと言っても死んだふりだ」
前提督「ではこのような段取りはいかがですか?」
光信「お前もノリノリにやってんじゃねぇよ朝潮に言ってやろうか」グリグリ
前提督「痛い痛い痛い!提督殿やめてください!」
元帥「・・・とりあえず準備に入ろう」
前提督「そうですね。提督殿には執務室でいつもの通り執務をしてもらいましょう」
光信「・・・」
元帥「秘書官である3人は必ずここに来る。そこに憲兵長が入り提督を射殺すると?」
前提督「そういうことです」
光信「・・・(呆れてものも言えん)」
元帥「では、俺はここでモニタリングするとしよう」
〜執務室〜
光信「・・・」カリカリ
曙「〜♪」
霞「上機嫌ね曙」
曙「そう?」
満潮「そう言ってる霞も上機嫌じゃないの」
霞「そりゃあ・・・まぁ司令官の傍にいれるから・・・ね」
曙「満潮もそうでしょ?」
満潮「否定できないわね」
霞「素直りなりなさいな」
光信「そういう霞はどうなんだ?」
霞「私は・・・」
前提督「失礼する」ガチャ
光信「なんだ憲兵長」
前提督「お前に艦娘と卑猥な関係にあると容疑がかかっている」
光信「はて・・・事実無根の情報だな?」
曙「そうね。提督は卑猥なことしていないわよ。私たちが勝手に甘えてるだけだもの」
前提督「問答無用。提督には死んでもらう」カチャ
満潮「拳銃・・・!」
霞「何するつもりかしらクズ司令官」
前提督「見ての通りだ」パン
光信「ぐっ・・・」ドサッ
3人「司令官!?(提督!?)」
光信「」
曙「やってくれたわね・・・」ユラァ
前提督「(まずい・・・)」
霞「いくら元司令官でも」ユラァ
満潮「許す訳には行かないわね」ユラァ
前提督「」ダラダラ
曙「覚悟は出来てるわね?」ガチャ
前提督「失礼する」ガシッ
霞「逃がすとでも思ったのかしら?」ニコニコ
バーン
元帥「提督!起きてくれ!」
光信「・・・曙、霞、満潮」ケホッ
満潮「司令官!?無事なの!?」クルッ
光信「あぁ、取りあえずこっちに来なさい」
ギューッ
光信「ありがとなお前たち」
〜数分後〜
3人「はぁ!?ドッキリ!?」
光信「元帥が言い出してな。憲兵長はそれに乗った感じだ」
霞「司令官は・・・?」
光信「反対したんだがな・・・」
曙「へぇ・・・」ワナワナ
満潮「じゃあ朝潮と霧島さんに言っていいのかしら・・・?」ワナワナ
元帥「そ、それは・・・」ダラダラ
前提督「ご勘弁・・・」ダラダラ
霞「もう霧島さんにも電話しちゃった」ニコ
2人「・・・(終わった)」チーン
〜数分後〜
霧島「佐世保司令!ご無事ですか!」バーン
朝潮「司令官!お怪我はありませんか!」バーン
光信「あぁ。というか霧島来るの早くないか?旅行だと聞いていたが」
霧島「いえ、たまたま佐世保に来てまして」
光信「なるほどな。他の姉妹はどうした?」
霧島「今外で待機中です」
光信「曙、金剛型を応接間に通しなさい」
曙「わかった。お茶も出してくるわね」
光信「あぁ、頼む」
曙「はーい♪」ガチャ パタン
朝潮「それで・・・どういうことか」ゴゴゴゴゴ
霧島「説明していただけますか?元帥、憲兵長?」ゴゴゴゴゴ
〜元帥・憲兵長説明中〜
朝潮「何してるんですか!」
前提督「・・・すまない」ボコボコ
霧島「元帥もです。くだらないこと思いつくくらいなら佐世保に何かしら援助すべきです」
元帥「・・・返す言葉もない・・・」ボコボコ
朝潮「あなたとはしばらく口も聞きません!あの子たちの大切な人を失うような真似をした人は信じられません!」
前提督「・・・」ガクッ
霧島「元帥は佐世保鎮守府に何かしら支援をしてくださいね?」
元帥「・・・はい」ガクッ
朝潮「それでは司令官、しばらくの間私室にお邪魔しますね!」キラキラ
光信「お、おう・・・」
〜応接間〜
金剛「いくらなんでもそれはあんまりデース・・・」
元帥「・・・」
前提督「・・・」
光信「言い訳は?」
2人「・・・アリマセン」
朝潮「司令官がご無事でよかったです」
曙「朝潮・・・一応念の為に言っておくけど不倫しちゃダメよ?」
朝潮「不倫ではありません。この人を反省させるための方法です!」
霞「・・・こうなったら聞かないからね・・・朝潮・・・」
満潮「でもあそこで司令官を『私たちの大切な人』って言ってくれたから大丈夫よね・・・」
元帥「さ、さて、切りかえて次に行こう」
4人「・・・は?」ジト
霧島「元帥?」ジト
光信「・・・」ヤレヤレ
元帥「」
前提督「」
ーーー時雨・不知火・青葉編ーーー
光信「・・・」
曙「また提督大好き組から・・・」
霞「・・・本当にどう育ったらこんな風になるのかしら」
前提督「それでどのように?」
満潮「あんたも懲りないわね・・・」
元帥「それはだな」ゴニョゴニョ
前提督「・・・分かりました」
光信「金剛、比叡、榛名、霧島手間をかけさせて済まないな。後でこのアホは大本営に送り返しとくから」
霧島「了解しました。では私たちは旅行にまた行ってきますね」
光信「朝潮、見送り任せていいか?」
朝潮「了解しました!」ビシッ
〜執務室〜
コンコン
ガチャ
不知火「失礼しま・・・す・・・」
時雨「不知火?どうしたの?」
青葉「あれ?司令官いませんね・・・元司令官ならいるみたいですけど」ヒョコ
前提督「ん?来たか」
不知火「司令はどちらへ」
前提督「・・・」
時雨「僕たちには言いにくいことなのかな」
前提督「・・・そうだ」
青葉「」メモ準備
不知火「それで言いにくいこととは」
前提督「君たちの提督だが、大本営に連行され軍法会議にかけられることになった」
青葉「えっ・・・」パサッ
時雨「・・・軍法会議にかけられた理由を聞いてもいいかな」
前提督「深海棲艦を保護していること、そして艦娘にわいせつな行為を働いたことだ」
不知火「深海棲艦に関しては元帥から許可を得ていたはずですが」
前提督「それをよく思わない提督たちがいたんだよ」
青葉「でも、艦娘にわいせつと言っても・・・青葉たちはされてませんし曙さん達もされてないと言いますよ?」
prrrrrr
前提督「はい・・・分かりました」ピッ
時雨「・・・」
前提督「君たちの提督の処分が決まった」
3人「・・・」
前提督「深海棲艦を保護しわいせつ行為を働いたとして死刑となった」
不知火「死刑になる理由になってませんね」
青葉「不知火さん、大本営に直接行きますか?」ハイライトオフ
時雨「賛成だよ青葉。この決定は僕も許せないかな」ハイライトオフ
不知火「今すぐにでも支度しましょう」ハイライトオフ
前提督「(やべぇよ・・・まじでやべぇよ!どうすんだよ元帥!)」
3人「では失礼しまs・・・」
バーン
3人「」ビクッ
元帥「待ってくれ君たち!」
青葉「おや?自ら来るとは死にに来たんですか?」艤装展開
時雨「僕たちの提督を謎の理由で死刑にしたんだ。責任はとってもらうよ元帥」艤装展開
不知火「楽に死ねると思わないでくださいね」艤装展開
元帥「(俺死んだなこりゃ・・・)」
光信「青葉!時雨!不知火!今すぐ艤装解除しろ!提督命令だ!」
青葉「司令官・・・?」ハイライトオン
時雨「てい・・・とく・・・?」ハイライトオン
不知火「司令・・・?死刑になったと聞きましたが・・・」
光信「事情は後で話す。応接間に来てくれ」
〜応接間〜
青葉「ドッキリ・・・だったんですか・・・」
光信「そこに吊るされてるバカ2人がノリノリでな」
元帥・前提督「」プラーン
時雨「言い出したのは?」
光信「元帥だ」
不知火「でも、司令がご無事でよかったです」ギュー
青葉・時雨「あっ!ずるい!」
不知火「ずるいと思うのならあなた達もすれば良いのでは?」
青葉「その手がありましたね」スタスタ ギュー
時雨「失礼するよ提督」スタスタ ギュー
光信「・・・あ、霧島?」
霧島『いかがなさいました?』
光信「もう手に負えねぇわ元帥」
霧島『わかりました。とりあえず憲兵長も共犯みたいですので縛ってでも2人をこちらまでお願いします』
光信「わかった」ピッ
元帥「」
前提督「」
ーーー夕立編ーーー
元帥「よし、夕立にしよう」
光信「またやんのかよ」
レ級「なぜ私は呼ばれたんでしょうか」
光信「レ級?お前も元帥に呼ばれたのか?」
レ級「はい・・・理由はあとから話すからとにかく来てくれと・・・」
元帥「とりあえずこんなものを準備してみたぞ」
光信「なんだそりゃ」
レ級「提督の人形みたいですが・・・あ、脳天に銃創がありますね・・・」
元帥「これを執務室の椅子に座らせて深海棲艦が殺したように見せるのだ」
レ級「そのために私が呼ばれたと・・・」
元帥「そういうことだ!」ドヤッ
光信「はぁ・・・レ級」ボソボソ
レ級「はい?」
光信「ちょっと耳貸せ」
レ級「?」スッ
光信「曙たちには話を通しておけ。夕立が暴走しても止められるようにな」ボソボソ
レ級「了解しました」
元帥「それじゃ仕掛けてくるかな〜」スタスタ ガチャ パタン
光信「・・・」
レ級「・・・行ってまいります」
光信「何かあったら俺もすぐ行く」
〜数分後〜
夕立「遠征は大成功っぽい!提督さんに褒めてもらわないと♪」
〜執務室〜
夕立「提督さん!今戻ったっ・・・」
パァン!
夕立「ぽい・・・?」
レ級「」
夕立「・・・何してるっぽい」
レ級「ミラレタカ・・・」
夕立「提督さんをどうしたっぽい・・・」
レ級「ミテワカラナイカ・・・タッタイマコロシタトコロダ」
夕立「!!」
レ級「ジャアナユウダチ」スタスタ
ガチャ パタン
夕立「・・・」ジワァ
〜提督私室〜
曙「ほんと嫌になるわ・・・」
ガチャ
レ級「心臓止まるかと思いました・・・」
青葉「レ級さんお疲れ様です」
霞「夕立が暴走しても止められるようにとは言うけど・・・」
時雨「でも静か過ぎないかな・・・」
曙「青葉、執務室の様子って見れる?」
青葉「見れますよ。ちょっと待っててください」ピッ
不知火「初めて隠しカメラが役に立ちましたね」
満潮「・・・?夕立泣いてる?」
6人「え?」
〜執務室〜
夕立「夕立、提督さんに何も出来てないよ・・・」ウルウル
人形「」
夕立「提督さん・・・答えてよ・・・」ポロポロ
〜応接間〜
光信「どうすんだ元帥」
元帥「うーむ・・・」
光信「ん?時雨たちが入っていったな・・・」
〜執務室〜
時雨「夕立」
夕立「しぐれぇ・・・」ポロポロ
青葉「夕立さん、着いてきてくれますか?」
夕立「でも提督さんが・・・」
曙「着いてきてくれたら会えるわよ」
夕立「グスッ」
不知火「元帥にはお仕置が必要ですね」イラァ
〜応接間〜
コンコン
ガチャ
曙「提督、夕立連れてきたわよ」
光信「ありがとなお前たち。代わりに元帥吊るしあげとけ」
6人「はーい」
光信「レ級はどうした?」
霞「レ級なら今私室で待機してもらってるわ。ドッキリとは言えど夕立の目の前で拳銃を発砲したからね」
光信「そうか。夕立、こっちおいで」
夕立「提督さん・・・?」
光信「あぁ」
夕立「偽物じゃないっぽい・・・?」
光信「本物だ」ギュ
夕立「提督さん・・・提督さん・・・うわぁぁぁん・・・」
光信「」ナデナデ
〜数分後〜
元帥「」プラーン
夕立「ドッキリ?」
光信「あぁ、元帥発案でな。ちなみにレ級は元帥に利用されただけだ」
夕立「じゃああの部屋にいた提督さんは・・・」
光信「あれは人形だ」
夕立「提督さんが無事なら夕立はそれでいいっぽい!」ギュー
光信「曙達もすまなかったな」
曙「元帥のことだからね・・・ほんと呆れるわ」
5人「」ウンウン
光信「元帥吊るしあげるので疲れただろ。部屋に戻っていいぞ。あ、レ級をこっちに呼んでおいてくれ」
霞「そう言うと思ってもう呼んでるわ」
光信「ん、それじゃお前たちは部屋で待機、レ級は入ってこい」
ゾロゾロ ガチャ パタン
光信「お疲れだったなレ級」
レ級「あんな嫌な役回りはごめんです・・・」
光信「まぁお前が殺されなくてよかったわ」
レ級「普通なら死んでますよ・・・」
光信「ま、曙たちに情報なかったらお前問答無用で殺されてたな」
レ級「あの子たちは提督のこと大好きですからね・・・あの子たちの最愛の人を奪ったとなれば・・・」
光信「元帥のくだらねぇことに付き合わせて悪かったな。今日はゆっくりしててくれ」
レ級「ありがとうございます。失礼します提督」
光信「おう」
ガチャ パタン
光信「夕立、部屋に戻ろうか」
夕立「ぽい!」
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