2022-09-18 04:12:50 更新

前書き

シーズン2No.2ようやくできました。それでは、どうぞ!!


20○○年4月○日

午後1時

桶狭間


ザーーーーーーーーーー

雨が降り続く中、この桶狭間では激しい戦が行われていた。

キン

キン

キン

足軽「ウオオオオー!!」

それぞれの互いの陣営がぶつかり合う中、

新介「毛利新介!!東海一の弓取り今川殿、討ち取ったり!!」

とこの雨の中、新たな時代の幕開けとなる瞬間が起きたのだ。そんな時、

ブーーーーーン

突如、山の方から謎の音が聞こえてくる。

足軽「何だ?この妙な音は?」

足軽「殿をお守りしろ!!」

?「何事だ!!」

?「分かりません。ですが、こちらに近づいてきているようです。」

ブーーーーーン

と謎の音は少しずつ確実に近づいてくる。そして、

ブーーーーーン

足軽「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」

足軽「鳥の化け物だ!!」

足軽「おい!!人が乗ってるぞ!!」

突如、謎の大きな物体が桶狭間を低空で通過する。

そして、

ブーーーーーン

謎の大きな物体は、そのまま桶狭間を飛び去っていく。

?「一体、あれは?」

?「殿!!今は敵将を討ち取ったものの、兵の数は向こうが有利です!!今は引きましょう!!」

?「分かった。者共!!清洲に引くぞー!!」

?「全軍退却!!速やかに清洲に戻ります!!急いで!!」

と1人武将が叫ぶと、一斉に片側の陣営の兵が引き始める。そして、

?「今のあの大きな鳥は一体・・・・・。」

こうして、1つの大きな戦がこうして幕を閉じたのだ。

そして、あの桶狭間を低空で通過したのは、


第3連邦アメリカ偵察航空隊7番機 SBDドーントレス

パイロット「おい、今の写真で収めたか!?」

後部機銃者「はい!!」

パイロット「前線基地に戻りしたい直ぐに連絡通達部隊に渡せ!!」

後部機銃者「了解です!!」

と言うと、パイロットは無線を取り、

パイロット「こちら、7番機。有力な情報を確保した。これより、帰投する。」

と言いつつ、パイロットは左へと舵を切る。


その一方で、司令官達は、

午後13時30分

ザーーーーーーーーーー

キュルキュルキュルキュルキュル

雨の中、数十両の戦車や装甲車を連れて、狭い1本の道を前進していた。この世界に来てから早くも1週間が経った。この世界のゲート周辺には現在異世界の司令基地が建てられ、2日前には滑走路が完成し、航空偵察も開始された。そして、今俺たちは大規模な偵察大隊を編成し、基地から約7キロ地点まで来ていた。

司令官「あぁ、この雨いつまで続くんだ?もう、かれこれずっと降ってるぞ!!」

俺は、雨の中軍から支給されているカモフラージュレインコートを着て、自分のティガー戦車から身を乗り出し、辺りの周囲索敵をしていた

すると、

前原「あぁー!!何で俺たちがこんなちまちまと前進しなけりゃいけないんだよ。」

岡島「ほんと、戦車があるんだからガンガン進めばいいのになぁ。」

と俺のティガーに並列して歩いている新人らしき歩兵の愚痴が聞こえてくる。それに対して俺は、

司令官「おい、そこの新米2人。」

と呼ぶと、

前原「はい!!」

と少しビビった様子で返事をしてくる。

司令官「疲れたのか。」

前原「いえ、疲れてなどおりません!!」

岡島「ただ、前進が遅いので少し、疑問に思ってしまいして。」

司令官「そうか。お前達の事は清岡から聞いている。期待しているぞ。」

前原・岡島「ありがとうございます!!」

と2人は嬉しそうに敬礼して礼を言ってくる。

すると、

一村「隊長!!」

と一村が走ってこちらに向かってくる。そして、

一村「先程、連絡通達隊から重要な情報を受けとりました。こちらです。どうぞ。」

そう言うと、一村は1枚の写真を渡してくる。

司令官「偵察写真か。」

と言いつつ写真を見ると、そこには

司令官「武士か。一村。」

と一村を呼び、

一村「はい。」

司令官「今すぐ清岡と林を連れてこい。後、歴史に強い兵士も1人。誰でもいいから。」

一村「了解しました。」

と言うと、一村は再び車列の後方へと戻っていく。

そして、


7分後

磯貝「おそらく、この写真に映っている家紋はおそらく織田と今川の家紋だと思います。」

あれから、清岡に林にも集まってもらった。そして、清岡の推薦で磯貝という新兵にも協力をしてもらっている。

司令官「やはりか。つまり、この近くで桶狭間の戦いが起きているのか。」

一村「いえ、桶狭間は今川軍を織田軍が奇襲する形で起きた戦です。おそらく、もう終わっているかと。」

司令官「じゃあ、今織田軍か今川軍どちらかと接触する可能性もあるという事になる。今はまずこの区域周辺の情報を集めよう。一村、林。軽戦車1両、装甲戦闘車1両、ハーフトラックを2両。そして、歩兵15名を臨時で今すぐ編成しろ。後、俺も一緒に同行する。」

一村・林「了解!!」

司令官「清岡。お前は、ここに残り残り部隊の指揮を頼む。」

清岡「了解しました。後、隊長1つ聞いていいですか。」

司令官「何だ。」

清岡「桶狭間の戦いって何ですか。」

司令官「・・・・・。」

その言葉を聞いた瞬間、俺は少し頭を抱えると、清岡に対して、

司令官「お前は小学生から勉強し直してこい!!」

と大きな俺の拳が清岡の頭上に落ちたのであった。


20分後

ゴゴゴゴ

俺は、15名の歩兵と数量の戦車などの軍用車両共に狭い道を移動していた。ようやく、雨が止んだものの霧が濃くたちこみ、ほぼ真っ白な世界にいる状態だった。そんな中、俺は新米達と共に今、一村の部隊から持ってきたSbkz.251の後ろにある座席に座り込み、MP40ダブルマガジンタイプの手入れをしていた。すると、

前原「ヤベェ、大佐だ。俺たちの目の前にトップがいるよ。」

岡島「怒ったら、ヤバそう。」

とヒソヒソ声が聞こえてくる。最近、執務で忙しかったからか俺はあまり新米達の訓練の様子も見ることができない状態であったため、新米とこうして会うのも初めてに近いかたちだ。。すると、

潮田「あのー、少し聞いてもよろしいですか。」

と小柄な男の新米が声をかけてくる。

潮田「大佐は、どうして一緒に前線に。指揮官である大佐が前線に出なくても問題ないのでは。」

と聞いてくる。その質問に対して、俺は

司令官「司令官たる者、前線の状態を知るのは当然の事だ。だが、知りたいなら自分の目で見る方に限る。部下の信頼を築く事もでき、戦況を知ることもできる。それに、俺も元々は前線でバカみたい戦っていた身だからな。」

潮田「なるほど。質問に答えて頂きありがとうございます。」

と礼を言ってくる。

司令官「気にするな。それよりお前の名前は?」

潮田「はい。今年の4月から入隊しました。潮田渚です。よろしくお願いします。」

と律儀に言ってくる。

司令官「渚か。覚えておこう。他の者も聞きたいことがあったら聞いてもいいぞ。どうせ、暇だし。」

岡島「じゃあ、俺も・・・。」

その後、俺は新米達から俺の昔の事や戦場での経験など聞かれ、新米達とはそれなりに打ち解ける事ができた。

それから、8分後、


ゴゴゴゴキー

突如、俺たちが乗っているハーフトラックが停車する。

俺は、直ぐに座席から立ち上がり、前を確認する。すると、前を走っていた林の軽戦車のM24が停車している状態だった。俺は直ぐにハーフトラックから降り、林に状況を聞きにいく、

司令官「林、何事だ。」

林「前の道が倒木で通れない状態で。」

というので、前を確認すると、

倒れてきた大量の木が完全に道を塞いでいる状態だった。

司令官「これじゃあ、軽戦車で通るのは無理だな。林、車両を使って木をどかしてくれ。その間、俺たちはこの周辺の偵察を行う。」

林「分かりました。」

そういうと、俺は一村と9名の歩兵を連れ、付近の偵察に向かった。


午後14時12分

あれから変わらず、俺たちは木や林が生い茂り、霧が濃い森の中を2つの班に分けて、偵察を行なっていた。一村の方には5名と共共に、残りは俺と偵察を行なっていた。

司令官「全員、気を抜くな。常に逸れないよう仲間との距離を大事にしろ。」

潮田・赤羽・茅野・奥田「了解!!」

俺はMP40を構え、ゆっくりと前に進む。


一方、茅野と奥田は、

茅野「前が全く見えない。」

奥田「離れないようにしないと。」

と2人はKar98を構えつつ、前進する。すると、

ゴン、

奥田「えっ?」

奥田の足に何かが当たる。奥田がその当たった物を確認すると、

奥田「きゃああああ!!」

と奥田の声が響き渡る。


そして、それを聞いた司令官は、

司令官「今のは!?」

潮田「多分、奥田さんの声です!!」

司令官「直ぐに行くぞ!!2人ともついて来い!!」

俺は潮田と赤羽を連れ、急いで声が聞こえた方に向かう。そして、茅野と奥田と合流すると、そこには

奥田「うぅ・・・・・。」

茅野「大丈夫だよ。」

膝をつき、泣く奥田の姿があった。

司令官「何があった。」

俺はそう聞くと、

茅野「あそこに、人が・・・・。」

と茅野が木の方へ指を指す。

俺は、その木に銃口を向け、ゆっくり近づき確認する。すると、そこに鎧を着た男が木にもたれ掛かるように地べたに座っていたのだ。

司令官「足軽か。」

俺は、ゆっくり近づき、銃口先で足軽突く。しかし足軽が動く様子はなかった。俺は、下から顔を覗き込むように見ると、足軽は目を開いたまま死んでいた。

司令官「死んでるか。」

俺がそう言うと、

潮田「どこの武士なんでしょうか。」

と後ろから潮田が聞いてくる。

司令官「分からない。腐敗があまり進んでないから今日死んだのだろう。死因はおそらくこれだな。」

そういうと、俺は足軽に刺さった矢を見る。足軽の背中には一本の矢が刺さっていた。

司令官「この矢が刺さった状態でここまで逃げて来て生き絶えたんだろう。」

そういうと、俺は足軽遺体に近づき、開いたままの目をそっと手で撫で下ろすように閉じさせる。そして、

司令官「安らかに眠ってくれ。」

と軽く手を合わせる。その後、俺達はカラスなどに遺体を食い荒らせないように、遺体を近くの木の下に埋めてあげのだ。


一方、一村たちは、

前原「クッソ!!何も見えない。」

磯貝「文句を言うな。これも経験だ。」

岡島「そうだぞ。これで給料貰えるんだ。まだ、あの訓練より何倍もマシだろ。」

片岡「そうね。私もあの訓練は辛いなあ。」

倉橋「そうだねえ。でも、一村少佐って結構イケメンだね。」

と5人の新米が話していると、

一村「お前達。警戒しろ。ここは異世界だ。何がいるか分からない。私語など論外だ。」

と先頭を歩く一村から注意を受ける。

すると、

カタカタ

何か音が聞こえてくる。

一村「うん?・・・・・隠れろ。」

急いで、一村が5人に言うと、みんな木の裏や地面にうつ伏せになる。

磯貝「何かいましたか。」

一村「500メートル先に人らしき影がうっすら見える。おそらく2人。近づくぞ。」

そう言うと、一村達は音を立てないようにゆっくりと近づく。そして、

一村「全員、いいな。」

すぐ目の前にまで迫り、そして、

一村「動くな!!」

と一気に全員で囲むような陣形で構える。すると、そこにいたのは・・・・・・・


そして、司令官達は、

司令官「これで、よし」

足軽の遺体を埋め終わると、俺たちは再び偵察に動こうとしていた。すると、

一村『こちら一村。隊長聞こえますか。』

と無線が入る。俺は無線を取り、

司令官「あぁ、聞こえるぞ。何かあったか。」

一村『今、現地の者2人と接触。百姓らしき者で。隊長にも是非会ってもらいたいのですが。』

司令官「分かった。直ぐに合流する。」

とその後、俺たちは直ぐに一村達の元へと向かった。


午後14時34分

司令官「一村。」

俺たちはあれから直ぐに一村達と合流ポイントに向かい、こうして合流することができたのだ。

司令官「それで、現地の方というのは。」

と聞くと、

一村「あちらです。」

一村が指を指す。その先には、2人の百姓らしき服装をした男達が立っていた。

俺は、その2人に近づき、

司令官「すいません。驚かせてしまって。」

と言うと、

男A「いえいえ、気にしないでください。」

と1人の男性が言ってくる。

司令官「おふたりはは、ここで何を。」

男B「近くの畑の作業が終わったのでこれから村に戻るところだったのですが、荷車の車軸が折れてしまって。」

と言いつつ、男は後ろにある荷車を見る。そこには、何本かの大根が乗った荷車があった。それを見た俺は、

司令官「良かったら、荷車と一緒に村まで送りましょうか。」

と俺が提案すると、

男A「よろしいのですか。」

司令官「えぇ、ただ条件といっても難ですが村についたら少し、この辺りの情報を下さい。」

男A「それは構いませんよ。」

司令官「では、直ぐに車を手配するので。」

と言うと俺は、

司令官「一村。直ぐに林達にハーフトラックを1両回せと。」

一村「了解しました。」

こうして、俺たちはその後林達と合流し、2人をハーフトラックに乗せ、荷車はN24の車体に括り付け、俺たちは村に向かった。その間、現地の2人がハーフトラックのエンジン音に常にビビり続けていたのは内緒と言うことで、


午後14時41分

あれから、走ること10分近く。俺たちは、2人の案内の元村に辿り着くことができた。

男A「ここが私たちの村です。」

司令官「ありがとうございます。早速ですが、ここの村長にあたる人を呼んできてくれませんか。」

男A「えぇ、分かりました。」

そう言うと、男はそのまま村の奥に向かっていく。

その間、俺たちは車両の近くで待っているが、

「どこの者だ。」

「何だ。これ?」

「大きいなぁ。」

「人が乗ってるぞ。」

と俺たちや戦車、ハーフトラックに興味を示した村人達が次々に集まってくる。

すると、

男A「みんな、どいてくれ。」

と先程の男が戻ってくる。

そして、

男A「村長。こちらが助けてくださった方々達です。」

村長「ほう。わざわざ、村の者を助けてくださりありがとうございます。」

とかなり高齢の老人が現れ、俺たちに礼を言う。

司令官「いえいえ、我々も少し困っていたのでお互い様です。それより、部下が少し驚かせてしまったらしく、申し訳ありませんでした。」

と俺も言う。すると、

村長「それで、この辺りの事を聞きたいと言っているようですが、ここで話すのも落ち着きませんでしょう。ここは少しわしの家で話しませんか。」

司令官「分かりました。それでは、お言葉に甘えて。」

とこうして、俺は数人の歩兵と共に村長の村へと向かった。そんな中、そんな指揮官達を遠くから見ている者がいた。

?「直ぐに殿に報告を。」

と言うと、男の2人うち1人が何処かへ移動する。

そして、向かった先は


村から数キロ離れた地点

織田軍

ジャカジャカジャカ

戦が終わり、清洲に戻るために織田軍は歩き続けていた。

久遠「麦穗。清洲まで、後どれくらいだ。」

麦穗「おそらく後少しかと。」

と2人が話していると、

足軽「殿!!報告します!!」

と1人の足軽が走ってやって来る。そして、

足軽「先程、近くの偵察の者から報告が。」

久遠「話せ。」

足軽「はっ!!ここから少し離れた村で妙な連中が村に入っていくのを確認。数は十数名ほど。また、謎の大きな鉄の塊らしき物も確認され、人は全員鉄砲らしき物を持っていました。」

久遠「分かった。報告ご苦労。」

と言うと、足軽は下がっていく。そして、

久遠「妙な連中。鉄砲。・・・・・麦穗!!今すぐその村にむかう。麦穗、任月。ついて来い!!」

麦穗・任月「はっ!!」

そう言うと、3人は馬に乗り、村へと向かい始めた。


一方、司令官達は、

司令官「ふぅー。」

あれから、村長にこの辺りについて聞くと、ここが尾張。つまり織田が納める国であることが分かった。また、そう遠くない場所に清洲があり、今はそこを拠点に織田軍が動いていることもわかった。そして、村長から全て聞き終えると、俺たちは少しだけこの村で休憩を取ることにした。もちろん、その間林達は、村の子供達と遊んだりしていた。

司令官「落ち着くなあー。ここまで静かだと。」

言っていると、

ガヤガヤガヤ

村の入り口から声が聞こえてくる。

司令官「何だ?」

と俺が立ち上がると、

村の入り口から馬に乗った女3人が此方に近づいてくる。女達は斧や刀などの装備を持っていた。

一村「隊長。」

と一村が持っているFG42を構える。

司令官「一村。指示があるまで絶対にこちらから手を出すな。極力無駄な戦闘は避けたい。」

と指示を出す。

一村「了解です。」

そう言うと、一村はFG42の銃口を下げる。

そして、

任月「貴様が、この村に来た妙な連中か。」

と近づいてきたいきなり1人の女が俺の首に向けて斧を構えてくる。

司令官「そうだ。ちょいと、この辺りについて聞きたいとがあってね。」

任月「貴様ら、ここを誰が納める国か分かっているか。言葉に気をつけろ。」

司令官「生憎、こっちはそんな口調について教育を受けてないのでねぇ。」

任月「ほう、それは我に対する喧嘩と見ていいのだな。」

司令官「どうぞ。お好きにお受け取り下さい。」

と俺とこの女の間で緊張が走る。すると、

久遠「任月!!待て!!」

と1人の女が止めに入る。そして、

久遠「家臣が悪いことをした。」

と謝ってくる。俺はそんな女を見て、

司令官「ふうーん。以外と話が通じそうだな。」

と言った瞬間、

ヒューン

タタタタ

突如、矢が俺たちの目の前に飛んでくる。

司令官「!!」

その瞬間、村が慌ただしくなる。すると、

「ウオオオオオオ!!」

突如、一斉に村から少し離れた森から刀や鎧をつけた武士達が此方に向かってくる。

司令官「おいおい、何だよ。あの集団は。」

と言っていると、

久遠「おそらく、山賊だ!!」

と先程の止めに入ってくれた女性が言ってくる。それを聞いた瞬間俺は、

司令官「分かった。全員!!戦闘配置!!」

と指示を出す。そして、

ゴゴゴゴ

ガチャ

此方に向かってくる山賊の集団に備え、直ぐハーフトラックやM24、Sbkz.234を村を防御する形で配置に着く。そして、

司令官「全員!!構え!!」

ガチャ

ガチャ

ガチャ

と銃口を向け、そして、

司令官「ってー!!!」

パーン

パーン

パーン

パーン

パーン

バババババババババババババババババババババ

タァーン

タカタカ

ズドーン

一斉にあらゆる火器が火を吹く。

そして、

「クバっ!!」

「ぐきゃああああ!!」

次々に弾は、山賊達に命中していく。しかし、

「止まるな!!進め!!」

山賊達は止まる事なく、村に近づいてくる。そんな山賊達を見た俺は、

司令官「ヤバいな。死体を次々に踏み越えて来やがる。一村!!」

一村「はい!!」

司令官「清岡に応援要請!!このままじゃあ数で押し切られる!!」

一村「了解!!」

そう言うと、一村無線で清岡に増援の要請を始める。

そして、

ババババババババババババ

ハーフトラックのM42が火を噴き続ける。しかし、相手は止まる事ない。そして、俺は

司令官「全員!!着剣!!近接戦闘用意!!」

と指示を出す。すると、みんなナイフや銃剣を用意する。そして、

「ウオオオオオオ!!」

山賊達が俺たちの目の前に来た瞬間、

司令官「かかれ!!」

一斉に立ち上がり、前に出る。俺も片手に刀を持ち、もう片方の手でMP40を撃ちつつ、山賊達に近づき、

キン

キン

キン

山賊と交戦を開始する。そして、負けずと1人、また1人と倒していく。すると、背後から

久遠「ハアアアアアアアア!!」

先程の、女が刀を持って参戦してくる。

久遠「加戦する!!」

司令官「助かる!!」

こうして、俺は再び戦い出す。すると、

「ハアアアアアアアア!!」

1人山賊が俺に正面から突っ込んでくる。

キン

司令官「クッ!!」

何とか、ギリギリ刀で相手の攻撃を抑え、そして、

パンパン

片方の手に持ったMP40の鉛弾を山賊の腹にぶち込む。すると、

「クバっ!!」せ

山賊はそのまま後ろに倒れる。そして、俺はその山賊が倒れると同時に、

ドガーン

ドガーン

ドガーン

ドガーン

次々と目の前で爆発が起きる。

司令官「来たか。」

俺が後ろを見るとそこには、

清岡「隊長!!お待たせしました!!」

と後ろで大量の戦車を従えて、ドヤ顔をする清岡姿があった。そして、

清岡「進めー!!」

清岡の指示で、一斉に偵察大隊の歩兵や戦車が山賊達に向かっていく。こうして、俺たちは形勢逆転し、近接戦闘がメインの山賊達は技術の力の前に逃走を開始。戦いは2分で終了した。そして、


10分後

戦闘は終わり、俺は一息ついていた。村の人たちに怪我はなく、部下達全員も同様だった。すると、

久遠「さっきは助けられたな。」

と先程一緒に戦ってくれた女が声をかけてくる。

司令官「別に、大した事じゃないさ。」

久遠「それでも、お主のおかげで我も助けられた。礼を言う。そして、お前を私の城に案内したい。」

司令官「城?貴方、何者ですか。」

と聞くと、

久遠「我が名は、織田三郎久遠信長!!織田家の当主である。」

司令官「・・・・・・。」

その瞬間、俺は頭が真っ白になった。

司令官「えっ!?アンタが・・・・・織田信長?」

久遠「そうだ。」

司令官「ハアアアアアアアア!?」

この時、俺はかつてないほどに驚いた。

こうして、俺たちは異世界において初めての戦闘を経験し、織田信長と出会う事ができた。そして、これが俺たちの新たなる試練の始まりでもあった。


続く






























後書き

次回もお楽しみに!!


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