2022-02-15 20:57:11 更新

20○○年8月○日

午前8時

東京 東京第1連邦基地 鎮守府別館


昨日の出来事から一夜明けた今日、相変わらず朝から暑く、クーラーが必須である環境の中、昨日侵入してきた1人が目を覚ましていた。

グロリア「ここは・・・。」

とグロリアは布団から目を覚ますと、辺りを見渡す。周りは箪笥に机、そしてテレビなどといった一般的な部屋だった。

グロリア「そうか。昨日、私たちは・・・。」

と昨日の事を思い出していた。グロリア達は昨日投降してからは、ロニエとティーゼに食堂に案内され夕食をとった後、風呂に入り、この部屋で就寝についたのであった。

グロリア(昨日は、良くしてもらったが私たちは帝国の人間だ。おそらく、我々は敵の奴隷になるしかないのかもしれない。)

そう思っていると、

ラーラ「うーん。」

とラーラの声が聞こえてきくる。グロリアは横を見ると、隣ではラーラ、アキ、マコトが眠っていた。

すると、

コンコン

ガチャ

ロニエ「失礼します。」

とロニエとティーゼが部屋に入ってくる。

グロリア「お前は・・・昨日の・・・。」

グロリアにとってロニエは昨日、食事から就寝まで世話をしてくれた人物であった。

ロニエ「朝食をお持ちしました。」

ティーゼ「そちらの3人はまだ、寝ておられるので後からお持ちしますね。」

そう言うと、ティーゼは机の上に朝食を置いていく。そして、朝食を机の上に置くと、

ロニエ「後、今日の事なんですが、できたら事情を話してくれませか。」

グロリア「えっ!?」

ロニエ「えっと・・・その、昨日の件でまだ詳しい事を聞けていないため、ここの司令官ができたら話してほしいと言っておりまして・・・・無理でしたら日を改めますが。どうされますか。」

グロリア「それは・・・お前は、ここで働いているのか。」

ロニエ「はい。そうですが。」

グロリア「ここで、男達の言いなりとしてか。」

ロニエ「いえ、別にそんな事は・・・。ここの司令官は基本優しいですし。」

グロリア「だが、それでも男だ。男は女を物として扱うのではないのか。」

ロニエ「いえ、隊長はそのような事は決してしませんよ。それに、そんな事をする人がいたら、おそらく隊長は激怒すると思うので。」

グロリア「えっ!?」

ロニエ「昨日、貴方を説得してしてくれたあの男性がこの基地の指揮を執っている人なんです。隊長は、そういった事に対しては許さない人でして。」

グロリア「そう・・・なのか。」

ロニエ「はい。ですので、安心してください。隊長以外の男性も基本優しいので。後、私はロニエって言います。何かあったら遠慮なく言ってくださいね。」

グロリア「そうか。ありがとう。私はグロリアだ。」

ロニエ「グロリアですね。よろしくお願いしますね。」

そう言うと、ロニエは部屋を出ていった。そして、ロニエが部屋を出ていった後、グロリアは再び昨日の事を思い返していた。

グロリア(あの男が、ここの指揮官か。)

と思っていた。

一方、司令官は


執務室

司令官「はい、以上が昨日起きた件についての事です。」

浅野『そうか。まさか、帝国から来た女たちか。』

と俺は電話で浅野元帥に昨日の事を報告していた。

司令官「それで、できたらこの件は兄貴たちや岡本以外には教えないでいただきたいのですが・・・・。」

浅野『ほぅ、それは構わないが。大丈夫なのかね。』

司令官「はい。彼女達のことはできる限り話を聞きたいと思っています。もし新しい情報が聞け次第逐一報告しますので。」

浅野『分かった。龍斗君達には私から話しておこう。』

司令官「ありがとうございます。それでは、よろしくお願いします。では、失礼します。」

そう言うと、俺は電話切る。そして、

自分の椅子に座り、

司令官(一体どうやって。日本に侵入したんだ。基本、島国である日本に侵入するのは容易ではないはずだ。クーデター以降、既に日本のあらゆる所にレーダー基地がある。海も空もレーダーで探知できる様になっている。なのに、どうやって・・・・・。)

と考えていた。

すると、

ジリリリリリリリリ

と執務室の電話が突如鳴り出す。

俺は、すぐに電話をとると、

椿『裕翔君。こちら椿。今、ロニエちゃんから伝言で、彼女達の代表として1人が今すぐ事情聴取に応じてくれるって。』

司令官「そうか。分かった。そしたら、その代表を応接室に案内してくれ。」

椿『了解。』

と電話が切れる。


午前8時30分

応接室

あれから、すぐに事情聴取を始めたが、彼女達の代表として応じてくれたグロリアという彼女は全く質問に応じてくれず、全く進歩がない状態だった。

司令官「あの〜、そろそろ話してくれない。」

グロリア「・・・・・。」

司令官「あのねー、少なくとも飯を盗んだ理由くらいは教えてもらわないと困るのよ。」

グロリア「・・・・・。」

とこのような状態が続いていた。

このままではどうしょうもないため俺は

司令官「悪い、少し待っていてくれ。」

そういうと、俺は部屋を出て隣にある自分の執務室に入る。

一村「なかなか、応えてくれませんね。」

と一村がパソコンの画面を見ながらいう。実は、応接室には監視カメラを取り付けており、360度から彼女を監視していたのだ。そして、そのカメラの映像は今一村が見ているパソコンに繋がっているのだ。

司令官「ダメだ。このままでは、後何日かかるか分からん。仕方ない。アイツに頼もう。」

一村「アイツとは。」

司令官「悪いが、一村。ラインハルト少尉を呼んでくれ。」

と指示を出す。そして、俺が指示を出して数分後


午前8時40分

執務室

コンコン

ドアのノックが聞こえてくる。

司令官「入れ。」

というと、

ガチャ

ラインハルト「失礼します。」

とラインハルト少尉が入ってくる。そして、

司令官「悪いな。急に呼び出して。」

ラインハルト「いえ、命の恩人の命令なので。」

司令官「そうか。では、早速だがこれを見てほしい。」

そう言うと、俺はラインハルト少尉にパソコンの映像を見せる。

ラインハルト「この方は・・・・・グロリア少佐じゃないですか。」

司令官「知り合いか。」

ラインハルト「はい。一時同じ戦線で戦った者です。どうして、彼女がここに。」

司令官「実は・・・・・。」

と俺はラインハルト少尉に今までの経緯を話した。

ラインハルト「なるほど。それで、彼女がここに。」

司令官「あぁ、だが何故か質問に応じてくれない。ラインハルト。理由は分かるか。」

ラインハルト「おそらく・・・・・司令官が男だからだと思います。」

司令官「えっ!?どういうこと。俺が男だから彼女は質問に応じてくれないの。」

ラインハルト「はい。実は、俺が帝国にいた頃に所属していたのは帝国防衛軍で、彼女が所属しているのは帝国親衛隊なんです。帝国は、元々2つの派閥に割れているんです。元々、俺が所属していた防衛君は、国を守ることのみに専念している軍で基本は誰しも平等に扱います。しかし、彼女がいた親衛隊は男が全てあり、女は下等種族という考えをもっており、大抵の女は男の奴隷として犯されます。それが日常なんです。また、捕虜になった女も同じです。

司令官「なるほどなぁ。」

一村「狂った連中の集まりって事ですか。親衛隊は。」

ラインハルト「そうですね。」

司令官「うーん。ラインハルト。お前、彼女を説得できるか。」

ラインハルト「えっ!?」

司令官「俺が彼女を担当するよりも、お前の方が彼女も応えやすいだろうしなぁ。」

ラインハルト「ですが自分は、親衛隊ではなく防衛君の出身です。いくら同じ帝国軍人でも・・・・。」

司令官「そうだ。確かに、所属していたところは違うかもしれない。だが、一度捕虜になったことがある君なら分かるはずだ。おそらく、彼女は踏み入ったこともない場所に来て、捕まり、この先どうなるかが分からなくて怖いんだと思う。俺は、そんな気持ちを少しでも和らげてやりたい。だが、今の俺では不可能だ。捕虜になったことがない俺にはな。だから、その気持ちをよく理解しているお前に頼みたいんだ。俺たちは、帝国の親衛隊とは違う。誰しもが、平等に生きる権利がある。それは、彼女達も一緒だ。」

一村「隊長。」

ラインハルト「・・・・分かりました。私が彼女を説得してみせます。」

司令官「いいのか。」

ラインハルト「自分にしかできないことがあるなら、喜んでやりますよ。」

司令官「ありがとう。」

こうして、ラインハルト少尉が彼女の事情聴取を対応する事になった。


午前9時

応接室

応接室では、司令官が部屋を出てからグロリアは1人で考えていた。

グロリア(私達は、どうすればいいんだ。)

と思っていると、

コンコン

ガチャ

ラインハルト「失礼します。」

突如、扉が開き1人の男性が入ってくる。

グロリア「貴方は・・・ラインハルト少尉。」

ラインハルト「お久しぶりです。グロリア少佐。」

そう言うと、ラインハルトは椅子に座る。

グロリア「死んだと、聞いていたぞ。」

ラインハルト「いえ、北海道の戦いで自分は降伏したんです。そして、今では故郷を帝国から取り戻すためにここで砲兵部隊の隊長として働いています。」

グロリア「そうか。」

ラインハルト「自分は、捕虜になった時にここの指揮官に拾われたんですよ。」

グロリア「そ、そうなのか。」

ラインハルト「グロリア少佐。貴方は、怖いんじゃないですか。」

グロリア「えっ!?」

ラインハルト「貴方は、親衛隊に所属していた人です。親衛隊の男共は確かに異常です。女は男の奴隷という思想を持った彼らは貴方達女性を苦しめてきた。それは分かります。ですが、ここの基地いる男達は違います。特にここの指揮官は。指揮官は、優しくて、誰に対しても平等な考えを持っています。自分が、拾われる前、指揮官はある女子達を奴隷扱いする上官2人を殴ったと聞いています。指揮官は、おそらくそんな事をする連中が許せないだと思います。だから、安心してください。指揮官いえ、大佐は決して親衛隊の奴等とは違います。それは、自分が保証します。なので、大佐を信じてあげてください。大佐なら、絶対にグロリア少佐の気持ちも理解してくれるはずです。」

グロリア「・・・・・本当に、信頼できるのか。アイツは。」

ラインハルト「はい。」

グロリア「分かった。信じよう。」

その後、グロリアは全てラインハルトに話してくれた。グロリア達はやはり帝国から亡命してきたらしい。だが、行き先は決まっていなかったらしく、B-24で逃げている最中、帝国軍の航空機の攻撃により、燃料漏れを起こし、この日本に不時着したらしい。そして、不時着してからは、機体から離れ、誰にも見つからないよう密かに移動していたらしいが、道中で食料がなくなったことが原因でこの基地の食料を盗んだと言うことらしい。

その映像を見ていた俺は、

司令官「よく、あの人数をB-24に乗せて不時着して、全員無事とはすごいな。連邦軍なら勲章もんだぞ。」

と言っていると、

グロリア『ここの指揮官ともう一度話がしたい。構わないか。』

と言うグロリアの声が聞こえてきた。そのため、俺はすぐに応接室に向かった。

そして、

ガチャ

司令官「入るぞー。」

と応接室に入る。

ラインハルト「今から、呼びに行こうと。」

司令官「うん。映像をずっと見てたから知ってる。で、俺と話したいことって。」

すると、グロリアは立ち上がり

グロリア「先程、失礼した。本当に申し訳ない。」

と頭を下げてきた。

司令官「気にしてないよ。もう。むしろ、警戒するのは当然だ。だから、頭を上げてくれ。」

そう言うと、グロリアは頭を上げる。

司令官「それでこれからはどうするつもりだ。よかったら、うちが・・・・・。」

ダンッ

突如、応接室の扉が強く開かれる

林「隊長!!大変です!!」

と林が入ってくる。

司令官「何事だ。」

林「たった今、変な連中が来て、この基地及び鎮守府の捜索を行うって。今は清岡がなんとか足止めしていますが。」

司令官「変な連中。分かった。すぐに行く。グロリア少佐。少し、ここで待っていてください。ラインハルト少尉。ここを頼む。」

そう言うと、俺は一村共に鎮守府の入り口へと向かった。


午前9時5分

鎮守府の正門

俺が正門に着くと、そこでは、清岡と赤色の軍服を着た数人の男性達と言い争っていた。

清岡「だから、そんな連絡は・・・・。」

司令官「清岡。」

と俺が呼ぶと、

清岡「隊長。コイツら急にやって来て。この鎮守府の捜索を行うって言い出して。」

司令官「分かった。後は俺が対応する。お前は、そこで待機していろ。」

そう言うと、俺は一歩前出て、

司令官「それで日本防衛師団の方々が何故こんな所にいるんですか。」

日本防衛師団隊長「貴方が大杉大佐ですね。」

司令官「そうだけど。」

日本防衛師団隊長「我々は、これより赤坂防衛師団長の命令の下、この鎮守府及び基地の家宅捜索を行う。」

司令官「ハァ、そんな連絡受けていませんが。」

日本防衛師団隊長「連絡がなくとも家宅捜索は可能です。」

司令官「へぇ~、それで家宅捜索する理由は。」

日本防衛隊長「それは大杉大佐が知る必要がありません。」

司令官「なら、俺も納得いかないから家宅捜索はお断りで。」

日本防衛隊長「もし、妨害するならば強制的に行いますよ。」

司令官「俺も、一時日本防衛師団で働いていたが見ないうちに随分と弱くなったものだな。赤坂に伝えておけ。家宅捜索の手順くらいしっかり覚えてからやれと。そうでなければ、今回のような無能の馬鹿を生み出す事になるとな。」

日本防衛師団隊長「き、貴様!!」

ガチャ

と相手は俺の額に向けてM1911を向けてくる。

日本防衛師団隊長「調子に乗るなよ。」

と言いつつ落としてくるが、

司令官「ハァ~。ふんっ!!」

と言うと、俺は銃を握っている腕を掴み、

司令官「おりゃーーーーーーーーーー!!」

日本防衛師団隊長「うわぁーーーーーーーーーー!!」

ズドン

とおもいっきり背負い投げで相手を地面に叩きつける。

司令官「ふぅー。その程度で防衛師団の者名乗るとは情けない奴だ。」

と言っていると、

日本防衛師団隊員「貴様!!よくも、隊長を!!」

と言いつつ護衛2人も同様にM1911をこちら構えてくる。

しかし、

ガチャ

ガチャ

ガチャ

と次々に味方の兵士が現れ、彼に銃を向ける。

司令官「言っておくが、これは警告だ。今後、ウチとは一才関わるな。ウチは基本優しいが怒らせるとヤバイ奴らの集まりだ。下手に怒らせると、命はないぞ。分かったら、これを赤坂にも伝えておけ。」

そう言うと、

日本防衛師団隊員「くっ・・・・・。」

と気絶した隊長を連れて帰ってしまった。

司令官「やれやれ。いやは奴らに目をつけられたものだな。」

一村「隊長。奴ら、また来ますかねえ。」

司令官「来るだろうな。特に、赤坂は俺が日本防衛師団いた頃から俺の活躍が不満だったらしくかなり根に持ったからな。」

そんな話をしつつも、俺たちは鎮守府に戻った。


午前9時20分

応接室

俺は、再び応接室に戻った。

ガチャ

司令官「戻ったぞー。」

と言いながら入ると、

ラインハルト「何かあったんですか。」

司令官「あぁ、少し礼儀の悪い客が来ててな。追い返したところだ。」

ラインハルト「そうですか。」

そして、

司令官「それで、グロリア少佐。今後、貴方達はどうする気ですか。」

グロリア「そ、それは・・・・・。」

司令官「この際、私からの提案でここに住みませんか。」

グロリア「えっ・・・・・。」

司令官「貴方達は、少なくとも帝国から亡命してきた者です。この事を既に帝国に知られている以上、帝国は何らかなの事を仕掛けてくるはずです。その際、貴方達は危険な目に遭うと思います。ですから、ここで住むのはいかがかと。ここにいれば、俺たちも守ることはできますから。衣食住は保証します。服などといった物も話してくれば、全て用意します。だから、ここは俺の提案にのりませんか。」

と俺が言うと、

グロリア「いいのか。」

司令官「ウチはこういうのは大歓迎なんで。」

グロリア「では・・・・・よろしく頼む。」

こうして、グロリア少佐達もここに住む事になり、さらに一層ここが賑やかになった。

そしてその日の夜


午後6時

清岡「ええ、それでは長期休暇も終わって、今後の皆の活躍と新たな仲間も増えた事の祝いと祈りを兼ねて、乾杯!!」

みんな「乾杯!!」

とまたもや宴会が開かれる事になった。

司令官「ったく、こう言う事になると清岡はスイッチが入るんだよなぁ。」

そう。今回の宴会を考えたのは清岡だ。清岡は、グロリア少佐達がここに住むことが決まってからすぐに部下を連れて大型スーパーなどに向かい、材料を大量に購入してきたのだ。そのおかげで、前回よりも料理の種類は増えており、海外からきた艦娘達のおかげでそれぞれの故郷の料理も振る舞われた。ボルシチ、ステーキ、スコーン、フィッシュアンドチップス、ビスク、ポトフ、パスタ、ピザなどといった料理もあった。また、鳳翔達がこの長期休暇を利用して料理を学びに行ってたらしく、料理の味もアップグレードされていた。そんなおかげか、亡命してきた彼女達もとても美味しそうに食べてくれていた。そんな、様子を見ていると

神通「提督。お隣よろしいですか。」

と神通が声をかけてきた。

司令官「いいけど。」

神通「それでは、失礼します。」

と神通が隣に座ってくる。

神通「提督。この長期休暇の時に、加賀さん達と旅行に行かれたそうですね。」

司令官「うん。行ってたよ。」

神通「楽しかったですか。」

司令官「うん。楽しかったよ。」

神通「そうですか。私も一緒に行きたかったのですか。」

司令官「うん、あの神通。怒ってない。」

神通「いえ、怒ってませんよ。」

と笑顔で返してくるが、

司令官(目が笑ってない。)

と俺はすぐに分かった。

すると、

ラーラ「あの~、少しお話いいですか。」

と1人少女が話しかけてくる。

司令官「いいけど、君は・・・。」

ラーラ「えーと、ボクはラーラと言いましたす。元帝国兵で。」

その時、俺は思い出した。

司令官「あぁ、昨日礼を言ってきた子か。」

ラーラ「はい。昨日はありがとうございました。」

司令官「礼なんていいよ。俺はただ当然の事をしただけだから。」

ラーラ「それでも・・・。」

と話していると、

アキ「ラーラ。もうすぐデザートが来るよ。」

マコト「先に並んでおかないと、無くなってしまうわよ。」

と2人の少女が近づいてきた。

司令官「あの子達は・・・。」

ラーラ「あぁ、彼女達とは同じ部隊で働いていて。左からアキ、マコトって言いいます。」

司令官「へぇ~、仲良いんだな。」

と話していると、

神通「提督。私の話はまだ終わってませんよ。」

と笑顔で言ってくる。すると、

加賀「提督に文句があるなら私に言ってきたらどうかしら。二水戦。」

と加賀まで、乱入して来た。しかし、これでだけで終わるはずもなく。

椿「2人とも、前にも言ったよね。抜け駆けはダメだって!!」

と言いつつ、椿は刀を抜いてくる。

神通「そうですか。2人がそのつもりなら私も容赦はしませんよ。」

と神通も刀を抜く。そして、前回と同様に女の戦いが繰り広げてられると誰もが予想した時、

ダンッ、ダンッ、ダンッ

と俺はP08を天井に向かって発砲する。

神通「・・・・・。」

椿「・・・・・。」

加賀「・・・・・。」

全員「・・・・・。」

と沈黙が少し、訪れ、そして、

司令官「お前ら!!前回の喧嘩でどれほどの物を破壊したと思ってる!!」

と俺は3人に対して怒鳴る。その後、みんなの前で20分間、3人を正座させて説教した。

そして、説教が終わると、

司令官「悪いな。みんな。見苦しい所を見せて。」

と言い続けて俺は、

司令官「まぁ、この際に、今後の事を話しておこうと思う。これは、俺の憶測だが、今後東京に対して大規模な爆撃が行われると俺は思う。現在、太平洋には帝国軍最大の空母が存在する。この空母は陸軍の爆撃機を意図も簡単に飛ばすことができる。そのため、俺たちはこの空母が搭載している爆撃機に対処するため、明日から航空機の訓練を中心的に行うつもりだ。現在、この基地には既に多くの航空機が工場から届いている。中には、新型の航空機もいる。お前達には、数日間で航空機の基礎訓練を身につけてもらい、その後は模擬戦などを通じて敵に備えてもらいたい。いいな。」

全員「はい!!」

こうして、これからの課題も決まり明日からまたさらに忙しくなることになった。だが、敵に備えるためにも仕方のないことだ。このままでは、きっと東京は火の海化するからだ。



続く













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