艦これの日常・11
作戦の演習、みんなの気合、それぞれの思い。それを繋げて深海棲艦を叩くまでの日常
独自の設定としてイージス艦の運用はこの世界では過去の技術となっていますが高水準の技術であり現時点でこれ以上の技術は生み出せないくらいに深海棲艦に遅れています
エロなしで結構まじめ(ある一部の艦娘が壊れてます)な回です。不知火って忠犬だけどドジ踏んだり空回りしちゃうキャラ付け多いよね
演習場~エントランス
作戦を立ててから数日は付きっ切りのメンバーの演習し続けることになった
島風「ふぅ・・・・。連携をとるのはいいんだけど、さすがに速さの調整もってなると頭いっぱいになっちゃうよ」
熊野(航改二「でも、島風さんはかなりいい感じでしたわよ?」
鈴谷(航改二「いやぁでもね。やっぱり不安になるんだよね・・・私たちは弾着観測とかもできるけどさ。その・・・島風が単独でってなるとさ・・・。」
島風「・・・あぁ、あの作戦の事?大丈夫だよ。あの時より仲間が多いもん」
龍驤「なんやなんやどうしたん?そないなとこで」
祥鳳「あら、先に上がってたと思ったんですけど・・・」
瑞鳳「どうしたの?あれ?3人でなにはなしてるの?」
島風「あぁ、このふたりが作戦に不安があるって。島風は速いのにね~」
瑞鳳「仕方ないよ。昔の作戦での島風のこと資料で見たことある人にとっては・・・」
島風「てーとくも言ってたけど。昔は昔、今は今だよ?昔の私は最後、航空部隊に穴だらけにされて出力上げすぎたタービンが爆発しちゃったけどさ?」
島風「私は大丈夫だよ。演習でもきっちりやったんだしさ」
祥鳳「そうですけど・・・ね。空母部隊としてはやっぱり駆逐艦一隻を前方に置いての作戦は」
島風「人の姿してるんだから回避はしやすいよ。だから平気」(ムッ
瑞鳳「うんそうだね。ごめんねちょっとしつこかったね」
熊野「私(わたくし)もちょっとしつこかったですわ。でも島風、絶対に無理はなさらないでください。貴女を失えば作戦失敗だけじゃなく提督が悲しみますわ」
鈴谷「ま、島風は私達が守るから無理うんぬんのまえに失敗しないけどねー」
島風「ふ~ん、私の実力があれば失敗は万が一があってもないから」(Lv155
祥鳳「そうだね、島風さんは電さんと同じくらいの古参だもんね」
<カツッカツッ
提督「演習のほうはどうだ?」
龍驤「おぉ、提督。こっちは平気やで?島風の動きもぴったりやったし」
提督「そうなのか。さすが島風だな。無理させるのはすまないとは思ってるけど、島風にしかできないからな」
島風「てーとくは島風の過去ってどう思う?」
提督「ん?あぁ、多号作戦のことか?俺はあんな作戦たてねーよ」
島風「うん・・・」
提督「確かに今回、島風には単独先行させるような形になるからあんな作戦よりもっとひどい形かもしれない。でもその分のフォローが出来るメンバーを集めての作戦だ。もし万が一があっても大丈夫なように秘密兵器も出す。それにお前は自信があるんだろ?目を見りゃわかる。島風と俺は長い間一緒にいるんだから分かるさ」
島風「だよね~。ほら、心配なんて徒労だよ!!」(ニコッ(ウデニダキツキ
熊野「ふふ・・そうね。でもちょっと嫉妬しちゃいますわね」
瑞鳳「確かにね。島風みたいに長くいたら私達も・・・提督に・・・」
提督「いやいや、俺はお前たちのことも好きだぞ?」
瑞鳳「でも・・・」
島風「なにいってるの?あ、なるほど、そういうこと。あのね?島風は提督のこと好きだけど、別に恋人ってわけじゃないよ?まぁすることはしたし、たまに相手してもらってるけどね」
鈴谷「え”・・・・」
龍驤「あぁ、電と同じ立場って感じやね」
祥鳳「どういうことですか?」
龍驤「それはおいおい教えてやるわぁ。あ、その胸囲をわけてくれるんなら今すぐここで話てもええで?」
鈴谷「いやいやw胸囲を分けるってどうすんのよ龍驤さんw」
熊野「えっと・・・セフレ?」
島風「ビッチじゃないよ!!ひっどーい!!」
提督「てか、この会話さ。女の子だけの会話であってもひどい話じゃないか?これww」
祥鳳「あー、でも女の子だけだと結構こういう会話しますよ?」
提督「え・・・あ、いや。わかっていたけどさ。きっぱり言われるとなんともいえない感じだなww」
提督「とりあえず報告書くれるか?」
熊野「そうでした。はい、報告書ですわ」
提督「確かに受け取った。あと演習のエントランスだからあんまり長いしないでな?」
「「は~い」」
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演習第二エントランス
扶桑「ふぅ・・・長距離からの砲撃結構むずかしいわよね」
満潮「そのための駆逐艦よ?それに今の私達は普通の艦には出来ないことができる。今回はそれの典型よ」
山城「そうね。弾着観測を空と海で出来るものね」
朝潮「で、でも不安ですよ・・・見極めが違うだけで島風さんたちのメンバーを危険にさらしちゃいます・・・」
霞「あのねぇ、失敗を考えてたら出来るものもできないわよ。妹より姉が緊張しすぎるとか笑えないわ」
朝潮「うぅ・・・それは・・・」
満潮「ま、司令官が期待してくれてるんだからそれに答えないと」
神通「そうですね。取り巻きは私が潰しますけど朝潮や満潮が、弾着観測の補助。私と霞がその援護。扶桑さんと山城さんが長距離砲撃。今までにやったことの無い作戦。でも人の形を取った今なら可能なはずですから」
扶桑「今回の長距離砲撃は責任重大よね。相手の隙を突いて補給、輸送の根本を叩く・・・ね」
山城「その二つがなぜ集まってるのかっていうのは。まぁ十中八九、兵器の開発だとおもいますよ」
神通「ですね。もしその兵器が動くまえに叩かなければどうなるかわからない、ということですからね」
満潮「司令官は鼻が利きますからね。ただアレを動かすってことがどういうことなのか・・・」
霞「う~ん・・・うん。でも大丈夫じゃないかしらね」
扶桑「え?」
霞「“数年前”みたいにならないってことよ。なったとしても私達はあのときより成長してるんだから。」
満潮「・・・・。アレって言うのは艦娘運用母艦よ。攻撃も出来る、持続的にその戦場での補給も入渠も可能。でも深海棲艦からすれば大きな的であり、機能さえ停止させれば艦娘は長時間の戦闘ができなくなる。ハイリスクハイリターンなのよ・・・」
扶桑「なるほど・・・ということはさっきの話からするに一回あった、てことですね」
朝潮「・・・まぁ、そんなとこですね」
山城「提督は絶対危険な目にあわせません。絶対に・・・」
霞「それにはみんなの、協力とチームワークが必要ね」
満潮「そうね。絶対に、勝利を刻もう」
<コンコン
提督「失礼するぞ?」
朝潮「あ、司令官!演習は滞りなく」
提督「そうか、よかった。演習の書類は?」
扶桑「出来上がってます。どうぞ」
山城「提督」
提督「??」
山城「えっと・・・無茶だけはしないでください。扶桑お姉様が・・・いえ、作戦参加者全員が思っています。もちろん私、山城も」
提督「・・・ん~。まぁ、その気持ちは受け取っておく。君たちに万が一の事態があったら俺は助けに行くから」
霞「あんたね、司令官は上に立って指揮を取ることが仕事よ。戦場に出る必要ないったら」
満潮「そうよ。万が一?そんなことあるわけ無いわ。」
朝潮「朝潮は絶対に司令官を危険な目にあわせるようなことはしません。」
神通「私は・・・どんなことがあろうとお守りします。たとえこの身が再び裂けようと。決して諦めません」
扶桑「私も。この身に変えてでもこの作戦を成功させますよ」
提督「君たちの気合は十分伝わったよ。ありがとう」
神通「ですから・・・もっと勇気を分けてくださいますか?提督・・・」(ウルウル///
提督「じ、神通?」
霞「神通さん・・・提督見るたびにその・・・発情するのやめてくださいよ・・・」
提督「神通、ここはエントランスでみんな見てるから」
神通「なら、みんなが見ておらず、かつ、エントランスでなければ・・・」(ギュゥ
満潮「そうじゃないでしょ!?神通さん、いい加減にして!!」(ギュ
霞「あんたも大概よね・・・司令官、ひとまず私達のことはいいから演習結果の照らし合わせと細かいこと決めておきなさいよ。さっさと作戦開始できるようにしないと手遅れになるんだから」
提督「霞のいうとおりだな。じゃぁ、俺はこれで・・・・」
神通・満潮「」(ギュ
提督「二人とも、離してくれ。頼むから、ね?」
神通「いやです。ちゃんと勇気分けてください」
満潮「神通さんがやるなら私も・・・」
提督「はぁ・・・君たちに一回したら他の子みんなにしなくちゃいけないだろ?」
満潮「そう・・・だけどさ・・・」
提督「この任務が終わったらしてあげるから今は我慢しよう?な?」
神通「・・・わかりました。必ず成功させます。見ていてくださいね提督」
霞「まったく。でも、この任務終わったら、私にもしてくれるわよね?司令官」
提督「もちろんだ。みんなにご褒美をきっちり用意しておくから。だから、必ず成功できるように準備しておいてくれ」
「「はい!!」」
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執務室
提督「ふぅ、それにしてもみんなやる気が合って何よりだったな・・・。あとは明石と夕張達のほうだな。久々の運用だし、ガタが来てなきゃいいが」(内線コール
明石『はいはいこちら特別整備部~。って提督ですか』
提督「おう、そっちどう?トラブってない?」
明石『順調快調絶好調って感じですよ!!』
<<アカシ~ダレカラ~?
明石『あ、夕張。提督からだよ、ほら』
夕張『提督?こっちは順調だよ。機関部も艤装もオーケー。緊急入渠もできるよ』
提督「そりゃよかった。妖精さん達は疲れてない?」
明石『大丈夫大丈夫。提督が用意してくれたお菓子とかすっごく喜んでたし、それに妖精さんみんな『提督さんに恩を返すチャンス!おやくだちー!!』ってすごい気合入ってたよ』
夕張『ま、私達もひさびさに運用母艦いじれるの最高に楽しいしね』
提督「お前らホント機械いじり好きだよなぁ」
明石『そりゃねー。妖精さんが元あったいーじす艦?ってやつを見つけて改造して『提督さんにプレゼント~。艦娘を長期運用できるです!』とか言ってこんなの作っちゃうんだもんなぁ。ソレをいじれる幸せはここでしか味わえない』
夕張『うんうん!見たことない技術いっぱい使われてて、ソレを覚えながら開発できるとかもうね!!』
提督「ま、なによりだけど。無理しないでな?あ、あとあれも用意できてる?」
明石『・・・お言葉ですが提督。用意はできても使用は許可できませんよ。』
提督「用意だけでいいさ。万が一の時にってだけだ」
夕張『でもさ、提督。万が一って言っても私達が心配なのは“提督に万が一があったら”ってことで』
提督「大丈夫だから」
明石『うん・・・』
夕張『妖精さんと準備はさせるけど。やっぱり使用は許可しないからね?』
提督「わかってるって。じゃぁ、いつでも出せるようにしておいてくれ」
『『わかりました』』
提督「まったく、心配性だなぁ・・・」
<コンコン
提督「入っていいぞ」
不知火「失礼します。司令官、お手紙を持ってきました」
提督「ありがとう」
不知火「・・・・・」(じ~
提督「ん?あぁ」(ナデナデ
不知火「・・・~♪」
提督「ふむ、なるほどな。やはり・・・・」
不知火「?」
提督「過去に某国が押し進めた島の開発があったろう」
不知火「あ、軍事施設に開拓して問題になったって言う・・・でもなぜいまさら?」
提督「深海棲艦の輸送部隊はカムランからまっすぐその軍事開拓された周辺の島に動いてるんだ。んでこの手紙はじいちゃんに頼んで調べてもらったもの」
不知火「まさか・・・その諸島を深海棲艦が?」
提督「十中八九そうだろうな。過去の開拓によってミサイル基地になっている部分もある。過去の技術だが威力は現段階ではまだまだ利用価値のあるものだ」
不知火「・・・・早く手を打たなければなりませんね。そこへは他の艦娘は?」
提督「情報では偵察などが繰り返されていて触らぬ神にたたりなし、ってとこだな」
不知火「はぁ、甘っちょろいことやってるんですね」
提督「俺たちがその代わりなんだから仕方ないさ」
不知火「ま、不知火達に掛かれば余裕ですよ。司令官は安心して作戦指揮を取ってください。不知火は出撃枠にはありませんが資料室の司書を任されてるだけの情報統括は出来る自信ありますから」
提督「はは、ありがとう。不知火」(ナデナデ
不知火「・・・」(フンス
提督「後は作戦実行日時を待つだけ・・・・好き勝手はやらせん。絶対に」
続く
応援などがちらほらされていて嬉しい限りです。ありがとうございます。投稿はまちまちですがみんなに読んでいただけてうれしいです!!
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