No19 提督 『 鎮守府に新しい施設を増築したいと思うのですが、いかがでしょう? 』
本部から届く各鎮守府のことを纏めた報告書の中に、時々見かける 『 鎮守府内に新しい施設を作った 』 という内容。
これに触発された提督は、自分の鎮守府内にも何か新しい施設を建てようと思案を開始する。
どうも!最近、ようやくスマホのゲームで課金を覚えた 柔時雨です。
先日一時的に、こちらのサイトに入れなくてかなり焦りました。
『 え!?何、俺……パッシングされた!?うわっ、やべっ!こんな作品にもコメントをくださる方々に、どうやって俺の無事を報告すべきか!? 』
……と、アワアワしていたのですが、こうしてまた無事に戻って来ることができて本当に良かったです。
あの症状(?)は一体、何だったのだろう?
まぁ、それはそれとして……この度、また物語を綴らせていただきました。
ちょっとアレな表現を含んでいるので、一応レーティング指定しておきますね。
通算19話……になるのかな?飽きっぽい俺がよくここまで続けられたもんです。
まだ終わりが見えない、ゆるゆるな作品ではありますが……引き続きお付き合いいただけると嬉しく思います。
ではでは!覗きに来てくださった皆さん、どうぞ、ゆっくりしていってください。
鎮守府 ・ 執務室
提督 「へぇ……」
那智 「ん?どうした、旦那様。興味深い内容の書類でもあったか?」
提督 「大したことじゃねぇんだけどな。他の鎮守府では、リフォームっつうか……敷地内にいろんな施設を増築して個性ってモンを出しているらしい。」
磯風 「それは提督が怪我した時に妖精さんが作ってくれたスロープや、入渠ドックの改装とは、また違う話か?」
提督 「そういや、あの後妖精さん達の粋な計らいで、入渠施設が少し広くなったんだっけ?けど……うん、そういうのとはちょっと違うかな。例えば、何があるだろ……プールとか?」
那智 「なるほど。だが、どうせ作るなら、そういう季節限定的じゃない施設の方が良いな。」
提督 「まぁ、そうだな。けど……とりあえず、先にこの鎮守府の現時点での広さと空きスペースの確認をしないと……見取り図は俺が探しておくから、2人は残りの3人を座学室に集めておいてくれねぇか?」
那智 ・ 磯風 「「了解!」」ニコッ
◇◇◇
鎮守府 ・ 座学室
提督 「え~……那智と磯風から聞いていると思うけど、この度……鎮守府に新しい施設を増築しようと思う。」
5人 「「「「「ヽ(* ´ ∀ ` )ノ 」」」」」
提督 「それで、この鎮守府全体の地図を拡大コピーした物があるんだが……」
俺は用意した鎮守府の建物を真上から記した地図を拡大コピーした物を、黒板に張り付けた。
提督 「ほーい。そんじゃ、説明していくぞ。まず、正門からこの本館にかけてそれなりのスペースがあるが……此処には俺の車が停めてある。けど、それだけだ。車を動かしても問題無いスペースを確保してくれるなら、此処に何か施設を建ててもOKだ。」
初月 「提督の車って……あの大きな車か?」
提督 「あぁ。10人乗りの車だから、多少場所をとってしまって申し訳ないが……」
扶桑 「ですが、その車で此処に居る皆でお出かけだって可能なわけですし、私は良いと思いますよ?」
提督 「ありがと。まぁ、そういう機会に恵まれた時には……な。それで話を戻すけど、他には広い演習場の……普段祥鳳が弓術の鍛錬をしている弓道場の近くにも何か建てられそうなスペースがある。」
磯風 「ふむ……だが、あの辺りは結構、いろいろと密集しているぞ?私達の海上演習場に、弓道場……それに、私と司令が鍛錬したり、以前司令がCQC提督殿と手合わせをした運動場もあるからな。」
祥鳳 「あの辺りに何か新しく建てるのだとすれば、周囲の環境に適した物がいいですね。」
提督 「まぁ、何を作るかは後でちゃんと話し合うから。それで、えっと……あぁ、入渠ドックの辺りにも何か建てられそうなスペースがあったな。」
那智 「ん?大丈夫なのか?先日、入渠ドックの内装を立派にしてもらったが……同時に、場所もそこそこ使ったのではないか?」
提督 「そのリフォームをしても尚、まだ何か建てられるスペースがあるってことさ。ちなみに……建築のスペースが足りなくなった場合は、海を埋め立てることは却下だが、後方の雑木林は少しだけなら平地にしても良いそうだ。元帥や地主さんにもちゃんと話をしてあるから、そこは心配するな。」
那智 「なるほど……つまり、少しだけ平地にしたそこにも増築することが可能というわけか。」
提督 「そういうことになるな。まぁ、これでとりあえず使用できる場所の説明は以上だ。それでは本題……この開拓する必要のない3ヶ所に何か建てたい施設はあるか?」
初月 「いきなり言われても難しいな……僕は結構、今のこの鎮守府でも満足してるけど……」
扶桑 「あの……提督……」
提督 「はい!扶桑。」
扶桑 「私情を挟んで申し訳ないのですが、是非……茶室を作っていただけませんか?」
提督 「茶室……って、あれか?あの茶道とか花道とかしたりする……?」
扶桑 「はい。個人でなら、自分の部屋でもできるのですが……茶会などができる少し広い場所が欲しい……と思っていたのです。」
提督 「扶桑の旨い抹茶と茶菓子……それを侘び・寂びを感じれる空間で………よし、採用。」
扶桑 「ありがとうございます。」ニコッ
提督 「なら、その茶室をどこに作るかだが……」
那智 「弓道場の近くで良いのではないか?おそらく、そこが1番馴染むだろ。」
提督 「那智……お前は俺と磯風が剣戟を交える音や、演習や訓練で飛び交う砲撃の轟音を聞きながら、お茶を飲みたいのか?」
那智 「いや!何故、訓練中であることが前提なのだ!?他に何も訓練をしていない静かな時に楽しめば良いではないか。」
提督 「あっ……なるほど。扶桑、今俺と那智が交わした意見の内容に承諾してくれるなら、弓道場の隣に茶室を建築する方向で話を進めるが……」
扶桑 「はい。宜しくお願いします。」
提督 「じゃあ、茶室は決定……っと。残りは2つ……まぁ、無理に全部埋める必要は無いから、『 今日は出ないけど、後日思いついた! 』ってなったら、その時に言ってくれても良いしな。」
磯風 「……司令。」
提督 「はい!磯風。」
磯風 「その……図書館というのはどうだろうか?」
提督 「図書館?」
磯風 「あぁ。最初は書籍は少ないだろうが、提督や私達の趣味などで集めた本を持ち寄れば、知識の幅が広がるだけでなく、他の皆がどのような本を読むのか知ることもできるからな。」
初月 「提督!僕は磯風のこの提案を推したい。僕みたいに新しく此処に着任した艦娘達のために、共通の話題が作れる場所というのは必要だと思う。」
祥鳳 「いいですね!以前、ジュークボックスで音楽の趣味は少しだけ知ることはできましたけど……」
提督 「あれな……鎮守府が襲撃された時に御臨終されたんでな。また新しいの作ってもらうかな……っと、話を脱線させちまってすまん。けど、図書館か……良いな!よし、図書館も採用!」
磯風 「ありがとう、司令。」ニコッ
那智 「ふむ……とりあえず、これくらいで良いのではないか?あまりいろいろと案件を出しても、施設を作る妖精さん達に無茶をさせるだけだと思うぞ。」
提督 「それもそうだな。じゃあ、とりあえず茶室と図書館を作ってもらえるか、妖精さんと交渉してくる。まぁ、すぐに完成!ってワケにはいかないだろうから、出来上がりを楽しみに待っていてくれ。それじゃあ、解散!」
*****
鎮守府 ・ 工廠
提督 「うぃ~っす!妖精さん、居るかい?」
妖精さん 「あっ!ていとくさん!ちょうどよかったのです!」
提督 「ん?どうした?何かあったのか?」
妖精さん 「じつは!いなくなっていたなかまがすうにん、もどってきてくれたのです!」
提督 「えっ!?そりゃ本当か?そっかぁ……今まで1人だったもんな。よかったな!」
妖精さん 「はいなのです!みんな、こっちくるです。このひとがあたらしいていとくさんなのです!」
妖精さんB 「おぉ……このひとが……」
妖精さんC 「このひとは、かんむすさんたち……いじめないです?」
妖精さん 「そんなトコ、みたことないです!このていとくさんはやさしいひとなのです!」
妖精さんC 「そうなのです?そこまでいうなら、ようせいさんAをしんじるです。」
妖精さん 「ありがとうなのです!ところで、ていとくさん。ぼくたちにようじがあってきたです?」
提督 「あぁ、そうそう。実は……」
~ 提督 説明中 ~
提督 「…………ってなワケなんだけど、お願いできるか?」
妖精さん 「そんなの、おやすいごようなのです!まえにもいったかもですけど、ぎそうやかんむすさんをけんぞうするよりかんたんなのです!ただ……」
提督 「ただ?」
妖精さんB 「もくざいがたりないのです。ここやそうこにあるのはきんぞくか、えきたいだけなのです。」
妖精さんC 「ごういんにかやくをとりだすしゅだんもあるのです。」
妖精さん 「そういうわけですので、どこかでもくざいと……いわをみつけて、もってきてほしいのです!そしたら、あとはこっちでふやしますし、たてものだってすぐにつくってさしあげますです。」
提督 「木材に岩か……わかった。今から、ちょっと町のホームセンターに行ってくるわ。ついでに、お菓子も買ってくる。」
妖精さん 「ありがとうなのです!」
妖精さんB 「かみはここにいた~。」
妖精さんC 「きをつけていってらっしゃいなのです。」
✝✝✝
鎮守府 ・ 正門
提督 「さてと……」
那智 「ん?旦那様。どこか出かけるのか?」
提督 「あぁ、ちょっと町のホームセンターに木材とか諸々買いに行ってくる。」
那智 「木材……建築用資材か。」
提督 「理解が早くて助かる。鋼材やら燃料、修復材は大量にあるけど、木材はこういう時じゃないと必要にならねぇからな……とりあえず数本買って来れば、あとは妖精さんの不思議なパワーで増やしてくれるそうだ。」
那智 「なるほど。しかし、1人で大丈夫か?手伝いで何人か同行させるか?」
提督 「お前等に戦争以外で力仕事させるってのも気が引けるが……それじゃあ、お前と……初月を呼んで来てくれ。」
那智 「承知した。少し待っていてくれ。」ニコッ
~ 数分後 ~
助手席に那智、後部座席に初月を乗せ、愛車は町までの道のりを走行していく。
那智 「旦那様……この人選は、どういう意図でこうなった?」
提督 「ん?いや……お前、俺と話してる間、一緒に来たそうにしてたし……磯風、扶桑、祥鳳の3人なら仮にまた何か遭ったとしても、安心して任せられるからな。あと……初月とはちょっとゆっくり話したいと思ってたんだ。」
初月 「僕と?」
提督 「あぁ。どうだ?初月……姉妹と離れて単身ウチに来てくれたわけだが……生活には慣れたか?」
初月 「うん。那智さんと扶桑さん、祥鳳さんは優しいし……周りがその3人だけだったら、ちょっと緊張してたと思う。けど、同じ駆逐艦の磯風も居てくれたし、特に問題は無いよ。」
提督 「磯風か……喋り方は那智に似てるけど、あいつも大概子どもっぽいからなぁ。」
那智 「まぁ、陽炎型でも下から数えた方が早いからな。そういえば、初月も秋月型の4番艦……1番下の妹だったな。」
提督 「そういや俺、秋月は知ってるけど他の2人はまだ会ったことねぇんだよな……どんな娘なんだ?」
初月 「2番目の照月姉さんは天真爛漫って言えばいいのかな?誰とでもすぐ打ち解けられる、気さくな人だよ。ただ、ちょっと……」
那智 「ん?どうした?」
初月 「うん……えっと、その……ちょっと、天然っていうのかな?梅雨の頃には洗濯物を1度に纏めてするから、とか言って元帥さんの服を脱がしてたし、此処に来る前に皆でやったスイカ割りでは、棒でスイカの代わりに元帥さんの頭を叩いてた。」
提督 「お……おう。爺さんも災難だったな……」
初月 「3番目の涼月姉さんはクールなんだけど、秋月姉さんと同じくらい礼儀正しくて……本当はとっても優しい人だよ。時々、僕に余ったふかし芋を分けてくれたし、あとは家庭菜園?が趣味で、野菜をよく作ってる。」
提督 「なるほど。優しそうな娘だな。」
初月 「ただ……」
那智 「ん?何だ?3番目のお姉さんにも何か……?」
初月 「涼月姉さんが作る食事は麦飯とふかし芋だったり、カボチャの煮っころがしやみそ汁だったり、ゴボウの味噌汁……と、とにかく野菜が主食でお肉が殆ど出てこない。前に当番制で元帥さんの食事を作った時も 『 頼むから、肉や魚を食わせてくれ 』って言われてた。」
提督 「あ~……それは俺も同じこと言ってしまうだろうなぁ……」
初月 「特にカボチャがお気に入りらしい。それと……」
提督 「まだ何かあるのか?」
初月 「涼月姉さんは本当に優しいから、大好きなんだけど……僕のことを 『 お初さん 』 って呼んで子ども扱いしてくるのは、ちょっと……」
那智 「ぷっ……www」
提督 「おい、こら。笑ってやるなよ……お初さんに失礼だろうが。謝れ、那智。」
初月 「提督も失礼だよ!わざと言ってるだろ!」
那智 「すまない。でも、そういう愛称があるというのも、良いではないか。ふふっ……本当に仲が良いのだな。」
提督 「こりゃ近いうちに舞鶴とパラオ泊地に遊びに行かねぇとな。その照月と涼月って娘をこの目で拝んでみたくなった。」
◇●◎★◇
鎮守府近辺 ・ 最寄りの町のホームセンター
提督 「さて……木材って話だったんだけど……いろんな種類があるんだな。どれが何に適しているのか、サッパリ解らん。」
初月 「とりあえず、端から1本ずつ全部買ったら?」
提督 「破産するわ。」
那智 「……ん?ほぅ、檜の板なんてあるのか。だん……司令官、とりあえずこれを買っておかないか?」
提督 「ん?へぇ……檜か。」
那智 「あぁ。……あまり大きな声では言えないが、1本あれば妖精さんが増やしてくれるのだろう?なら、増築の後、あまった檜の板があれば……檜風呂だって作ってもらえるかもしれないだろ?」
提督 「なるほど……良いな、それ。よし!檜の板と他には……」
初月 「提督。扶桑さんの和室を作るのであれば、盆栽や竹なんていうのも必要なのではないか?」
提督 「あっ、そうだな。そういえば岩なんてのも頼まれたけど……あれは今度、どこかで拾ってこよう。あとは……ついでに煉瓦でも買っておくか。」
*****
その後……
会計を済ませ、何やかんや買い込んだ荷物を載せた愛車は無事に鎮守府へと帰還し、そのまま工廠の前に駐車した。
提督 「はい、到着。それじゃあ、購入した材料を搬入していくか……」
磯風 「ん?司令、戻ったのか。」
提督 「おっ、磯風!丁度いい所に。悪いが、積み下ろしを手伝ってくれないか?」
磯風 「それは構わないが……そんなに買い込んだのか?」
提督 「あぁ。買い物してるうちに、『 アレも使えるんじゃないか? 』 みたいな案件が結構出てきてな……まぁ、これも必要経費ってヤツだ。」
那智 「旦那様。口より手を動かしてくれ。煉瓦みたいな重い物は男手が必要だ。」
提督 「お前等、普段から煉瓦よりも重い物、装着してんじゃねぇか!……っつう訳で、磯風……手伝ってくれ。」
磯風 「ふふっ……承知した。」ニコッ
~ 数分後 ~
提督 「3人共、お疲れ様。後は俺と妖精さんでやっておくから、ゆっくり休んでくれ。」
初月 「わかった。提督、今日はありがとう。楽しかったよ。」
磯風 「では、私も失礼する。司令……次は私も連れて行ってくれ。約束だぞ?」
― 磯風 ・ 初月 工廠から退室 —
提督 「ん?那智は行かなくていいのか?」
那智 「あぁ。ついでだから、旦那様と妖精さんの話し合いに同席させてもらいたいのだが、構わないか?」
提督 「良いぜ。聞かれて困る話をするわけじゃねぇしな。さてと……妖精さん。」
妖精さん 「はいはい♪ ていとくさん、なちさん、おつかれさまでした。」
妖精さんB 「これでみなさんがおのぞみのたてものを、つくることができるです!」
提督 「おぅ、お願いします。あと、買って来た資材はいつ、何時必要になるか判らんので、全部使い切らずにある程度温存する方向でお願いします。」
妖精さん 「りょうかいなのです!」
提督 「それで、作ってもらう場所は………」
✝ 依頼終了 ✝
提督 「これで良し。」
妖精さんに依頼を終え、那智と工廠から出た直後……早速、工廠の中から妖精さん達の声が聞こえてきた。
『 ふやすですぅ~! 』『 おおきくするですぅ~! 』『 くだくですぅ~! 』
提督 「……大きく?砕く?」
那智 「旦那様……本当に大丈夫なのだろうか?」
提督 「大丈夫……だと思う。とにかく、妖精さん達を信じよう。」
*****
翌朝 〇五〇〇
鎮守府 ・ 提督の部屋
扶桑 『旦那様、起きてらっしゃいますか?』
提督 「ん……ふぁ……扶桑?どうした?まぁ、とりあえず入ってきたら?」
扶桑 『あっ、はい。ですが、その……どちらかと言えば、一緒に来ていただきたいのですが……』
提督 「一緒に?わかった、ちょっと待ってくれ。」
◇✝◇
鎮守府 ・演習場 弓道場横
扶桑と一緒に足を運んで演習場に来てみると、一夜にして弓道場の隣に立派な茶室ができていた。
提督 「うおっ!?マジか……一夜城じゃねぇんだから……どこか建て付けが悪いトコロとか無かったか?」
扶桑 「はい。中も確認しましたが、特に問題ありませんでした。」
提督 「そうか。なら、良いんだけど……」
扶桑 「さぁ、旦那様。中も御覧になってください。」
提督 「ん?あぁ、そうだな。じゃあ、ちょっと失礼して……」
靴を脱ぎ、扶桑と共に中に入ると眼前に広がるは、藺草の畳の良い匂いが漂う四畳半の立派な茶室。掛け軸や生け花はまだ飾られていないが、今後用意していくのだろう。
そして、立派な茶室にも目を引かれたが、それよりも……
提督 「まさか茶室の庭に枯山水まで作るとか……妖精さん、頑張り過ぎだろ。」
扶桑 「私も驚きました。こんなに素晴らしい物を作っていただけるなんて……とても嬉しいです。」
祥鳳 『えっと、誰か居るかしら?ごめんくださ~い。あの、入っても良いですか?』
扶桑 「あっ、祥鳳さんですね。はい、どうぞ~。」
祥鳳 「失礼します。哨戒任務をしていたら、早速此処を見つけましたので……わぁ!立派な茶室に枯山水ですね!」
提督 「妖精さんの力作だ。この景色を見ながら扶桑や祥鳳が淹れてくれたお茶を楽しめると思うと、贅沢だな。」
扶桑 「うふふ。お茶を楽しみたくなったら、いつでも申してくださいね。」
祥鳳 「でも、本当に落ち着きますぅ……元帥さんや、扶桑さんのように落ち着いた方を招待、接待するには良い環境かもしれませんね。」ハフゥ……
提督 「あぁ……いいな、それ。扶桑、祥鳳、此処の管理をお前達に一任して構わないか?」
扶桑 「もちろんです。御任せください、旦那様。」ニコッ
祥鳳 「扶桑さんほど上手にできるか分かりませんが……はい!精一杯、やらせていただきますね!」ニコッ
その後、総員起こしで起きて来た那智、磯風、初月もすぐにこの茶室の存在を知ることになり、妖精さんが割と本気で作り出した詫び寂び空間をとても気に入っていた。
✝✝✝
鎮守府 ・ 工廠
提督 「妖精さん、ありがとうな。まさか一夜であんな立派なモン作ってくれて……酒保でお菓子追加で買って来たぜ。」
妖精さん 「はわぁ~!ていとくさん、ありがとうなのです!」
妖精さんB 「どうですか?ぼくたちなりにがんばったですが……」
提督 「充分、充分。皆、喜んでくれてたぜ。特に扶桑と祥鳳が。」
妖精さんC 「なら、よかったです!」
提督 「それで……次は図書館なんだけど、場所は正門のすぐ傍……俺の車が駐車できるスペースさえ残しておいてくれれば、後は自由に使ってくれればいいから。お願いできるかな?」
妖精さん 「おまかせくださいなのです!」
妖精さんB 「りっぱなとしょかん、つくるです!」
提督 「うん、お願いします。あっ……妖精さん、檜の板ってまだ余ってる?」
妖精さん 「はい!きのういっぱいふやしたので、いっぱいあるですよ。ひのきのいたがどうしたです?」
提督 「いや、那智が入渠ドック……あの入浴施設に檜風呂を作って欲しいみたいなんだ。入渠ドックそのものを拡張できるだけのスペースは充分あるから、図書館建築の後にでも作ってやってくれないか?」
妖精さんB 「わかったのです!ぼくたちにおまかせくださいなのです!」
提督 「ごめんな。またお菓子持ってくるから、よろしくお願いします。」
― 提督 退室 —
妖精さん 「ていとくさん、いいひとなのです。」
妖精さんB 「ていとくさんのために、ひとはだぬぐのです!」
妖精さんC 「そのためにも、まずはりっぱなとしょかんをつくるのです!」
◇◇◇
翌朝 〇六〇〇
鎮守府 ・ 執務室
提督 「うっし!今日も1日頑張るぞい!……っと。」
初月 「おはよう、提督。もう、外のあれは見たかい?」
提督 「外のあれ?……まさか……」
俺は窓から正門の方を見ると、2階建てのそこそこ大きくて立派な洋風の図書館が建っていた。
提督 「うぉぉぉ!?頑張りすぎだろ、妖精さん達!!」
初月 「本当に立派だね。本はまだ全然無いけど……」
提督 「他の皆はもう知ってるのかな?」
初月 「おそらく、祥鳳さんは哨戒任務の時に気付いてると思う。他の皆も、もう気付いたんじゃないかな?」
提督 「そうか。ん~……じゃあ、内装を確認ついでに、俺の部屋の本を図書館に運んでおくか。初月も一緒に来るか?」
初月 「うん。僕も内装を見てみたいし、一緒に行くよ。」
◇◇◇
鎮守府 ・ 図書館
部屋にあった段ボールに本を数冊入れ、初月と一緒に図書館の中へ入った。
中に入るとすぐ横に受付があり、正面には大きくて立派な階段。少し離れた処に緩やかな斜面で2回まで続くスロープもあり、それ以外の場所にはたくさんの本棚が設置されている。
提督 「おぉぉ……壮観だなぁ。」
初月 「そうだね。これから此処にいろんな本が溜まっていくんだね。」
提督 「それじゃあ、記念すべき第一弾として、此処に三国志演技の本を並べておくとしよう。」
初月 「提督、その本……おもしろい?」
提督 「俺はおもしろいと思ってる。まぁ、好みは人それぞれだしなぁ……とりあえず、最初の1巻を読んでみ?それで興味が無いならそれっきりでいいし、興味が湧いたなら続きを読めばいいさ。」
初月 「わかった。それじゃあ、この本借りていくよ。」
提督 「はいよぉ~。あっ……図書カードとか作る必要があるな。時間がある時に人数分作るか。」
那智 「執務室に居ないと思ったら、此処に居たのか。」
提督 「おっ!那智。すまん、内装が気になってな。ついでに、本を寄付して……早速、初月に1冊貸し出した。」
那智 「そうか。ふむ……うん。立派で、良い感じではないか。そうだな……私も後で何冊か此処に持って来るとしようかな。」
磯風 「おぉ!立派な図書館ができているではないか。」
提督 「磯風も来たか。とりあえず、俺が居る時なら俺が受付をやるけど、俺が不在の時は此処に居る時に手隙だったら人が受付を頼むよ。後で作っておくカードに貸し出した日付と本の題名を書くだけで良いから。細かなルールは後々決めていこう。」
磯風 「承知した。ふふっ……本が増えていくのが楽しみだ。」
*****
同日 一六〇〇
鎮守府 ・ 図書室
提督 「執務も一段落したし、残りの本を持って来たわけですが……」
目に入る位置に、既に何冊か本が置かれていた。
自分が持って来た本じゃないのは確かなのだが、誰が持って来たかは判らない。
とりあえず、持って来た本を本棚に置く前にその本を手に取り、椅子……が見当たらなかったので、受付の席で読み始めた。
提督 「横に長い机や、大きい机……それに座席の設置も考えないとな。さてと……じゃあ、早速………」
~ 数分後 ~
提督 「ふぅ……」
軽く速読で読み終え、一息吐いて静かに本を閉じる。
提督 「まさか、官能小説だったとは……しかも、割とガチなSM系……いや、マジで誰が持って来たんだ?この本……っていうか、ウチの5人の中に、こういう願望を抱いてる奴が居るってことか?一体誰が……」
磯風 「司令。やっぱり此処だったか。」
提督「おっ、磯風。どうした?お前も本を読みに来たのか?」
磯風 「いや、私の部屋にあった本を持って来たのだが……ん?何だ?この本は?」
磯風は台に置いてあった、さっきまで俺が呼んでいた官能小説に気付き、そのまま手に取り……パラパラと数ページに目を通した。
磯風 「…………ほぅ。司令はこういうのが好みなのか……わっ、私にはこういうのは良く解らんが、司令が望むのであれば、いつだって……」/////
提督 「違う違う違う違う!俺も本を持って来たんだが、その時には既に本棚に置いてあってな。ちょっと興味本位で読んでみただけだ。まぁ、そういうプレイもあるんだなぁ……と知識の幅は広まったが……」
磯風 「む?そうだったのか。しかし、いったい誰が……とりあえず、こういう本が解った以上、此処を利用する他所様の艦娘……特に駆逐艦の娘達の目に入らぬよう、何か区切りを作って隔離したほうが良いのではないか?」
提督 「そうだな。じゃあ、それも踏まえて……お互い、持って来た本を置いていくか。」
◇●◎★◇
同日 ・ 二〇〇〇
鎮守府 ・ 食堂
夕食を終え、部屋に戻ったり、消灯時間まで図書館で過ごそうと……各々自由に時間を過ごしている中、俺と那智は食堂に残って緑茶で一服していた。
那智 「あっ……そうだ。旦那様、入渠ドックは見に行ったか?」
提督 「え?いや、行ってねぇよ。内装は以前、鎮守府一般公開の時に馬鹿な奴等を捉えるために入らせてもらって、どんなものはか知っているけど……普段、何も無い日に野郎の俺がお前達の風呂同然の場所に近づくわけにはいかねぇだろ。」
那智 「それなのだが……今から一緒に来てくれないか?」
提督 「? まぁ、お前が良いっていうのなら同行させてもらうが……」
◇◇◇
鎮守府 ・ 入渠ドック
那智と一緒に入渠ドックの前まで来て、俺は軽く驚いた。
提督 「嘘だろ、おい……確かに妖精さん達には拡張できるスペースがあるから、好きに使って良いとは言ったけど……まさか、男湯まで作ってあるとは……」
那智 「私も驚いた。旦那様1人だからおそらく、それほど広くないとは思うが……それでも、旦那様の部屋にある風呂よりは広いと思うぞ。どうだ?中に入って確かめてみないか?」
提督 「そうだな。実際に入ってから改めて、感想込みで妖精さん達にお礼を言いに行くとしよう。」
青色の生地に 『 男 』 と書かれた暖簾をくぐり、中に入ってみる。
銭湯と同じように藁を編み込んだ床に、簀子まで置かれてあり、木製の棚や洗面所まで作ってくれてあった。
提督 「おぉ……本当の銭湯みたいだな。こりゃ、中も期待が持てそうだ。」
衣服を全て脱ぎ、引き戸を開けて浴室へ入ると、かなり広い空間に数種類の風呂と洗い場が作られていた。
提督 「妖精さん……ここまで頑張ってくれなくても良かったのに……おぉ!例の檜で作った風呂まで設置してくれてある。」
那智 『旦那様、聞こえるか?』
提督 「あっ、そうか。隣は女湯か。おう、ちゃんと聞こえてるぞ。」
那智 『そうか。それより、凄いぞ!昨日まで無かった檜風呂が作られているんだ!』
提督 「あぁ、そっちにもあるのか。男湯にも作ってくれてあった。こりゃマジで妖精さん達に感謝しねぇと……明日、ちょっと町に高級なお菓子、買いに行ってくるわ。」
那智 『そうだな。ここまでしてくれたんだ。相当良いお菓子を買っても罰は当たらないだろうさ。』
ツルツルのタイルの壁越しに那智と話していると、浴室の奥にまだ引き戸があることに気が付いた。
提督 「ん?まだ引き戸が……何だあれ?」
肩まで浸かっていた檜風呂から出て、その引き戸を開けると……そこには周囲を竹製の壁で囲まれた立派な露天風呂が広がっていた。
提督 「うおっ!?露天風呂まであるのか。どうやら俺は妖精さん達の本気を侮っていたらしい。」
早速俺は石で作られた露天風呂に足を入れると、そのまま肩まで浸かった。
もうすぐ夏も終わる……そんな時期にたまに吹く涼しい夜風が、お湯で火照った身体を冷ましてくれる。
提督 「あぁ~……良い湯だ。こうして手足を伸ばせる風呂に入るのも久々だな……」ハフゥ…
そんなことを呟いていると、俺の後方で引き戸が開く音が聞こえた。
あぁ……那智も露天風呂に入りに来たのか……そう思った時、俺はあることに気付く。
この露天風呂……男湯と女湯を仕切る壁が……無い。
那智 「だっ……旦那様!?」/////
提督 「那智!?すまん!俺も今、仕切りが無いのに気付いて……」/////
少し動揺して、慌てて那智の方を振り返って更に申し訳ない気持ちになってしまった……
那智も油断していたのか、此処には自分しか居ないと思っていたのか、タオルで身体を隠しておらず……完全に一糸纏っていない姿が俺の目に飛び込んできた。
提督 「あっ……すまん!」
那智 「いっ、いや……ほら、私達は既に肌を重ね合った仲ではないか。少し驚いたが、気にしてない。それより……隣に入っても、良いだろうか?」/////
提督 「あっ……あぁ……」/////
俺の隣に那智がゆっくりとお湯へ入り、肩に寄り添うようにピトッと肌を重ねてきた。
提督 「まさか、露天風呂は混浴だったとは……これも妖精さんの粋な計らいかな。」
那智 「ふふっ……そうだな。まさか、こうして旦那様と入渠ドックで共に入れる日が来るとは……後で皆に報告してやらないとな。」
提督 「そうだな。リア友や後輩、元帥には……まぁ、来た時で良いか。敢えて黙っておくってのも1つの手段か。」
那智 「それは後々問題にならないか?まぁいい……それより、旦那様。私、ちょっと……興奮してきたのだが……」/////
提督 「え!?いやいやいや!此処では流石にマズいって!お湯を汚すワケにはいかねぇだろ。」
那智 「まぁまぁ、そう言わずに……どうせもう、誰も来ないさ。」/////
提督 「それ、フラグ……ちょっ、那智……待っ……」
*****
翌日 一六〇〇
鎮守府 ・ 工廠
提督 「ういっす!妖精さん、昨日はお疲れさんっしたぁ。」
妖精さん 「あっ!ていとくさん!」
提督 「ほら。頑張ってくれたから、町でちょっと良いお菓子を買って来た。皆で分けて食ってくれ。」
妖精さんB 「おぉぉ!ありがとうです!」
妖精さんC 「それで、どうだったです?新しい施設は。」
提督 「いや、まさかあんな立派な図書館を作ってくれるとは……それに、入渠ドック。わざわざ男湯まで作ってくれていたなんて……もう、妖精さん達の居るこの工廠に、足を向けて眠れねぇですよ。」
妖精さん 「ふふっ、よろこんでもらえて、ぼくたちもうれしいのです!」
妖精さんB 「サプライズせいこうなのです!」
提督 「そうだなぁ……混浴の露天風呂はマジで驚いたな……しかも、その時たまたま一緒に入っていた那智に……後は察してくれ。」
妖精さんC 「アッ……ハイ。」
提督 「それと、これは妖精さんとはあまり関係無いんだけど、図書館でちょっと気になることがあってな。」
妖精さん 「きになることです?」
提督 「あぁ。昨日、俺の部屋から本を図書館に運んだ時なんだけど……本棚にちょっと内容がアレな本が置かれてたんだよ。まぁ、この際内容はどうでもいいんだが、誰が置いたか結局判らず終いなのが気になってな……。」
妖精さんC 「ふむ……かんしカメラつくるです?」
提督 「ん~……いや、いくら仲間でもプライバシーの侵害みてぇな真似をするのも、アレだし……図書館にそんなモンあったら、落ち着いて本を読むこともできないと思うから……気持ちは有り難いけど、監視カメラの設置は無しの方向で。」
妖精さんC 「りょうかいなのです!」
提督 「とにかく、今回は本当にありがとう。皆、満足してくれてるよ。」
妖精さん 「どういたしましてです!また、なにかつくることになったら、えんりょなくこえをかけてくださいです!」
妖精さんB 「しざい ・ しげん、いっぱいふやしてじゅんびしておくです!」
提督 「あぁ、その時はよろしくお願いします。」
俺は妖精さん達に深々と頭を下げ、工廠を退室した。
提督 「いやぁ、和室も図書館も男湯も……最高の出来だったし、こんな贅沢して良いのかねぇ。」
扶桑 「あっ、旦那様。」
提督 「ん?どうした、扶桑。」
扶桑 「先程、リア友提督さんから御電話がありまして……近々、演習も兼ねてこちらに伺いたいので、詳しいことを話したいから折り返し電話が欲しいと……」
提督 「そうか。ん、了解。報告、ありがとな。」
こちらから誘ってやろうかなぁ……と思っていたんだが、丁度いい。
新しくなったウチを見て、あいつと艦娘達がどんな反応をしてくれるのか……それを想像するだけで、今から楽しみだ。
はい!覗いたついでに最後まで読んでくださった皆さん、お疲れ様でした。
鎮守府増築の内容は、いろんな方の作品で既出ゆえに二番、三番煎じになってしまいますが……個人的に鎮守府内での活動できる場所を増やしたく、此度の話を綴らせていただきました。
和室、図書室は個人的な趣味……好みです。特に図書館は俺個人もお気に入りの場所です。入渠ドックの拡張は……ついでですね。
ちょっと提督にも良い感じの風呂に入れてやりたいという考えは、割と以前から考えていたのですが……今回、ついでに実現できて良かったです。
もう1つの理由として、和室と図書館意外に何も思いつかなかった……っていう理由もありますが。
さて、このまま何も無ければ次は( たぶん )20話ですか……なら、次はせっかくですし、『 あそこ 』 へ行くとしますかね。
ではでは!また少し時間が掛かるかもですが、次話でお会いしましょうです。
ここまでのお付き合い、お疲れ様……そして、ありがとうございました!
もう20話目前デスカー
毎回楽しませてモラッテマス
50話辺りまで目指して頑張ってねー柔時雨さん(笑
>>1さん
いつもありがとうございます! そう言っていただけると、とても嬉しく励みになります。
お……おぅ……50話ですか。(((((( ; ゚ Д ゚ )))))
そこまでネタが続くかな……
ですが、まぁ……はい!微力ですが、イけるところまでやらせていただきます!
どうもです。
妖精さんはやっぱりすごいですねぇ。
まるで「何ということでしょう!」という声が聞こえてきそうな匠っぷりですね。
それにしても、そのSM本、
本当に誰が持ってきたんだろう...。
凄く興味があります。
暫くサイトに入れなくなって、
「そんな...。
ここで突然皆さんとお別れ?」と
ウサギのように寂しさに暮れていました。
無事戻ることが出来て良かったです!
次回作も楽しみしております‼︎
失礼しました。
黄鼬狐さん、どうも!いつもありがとうございます!
材料さえあれば何でも作ってくれる妖精さん、マジ匠。
イメージは 『 人類は衰退しました 』 の妖精さん達で
SM本は……今はまだ秘密です。……ネタが無いとかじゃないですよ!
ただ、制作に取り掛かった20話以降のアンアンキシムサウンドネタの布石だといことと
初月ではないことは先に言っておきますね。
いや、本当にマジで再びこのサイトに入ることができて良かったです。
此処で築けた交友関係……簡単に途絶えさせたくねぇんでね。
改めてありがとうございます!更新速度は相変わらずまちまちですが、引き続き尽力させていただきます。
リラクゼーションルーム
>>5 名無しさん、コメントとオススメ、ありがとうございます!
はい。【 りらくぜーしょんるーむ 】なのです。
他にも何かありそうな気がする……いや、あるのでしょうが、現状俺が思いつくのは、これくらいです。
まぁ、何か増やそうと思った時は追々……思いつき次第、これの続きか、章を変えて綴らせていただきます。
SM本ネタは一体誰の持ち物なのか気になるところです…
一時的にとは言え、SS投稿速報さんが繋がらなくなってもう書くこともなくなるかなって思ってたところでしたが、無事復活してよかったです^^
次回作も楽しみにしてますねb
自習室
追加
広報館
民間人が鎮守府見学に来た際、展示・説明する施設
艦娘の写真、深海棲艦の写真、艦娘の今は使用していない過去の艤装、艦娘の歴史資料等が展示してある。
家庭菜園
艦娘がストレス発散も兼ねて暇な時に栽培
キュウリ・トマト・ナスといった野菜を栽培
磯風が(勝手に)作った料理の処理場・・・
マジで必要だと思う・・・
造らんと、キミ、おかしな中毒起こして死んでまうで(RJ風)
風見けいさん、コメントありがとうございます!
ふっふっふ……それはまだ秘密なのです。
いやぁ、本当にねぇ……俺も色々巡って、最終的にこちらさんで落ち着き、
SSを綴らせていただいてますので、あの凍結(?)現象にはマジで焦りました。
今、またこうして入ることができて安心してますです。
( 以前、風見けいさんとのコラボの話が出たのに、実現する前にサイト凍結!?と、二度焦ったのは秘密なのです。)
>> 8 ~ 10
SS好きの名無しさん、コメントありがとうございます!
(IDが一緒だから、全員同じ方……ですよね?)
いろいろな、案を提示していただき、ありがとうございます。
自習室に広報館ですか……これは説明不足と、今まで作中で綴らなかった俺の責任なのですが
現鎮守府には提督と那智、磯風、扶桑、祥鳳、初月の6人しか居ないので
執務室や医務室のある本館には部屋が有り余っており、自習室や広報館としての利用は、空き部屋で充分賄えるのが現状です。
自習は座学室も既にありますし
あっ、でも!菜園は良いと思います!
ちょっと、この話はとりあえず纏まり、誤字・脱字修正くらいしか弄ってませんが
いずれ必ず、菜園の件は何とかしようと思います。
いろいろと案件を提示してくださり、ありがとうございました!
㈱提督製造所さん、えっと……初めまして……ですよね?コメントありがとうございます!
磯風の料理に関して、提督から書面を預かっております。
提督曰く 「愛する女性の手料理を食いきれなくて、何が漢だ!?」……と
ただ、その意気込みと心情空しく、志半ばで倒れた時は、彼を発見した磯風以外の艦娘達の手で
工廠にある焼却炉や核融合炉で責任を持って焼却処分させていただいております。
……なんて、コメントを頂いてから『あぁ、そういう施設も、そういやあったなぁ』と思い出した次第です。(あと、自分の力量不足からくる逃げの言い訳だったりです)
それでも、意見具申、案件提示、本当にありがとうございます!
まだまだ至らないことが多々あり、拙い情景描写等の作品ですが、また暇な時にでも覗きに来てやってくださいませ。
今日初めて柔時雨さんのss見つけたのに今出てるssあっという間に読みました。
妖精さんぱねぇです。
大変だと思いますがこれからも頑張って下さい(新しいキャラ期待してます)
>>15
SS好きの名無しさん コメントありがとうございます!
今作含め、今出てるSSを……っつうことは、19話一気読みですか。お疲れ様です。そして、もう1度ありがとうございます!
ありがとうございます!そう言っていただけると、励みになります。
( 新キャラ……そういや、黒髪の娘で使いたい娘が居たなぁ。20話以降になりますが、登場させようと思います。)
妖精さんすごいんだけどw
この提督、艦娘からも妖精さんからも慕われてますなぁ。
クソッ、こんな美人美少女に囲まれやガッテェ・・・
未来永劫幸せに爆発してしまえぇ!
>>17
SS好きの名無しさん コメントありがとうございます!
妖精さんn不思議なパワーは現代科学や技術では解明・解読できないのです……
1家に1人欲しい人材です。
哀れ! 提督=サンは、爆発四散!
……まぁ、あれです。19話までで培ってきた信頼関係ということで、ここは1つ
祝福の賛辞、ありがとうございます!