2022-02-25 16:34:02 更新

20○○年9月○日

午後2時

東京第1連邦基地

作戦会議

俺はあれから2時間かけて作戦会議を行い、会議が終了後俺はすぐに一村が運転する車で基地に戻った。そして、基地に戻ってきてすぐに俺は各部隊の隊長及び作業員達を集め作戦会議での事を伝えることにした。

司令官「大淀、全員集まったな。」

大淀「はい。全員集まっています。」

作戦会議室には、既に多くの隊長達が集まっていた。

司令官「分かった。では、これより作戦について説明する。まず、この作戦は東京の命運を賭けた戦いだという事を理解しておいてほしい。この戦いでは少しの油断が命取りとなる。我々は、今までこれに備えて準備をしてきた。だが、それでも完璧とはいえない。それを理解しておいてほしい。では、作戦内容を伝える。まず、この作戦はプランAからプランBまで分けて行われる。まず、プランAでは、レーダーに帝国軍の爆撃機が写り次第、早急に離陸、この爆撃機を全て撃墜することが任務だ。この作戦では、戦闘機、重戦闘機を主力に出す予定だ。編成は後ほど見せる。。続いてプランBは、・・・・・・。」

その後も、俺は作戦について説明を続けた。そして、全て説明を終えると、

司令官「後、もしもの場合敵機が東京の上空に侵入した場合の時のために、高射砲、対空砲もあらゆる場所に配置しておく。できる限り俺たちも侵入させないように迎撃をするが、敵の中には数機侵入してくる機体もいるだろう。そのため、パイロットではない歩兵にもこの作戦に参加してもらいたい。また、歩兵達には民間人の避難の誘導もお願いしたい。」

と次々に俺は指示を出した。そして、

司令官「そして、これが編成内容だ。」

と言いながら、俺は作戦会議室のモニターに編成内容を掲示する。


《編成内容》

航空隊

一村の部隊・・・Bf-109G型×12

        Fw190 D型×16


清岡の部隊・・・五式戦闘機×3

三式戦闘機一型丁×7

一式単座戦闘機二型《隼》×10

       二式複雑戦闘機《屠龍》×10


林の部隊・・・P-51D×10

P-47×10

P-61 ×5


ロニエ・ティーゼの部隊・・・列風一一型×2

              零戦五十二型×26


キリトの部隊・・・Bf-109G型×20

Bf-110F型×10


大洗・・・Fw190×15


黒森峰・・・Bf-109 G型×20


サンダース・・・F4U×20


聖グロ・・・スピットファイアMkⅡ×15

シーハリケーンMkⅡ×10


アンッイオ・・・C202EC《フォルゴーレ》×25


プラウダ・・・La-5×14

Yak-3×16


継続高校・・・フォッカーD.XXⅠ


BC・・・D.520×28


大学選抜チーム・・・スピットファイアMkⅤ×28


椿の部隊・・・四式戦闘機一型×24


グロリアの部隊・・・二式単座戦闘機《鍾馗》×16


司令官「この編成に対して、異論はあるか。」

と聞くと、

まほ「勇人の部隊が見当たらないが。」

司令官「あぁ、俺は1人だからここに名前はないよ。」

と言うと

ダージリン「それって、危険の承知の上での事なのですの。」

司令官「あぁ、その通りだ。」

みほ「勇人君。危険だよ!!相手は数も分からないのに1人で戦うなんて。」

と止められるが、

清岡「安心しろ。みほちゃん。隊長はこれくらい大丈夫さ。なんていったて隊長は、1人で帝国のB-24を何十機も撃墜した人だぜ。」

一村「確かに、隊長なら問題ないでしょう。」

と一村と清岡は笑いながら言う。

司令官「そう言う事だ。みほ。俺は1人でも戦える。むしろ、こっちの方が戦いやすいんだ。お前達が邪魔というわけではないが、俺1人なら相手の護衛機を引きつける事も簡単だ。だから、今回は1人でやらせてほしい。」

みほ「・・・・分かった。でも、絶対に帰ってきて。私も必ず帰るから。」

司令官「安心しろ。元からそのつもりだ。」

と言う。そして

司令官「では、これで作戦会議を終了する。各員、明日から実戦に備えておけ。いいな!!」

全員「はい!!」

こうして、作戦会議は終了し、皆各自自分のやるべきことに戻っていった。そして、その日から俺たちは残された時間であらゆる対策を行った。戦闘機の一部改造。対空砲の設置。敵爆撃機の撃墜訓練。あらゆる事をした。そして、10日後


20○○年9月○日

午前7時


遂に、帝国軍が言ってた爆撃の日を迎えた。そして、俺たちは朝早くに起床し、いつでも出撃できるように待機していた。俺の零戦三十二型も滑走路で待機している状態だった。

司令官「遂に、この日を迎えたか。」

俺は零戦に乗って、待機していた。すると、

?「指揮官。」

と声が聞こえてきた。

司令官「ん?」

俺は、コックピットから顔を出して声がする方をみると、そこにはラーラがいた。

司令官「どうした、ラーラ。」

そう言いつつ俺は零戦から降りる。すると、

ラーラ「指揮官。本当にごめんなさい。」

と突如、ラーラはそう言いと頭を下げる。

司令官「ちょっ・・・。なんで、急に謝るの!?」

ラーラ「ボクたちのせいで、提督が本部で強く攻められた聞いたので・・・本当に申し訳ありません。」

司令官「とにかく、頭を上げてくれ。そういうの俺、好きじゃないから。」

そう言うと、ラーラは黙って頭を上げる。そして俺は

司令官「ラーラ。俺に対して別に謝る必要はない。元々、これは俺が勝手にやった事だ。」

ラーラ「でも、原因はボクたちです。ボク達のせいで日本は今・・・・。」

司令官「あのなぁ、お前達が居ようと、居なかろうとこれはどちらにしろ避けられなかった事だ。」

ラーラ「えっ・・・。」

司令官「俺たちは連邦だ。帝国と戦争している以上、帝国は必ず日本の狙われることは誰しもが分かっていた事だ。だから、今ここで戦うんだ。大切な物を守るために。」

ラーラ「大切な・・・ものを守るために。」

司令官「あぁ、だから皆ここにいる。守りたいものがあるから、生きて帰るべき場所があるからここに居る。お前もそうだ。ラーラ。お前だって、グロリアやマコトやアキを守りたいはずだ。」

ラーラ「!!」

司令官「俺も同じさ。ここの居るみんなを守りたい。それだけだ。だから、胸を張れ。ラーラ。お前は奴隷なんかではない。1人の人間だ。だから、必ずここに戻ってこい。」

ラーラ「・・・・・分かりました。失礼します。」

とラーラは自分の持ち場に戻って行った。

そして


午前11時

遂に、その時がきた。

ウーーーーーーーーーーー

突如、サイレンが響き渡る。そして、

『レーダーより、敵爆撃機編隊と思われる物を確認!!迎撃隊はすぐさま機体の離陸せよ!!繰り返す、敵爆撃機編隊と思われる物を確認!!

迎撃隊は早急に機体を離陸せよ!!』

と無線が入る。

そして、

パイロット「急げ!!」

とパイロット達は次々に自分の機体へと向かう。

そして、俺も

司令官「エンジン始動。」

とエンジンをかける。そして、離陸の合図が出ると

司令官「離陸する!!」

そして、俺は零戦のスロットルを上げ、そして

ブーーーーーーーーーーーン

と無事に離陸に成功した。そして、俺は爆撃機を迎撃できる高度へと向かっていく。

司令官「各基地の航空隊も離陸を始めてるな。」

と俺は後ろを見ると、各基地から次々と航空機が離陸し高度を上げてきているが確認できた。そして、

5分後には

関東から集められた戦闘機と重戦闘機を含めて計200機近くの航空機が陣形を維持しつつ、高度を上げている状態になっていた。

司令官「よし、これで全部だろう。」

と俺は確認すると、機体の中にある無線を取り、

司令官「全員に告ぐ、今日俺たちはこの日本の首都東京を守るために巨大なる敵に立ち向かうことになる。敵は、我々が未だに詳細も掴めていない大型の空母だ。この空母は今まで未知の存在だった兵器だ。この空母を放置すれば、そう遠くない内に各国は制海権を失い、帝国の犬となるだろう。そうなれば、俺たちの愛する家族は悲惨な運命を辿る事になるかもしれない。だからこそ、俺たちは勝たなければならない。愛する家族を、愛する日本の明日を守るために。いいか!!偉大なるパイロットたちよ!!俺たちは必ず勝ち、生きて帰る!!それが俺たちの任務だ!!いいな!!」

全員「おおおおお!!」

こうして、俺たちは東京を守るために空高く飛び立った。


午前11時18分

太平洋(東京から約54キロ地点)

高度7900メートル


ブーーーーン

高度7900メートルのこの場所では既に2つのエンジンを備えた巨大な鉄の鳥が何機もの編成を組み、東京へと向かっていた。

機長「後、少しで東京だな。」

そう言いつつ、帝国海軍のHe 111の機長は機体のハンドルを握り、周りにいる同型機についていく。すると、

銃手「機長、太陽に戦闘機らしき機影を1つ確認。」

機長「おそらく、護衛機だ。連邦の迎撃機はまだ我々に気づいてはいないだろう。」

銃手「ですが・・・あっ、機影こちらに近づいて来ます。」

機長「何!?」

銃手「あれは・・・白い零戦!!敵機です!!」

そう言った瞬間、

ダダタダダダダタダダ

白い零戦は機長達が乗るHe 111の前を飛ぶ同型のHe 111に銃弾の雨が降り注ぐ、そして、

ブーーーーーーーーーーーン

零戦は、そのHe 111の編隊の真ん中を通過し、急降下していく。すると

ダァッーン

He 111の左翼のエンジンが炎上する。すると

『メーデー、メーデー!!こちら24番機!!左エンジンをやられた。高度保てない。』

そう言うと、目の前のHe 111は堕ちていく。

機長「クソッ!!一体どこに行った。白い零戦は・・・。」

そう言いつつ、機長は周りを見渡す。そして、その白い零戦に乗っていたのは・・・・


同時刻

司令官「ふぅ~、とりあえず1機撃墜したな。」

俺は敵の爆撃機の編隊に向かって高度をもう一度上げ始める。そして、

ダダタダダダダタダダ

再び、1機の爆撃機に向かって7.7ミリを撃ち込む。すると、

ブーーーーーーーーーーーン

敵の爆撃機は編隊から外れ、堕ちていく。

司令官「コックピットを狙ったから、おそらくパイロットが死んだだろう。」

そう言うと、俺は再び爆撃機に向かって攻撃を始める。今度は敵の爆撃機と同高度で機体を水平して爆撃機のコックピットもしくはエンジンを狙う。

ダダタダダダダタダダ

敵の爆撃機も俺に向かって機関銃をぶっ放してくる。しかし、俺は当たる事もなく、そのまま

ダダタダダダダタダダ

ダァーーーーーーーーーーン

敵の爆撃機に対して攻撃を続ける。今度も爆撃機の左エンジンを炎上させた。そして、俺はその爆撃機を通り過ぎた後、後ろを見ると

司令官「あぁ~、左翼が折れちゃってる。」

その爆撃機は左エンジンが燃えた後、おそらく炎が燃料にも引火し、左翼のダメージが限界に達し、そのまま左翼が折れたのだろう。

司令官「俺もあんな風にはなりたくないな。」

と言っていると、

タタタタタタタタタタ

俺の機体に向かって機関銃の閃光が飛んでくるのが、確認できた。

司令官「ヤバイ!!」

俺は急いで回避行動をとる。

司令官「今の攻撃は爆撃機による攻撃ではないな。あまりにも狙いが正確すぎた。それにハインケルの機関銃MG81の音ではなかった。おそらく、M2ブローニング。って事は、護衛機か。」

俺はそう言いつつ、後ろを見ると、帝国軍のマークを貼り付けたF6F《ヘルキャト》数機が俺に向かって近づいてきていた。

司令官「よし、今のところ計画通りだ。そろそろ合図を出しますか。」

そう言うと、俺は機体にあるスモークを使って、赤いスモークを出す。

そして、敵の爆撃機編隊から離れる。

司令官「アイツら着いて来てるか!?」

そう言うと、俺は後ろを確認する。後ろには護衛機のF6Fが完全について来ていた。

司令官「よし、それじゃあ少し遊んでやるとしますか。」

そう言うと、俺は機体を大きく横に反転させる。


一方、爆撃機編隊の方では、

ダダタダダダダタダダ

連邦軍の迎撃機全てが爆撃機に対して攻撃を開始していた。

一村「全機、ありたっけの弾を撃て。今は隊長が護衛機を引きつけてくれている。このまま敵を殲滅するぞ。」

そう。司令官が1人で敵爆撃機編隊に突っ込んだのは、護衛機を引きつけるためだったのだ。そして、赤いスモークは「全機攻撃を開始せよ」と言う合図だったのだ。

ダダタダダダダタダダ

ダァーーーーーーーーーーン

ラーラ「やった!!」

ラーラの鍾馗が敵爆撃機を1機撃墜する。また他にも

ロニエ「ティーゼ左をお願い。私は右をやるから。」

ティーゼ「分かった。同時に行くよ。」

そう言うと、ロニエとティーゼの列風は1機の爆撃機の後ろにつくと、

ダダタダダダダタダダ

ダダタダダダダタダダ

同時に左翼と右翼を攻撃する。そして、

ダァーーーーーーーーーーン

ブーーーン

敵の爆撃機は両方のエンジンをやられたため、高度を保てなくなり、堕ちていった。

このように、司令官の部下達も次々に戦果を上げていった。そのおかげか、敵爆撃機は全機を撃墜する事に成功した。しかし、敵もこれで終わるはずもなく。

神通「一村さん。南から新たな爆撃機編隊を確認。護衛機を多く連れてこちらに向かって来ます。」

と雷電一一型に乗った神通は無線で一村に報告する。それを聞いた一村は、

一村「やはり、隊長の予想は当たってるな。だが、予想以上の数だな。」

そう言うと、一村は無線を全機に繋ぎ、

一村「新たに第2波の編隊を確認した。全機、俺に続け!!」

そう言うと、次々に迎撃機は爆撃機編隊に向かっていく。

そして、

ダダタダダダダタダダ

ダダタダダダダタダダ

第2波の爆撃機編隊との空戦に突入したのだ。

しかし、先程とは違い、

椿「護衛機の数が多すぎる。」

敵も学習しているため、先程よりも3倍近くの護衛機を投入してきたのだ。

ダダタダダダダタダダ

椿「クッ・・・・。」

1機のF6Fが椿の機体の後ろに張り付く。

しおん『椿さん!!今、援護に向かいます。』

としおんから無線が入る。そして、

しおん『椿さん。後ろを捉えました。今から・・・キャア!!』

ダダタダダダダタダダ

また、新たにF6Fが現れ、今度はしおんの機体に張り付く。先程までは優勢だったが、一気に連邦は不利になる。

また、無線でも

パイロット『クソッ。数が多すぎる。』

パイロット『こちら14番機。後ろをとられた!!誰か、援護してくれ!!』

パイロット『無理だ!!こっちも自分の身を守る事で手一杯だ!!』

パイロット『メーデー、メーデー!!エンジンをやられた!!助けてくれ!!うわあああああ!!』

味方パイロット達の悲鳴が無線に入る。

これを聞いていたラーラは

ラーラ「このままじゃ、皆殺されちゃう。」

すると、

アキ『ラーラ!!後ろ!!』

ラーラ「えっ!?」

そう言って、ラーラは後ろを向くと、

ラーラ「は・・・・!!」

ラーラの鍾馗の背後にF6Fが張り付いていたのだ。既に、射程圏内に入っており、ラーラが乗る鍾馗にとってはただの格好の的なのだ。そして、ラーラは

ラーラ(皆、ごめん。)

と思い、目を瞑り、死を覚悟した瞬間、

ダダタダダダダタダダ

ダァン

ラーラ「えっ!?」

突如、F6Fの尾翼が折れ、機体は真っ逆さまに堕ちていく。

そして、そのF6Fの後ろについていたのは、

ラーラ「司令官!!」

そう。F6Fの背後には司令官の零戦が堂々と飛んでいたのだ。


司令官「ラーラ、無事か。」

俺はラーラを助けた後、ラーラの状態を確認する。

ラーラ『はい。ボクも機体も、今のところ大丈夫です。』

司令官「そうか。なら、良かった。」

ラーラ『指揮官、先程の引きつけた護衛機は・・・。」

司令官「あぁ。全部、撃墜した。」

ラーラ『ぜ、全部!?』

司令官「あぁ、あれから少しの間は引きつけていたが、ずっとストーカーされるのも嫌になったから撃墜した。」

ラーラ『そ、そうなんですか。でも、ありがとうございます。お陰で、助かりました。』

司令官「礼なんか後にしろ。まだ、敵は残ってるんだからな。」

すると、

『全味方機へ、通達する。先程、新たな増援部隊をそちらに送った。部隊名は日本防衛師団だ。』

と司令部から無線が入る。

司令官「おいおい、なんで、防衛師団が来るんだよ。」

すると、

ダダタダダダダタダダ

爆撃機に向かって日本防衛師団の紫電が攻撃を開始する。

すると、

赤坂『よう、悪魔。思ったより苦戦してるな。』

と俺の無線から聞こえてくる。

司令官「ふん、まさかお前達が参戦してくるとはなぁ。上が違う以上、てっきり参戦してこないと思ってたよ。」

赤坂『確かに、上は違うが、俺たちも日本を守る軍人だ。少なくとも、東京が焼け野原になれば、日本の経済に大きく関わってくる。そうなれば、日本は内部から崩れるからな。俺たちも仕事を失うのはごめんだからな。とりあえず、今は協力してやる。』

司令官「そうかよ。じゃあ、せいぜい足を引っ張るなよ。」

赤坂『お前こそな。』

ブーーーーーン

そう言われると、俺は再び爆撃機の編隊の中に突っ込んで行った。

その後、日本防衛師団も加わった事により、形勢一気に逆転した。俺たちの部下達もこの勢いに乗り、次々に爆撃機を撃墜した。また、俺は爆撃機だけではなく、護衛機も次々に撃墜した。そして、遂に第2波の爆撃機の殆どの撃墜に成功した。そして、残ったのは爆撃機は爆弾を投棄し、引き返していった。

司令官「よし、予定通りだな。」

すると、

大和『こちら、大和。敵艦隊を発見、ハボクックと思われる艦影も確認しました。予定取り、攻撃を開始します。』

司令官「了解。こちらも補給が終わり次第、そちらに合流する。」

そう言うと、俺は無線のチャンネルを換え、

司令官「全機に告ぐ、先程、大和から敵艦隊の発見の報告があった。我々は、これより帰還し、補給が完了次第、攻撃隊と例の艦隊共に、敵艦隊の攻撃を開始する。」

そう言うと、俺たちは基地へと帰路についた。


一方、東京湾から80キロ離れた地点

帝国海軍 第1遊撃艦隊 旗艦ハボクック

霧が濃い中、帝国海軍はゆっくりと日本に接近して来ていた。しかし、

?「どう言う事だ!!我が爆撃機隊が壊滅とは!!?」

?「艦長落ち着いてください!」

とハボクックの艦橋内で怒鳴り声が響き渡る。

艦長「敵は、大した戦力もない島国を守る連邦だぞ。なぜ、そんな部隊に我々帝国海軍が負けるのだ。すぐさまに、第3波の爆撃隊を送れ」

と指示を出す、すると、

観測員「艦長、水上探知機に艦影らしきもの確認。こちに近づいています。」

と報告をする。

艦長「味方の艦ではないのか。」

観測員「確認はしましたが、どの艦影とも一致しませんでした。」

すると、

副艦長「艦長、連邦の艦隊では。」

艦長「何を言っている!!日本の連邦が海軍を持っている訳がないだろ!!」

副艦長「しかし、・・・・・。」

艦長「いいから、爆撃機隊の発艦を急がせろ!!」

と言った瞬間、

ヒューン

ズドーン

突如、ハボクックの右舷を航行していた、アトランタ級軽巡洋艦が爆発する。

艦長「何事だ!?」

艦長は、急いで艦橋からアトランタ級を確認する。すると、そこには燃えて沈みつつあるアトランタ級の姿だった。

艦長「一体・・・何が・・・。」

すると、

観測員「艦長、右舷後方より戦艦らしき艦影を複数確認。」

艦長「何!?」

そう言うと、艦長は双眼鏡で確認する。

艦長「あれは・・・・・・まさか!?」

艦長が見た光景は、霧の中ゆっくりとこちらに近づいてくる巨大な軍艦だった。大きな砲を前方に6門装備し、艦首には金色に輝く菊の紋があった。また、その艦影の後ろからも多くの艦影が確認できる。そう、この戦いではある兵器を既に投入していたのだった。

そして、この時には遂にこの戦いの勝敗が決まろうとしていたのだった。


続く































このSSへの評価

2件評価されています


SS好きの名無しさんから
2022-02-25 21:15:25

2022-02-25 18:44:59

このSSへの応援

2件応援されています


SS好きの名無しさんから
2022-02-25 21:15:24

2022-02-25 18:44:53

このSSへのコメント

3件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2022-04-06 13:08:28 ID: S:wxevtr

h45級戦艦(80㎝主砲を持つ計画だったドイツ国の戦艦)
2号戦車Ⅼ型ルクス(最大速度60kmとかいうやつ2号戦車は名前だけ一緒だけれども別物)
レオパルド(プーマの主砲のもとになっていた戦車っwotとかでわかる)
ラーテ(シャルンホルストの主砲をのっけた戦車)
モンスター(ドイツ国の80㎝列車砲が手法になっている戦車)
とかはどうですか?

2: SS好きの名無しさん 2022-04-06 13:29:23 ID: S:LRu7gr

h45級戦艦(80㎝主砲を持つ計画だったドイツ国の戦艦)
2号戦車Ⅼ型ルクス(最大速度60kmとかいうやつ2号戦車は名前だけ一緒だけれども別物)
レオパルド(プーマの主砲のもとになっていた戦車っwotとかでわかる)
ラーテ(シャルンホルストの主砲をのっけた戦車)
モンスター(ドイツ国の80㎝列車砲が手法になっている戦車)
とかはどうですか?

3: SS好きの名無しさん 2022-04-06 18:53:02 ID: S:jrkh5t

ミスって二つ送りましたすみません


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください