孤独のグルメ Season Extra 第4話「某県お好み焼き屋『なが塚』のお好み焼き」・後編
まさかの後編。
おっさん×小学生の絡みは見れるのか。
そんな感じで今回も夜食テロ。
キャラは前編のほうに記載しております。
~数分後~
五郎(お……美味そうなニオイがしてきたぞ……)
五郎(大阪に行ったときのことを思い出すなぁ……)
五郎(あの時はたこ焼きを晩飯にしたんだっけ)
五郎(あの時のニオイに近いせいで……余計に腹が減ってくる)
真帆「サキー! まだなのかー!?」
紗季「美味しいものができるのには時間がかかるの! 静かに待ってなさい!」
真帆「ちぇ~」
智花「真帆、ゆっくり待とうよ。紗季ならきっと美味しいお好み焼き作ってきてくれるから」
ひなた「おー。たのしみ」
五郎(その通り……美味しいものができるのには時間がかかる……。焦るな少女よ。まだ慌てる時間じゃない)
五郎(……しかし、俺も楽しみで腹がペコペコだ)
葵「そういえば昴。今日の練習見てて思ったんだけど」
昴「どうした?」
葵「愛莉ちゃんが怖がらずにポストプレーできるようになったんだから、リバウンドのプレーの強化練習をそろそろ入れてもいいと思うの」
昴「そうだな……愛莉、大丈夫か?」
愛莉「えっ!? は、はい! がんばります!」
五郎(……どうやら、バスケットボールで繋がってるみたいだな。ふむ……バスケか。今日は何かとバスケに縁があるみたいだ)
五郎(お、そんなことしているうちに豚平焼きが……)
紗季「お待たせしました。ライスと豚平焼きです。お好み焼きはもうしばらくお待ちください」
・ライス
・豚平焼き→ネギが多めにのってある。ソース、マヨネーズもたっぷり。
五郎(ふむ……よし。お好み焼きが来る前にちょっと食べてみるか)
五郎(……うん。ネギがちゃんと豚平焼きにあっている……。豚肉も程よい脂が乗っているな……)
五郎(ライスと合わせて食べてみるか……)
五郎(うん! これはいけるじゃないか……)
五郎(豚平焼きの味のパスがわたって……ご飯でフィニッシュだ。これは美味いぞ……)
紗季「お待たせしました。お好み焼きです」
五郎(お、そんなことしているうちにメインが……)
・お好み焼き→大阪や広島名物の粉モノの王。結構大きめ
五郎(きたきた)
五郎(これは実にうまそうだ……。だが、慌てるな。もう少し焼こう)
紗季「はい。お待たせしました。新作お好み焼きです!」
真帆「やったー! あたし一番最初に食べる!」
昴「こらこら、慌てなくてもちゃんと分けるから」
智花「ねぇ紗季。このお好み焼き普通のお好み焼きとどう違うの?」
紗季「それは食べてからのお楽しみ。ささ、長谷川さん。どうぞ」
昴「よしっ……じゃぁ、分けるか」
葵「ちょっと昴。あんたそういうのあんまりできないでしょ。私がやるわよ」
昴「あ、ごめん」
真帆「あはは! 葵っちにーづまみたい!」
葵「んなっ! だ、誰がコイツの奥さんよ!」
昴「あっ! 葵、ちゃんと分けないと! それに俺のとは言ってないぞ」
葵「わ、わかってるわよ!」
五郎(……賑やかだなぁ)
五郎(……というより、俺はその新作お好み焼きも気になるが……親しくもないのに頼むわけにはいかんな)
五郎(とりあえず、普通のお好み焼きを味わおう)
五郎(よし、まず一口)
五郎(……うわっ! やられた……これは美味い)
五郎(俺の胃袋にスリーポイントシュート。綺麗にネットイン。だな)
五郎(さて、今日のもう一つのお楽しみ。ご飯との組み合わせ)
五郎(試してみるか)
五郎(…………ほー。あぁ~……これ。結構いいな)
五郎(大阪の人はこんな感じでお好み焼きを楽しんでいるんだろうか)
五郎(最初はちょっとすごい組み合わせだと思ったが……全然いけるじゃないか)
五郎(また新しい味がわかったぞ……これは思わぬ収穫)
昴「うん! 紗季これ美味しいよ!」
紗季「本当ですか!? ありがとうございます!」
智花「うん。紗季、とっても美味しいよ!」
葵「美味しいけど……何だか不思議な食感のするものが入ってるわね」
紗季「実はそれは―――って真帆! またあんたはタバスコかけてるの!?」
真帆「いや、美味しいんだけどさ~。ちょっと刺激が足りないんだもん!」
紗季「はぁ~……まったくあんたは……」
五郎(……まるで家族みたいだな)
五郎(賑やかなのは悪いことじゃない。特に学生は)
五郎(誰だって親しい友達と来るとああいう感じで盛り上がるのは仕方のないことさ)
五郎(それにしても本当に美味しいな……おっと。豚平焼きがもうなくなってっしまった……)
五郎(う~ん……もうお好み焼きもないな……少し足りない気も……。何か頼むか?)
五郎(いや、それ以上に、向こうの新作お好み焼きが気になって仕方がない)
五郎(……ん?)
ひなた「……?」
五郎「……」
ひなた「……」
ひなた、五郎のところへ。
ひなた「おじちゃんもしんさくお好み焼き、たべる?」
五郎「……え」
昴「ひ、ひなたちゃん!?」
愛莉「あ、あうぅ……ひなちゃん知らない人にいきなり話しかけるのは……」
ひなた「でも、おじちゃん。さきのしんさくお好み焼き、食べたそうにしてた。それにおいしいモノはみんなで食べたほうがもっとおいしくなる」
五郎(大正解なんだが……状況が……)
真帆「でもヒナの言ってることも一理あると思うぞ! なんだかんだで美味しいからな!」
智花「ちょ、ちょっと真帆……」
紗季「なんだかんだは余計でしょ」
昴「お食事中にすいません……」
五郎「いや、気にせず……」
五郎(いや、ちょっとまてよ……これで新作お好み焼き食べれるんじゃないのか?)
五郎(…………えぇい。ここは恥じらいを捨てるんだ)
五郎「あの……店員さん」
紗季「は、はい?」
五郎「実は―――――
五郎(結局半切れ分作ってもらってしまったな……)
五郎(いきなりだったが、あの女の子には感謝しとかなければ……)
五郎(さて、一口)
五郎(―――! 美味いぞ。確かにさっき誰かが言っていたみたいに不思議な食感がある)
五郎(おそらくこれがポイントだな……よしよし)
五郎(うん。白メシともちゃんと合うように作られている……)
五郎(あぁ、箸がどんどん進んでいく……)
五郎(全部食べきるのがもったないくらいに……)
五郎(味のスラムダンク。見事に決まった……。俺の胃袋のディフェンスも崩壊)
五郎(もう食べるしかない)
~数分後~
五郎(うーん、結構食ったな……)
五郎(しかし、美味しかったなぁ……)
五郎(やはり、一番の収穫はやはりお好み焼きにライスだな……)
五郎(また、機会があったらああやって食べてみよう)
五郎(さて……帰るか)
五郎(……そういえば、三沢さんの娘さん、バスケやってるっていってたな)
五郎(……もしやあの中に三沢さんの娘が……なんてな)
孤独のグルメ×ロウきゅーぶ! ~完~
次回、孤独のグルメ「某国ロアナプラのタイ料理」孤独のグルメ×BLACK LAGOON
第1話
第2話
第3話
第4話・前
第5話
第6話パート1
第6話パート2
第6話パート3
第7話
次回BLACK LAGOON。
五郎ちゃん、ついに海外進出!?
ちょっと修正
可能だったらリンクを最初じゃなくて最後にして欲しいです。
と言う個人的な要望です。
>>名無しさん
了解です。