夜間鎮守府の日常 原点回帰
夜間に活動する鎮守府の日常SSです
提督有給→叢雲代理→(色々あってそんでもって)→復職(今ココ!)前回からの引継ぎです。
今回からちゃんと保存します、初心に戻って頑張ります
提督
何事も普通が好ましい
川内
忍者であり妻であり母である
個性消失中
神通
鬼教官(過去形)
那珂
アイドル(現在進行形)
芸人アイドルへ進みそう
叢雲「お帰り、なんか色々あったけど…これお返しするわ」つ腕章
提督「長いこと任せて済まんかったな」
叢雲「一生このままかと思ってたけどね」
提督「そういう未来もあったかもしれん」アッハッハ
北上「それはそれで良かったかもしれませんけど」
提督「え゛」
阿武隈「叢雲さんは仕事が速かったので、凄くテンポよく進んでたんですよ」
提督「・・・返す」
叢雲「いらん!返さないでよ!」
提督「提督権限を使用する」
叢雲「職権乱用だわ!」
ワーワーギャーギャー
ガチャ
神通「何事ですか…」アキレガオ
叢雲「神通からも言って頂戴、提督業復帰させて」
神通「渋ってるんですね、この人は全く」
提督「神通~俺は…」
神通「提督、家にいられると邪魔ですので仕事して下さい」
阿武隈「きっつ!!?」
ゴフッ
提督「」チーン
神通「提督代理ありがとうございました、後はお任せください」
叢雲「容赦無いわね」
神通「これくらい言わないと甘ったれな提督は復帰しませんから」ニコニコ
叢雲「鬼だわ」
漣「♪」
Bismarck「何見てんの?」
漣「2m離れてください」
Bismarck「無茶言わないでそんなに部屋広くないわ」
漣「テレビで言ってたじゃん、濃厚接触ヤバくては1~2m位離れないと」
Bismarck「鎮守府から出てないから自粛みたいなもんでしょ」
漣「それもそうだね」
夕張「2人とも動画のサムネ撮りますよ。マスクしてこっち来てください」
Bismarck「マスク要る?」
夕張「受けがいいのと自粛アピです」
漣「あ~情勢ってヤダヤダ」
夕張「ライブ収入は激増中ですよ」
漣「早く撮るか~」
漣「そういえばこれって確定申告いると思うんだけど…どうしてんの?」
夕張「…軍って副業が特例を除いてNGなんですよね~」
漣「まさか言ってないの?」
Bismarck「かくてーしんこくって何?」
夕張「これも宣伝活動…で通りませんかね」
Bismarck「Admiralに聞けば?」
漣「あの人分からないでしょ」
・・・
提督「ヘッキシ」
北上「うつるので10m離れてください」
提督「たまたまくしゃみが出ただけだ!そんなに離れたら仕事にならんだろ!」
天龍「あっつい」
龍田「湿気が凄いわ」
天龍「上とか着てられね~」
龍田「露出増やすのはよろしくないわよ」
天龍「女しかいねーし、男も提督だけじゃんかよ」
長門「子供の悪影響にならない程度にしておけ」
長門「親が怖い」
天龍「確かに」
木曽「あの子たちが眼帯に憧れて怪我でもしたら俺たち問答無用で有罪だからな」
天津風「これも神の与し罪よなぁ!」
天龍「あぁなったら責任追及がこえー」
龍田「提督はお酒入ると…どうなるか分かんないわよ」
天龍「経験者は語る」
龍田「死ぬと思ったわ」トオイメ
天龍「あんまり言われねーし大丈夫だって」
電「そう言ってられるのも今のうちなのです」
電「どうやら新顔来るらしいので…お気をつけなのですよ」
天龍「新人?」
電「未確定らしいのですが…電も詳しくないのです」
木曽「この時勢に人事異動たぁなにごと?」
長門「上の考えることは分からん」
陸奥「何かしらあったんだろうけど」
電「焼肉うめーのです」モグモグ
雷「ね~」
暁「いいお肉…高かったんじゃないの?」
電「電のおごりなのです」
暁「だいじょうぶ?」
電「臨時で収入があったから大丈夫なのです」
暁「・・・」
雷「幾ら勝ったの?」
電「8万くらい」
響「グゴゴゴゴゴ」
電「何してるのです!?人の金で食べてる焼肉で死なないで欲しいのですが!?」
暁「詰め込みすぎなの…いつになったら覚えるのかしら」
響「ふぅ、人の金だからたくさん食べないと損なんだよ」
電「図々しいな」
響「あれだけコンビで打てば…ねぇ?」
暁「ちょっと電?」
電「し、しらないのでーす」ピューピュー
提督「」ジー
赤城「何見てんの?」
提督「ゆーちゅーぶ」
赤城「珍しいわね、どしたの?」
提督「青葉に勧められた。ばーちゃるなんとか」
赤城「これ声あててるの?」
提督「そうそう。人気なんだって、これってどうやって動いてるんだ…?」
・・・
夕張「青葉さん、どう説明したんですか?」コソコソ
青葉「ただただ人気って言っただけです」コソコソ
夕張「もっと魅力があるじゃないですか!そこを伝えないと」
夕張「沼に嵌めるには如何に素晴らしいかを伝えないといけませんから」
青葉「言っている事はごもっともです。ですが、いきなり弁論の如く捲し立てても興味が薄れるってもんですよ」
青葉「オタクはそこがいけない…自分が好き好きアピールなんて聞いててうんざりなんですよ」
夕張「…確かにそうですね。熱くなり過ぎました」
青葉「パッションを伝えるのは嵌ってからですよ…そうすれば仰ったようにグッツを購買に入れることも」
夕張「あぁ…頼みます。嵌って!」
・・・
提督「確かに可愛いな」
赤城「あたしとどっちがいい?」
提督「なんでも嫁を出すなよ…答え決まってるじゃねぇか」
赤城「聞いただけよ」
提督「お前」
赤城「そういう時は名前で呼びなさい」
・・・
青葉「これは駄目そう」
夕張「あぁぁ」ガックシ
提督「夕立~書類とどいてんぞ」
夕立「は~い」
提督「春雨にも」
春雨「お仕事の書類かな?でもなんで別々…」
ガサゴソ
春雨「また出演依頼…」
提督「マネージャーなのに来るんだな」
夕立「ちょこちょこスポット当たるから知名度良いっぽい」
夕立「ていうか夕立のラジオのサブパーソナリティだし」
提督「なら慣れてるし大丈夫じゃない?」
春雨「そうは言っても~」ウーン
提督「己の自己顕示欲を開放するんだ!」
那珂「その番組なら那珂ちゃんも出るよ」
那珂「一回出てみない?フォローするからさ」
春雨「う、うぅ…」
提督「焦らなくてもいいだろ」
那珂「もし気になるなら私から番組に言っとく」
提督「お前いつの間にそんなパワーを」
那珂「一応歌姫ですから」
曙「訓練よー」ガンガンガン
漣「うるさ」
朧「今日?」
潮「!?」ビクッ
曙「最近合同でやってないじゃん?連携取れるか心配だから」
漣「確かに全員違うグループでやってる」
潮「私達駆逐艦は他種の船との連携が大事じゃないかな?」
曙「確かにそうなのよね。でもうちってよく分かんない編成で出るときあるじゃない?」
朧「駆逐6が週2」
漣「確かに…」
曙「先輩は臨機応変に出来るけど私達は出来ると思ってないの、だからするのよ」
潮「凄い向上心」パチパチ
曙「行くわよ!」
・・・
提督「訓練場埋まってるぞ」
曙「なんでこんな時に」
提督「皆暇だからな、見るのも訓練だし見てきたらどうだ?」
朧「乱入する?」
提督「それも面白そうだな、やってみるか?」
提督「俺が無線入れて照明も落とすか」グフフ
曙「それは危ないんじゃないの?」
神通「面白そうですね」ニコニコ
曙「(あぁ、鬼が乗ってきたわ)」
曙「マジでやんの・・・?」←変装中
漣「流れに任せたのは曙ちゃんでしょ?」
朧「一興」
潮「胸がきつい」
提督「その服は防弾防火に絶縁体使用で電気も大丈夫だ」
明石「さらに爆炎耐性もありますので直撃以外はほぼ無傷かと思います」
曙「こんな装備あるなら出撃の際につければいいじゃないの」
明石「量産化にはちょっと出来ない問題点がありまして」
夕張「その装備重すぎて駆逐以外だと積載過多で沈むんです」
夕張「色々と制約が多いので没に」
提督「チビじゃないと運用できないってことだ」
曙「さらっと悪口言うんじゃないわよ!!バカ!」
潮「ひーひー」
明石「大丈夫?胸がきついならやめとく?」
潮「訓練…します」
漣「胸がでかいと困ることもあるんだね」
提督「照明落とすから無線で連絡取り合って倒してこい」
提督「俺も上から指示出すから」
明石「データが欲しいので大破しないでくださいね~」
曙「いい様に使われてる気がするわ」
漣「今更気づいちゃったの?」
提督「≪全員、これから接敵するのはマジで殺しにかかってくる第六駆逐隊だ≫」
提督「≪あいつらの殺気に向かっていくんだ。気をしっかり持てよ≫」
曙「…」ゴホゴホ
漣「≪大丈夫?≫」
曙「≪うん、ちょっと気負けしてる≫」
朧「≪楽しみ≫」ジャキン
潮「≪私も気合入れていく≫」キリ
朧「≪電とかいう先輩には一発かましたい≫」
漣「≪どしたの?偉い流暢に喋るけど…何かあったの?≫」
朧「≪…フフ≫」
曙「(私の知らない世界があるみたいだわ)」
明石「≪その艤装は耐電なので暁ちゃんの攻撃はほぼ効きませんがアドリブが効く子達なので過信しないでください≫」
提督「≪喰らってこいそれで覚えてこい。先輩の力量を感じろ≫」
・・・
電「はい」ドン
雷「ほい」ヒラリ
電「相変わらず笑顔で避けやがるのです」
暁「ふん」攻性防禦
響「全部無効化はズルいんだよ~」ブー
暁「これでも砲弾予測してやってんだから文句言われても」
響「次は被せてブチ当ててやるんだよ」ガション
電「えらい物騒なのです」
雷「そんなあなたも見えない所で装填してるのよね」
電「バレたか」チッ
ウーウージリリリリリ
電「ん?」
提督「≪お前ら!すまん!演習場に敵が紛れこ…き≫」ザーザー
電「≪はい?え?≫」ブチン
雷「無線がおかしいわね」
暁「なんて言ってたの?」
電「敵が何たら」
響「敵襲?それは一大いz」
ドーン
響「うわぁぁぁ」
電「…ふむ、響拾って一度撤退する」
暁「軽傷ね、行くわよ」ガシ
響「容赦なく顔面狙ってきた。本気ナンダヨオオオオオオオオオオオオオ」キリッ
雷「照明弾…訓練に積んでないわよね~」アララ
電「レーダーすら積んでないのに相手にしてたら持たないのです。暁は後ろ見てて、電と雷で左右見るから」
・・・
提督「どっちが勝つかな~」
青葉「久しぶりに一面ネタ出来ましたね」ニコニコ
提督「あいつらは最近天狗になってるから一度根性叩き直さないとな」
電「おーい、もしもしー?」
雷「…あら」ガキン
暁「見えないから厄介だわ」
電「無線イカれてやがるのです。それに照明も消えてるし」イライラ
電「えぇい何もかもがイラつかせてくる」
響「…」
暁「どうするの?」
電「出口が何処かわからないのが問題なのです。ここ異常に広いから先ずは端っこを見つけたいのです」
雷「敵さんはそれをさせないようにしてる気がするわ、私達ぐるぐる回ってる」
電「…いや、これは」
電「ちょっと一体ぶちのめしてくるのです」ジャキン
雷「大丈夫だと思うけど軽率じゃない?」
響「あんまり無茶すると怒られるんだよ」
電「響に言われるとは電も衰えたのです」アッハッハ
暁「ちょ、ちょっと待ちなさい!訓練じゃないのよ!?単独行動なんて駆逐でするもんじゃ」
響「もう行った」
雷「」ニコニコ
暁「雷、何笑ってるのよ」
雷「いや、電が楽しそうでなによりだわ」
暁「冗談言ってる場合じゃないでしょ」
朧「直撃が不意打ちのみ」
漣「さすがというか、納得というか」
曙「私達の射撃はあの人達から教わってるし…これをもとにして」ウムム
潮「弾勿体ない気もする、一回様子見する?」
朧「…!?」ガション
朧「散開して」
潮「え?」
漣「逃げるよ~」ガシ
潮「ひえええぇぇぇ」
曙「どうするの?」
朧「…勝つための行動」
曙「了解、隠れてるから合図してね」
・・・
電「さて…」ドドドド
朧「ッチ」カン
電「お?そこか…単独ってことは下級じゃないのですね」
電「さっさと沈んで欲しいな!」
提督「≪朧、見えていると思うが魚雷に気をつけろよ≫」
朧「」サッ、サッ
電「ふ~ん。全部避けるか」
電「なら顔面に直接」
朧「」ガッ
電「!?」
朧「舐めるな」
ドン
漣「あんなにキレキレなの久しぶりに見たんだけど」
潮「全部避けてカウンターまでいれてるよ。すごい」
曙「残りの3人にちょっかい掛けてくるから、何かあったら無線」
漣「はいよ」
電「…」
朧「」
電「おい、黒ずくめ」
電「随分と人型に近いが…その柔術はどこで習った?」
朧「…」
電「それは電が教え子に教えた型なんだけど」
朧「会話とは悠長」
電「それにその装填には心当たりがあるのです」
電「いつも薬莢を派手に飛ばすのは朧、辞めておけって注意した筈なんだが」ギロ
朧「もうバレた」ポイ ミ仮面
朧「これは演習らしい、文句は提督に」
電「あの馬鹿は、いつも変なことを思いつくのです」ヤレヤレ
朧「問題はない。私は一度本気の貴方と戦いたかった」ガション
電「自意識過剰は訓練では見えないですね」
朧「生徒は師を見て育つものだぞ」
電「確かに…電も昔からよく言われていたのです」フフフ
朧「そろそろ行くぞ。本気でお願いします」グググ
電「(さっきから本気なんだけど…なぁ)」
提督「」
青葉「提督?」
提督「ん?」
青葉「結構ヤバメに撃ち合ってますけど止めません?」
提督「実戦はもっと危険なんだからこの位大丈夫だろ」
提督「電は1軍だし朧も2軍とはいえ成績は最高評価」
提督「そろそろ再編成も考えてたし…入れ替わりあるかもね」
青葉「ほほぅ」
提督「朧はああ見えて頑固でな自分のやり方を変えないから電とそりが合わないらしい」
青葉「お互い顔に出しませんから知りませんでした」
提督「成績表でボロクソに書いてたよ」
・・・
執務室
電「失礼します」
提督「どした?」
電「本部に提出する成績表なのです」
提督「ありがと。北上~添削必要か見て」
北上「分かりました」
北上「…早速なのですが、朧さんの所中々に書いております」
提督「『性格に難有り。大人になれ、おバカ』」
電「思ったことそのまま書いたのです。あれは言うことを聞きません」ビキビキ
電「おそらく実戦でも通用するでしょうが、あれは第七じゃないと運用不可能なのです」
提督「他の第七はどうなの?」
電「可もなく不可もなし」
・・・
提督「あれはもっとヒートアップするんじゃないかな」
青葉「猶更ヤバくないですか?」
提督「喧嘩に俺が出てったら冷めちゃうだろ?お互い納得いくまで殴り合いしといた方がいいの」
青葉「それは男の場合であってですね」ヤレヤレ
電「」ドゴォン
朧「っ」
朧「無茶苦茶してくる」
電「至近距離でどうするか教えた筈なのですよ」
朧「いつまでもいつまでも」ギリギリ
電「朧、あんたは優秀なのです。だけど色々任せる癖が強すぎる」
電「索敵や警戒が疎か、全部他の子にお任せ」
朧「…」
電「これじゃ使い物にならんよ?」フッ
電「あんた以外は落ちこぼれなんだからさ、そろそろ縁切ったら?」ニタァ
電「そしたら1軍でも活躍できるのです」
朧「」ブチィ
朧「お前、許さん」
電「否定したいなら速くかかってくるのです。全部ひとりで出来るのならねぇ!」
響「…あそこ」ユビサシ
暁「ほい」ドドドド
曙「(…なんでバレるのよ!)」アブネ!
響「あの黒いの動きが直線的過ぎなんだよ…」
電「あれ見たことある気がするわ」
暁「うん…ってことは」バシュウ
ドカーン イヤアアァァァァ
・・・
曙「」チーン
暁「ちょっとした偏差射撃でこれじゃ…電が泣くわ」
雷「敵襲も嘘でしょうね、てことは全部教え子か~」ニコニコ
雷「丁度良いわ、全員根性叩き直しよ」つアンカー
暁「雷?どうしたの?そんなキャラじゃなくない?」
雷「多分神通さんとか提督が見てるわ。教え子がこの程度じゃ私達怒られるわよ」
響「減給、有給不許可、休日出動」
暁「それは嫌」
雷「実戦風に鍛えあげちゃいましょ」ニコニコ
暁「(雷焦ってる)」
朧「」フラフラ
電「どしたのです?随分とへばってる様ですが?」
朧「(攻撃が当たらない)」
電「生意気なのはいいけど長期戦になると癖が露呈してるのですよ」
電「電は教え子の動きを何時間、何十時間見てるのです」
朧「グッ」
電「さ、とっとと帰るのd」
ドン
ドサ
漣「これでいい感じ?」ジャキン
電「><」キュ~
朧「完敗だった」
漣「連れて帰ろ~、後でなに言われるか心配なんだけど」
朧「すごいね漣」
漣「ん?」
朧「ずっと気配隠してた」
漣「喧嘩してくれると隠れるの楽でいいわ」
朧「…曙は?」
潮「やられちゃった」
朧「回収に行こう」
潮「3人が来る見たい。周辺を探してる」
漣「3:3でやってみる?」
朧「うん」
漣「おーっしゃい!普段日陰の漣様が前に出るぞい」
潮「はい!」ドン
雷「」ガギン
漣「笑顔こえー、アンカー振り回してるし」
雷「今手加減してる余裕がないの、お願いよ。倒すか倒されて頂戴」
朧「支離滅裂」
暁「本気出していいの!?どっち?」
響「聞く前に行動するがよい」フハハハハ
暁「響も援護してよ!」
響「教え子に手を出すのは…ちょっと」
暁「言い方!」
朧「…」ドン
ガン! アダァ!
響「ふっ…どうやら本気を出さねばならぬようなんだよ」←流血
暁「あんたさぁ」
漣「これ勝てそう」
潮「うん」
提督「おれさ~」モグモグ
青葉「はい」モグモグ
提督「野球大好きだからさ、昔やっとけばな~ってよく思うんだけど」
青葉「はい」
提督「体質で出来なかったからさ、現役学生に頑張ってほしんだよね」
青葉「はぁ」
提督「普通だったらって思うんだけど、それって今を否定してるから違うんだよな~って大人になって感じるわ」
青葉「おっさんですね…まぁ私と結婚出来たので良かったのでは」☆ミ
提督「確かにな、息子出来たらスポーツやって欲しいな」
青葉「私に要求してます?」ウフフ
提督「願望だよ、色々情勢とかもあるだろうけど」
青葉「そういえばどうなってます?」
提督「ん?」
青葉「演習」
提督「やべ、指示出してない」
青葉「…自分語りより回り見てくださいおじさん」
暁「私に砲弾は効かないわよ」
朧「敵になると厄介」
朧「なら至近距離で当てるだけ」
暁「そう簡単にはさせないわ」
朧「(貧乏くじだ)」
・・・
雷「潮ちゃん、強くなったわ」
潮「ありがとうございます」
雷「よく相手を見ている、私の方が焦っちゃって被弾して…」
雷「4人の中で一番冷静なのかもしれない」
潮「トラブルには慣れっこですから」
雷「実戦じゃないと見えないこともあるのね」ウフフ
・・・
響・漣「じゃんけんぽん!」
響・漣「あいこでしょ!」
響・漣「あいこでしょ!」
響・漣「あいこでしょ!」
響・漣「あいこでしょ!」
響「中々つえーな」
漣「おめーもな」フッ
漣「どうします?このままだと決着つかないっすよ」
響「まぁ…味方同士だし決着つける必要がないよね」
漣「そうですけど」
響「色々あると思うけど、味方であるならそれでいいと思うんだよ」
漣「いつになく大人…どうしたんすか?」
響「ここ等で株上げとかないと駄目ってグラーフが言ってたんだよ」
漣「助言かよ」
≪お前ら、どうする?戻ってくるか?≫
≪勝った方にご褒美用意してるんだが≫
響・漣「!?」
響「致し方なし、どんな手を使っても勝たせて貰うんだよ」ギロ
漣「ハッ 御託はいいから掛かってこいや」ニヤリ
・・・
提督「あいつ等…」
朧「遊んでる」←負けた
雷「指令?ご褒美って何?」
提督「さっき釣った魚焼いてやるよ」
暁「ちょっと!!私達が必至な時に何くつろいでんのよ!」
潮「アハハ…」←勝った
青葉「(潮ちゃんが勝ったのは意外だったな)」
響「なんとぉー」シュババババ
漣「まじか!?あたらんぞ!」ドドドド
響「チェストォォォォ」
漣「ホッ!」ヒラリ
響「なぬ!?」
漣「くらえ」バキューン
響「ぐぉ」
響「隠しで武器を持っておったか…やるのう」ケロッ
漣「…この銃当たったら骨折するレベルなんだけど」
響「それを撃った自分に驚くといいんだよ」
漣「先輩に手加減は無用。あんまり使いたくないけど」ゴソゴソ
漣「下剤弾」テッテレー
響「(こんな子だっけ)」
・・・
青葉「提督・・・彼女ってあんなのでしたっけ」
提督「個性があっていいんじゃね?」
電「いっで~」フラフラ
提督「おはよ、どう?不意打ちされた気分は」
ドン!
電「最悪」
提督「元気でなりより」タラー
青葉「血でてますよ」
電「いい感じで朧煽って先生らしく振舞おうと思ったのに」
雷「ふ~ん」
電「雷も焦ってたのです。人のこと言えないのです」
雷「そうかもね~」
暁「いい線いってたわよ。イレギュラーには弱かったけど」
朧「イレギュラー過ぎる」
暁「私は1軍でサポート担当、戦力的にはそんなに高くないから」
電「嘘つけ、いっつも前に出てやがるのです」
暁「あれは…私の方が広範囲対応できるからで」
電「連携は何よりも大事なのですよ」
暁「現場で基礎なんて言ってる暇ないでしょ、戦場はイレギュラーしかないんだから」
雷「たしかにね」
電「朧」
朧「何?」
電「明日から1軍に組み込むのです。準備しとくのですよ」
朧「は?」
電「試験的に1人ずつ組み込んで役割を図るのです。覚悟しとくのですよ」
朧「…腑に落ちないな」
潮「評価されてるんだよ」
曙「zzz」
長門「昨日うるさかったが何かあったのか?」
朧「1軍昇格の試験があった」
陸奥「へ~無事受かったのね。おめでと」
電「そろそろ出さないと訓練生がパンクするのです」
長門「私に任せろ、大抵は受け止めてやる」
陸奥「朧ちゃん気を付けてね、擬音が飛び交うから」
朧「?」
・・・
戦場
長門「朧!あれを狙え!!」
朧「あ、あれ?」
長門「あそこの重巡だ!魚雷で足止めしろ!」
長門「陸奥!ビス子!」
Bismarck「はいはい」
陸奥「任せて頂戴」
朧「??」
電「こればかりは申し訳ないのです。前線では抽象的な指示ばかりなのです」
提督≪お前ら、7時の方向から来るぞ。準備しとけ≫
電「準備なのです、急ぐのです」
朧「な、なにを準備すれば」
熊野「こっちですわ」
朧「…え、えっと」
電「ついて来るのです!」
武蔵「失礼します」ガチャ
提督「ん?」フラフラ
北上「どうも」
武蔵「お疲れさまです。大丈夫ですか?」
提督「一気に事業所が動き出して、その手続きが終わらなくて」グワングワン
大和「失礼します。提督、健康診断の結果データ出来ましたよ」
提督「うん、置いといて」
武蔵「あんまり無茶させては…」
大和「今の時期は仕方ないわよ」
北上「そうなんですよ、燃料弾薬・艤装の鉄板などが一気に入ってきまして」
阿武隈「数か月分が纏めて来てるんですよ」
提督「事務員もっと欲しいよ~」
北上「筑摩さんと扶桑さんも動員して足りてません」
武蔵「私、会計士の資格は持ってますよ」
北上「お考えになっては?」
提督「出来るのならお願いしたいけど…」
北上「時間外勤務の申請と特別勤務手当の準備を」
提督「あぁぁぁぁ…」パタリ
武蔵「あら」
天龍「おいっす」
長門「おう」バリバリ
天龍「何喰ってんだ?」
長門「せんべい、食うか?」
天龍「デカいな…ありがとよ」アーン
ガリ
天龍「硬!?」
長門「そうか?」
天龍「お前…やっは女じゃねぇよ」
長門「せんべい一枚でそこまで言われるとは」
龍田「どうしたの~?」
天龍「これ食ってみろ」
龍田「ん?」アーン
ガキン
龍田「ゔっ」
天龍「ほらな」
長門「皆顎が弱すぎるんだ、鍛えろ」
龍田「歯ぁかけたかも」
天龍「まじか」
龍田「いふぁい」
天龍「医務室行くぞ!」
龍田「んふ~ふ」ナミダメ
長門「おかしい…私はお菓子をあげただけなのに」
提督「駄目だ」
鈴谷「えー」
提督「敷地内に一般人を入れるわけにはいかん」
鈴谷「取りに行っても?」
提督「問題になったらどうすんのさ」
熊野「…止めましょう、鎮守府でUber eats は」
鈴谷「頼んだら持ってきてくれるんだよ?楽じゃん」
提督「ここ軍の敷地内!一般家庭じゃない!」
鈴谷「なんだっけ、べ・べ…」
熊野「それはもう古いと思いますわ」
鈴谷「まじ?」
提督「間宮さんに作ってもらいなさい」
鈴谷「はーい」
・・・
間宮「タピオカ入りのドリンクですか?」
鈴谷「うん、提督に出前NGされた」
伊良湖「出来ますけど、一からなので1時間位掛かります」
鈴谷「結構掛かるね」
間宮「あれは自分で作るものではないと思います、フライドチキンを家で作る手間と一緒です」
鈴谷「ほー」
熊野「お願いします。それまで待っていましょ」
鈴谷「おねがいしまーす」
伊良湖「(どの位作ります?)」
間宮「多めに作って捌けさせましょう」
伊良湖「仕入れたは良いけど仕入れが遅れて不発でしたからね」
間宮「うちではあんまり受けなかったのが意外だわ、女の子ばっかりなのに」
明石「測定開始します。左から順番でお願いします」
那珂「いきまーす」ドーン
提督「次鋒レオ〇ルドン、行きます!!」グオゴゴゴ
川内「邪魔!」ゲシ
提督「ギャアーッ」バシャーン
神通「海に落ちるなんて…気が緩みすぎです」
提督「俺だって人間だぞ!いきなりは沈むにきまってる」
那珂「人外筆頭が何を仰る」
明石「ちょっと!そこで止まってたら今日中に調整終わりませんよ!」
那珂「艤装くらい自分で調整するって」
明石「部品の入れ替えをするので分解前のデータが欲しいんです」
夕張「大方の調整はしますんで微調整はお願いします」
明石「自前で改造してる人なんて居ないでしょうけど場合によっては」
暁「私は?」
夕張「実はあんまり改造してないので大丈夫です」
暁「そうなの?」
夕張「単に電気に耐えれるようにしてるだけですから」
明石「滅茶苦茶苦労しましたけど」
長門「私の艤装って大丈夫か?」
明石「使い方が荒すぎです。全交換ですので、ご覚悟ください」
長門「またか!新品は使い勝手が悪すぎる!何とかしてくれ」
明石「貴方の使い方が異常なんですって…リロード位大人しく手順通りにしてください」
長門「手動のほうが早いではないか」
夕張「どこに砲塔から突っ込む奴が居るんですか」
提督「自己負担にするぞ」
長門「なぜ私の味方が居ないのだ」
球磨「あっぢー」
翔鶴「着替えたらどう?」
球磨「…いや、あの貴方ね」
翔鶴「なによ」
球磨「家だからってはだけ過ぎ」
翔鶴「家なんだからいいでしょ」
球磨「大所帯なんだから個の感覚を共有されても…」
翔鶴「まぁ言いたい事はわかる」
翔鶴「このクッソ暑い中クーラーが壊れなきゃこんな恰好しないわよ」
球磨「ガス漏れだってさ、明石も部品内から無理って言ってたし」
翔鶴「イラつくわぁ」
赤城「あんた達、こんな暑い中部屋に籠って何してんの?」
赤城「鎮守府内部屋いっぱい有るんだからさ」
球磨「妹達は仕事だし、そんなに知り合い多いってわけじゃないし」
翔鶴「私、交友関係薄いの」
赤城「図書室でも遊戯室でも多目的室でもいいからブラブラして来なさい」シッシ
翔鶴「なんか当たり強いわね、どうしたの?」
提督「今からだと新しいの取り付けたほうが速いらしい、だから部屋に機材搬入する」ヨゥ
提督「危ないからどっかで涼んで来い」
球磨「はーい」
翔鶴「やば、服着ないと」
球磨「久しぶりに部屋から出た」
翔鶴「引き籠りじゃない」
球磨「苦労はしてない…妹も居るしさ」
<なのです!
球磨「ん?」
翔鶴「ここは訓練生の教室」
球磨「へー」
神通「お邪魔してみます?」
球磨「うぉ!?」
神通「どうぞ、見て行ってください」ガララ
電「教官、どうしたのです?」
翔鶴「ほー、生徒の前では教官呼びなのね」
電「・・・何用ですか?」
翔鶴「絡み少ないからってめんどくさそうにしないでよ」
球磨「神通に導かれて」
神通「暇そうだったので監視の目を増やそうかと」つチョーク
シュッ
朝霜「zzz・・・ウガァ!?」バチィン
電「なるほど、ではごゆっくり、あちらの椅子をお使いください」
球磨「普段より丁寧で怖い」
翔鶴「ちなみにどんな授業なの?」
電「今日は座学ですが、共感性理解と自己理解なのです」
球磨「なんか大学みたいなことをするのね」
電「我々は特殊なお仕事なのでカリキュラムが特殊なのです」
翔鶴「潮も大変ね」
潮「翔鶴さんも艦娘でしたからやったのでは?」
翔鶴「覚えてないわ、戦場では役に立たない気がするけど」
電「皆が皆、貴方みたいに我が強くありませんので」ニッコリ
翔鶴「ほぅ」イラ
電「それに、ここにいる全員がこのまま艦娘を続けるかわかりませんから、様々な理由で引退していくかもしれません」
球磨「ね」
翔鶴「そうね」
電「アフターライフの事も考えればこういうのも必要なのです」
電「あとは上のほうからの御達しなのです。こういう事を授業でやれと」
球磨「学校とか会社みたい」
電「さっそく授業を始めていくのです。まずは自己理解から」
神通「・・・」カキカキ
翔鶴「なにしてんの?」
神通「私は教師と生徒の評価をしなければなりません」
神通「先生を評価する先生も居るって大変なお仕事ね」
球磨「体育の授業ってあるんだね」
翔鶴「電、訓練とは別科目なのね」
神通「あの子達は学生扱いですからカリキュラムは一般の子達と一緒です」
球磨「学生でお給料出るんだ」
電「特殊ですから…電なんて教師と1軍やってるのです」
神通「このカリキュラムを通して艦娘に向いていない子達を見分けるのも大切です」
球磨「辞めさせちゃうの?」
神通「平たく言えば別方向に推薦します。スポーツだったり研究だったり」
神通「色々見て面談して決めますけど」
翔鶴「将来を預かるのは大変ね」
神通「一緒に模索していくのが私たちの仕事です」
電「今日はサッカーするのです。後半はチームで試合もするのです」
ハイ!
電「この黒いボール使ってください」
神通「…なんですかそれ」
電「通常の3倍の重さブラックボールです」
神通「足首壊しに行ってどうするんですか…」
ワイワイ オーオー
長門「サッカーやってるぞ」
天龍「元気でいいこった」
陸奥「暑い中大変だわ」
長門「運動は良いんだが私は全部壊してしまうから苦手だな」
木曾「漫画のに出てくる今日キャラじゃん」
天龍「あんたは艦娘が一番向いてるさ、何も考えずに全力でぶっ倒せばいいんだから」
長門「あぁ、この職以外だったら私はニートであっただろう」
陸奥「姉さんは人間向いてないのよ」
長門「・・・なんだかなぁ」
コロコロ
清霜「ボールとってくださーい」
長門「いいだろう」フッ
グググ
長門「うぉぉぉぉ」バコォォォォン
清霜「へ?」
早霜「止める」ザッ
バシィン!
長門「なにィ!?」
長門「ボールが破裂しなかったことも驚いたが、私のシュートを止めるだと」
天龍「熱くなったらそっこうで理性飛ばすの止めたらどうだ」
早霜「真正面の球なんて怖くない」
電「皆さんもやるです?」
天龍「汗かきたくないぞ」
長門「えぇい、このまま引き下がれるか!行くぞ!」
陸奥「・・・はいはい」
電「ボール重くしといて正解だったのです」
教官室
Bismarck「私が先生よ」
神通「快諾頂きありがとうございます」
翔鶴「ドイツ語も勉強するの?」
神通「英語です」
球磨「ドイツ人に英語をお願いしたの?」
Bismarck「私が出来るし、公用語だから勉強して損はないわ」
Bismarck「ただ、何処でも使えるわけじゃないからそこは注意してね」
神通「日本は島国なので必要ない場合も多いですが、我々は他国と触れ合うことが多いので」
神通「最低限は出来て貰わないと…ちょっと困ります」
Bismarck「なので前回、どれだけ出来るかを図るためのテストをしたの2人もやってみる?」
球磨「・・・ほーん」
翔鶴「単語書くだけ?滅茶苦茶簡単だけど」
Bismarck「これの他にも幾つか実施したんだけど、ここで躓いてる子たちが多くてね」
Bismarck「ぶっちゃけ書けなくても読めれば会話は出来るから、でもこれはちょっとね」
翔鶴「そんなにレベル低いの?」
電「ヤバいのです。知識が偏り過ぎて会話すれば国際問題に発展するのです」
神通「”教えがいがある”と言いなさい」
球磨「だってトマトとか卵とかだよ…これ間違えるって」
Bismarck「解答欄にカタカナで書いてる子がいてウケ狙いかと思ったわ」
神通「私も卵を『タメイゴゥ』と書いてて思わず笑ってしまいました」
翔鶴「やば」
Bismarck「なので英会話塾みたいに単語からやるわ」
電「電もこれに参加するのです?」
神通「お願いします」
電「(まじか)」
提督「どうしよ、後回しにしてたら忘れたわ」
北上「謝ってみては?」
提督「そうするしかない…けどさ」
川内「本部に報告すればいいんじゃないの?」
提督「海外との演習の話すっぽかしてたってヤバくない?」
提督「悩んでもヤバいのは変わらんか」ヤレヤレ
川内「自己完結してるし」
北上「私が着任した時より大人な対応が出来る人になりました」
川内「そん時は悪ガキだったから」ナツカシー
提督「電話してくる」
川内「はーい」
ガチャ パタン
北上「子供が出来て家族も増えて…同じ鎮守府でも変わっていきますね」
川内「そうだよ、人も入れ替わるし立ち位置も変わるのなんの」
阿武隈「そうですよ、私が貴方のミスを見つけることになるなんて思いもしませんでしたよ」
北上「なんですと!?私がミス!?は?」
阿武隈「えぇ、ここの勘定科目。一の位と十の位が逆なんですよ~」ニヤニヤ
北上「・・・」フラァ
阿武隈「倒れるのはミス直してからにしてください」
川内「変わるもんだねぇ」
集会所
提督「今度の国際演習は6人用意する必要があるので選考会します」
シーン
提督「せめて一人くらい返事しろ、全員集めてんだぞ」
川内「そんなめんどくせぇ事出来るか!」
提督「お前がそういう言い方すると場が締まらないだろ!立場を考えろ!」オイ
川内「そういえばそうだったわ」
提督「選考会で選ばれると神通から直接指導が受けられるぞ」
長門「ぇぇ…」
神通「文句なら大本営に言ってください。元帥からの指示です」
天龍「なんで1軍メンバーで行かないんだ?」
提督「1軍からクレームが来ました『他のメンツも使え、ハラスメントで訴えるぞ』って」
天龍「電、お前だろ」
電「何のことやら」ニタァ
電「こっちは教師も戦闘もやらなきゃいけないのです!暇じゃねーのです」
提督「まぁ聞け、俺が適当にやってるから全体的に適当な雰囲気で運営してる」
提督「結果、雰囲気がほかの鎮守府にバレて文句言われてる」
提督「これを打開するための選考会だ」
北上「確かに観艦式などの態度が悪目立ちしています」
提督「俺は良いんだが相手が国外だと問題がデカくなる」
暁「結局どうやって決めるの?」
提督「推薦・模擬戦・成績・クジ」
暁「なんでクジがあるの?」
提督「誰にでもチャンスがあった方がいいかなって…なぁ北上」
北上「…なぜこっちを見るんですか?」
提督「今回は事務も参加だ。俺もクジ引くからさ」
阿武隈「聞いてませんけど!?」
川内「これは私達も引く流れじゃん」
赤城「めんどくさ」
提督「えぇ…」つアタリ
川内「なんで提督も引いてアタリ引くのさ」
提督「…」チラッ
赤城「嫌よ、めんどくさい」
提督「俺出てもさっ、メリットないし艦娘なら手当付くんだけど」
電「やりました」つハズレ
暁「」つハズレ
雷「私も~」つハズレ
響「いぇぇぇぇい!WoWoWoW」つアタリ
長門「なぜそんなに喜んでいるんだ?」
響「響は一応、べーるるいなんだよ。国際色豊かなんだよ」
響「対戦相手は誰?」
提督「誰までかは分らんが、欧州選抜の筈だ」
響「ロシアの人が来るかもしれないんだよ」
暁「単純に会いたいのね…」
響「ヴェ~」b
電「(お話しするなら演習場に行けばいいのに)」
提督「あとの当たりくじ引いたの誰だ~?」
島風「はい」つアタリ
長門「なにっ!?」
提督「島風も出るか?ブランク長いと思うが…」
島風「出ます」
長門「ウォオオオオオアアアアアアアアアアアΣ(゚Д゚)」
島風「何?うるさいよ」
長門「いや、その…選抜演習は復帰には辛いと思うんだが」
長門「実戦を経験しろと言っているのではないぞ!私が思うに時期尚早だと」
陸奥「焦ってるわね」
長門「当たり前だ!演習でも骨折はあり得るんだぞ!」
神通「ご安心ください、私に預けて頂けるなら島風さんを一人前にします」
長門「それはそれで安心できんぞ…」
神通「24時間中18時間は拘束させていただきますが」
提督「軟禁じゃん」
島風「どんなことするんですか?」
神通「まずは身体測定からです。個人にあった特訓を組みますので」
神通「その後、艤装の調整なんですが…艤装は工廠に?」
明石「見たことないですよ」
島風「前の所に置いてきました」
神通「では作りましょう。一から作れば自分にピッタリのが出来ます」
明石「私が発射トリガーから腰回り、重量まで全て調整致しますよ!」
夕張「駆逐艦…速度…!(^^)!」
提督「本人やる気なんだ、諦めろ」
長門「当日喀血するかもしれん」
提督「依存しすぎだ」
提督「あと3人!」
大和「引きました」つアタリ
提督「大和も引いちゃったの?」
大和「みんなと聞いたので」ウフフ
提督「どうすっかな…経験ってあったっけ?」
大和「士官学校で少しだけ触りました。病院勤めなのでそれっきりです」
神通「お任せください」
北上「選考がクジだけで決まってしまいそうですが大丈夫ですか?」
提督「大丈夫じゃない。書類の理由付けが地獄になる」
武蔵「姉さんは器用だし色々出来るかも」
大和「戦場のドクターとかカッコいいですね」
提督「出来ちゃったら全鎮守府で実施されそうだから勘弁して」
神通「マルチタスクは運航出来てから考えましょう」
神通「大和さんが訓練に出るとなると医務室が開いてしまいますね」
提督「…マジでやるの?」
北上「医療従事者って今募集かけれるんですか?」
提督「大本営に掛け合えば問題は無いが、それはそれで大変だぞ。俺が」
大和「週に2,3回しか対応していないので、大丈夫な気もします」
川内「肝心な時にお医者様いなかったら絶望するよ」
提督「そろそろ俺の胃が持たん時が来てる」
天龍「安心しろ、経験バリバリの俺が当たったぞ」つアタリ
提督「お前かよ」
天龍「ぶっ飛ばすぞテメェ」
提督「お前は外見がアウトローのくせに戦場ではよい子ちゃん過ぎなんだよ」
提督「剣使え」
天龍「使ってるだろ!止めに」
龍田「私の槍も使いどころがないの」
天龍「剣が戻ってくればなぁ…投げれるんだが」
提督「俺は刀だけだぞ」
天龍「お前と一緒にするな、ものさしがちげーよ」
天龍「大体、砲撃や爆撃でしかダメージ与えられないのに剣で斬った所でリスクしかねぇんだよな」
龍田「投げても弾かれるだけだし、無くしそうだから怖いのよねぇ」
青葉「どんどん自虐になってますけど大丈夫ですか?」
提督「戦場目立ったもの勝ちなところは同意する、その方が撃破数稼げるしな」
川内「そうなの?」
提督「貴方は随分と目立っていると思われますが…」
翔鶴「…」当たりクジ
翔鶴「捨ててもバレないかしら」
扶桑「流石にバレると思います」
翔鶴「めんどくさ」
扶桑「誰かと交換してはいかがでしょうか」
翔鶴「これ欲しいのとか居るのかしら?」
扶桑「意外と需要あったりするものだと思いますよ」
筑摩「そうですよ、ここの鎮守府は出撃が大好きな方が多いですから誰かしら交換してくれると思います」
翔鶴「なら2人はどう?交換してくれない?」
扶桑「申し訳ありません。私は有給を取りまして山城の所へ行きます」
筑摩「私も利根姉さまと実家に帰ります」
翔鶴「なら仕方ないわね」ウーム
鳳翔「私が変わりましょう」
翔鶴「…鳳翔さんにそう言われちゃうとお願いしずらいわ、いつもお世話になってる人だし」
鳳翔「大丈夫ですよ?私元エースですから」
翔鶴「自己中な理由で鳳翔さん出すのはちょっと」
鳳翔「久しぶりに海に出たくなっただけです。提督は出してくれませんから」
翔鶴「それじゃぁ…でもうーん、皆に怒られるかしら…」
鳳翔「ここまで大事にされると箱入り娘みたいですね」
<誰だ~?
鳳翔「はーい、ここでーす」
鳳翔「ほら、早く交換しましょう」
翔鶴「は、はい」
<ハーイ、オマタセシマシタ~
<ナンデヤ! クジニスルンジャナカッタ!!
翔鶴「えらく無理矢理だったわね」
那珂「分かってないなぁ~あれは乙女心なんだよ」
那珂「鳳翔さん提督と一緒に出たいだけだって」
翔鶴「そんな理由?」
那珂「愛ってそういうもんよ」トオイメ
翔鶴「…でもご飯どうするの?」
那珂「しらん」
提督「点呼!」
提督「1」
島風「2」
鳳翔「3」
天龍「4」
大和「5」
響「なんだよ!」
提督「以上!5名と1なんだよ。集合しました」
神通「お疲れ様です。教官の神通です」
神通「ここに集まった面々は個人差がありますので全体訓練は後半にします」
島風「ジャージで来ちゃったけど大丈夫ですか?」
神通「はい、最初は基礎訓練ですので問題ありません」
神通「提督と天龍、響は射撃訓練。新人のお二人は身体測定と軽い運動テストを、鳳翔さんは…どうしましょうか」
鳳翔「弓はお任せください。今でも現役です」ニコ
神通「では艤装の調整のために一緒に身体測定をお願いします」
提督「教官!自分は接近戦で戦いたいであります!」
神通「貴方は重巡予定。艦砲射撃の要です、故に射撃は必須」
神通「しかも女装するんでしょう?大股開いて戦う気ですか?」
提督「ダメなの?」
神通「教官として、妻として拒否します。優雅に戦ってください」
提督「えー」
神通「…娘も見るんですよ?」
提督「」
提督「忘れてたぁ」
神通「貴方が出ること自体、おかしなことなんですから大人しく戦ってください」
天龍「・・・いつまで経っても変わんねぇよな」
神通「大人になることで人格が変わる訳ではないと思います。感性はそのままですよ」
提督「確かに、俺は昔から変わってないかも」
神通「それを踏まえて大人な対応をするのが大人なんです」
提督「すいません」
島風「えっほえっほ」タッタッタ
鳳翔「ブランクあるようには見えません。スポーツのご趣味でも?」
島風「家事で鍛えてますから」
鳳翔「私と同じですか!家事は体力仕事ですもの」
島風「掃除・洗濯・料理、家計簿管理もしないと」
鳳翔「長門さんは幸せ者ですね」
島風「あの人はいつも怪我だらけで帰ってくるし」
島風「心配だから」
鳳翔「恐らくですが、一緒に海に出たらもっと怪我すると思いますよ?」
島風「なんで?」
鳳翔「見え張って無茶すると思います。提督がそうですから」
島風「…なんか容易に想像できる」
大和「服がキツイ」
武蔵「姉さん太ったね…」
大和「いつもは机仕事だもの」
武蔵「まさかダイエット目的じゃないよね?」
大和「い、いや…そんなことは」
武蔵「生半可な意気込みだと精神持たないと思う」
大和「そんなに?」
響「ホイ!」ドン
スカッ
天龍「真面目にやれ、そんなふざけた態勢で当たるかよ」
提督「おらっ」カチ
提督「あれ?出てこんぞ?」
天龍「セーフティー!」
提督「あ、すまんすまん」アッハッハ
天龍「ここでも俺はお守りなのか」ヤレヤレ
提督「よっしゃ!いけ!」ドン
ベキィ
提督「いえーい倒したぞ」
響「なかなか点数高いんだよ。35点」
提督「それは何点満点だ」
天龍「俺も負けられん」ドドド
カカカン
提督「流石の精度だな、俺も鼻が高い」
天龍「練習で外してたら実戦で死ぬだろ。自衛だ自衛」
響「せや」ドン
ガゴン
響「実戦では本気だすん」
提督「俺らは慣れすぎてるんだよな…初心に帰って真面目にしないといかん」
天龍「こんだけやっても、実戦では役に立たないことが多い。あんまり気にしすぎるのもダメだ」
響「経験のよぅ」
神通「では実戦訓練です」
響「おー」
神通「訓練内容は3時間逃げ回ってください。相手は本気なので死ぬ気で逃げてください」
北方棲姫「ポ!」
港湾棲姫「ホンキダサナイホウガイイ?」
神通「いえ、本気じゃないと全部よけちゃうと思いますので」
港湾棲姫「ワカッタワ」
天龍「おいおい実戦よりやべー訓練来たぞ」
提督「先にトイレ行っとかないと…」
神通「提督?戦場でそんな余裕があるとお思いで?」
提督「…」
響「おむつ持参でお供します!」ビシ
天龍「海なんだから要らねぇだろ」
響「それはそれで女捨ててると思うんだよ」
明石「まさかこの古い艤装を使う時が来るとは」
夕張「新しいの依頼しないんですね」
明石「高いんです。支給と言っても請求書来るんですよ?」
夕張「軍も厳しい…」
明石「これを改造すれば済む話ですので取り掛かりましょう」
夕張「はい」
・・・
明石「島風さんの艤装ですが、長門さんから色々とお願いされまして」
夕張「…色々と想像が容易いですけどお聞きしましょう」
明石「言葉にするのが難しいので設計図にしてみたのですが」バサッ
夕張「hmhm」
夕張「乗り物になってますけど」
明石「はい、安全面や反動やらを考慮した結果。なんかバイクみたいに」
夕張「木曽さんが喜びそうです」
明石「これを作ろうとなると演習に間に合いません」
北上「失礼します」
明石「北上さん、これどう思います?」
北上「?」
北上「なんですかこれ…おもちゃでも作るんですか?」
夕張「島風ちゃんの艤装…」
北上「製作コストより運用コストを考慮していただきたいです。これ1年運用した場合、いくら掛かるんですか」
明石「ですよね」
北上「これは本人希望?」
明石「長門さん希望です」
北上「(^-^;」
北上「私の雷装を使用しては如何です?私も長らく海に出ていませんし、当面は使う予定もありません」
夕張「軽巡の雷装って駆逐のより重いですよ…」
北上「訓練生以下が戦場に出るんです。普通以上のことをしないと勝てませんよ」
明石「分かりました。使ってみます」
北上「やる気次第ですが、その雷装全部当てれば確実に敵は沈みます」
夕張「そんなにですか?」
北上「えぇ、その装備は私が効率を求めた結果ですから」
島風「神通さん」
神通「はい?」
島風「巡航の姿勢とかは自己流でもいいですか?」
神通「問題ありませんよ。自分の一番進みやすい姿勢が一番です」
神通「射撃や回避動作も大丈夫ですか?」
島風「多分大丈夫」
神通「艤装の操作に自信が有り気ですね。もしかして昔は活躍されていました?」
島風「私は…攪乱が仕事だったから集団での戦闘が苦手で」
神通「駆逐艦ならではの戦法ですね」
島風「もう思う通りに動けないかもだけど、そこそこは動けてた気がします」
神通「そこは水上訓練でみましょう。今日はリハビリも兼ねてゆっくりと運動をしてください」
神通「問題はあちらですかね」チラ
大和「体が重い」
武蔵「頑張って~あと30週あるよ」
大和「さ、さんじゅう!?」
神通「このままだと砲撃したら沈没します」
鳳翔「私が見ておきます。基礎体力は無理をすれば付くでしょう」
神通「いいのですか?鳳翔さんご自身の練習時間が・・・」
鳳翔「私は腐っても大本営元エースですよ?」
鳳翔「コンディションは最高にキープしますのでご安心ください」
神通「そこはあまり不安視していません、問題は連携です。提督ばかりカバーする動きをされても全体の士気に関わります」
鳳翔「」メソラシ
神通「鳳翔さんは唯一の空母ですから、今回の司令塔です。全員に指示を飛ばしてもらわないといけません」
神通「しかも今回は新人2人…いや提督も含めると3人のお守りです。どれだけ負担が大きいか」クドクド
鳳翔「すいません」
提督「おい、見ろよ。神通が鳳翔さん叱ってるぜ」
天龍「初めて見た。神通って愚直に真面目だよな」
響「訓練生の訓練プログラム、5分毎に管理されてるんだよ」
提督「…怖」
響「教師側も5分毎に確認するんだよ」ゲンナリ
天龍「鬼かよ」
大和「これはまずい。皆に任せれば何とかなると思ってたけど、戦闘に入る前に私が壊れる」
武蔵「全身筋肉痛で動けないとか…お医者様、不摂生なんじゃない?」←マッサージ中
大和「適材適所って言うじゃない?」
武蔵「パッと見じゃスタイル良いんだから運動すればいいのに」
大和「貴方みたいに訓練してない!」
武蔵「こんなに運動ができる所なんだから参加すればいい」
大和「医師は私しか居ないからあんまり遠出できないのよ」
武蔵「あー…それは仕方ないかも」
武蔵「でも、それなら理由付けて辞退すれば?」
大和「…興味があったし、出来るなら怪我を現地で治したいの」
大和「皆帰ってきてから診察するんだけど、結構時間が経ってて出来ることがあんまりない」
武蔵「へぇ」
大和「大怪我は殆どないけど、破片が刺さってるのを放置してたりすると万が一があるから」
武蔵「皆女の子だもんね、傷は残したくないよ」
大和「武蔵は付けすぎなのよ。切り傷の痕凄いじゃない」
武蔵「私も一応…後輩を引率する側だったし、弱い姿は見せられない」
武蔵「怪我で騒いでいられないよ」
大和「私の中の武蔵と不一致」
武蔵「戦争だもん」
大和「後々後悔する。絶対する。それを少しでも減らせたらいいじゃない」
武蔵「その意気込みなら成し遂げられるよ。がんばれ」
大和「ありがと」
武蔵「私、指圧凄いから明日揉み返し凄いと思うけど、訓練がんばれ」
大和「え¨っ」
提督「前の服入るか確認しとかないと」
ゴソゴソ
提督「数年前のだし肩回りとか腰回りが怖いな」
提督「ウィッグも傷んでないな、これ作ったやつ凄すぎる」
・・・
提督「よし、全部入るな。笑顔を意識して」←女装フォーム
コンコン
球磨「ていとーく、ごはーん」
提督「」
球磨「…え?誰?」
提督「…」ニコ
球磨「あのっ、どうも?」
提督「」
球磨「(誰?背めちゃ高いし、でも提督に顔似てるような)」
提督「(声変えるやつ無いから…どうしよ)」
球磨「提督の妹さん?親戚?」
提督「」ウーム
川内「何してんの?」ヒョコ
川内「」ウゲッ
提督「!」
川内「あ~球磨さん先戻っといて。私が対応するわ」
球磨「誰なの?」
川内「身内」
球磨「(やっぱ提督の妹さんかな?)」
・・・
川内「何やってるの?」
提督「衣装合わせだ。似合ってるか?」クルクル
川内「着込んでるから筋肉上手いこと隠れてるね」
提督「流石の科学力だ。俺もまだまだ艦娘で行けるな」
川内「うちでは止めてよ…子供たちが見たらどうするのさ」
提督「勝手に入ってくるサイドに非があると思われる」
川内「父親が女装の変態だったとか病むって」
提督「変態を付けるな!これは任務用だぞ」
川内「今回は自業自得でしょ!」
鈴谷「何やってるのさ?居間まで声聞こえてるよ?」マッタク
鈴谷「…まじで何やってるの?」
提督「ごきげんよう」ウフフ
鈴谷「キモッ」
提督「不評だな…改善点を修正しないと」
鈴谷「そういうプレイは深夜にやってくれない?」
川内「ちがうわ!」
鈴谷「次の演習それで出るの?」
提督「おう、これで出るぞ」
鈴谷「もっと威厳のある感じにしたら?なんか喪女っぽいわ」
鈴谷「それかホラー映画の幽霊」
川内「でも堂々としたらバレそう」
提督「うーむ」
赤城「ちょっと?2人してなにしてんの」
赤城「…鳳翔さーん、3人ご飯いらないって」
川内「ちょちょちょ」
長門「」ウーム
長門「部屋が静かで違和感がすごいな」
長門「掃除…洗濯も終わってるし、ご飯も食堂で済ましてしまった」
長門「…私は1人のとき何をしていたか」
陸奥「姉さん、部屋でブツブツ独り言は怖いわよ」ガチャ
長門「自分の部屋だぞ。文句はあるまい」
陸奥「イマジナリーで島風ちゃん作り出さないで頂戴」
長門「私を何だと思ってるんだ。陸奥は私の妹だろう、この数十年何を見てきた」
陸奥「依存するとすんごい依存する姉さん」
長門「…興味関心が強いと言え」
陸奥「結構立つけど連絡したの?」
長門「何がだ」
陸奥「お父さんとお母さんに言ったかってこと」
長門「?」
陸奥「同棲してるんだしちゃんと紹介したら?」
陸奥「これからも一緒に居るなら、一言あったほうがいいと思うけどな~」
長門「うぐ、いや…でも」
陸奥「そうじゃないと永遠と言われるわ」
長門「今度電話しておく」
島風「ただいま」ガチャ
長門「お帰り」
陸奥「お邪魔してまーす。今日は早めのお戻りなのね」
島風「今日は艤装の調整だったから早めに終わったの」
長門「島風、一応私の両親に島風のことを言っておこうかと思うんだがいいか?」
島風「いいよ?」
長門「あっさりだな」
島風「なんで?私はもう言ったよ。写真も送っといた」
陸奥「なんて言ってたの?」
島風「パートナー」
長門「なるほど」
島風「あんまり過大に言わないでね」
長門「分かった」
青葉「宣材写真撮りまーす」
響「」ドヤァ
天龍「演習相手に送る写真だ。ふざけるんじゃない」
響「は~い」
パシャパシャ
大和「なんか緊張してきました」
青葉「あまり気張らずに自然体で大丈夫ですよ」
大和「頑張ります」
青葉「鳳翔さん撮りますよ」
鳳翔「はい」
鳳翔「…」
鳳翔「」ギロ
青葉「おぉ!気迫あふれるいい顔です」
島風「あんな顔できないよ」
青葉「お任せください。私の手で歴戦の兵士にして見せます」
島風「お願いします」
・・・
北上「あの~提督?」
提督「ん?」
北上「今回の送る写真これでいいんですか?とても日本人には見えない表情ばかりなのですが」
提督「戦いは会う前から始まってるから問題ないだろ」
北上「これとか出撃中の神通さんや川内さんみたいになってますよ」つ写真
提督「なにこれ怖い、お化けじゃん…」アラヤダ
提督「青葉!流石にやりすぎだろ!」
青葉「え~これ傑作ですよ?頑張って編集を行いました」
提督「人間にこんな牙生えててたまるか!」
阿武隈「すご、違和感まみれだけどリアリティやばい」
天津風「大海を知る者よ。汝に加護があらん事を」
島風「」モグモグ
天津風「無視は寂しいじゃん」
島風「天津風ちゃんは時々よく分からないこと言うから」
天津風「はっきり言う…」
天津風「艤装ってもう使ったの?どう?」
島風「調整ばっかりでまだちゃんとは動かしてない」
天津風「メンバーの響さんが凄いから色々教えてくれるよ」
島風「私、他の駆逐の人と絡んだことないんだけど、雰囲気が独特だね」
天津風「私もよく分からない、誰にでもあんな感じだもん。ベテランだからってのもあるだろうけど」
島風「話してみる。連携とるならお話しておかないといけないし」
天津風「もし通訳が必要だと感じたら暁さんにお願いするといいよ。大抵のこと通訳してくれるから」
島風「へぇ」
・・・
暁「」ソワソワ
島風「」
2人「なぜ響(さん)が居ない…?」
暁「響に用があるのよね?」
島風「はい、お話しをしたいと言ったらここを指定されまして」
暁「あの子、ほんと自分勝手」
島風「いつもこんな感じなんですか?」
暁「まぁね、長い付き合いだけど未だに理解できないわ」
暁「なんで私も?島風さんが呼んだ?」
島風「響さんと話すなら通訳が必須と念を押されまして」
暁「まともな会話が成立するのは稀だからね」
暁「何を聞きたいの?もしかしたら私でも答えられるかもしれないし」
島風「色々とお聞きして連携とかに生かそうかなって」
暁「あー…うん、聞くと訳わかんなくなると思う」
暁「響が合わせてくれるからあんまり気にしなくていいわ」
島風「成程」
暁「天龍さんも居るから指示はそっちから飛んでくると思う」
天龍「俺をよんだか?」
暁「島風さんにうちの連携について色々と」
天龍「うちは夜間メインだから全員で索敵するんだよ」
天龍「今回がどうなるか分らんが、通信混雑するから聖徳太子になったつもりで頑張れ」
島風「なかなかにハード」
天龍「個々がバラバラに動くことが多いからな、慣れないうちは後衛の周辺に居れば問題ない」
響「はろ」ヒョッコリ
暁「呼ばれた本人が遅刻って何してたの?」
響「これ作ってたんのね」つ書類
島風「新人の心得…」ペラ
天龍「すげぇ、無線用語とか行軍の基礎が全部書かれてら」コマケー
響「神通教官から作成依頼が来たんだよ。新人用に作っとけって」
響「ひびちゃんは夜なべして作ったんだよ…」オイオイオイ
暁「やるじゃん。これ訓練生用に転用できないかしら」
響「それはそれで別に作成するらしいんだよ。量は10倍位で肩甲骨複雑骨折しそう」
島風「お仕事大変ですね」
大和「明石さん、これどうやって付けたらいいですか?」
明石「それは頭から被る感じでお願いします。後にメインの艤装と連結させます」
大和「よっと」カポ
ズシ
大和「きゃ!」ズデ
大和「お、重い」
明石「これ結構軽くしたつもりなんですけど」
夕張「…本体ユニットこれより遥かに重いですよ」
大和「動けないかもしれない」
明石「全ての重量が体に掛かる訳ではありませんが~問題は反動ですね」
夕張「戦艦の射撃はとんでもない衝撃です」
大和「…」
食堂
Bismarck「反動ねぇ」
大和「私、一発撃ったら腰が砕け散る気がするの」
Bismarck「慣れれば衝撃の逃がし方とかあるんだけど…」
陸奥「まず狙える?」
長門「対潜・対空も警戒しないとな」
大和「不味いわ、思ったより難しい」グデー
Bismarck「神通さんなら一人前にしてくれるわ」
武蔵「姉さんを?あんまりイメージ湧かない」
長門「出来るようになる。だが、生半可なものじゃない」
長門「アドバイス出来ることは少ないが…どっしり構えておけ」
Bismarck「結構大切かもね、戦艦は状況判断しやすい立ち位置だもの」
大和「」ウーン
長門「アドバイスなんて会得するまでよく分からないものだ」
神通「そろそろ本格的な訓練をしましょう」
神通「島風さんは、これより主要メンバーとお願いします」
神通「大和さんは提督と射撃訓練してください」
提督「俺結構当たってるけどな…」
神通「命中率40%は駄目です。使い物になりません」
提督「はい…」
大和「大丈夫かな?」
神通「射撃に慣れてしまえばもう、後は流れです」
鳳翔「私は如何しましょう」
神通「鳳翔さんも主要メンバーと一緒に」
鳳翔「はい」
・・・
大和「これどうやって撃つんですか?」
提督「トリガー無い?」
大和「…腰に付いてるので分からないです」
神通「センサーが付いています。手を前に出してみてください」
大和「えーっと」スッ
ドーン
大和「」ビリビリビリ
神通「明石さんが反動軽減を頑張ってくれました。ほぼ無い筈です」
提督「いいなぁ…俺もそっちがよかった」
神通「貴方は命中率さえ上がれば特段することはありません。頑張って」
提督「分かった」(´・ω・`)
大和「…」
大和「全身がまだ揺れてる」フラフラ
神通「快感になるまで撃ってください。そうすれば抵抗なくなりますから」
神通「兵士とは一度感性を壊してから生まれます」
大和「」アオザメ
神通「たっぷり時間ありますから頑張って」
大和「」
提督「」ドーン
スカッ
提督「うがああぁぁぁ」
島風「よろしくお願いします」ペコリ
響「はい」
天龍「どうした、いきなり丁寧になって」
響「いや、ふざけていい雰囲気じゃないかなと」
天龍「俺の時はいいんかよ」
響「おう」
天龍「シバくぞお前」
鳳翔「よろしくお願いします。私の自己紹介は要らないですよね?」
天龍「現役で強いことは知ってるぜ」
鳳翔「あまり海に出ないものですから、勘が鈍っている所もあるかもしれません。ご教授お願いします」
天龍「俺が教えれる事なんて無いぞ…そもそもポジションがちげーし」
鳳翔「前衛の3人、その視野が知りたいです。観測するエリアを絞っておかないと」
島風「後衛の方は大変ですね」
鳳翔「前衛も大変じゃないですか、砲弾が飛び交う所を走り抜けるんですから」
島風「当たらなきゃ問題ないです」
響「傾奇者よのぅ」ハッハッハ
鳳翔「その理論は感覚で戦う人の持論です、個々の鎮守府にピッタリの人材です」
天龍「確かに、データで戦ってる奴なんて見たことねぇ」
響「教官も日頃から『自分の感を信じろ』って言ってるんだよ」
島風「昔ほどではありませんが、多少の感は残ってると思います」
提督「打つ!」バシ
大和「はい!」バシ
大和「こっちのほうがたのしいかも」
提督「刀は持っとくと安心するぞ」
大和「これ射出とか出来ないんですか?」
提督「…それはどうだろうな、槍ならいけるかもしれん」
大和「こっちのほうが軽くて良い気がするんですよね」
提督「射程が落ちると思うが」
大和「うーん」
神通「またトンでも兵器を作る気ですか」
神通「刀を振っても命中率は上がりません。大人しく練習に戻ってください」
提督「はーい」
大和「はい!」ドーン
大和「な、慣れてきた」ゼェゼェ
神通「素晴らしいです。提督よりも伸びしろありますね」
大和「ほんとですか!」
神通「普通なら骨折してると思うので」
大和「えっ・・・」
神通「次は動きながら撃ちましょう。実戦では移動しながらが基本です。頑張って」
大和「…えっ」
提督「うぉりぁ!!」ブン
ガゴーン
提督「これか!!」
神通「砲弾を投げて当ててどうするんですか…」
提督「命中率はこっちの方がいいもん」
神通「何のための砲弾ですか…第一肩痛めたら終わりでしょうに」
神通「提督は身体が真っ直ぐじゃないんです、背筋を伸ばして」
提督「おう」
神通「腕の位置も関わってきます。あまり上げ過ぎないで」グイグイ
提督「こうか」
神通「こうです」
提督「ん?」グイ
神通「キャッ、提督!腕が胸にあたってます」
提督「おいおい、くっ付いてきたのは神通だろ?」
神通「貴方背が大き過ぎるんです!」プイ
提督「怒んなって」
大和「…」
武蔵「姉さん、どう?元気?」
大和「すんごい居づらい」
武蔵「」ジー
武蔵「あんなのまだ優しい方だよ、私は図書室でこれ以上のものを見てきた」
大和「場所選ばないのね…この人達」
北上「提督~大本営からお電話です」
提督「いまちぇんわ!って言っとけ」
北上「今変わりますね」
提督「クッソ、はい、何か御用で?」
元帥「聞こえとるぞ、自分から要請書送ってきておいてその態度はなんじゃ」
提督「そんなの送ったか?」
元帥「看護師の派遣要請じゃよ」
提督「あぁ!送った気がする。やっぱ1人だと回らないんだよね」
元帥「目途がついたから派遣しておいたぞ」
提督「いつも思うんだけどさ、資料とか先に送らないの?毎回誰来るか全然分かんねーじゃん」
元帥「お前はメールを送っても見んじゃろ」
提督「爺…PC使えたんかい」
元帥「使えん奴は現代で仕事出来ん」
提督「爺に言われるとか俺も落ちたわ」
元帥「メール関連は事務に任せておけ、話を戻すぞ。送る人材は看護師だが、元戦闘員じゃ」
提督「艦娘か、結局辞めても軍内をぐるぐる回るんだな」
元帥「閉鎖的じゃからな、わしらとしてはアフターケアをしっかりせねばならん」
提督「それで、俺はどうしたらいい?」
元帥「なんもせんでいい。知っておるだけでいい」
提督「おっけー、それじゃ後はお任せあれ」
北上「こんにちわ」
由良「初めまして、由良と申します」ペコリ
北上「お越しいただきありがとうございます。秘書の北上です」
北上「本日からご苦労をかけると思いますがお願い致します」
由良「いえ、そんなことは」
阿武隈「お茶です!」
由良「あ、ありがとうございます(勢い凄いなぁ)」
北上「私はコーヒーで」
阿武隈「自分で買って来てください。今無いです」
北上「えぇ…」
阿武隈「皆自分で買ってくるから用意してないんですよ」
阿武隈「このお茶も戸棚の奥から出てきたものですし」
北上「そんなもの出さないでくださいよ。お腹壊したらどうするんですか」
由良「アハハ」
・・・
大和「提督、その服で演習出るってホントですか?」
提督「俺は顔が割れてる。出たら各方面から怒られる。でも出ないと皆に笑われる。なのでこれで出る」
提督「昔、これで通したこともあるから大丈夫だ」
大和「わかりずらい服装ですけどスタイルよく見えますね」
提督「うれしい」キャッキャ
大和「声で台無しです」
提督「声変える方法もあるから当日は安心してくれ。美女になるから」
北上「て…なぜこんな時に」
提督「…げぇ」
大和「どうしました?」
北上「本日、看護師の方が着任しまして」
由良「由良といいます」
大和「本当ですか!?私が軍医担当の大和です」
由良「そうだったんですか!」
大和「医務室が空になることが多くなったので助かります」
提督「(今のうちに退散を…)」
由良「こちらの方は」
提督「」ブンブン
北上「鎮守府でそこそこ偉い方です。今度改めてご紹介します」アッチアッチ
提督「(いい部下を持ったもんだ)」ススス
大和「私も一緒に医務室をご案内します。頑張りましょう」
由良「はい…(スラっとしてたな。あの人)」
コンコン
由良「はーい」
天龍「すまん、包帯くれ」チマミレ
由良「キャアアアアア」
天龍「おい、どうした?早くくれ」
由良「…大丈夫なんですか?」
天龍「おう、目の上切っただけだ」
由良「止血しますのでそこにお座りください」
・・・
由良「皆さん平気なんですか?よく出血してきますが」
天龍「お前さんも艦娘だったんだろ?この位普通じゃないのか」
由良「怪我が多いのは分かりますが、大怪我したなら医務班を呼べば…」
天龍「ここ横須賀は医務施設がちょっと前まで皆無だったんだよ」
天龍「怪我人が出なかったからな」
由良「・・・」
大和「私が来た時もびっくりしましたよ。皆さん女の子なのに自分で治療してましたから」
由良「大和さん」
大和「重症なら別ですが傷や打ち身は放置される方が多く、野戦病院みたいで」アハハ
提督「失礼します」←女装&女性ボイス
提督「天龍、神通が呼んでますよ」
天龍「おう、今行くわ」
由良「ちょ、ちょっと!まだ止血しか」
提督「止血が出来たならそれでいいでしょう」
由良「女の子ですよ!」
提督「・・・あなたは確か、大本営からでしたよね?」
由良「えぇ」
提督「治療が十分にできる環境が揃っているのは大本営だけですよ」
提督「それに戦闘をしているのです。怪我なんて日常茶飯事」
大和「確かに、ここでは保健室程度の治療しかできませんね」
天龍「俺は戻るわ、ありがとよ」
提督「では失礼します。大怪我した場合は大和から提携先の病院に連絡してください」
・・・
由良「あの人はなぜ怪我人に無理を」
大和「ここは国内でもかなりの武闘派でして・・・怪我した方が悪い雰囲気がありますね」
由良「それは、間違ってます」
大和「皆さん優しいですよ。戦場ではかなりシビアですが」
由良「・・・」
・・・
提督「普通に入っちゃったから焦ったわ」
天龍「なんか高圧的だったぞ」
提督「焦って変なこと言っちゃった気がする」
天龍「大丈夫だろ、俺も軽症だったし・・・戻ろうぜ」
提督「そうかなぁ」
川内「なにこれ?アンケート?」
大和「由良ちゃんが必要なものを聞きましょうって作ってくれたんです」
川内「置いてほしい薬か~ピルで」カキカキ
大和「・・・あった方がいいかもしれませんね」
川内「それ以外はあんまりないかな」
大和「アンケートに限らず必要であれば言ってください」
・・・
由良「あの~大和さん」
大和「どうしました?」
由良「この前のアンケートなんですけど・・・”特になし”が大半なんです」
大和「病気やケガに合わないと分からないものですよ」
コンコン
北上「睡眠薬ください」
大和「仕事ばっかりせずに寝てください。貴方は睡眠を無理やりとろうとしてます」
由良「多量摂取や長期間の摂取は心身に多大な負荷をかけます!私が寝かせましょう」ガシ
北上「あら?」
由良「鎮守府で勤務している人多いんですよね、激務だから酷使してる人…そういう人こそ休みを取ってもらわないと」ブツブツ
由良「しかも皆さん、自覚がないんですよね。良くないですよ…そうやって体壊して皆死んでしまうんですから」ウツロメ
北上「あ、あの~由良さん?」
由良「寝ましょう、ね?」
北上「はい」
長門「長門ォォォォトマホーック」ブゥン!ブゥン!
提督「ぐぉぉぉぉ」ガギンガギン
提督「腕が持ってかれる」
長門「どうした!提督はそんなものか!」
提督「俺は負けん!うおおおおおおお」
ガガガガガガ
由良「・・・なんですかこれ」
神通「お遊びです」
由良「」
大和「言ったでしょ?武闘派って」
筑摩「次は私と川内さんですね」ニコニコ
川内「…ブランクあるから勝てるかな?」
由良「これは・・・私の認識を変えなければいけないようです」
由良「私が寄り添わなきゃ」
長門「長門ォォォォビィィィィィム」
提督「はぁ!?ビームまで出せんのか!?」
長門「気分はビームだ」ドドドド
提督「ぐぉぉぉぉぉぉ」
電「最近訓練はどうなのです?」
響「まぁまぁ」
電「それはどういう意味なのですか・・・」
響「出撃よりもスリリング」
暁「それは地獄だわ」
響「おふざけ出来なのがしんどい」フゥ
暁「思ったより苦労してるわ」
提督「俺もそう思うわ」ウンウン
暁「どっから出てきたの」
提督「嫁が怖いからあんまり強い言えない俺の責任でもある」
提督「しかし演習までの辛抱だ」
響「いつになったら演習なんだよ~ん」
提督「世界情勢とかいろいろあって延期になったから先だ」
響「ぬ~ん」グデー
提督「こんにちわ~」ガチャ
叢雲「・・・なに?」
提督「俺が留守の間だけ!お願いしたいことがあるんだよ」
叢雲「」ギロ
提督「なんで怒ってるの?まだ仕事押し付けるって決まってないじゃん」
叢雲「これまでの経験で、貴方に押し付けられなかった事が無いからよ!」
叢雲「で、用件は何?」
提督「さっすがーそういう所好きだぜ」
叢雲「ふざけてると奥さんに『口説かれた』って言うわよ」
提督「模擬戦の時だけ提督代行してくれ、ワッペン付けるだけでいい」
叢雲「・・・」
叢雲「仕方ないわね」
提督「すまん、何買ってもいいから領収書だけ貰っといてくれ」
提督「お年玉で二桁万円消えました」
姉様「我はもっとあげたぞ」
提督「そんなにあげないでくださいよ…」
提督「大きくなったら『もっと欲しい』って言われますから」
姉様「そこは両親が教育をだな」
提督「今は優しい叔母さんで済みますけど、大きくなれば唯の金蔓扱いにならないでください」
姉様「貴様に叔母さんといわれると殺意がわくな」ガシ
提督「別に卑下する意味で使ってないでしょうが!!」
赤城「あんた達」
古鷹「ごめんなさい、ずぅっとこんな感じで」
赤城「慣れてるけど…一段と激しいわね」
古鷹「去年はとんでもなく忙しかったので」
赤城「…このご時世だものね、仕方ないわ」
大和「命中率98まで上げましたよ」フッフッフ
提督「すげぇ!」
大和「これでもうお荷物ではありませんね」
提督「動く敵に当てないと意味ないからな?」
大和「それは…これからですよ」
神通「では皆さん全員で練習してみますか」
提督「外で?」
神通「はい、やはり訓練場より本物の海になれた方がいいかと思います」
提督「全員戦闘配備、実弾の用意」
ハーイ
大和「じ、実弾?」
提督「外ってことは、マジモンの敵と戦うから覚悟しとけよ」
鳳翔「今回は私が指示を出しますので、よろしくお願いします」
提督「はいよ、俺も後ろに居るから。前は天龍が捌いてくれ」
天龍「おうよ」
大和「それって下手したらどうなります?」
提督「ん~死ぬかも」
大和「なんか気分悪くなってきた」
由良「」ウムム
提督「どうした?そんな悩んでもいいことないぜ?」
由良「提督、お疲れ様です。お聞きしたいことがあるのですがよろしいでしょうか?」
提督「ん?」
由良「提督に似たあの白髪女性って誰ですか?」
提督「だれ?俺の姉様のこと?」
由良「いえ、前に医務室で出会ったのですが…あまり人命を尊重していないようでしたので」
提督「そんな奴居ないだろ、そんなの居たら俺が聞きたいくらいだ」
由良「…そうですよね」
提督「うちの艦娘はみんな自己管理出来てるし、大怪我したって報告も聞いてないぞ」
大和『多少の怪我なら自分で何とかしちゃいますから』ホワンホワンホワン
由良「(提督もあんまり知らないんだ。大和さんも言ってたし)」
提督「女の子だぞ、無茶はさせないようにしてるよ。もし変なこと言ってる奴が居たら教えてくれ」
由良「分かりました」
由良「誰なんだろ」
・・・
青葉「提督、質問です」ヒョコ
青葉「提督の思う怪我のラインは何処からですか?」
提督「う~ん、骨折とか針で縫うレベルかな」
提督「それ以外は止血で何とかなるだろ」
青葉「(…やはりか)」
漣「おぉ!すごっ、まじで刀じゃん」
提督「怪我すんなよ」
Bismarck「けっこう重いわね、色とかは付いてないのかしら」
提督「アニメじゃないんだからさ…全部普通の物だ」
神通「私、技の再現できますよ」
提督「刀が折れるからやめてくれ」
島風「すごいね」
長門「そうだな、危ないから振り回すなよ」
島風「」ブンブン
長門「待て待て!どうした!?最近すごいアクティブだな」
島風「楽しい」ブンブン
陸奥「元々こういう性格なのかもね」
長門「良いことなんだろうが、心配だ」
鈴谷「コスプレして剣持ったら?似合うとおもうけど」
提督「…ちょこっと知ってるんだが、俺は敵じゃね?」
鈴谷「あっ」
プルルル
北上「はい、横須賀鎮守府」
???『全然返事がないから来たわよ』
北上「・・・」
北上「(阿武隈、英語出来ますか?)」
阿武隈「単語なら」
北上「(物凄いペラペラで何言ってるか分からない人から掛かってきました)」ヒソヒソ
阿武隈「無理です。切ったらどうですか?」
北上「(それは…)」
叢雲「私が出るわ、何番?」
北上「分かりました」2バンデス
叢雲『はい、どうしました?』
???『演習に来たわよ。早く入れて頂戴』
叢雲『演習って今日でしたっけ?』
???『音沙汰ないから来たの、渡航手続凄い大変だったのよ?』
叢雲「(提督呼んで、欧州の人が演習で来てるみたい)」
北上「b」
叢雲『今どこですか?』
???『鎮守府前』
叢雲『今行きますね』
???『待ってるわ』ピッ
叢雲「名前聞くの忘れた」
叢雲「こんにちわ」
Bismarck「…なんで私?」
叢雲「通訳して頂戴、その方が効率良いわ」
Bismarck「いいけど…」
???『』
Bismarck「やりずれぇ」
叢雲「知り合いなの?」
Bismarck「多分」
???『随分よそよそしいが、どうした?』
Bismarck『もしかして、admiralだったりする?」
???『そうだ、よく分かったな」
Ark Royal『今は同じ艦娘。よろしく頼む。コードネームはArk Royal』
Bismarck『…すんごい違和感だわ、なんで白い服なの?」
Ark Royal『私に言わないでくれ』
叢雲『ご歓談中申し訳ないけど、他の方はどうしたのかしら?』
Bismarck『話せるじゃん、なら私居なくても』
叢雲『万能って訳じゃないの、専門用語は分からないわ』
Ark Royal『実は全員を乗せて船で来てるんだ。その停泊許可が欲しい』
叢雲『問題ないですよ。空いてるドックに誘導させるから待ってて』ピポパ
叢雲「明石さんに連絡しとくから、Bismarckさん。その方と時間潰しててくれる?」
Bismarck「はい」
Bismarck「(この人滅茶苦茶有能)」
提督「は?もう来たの!?」
叢雲「そうよ、何も聞いてないんだけど」
提督「俺もきいてねー」
叢雲「・・・ご時世もあるから外にも出せないし。どうするの?」
提督「来ちゃったものは仕方ないし、健康そうならうちで預かるしか」
叢雲「対応したのが私で良かった。演習出るんでしょ?」
提督「ありがとな、叢雲が居てくれて助かった」
叢雲「私はここの日の当たる功労者よ。日勤のまとめ役だし」
提督「昔は一緒に海に出ていたが、懐かしいもんだ」
叢雲「無理難題以外は対応してあげるわ。仕事だからね」
提督「その子たちはどこ行った?」
叢雲「Bismarckに任せた。知り合いみたいだし、気楽かなって」
提督「ほんと気が利く、頭が上がらん」
叢雲「感謝の言葉より受け入れの準備手伝ってくれる?」
提督「任せとけ」
Ark Royal『いい所だな』
Bismarck『それは話題が無いときに出てくる奴よ』
Ark Royal『…』
天龍「おっす~」
Bismarck「おっす~」
天龍「誰だ?」
Bismarck「演習相手」
天龍「はぁ!?来たのか?」
Ark Royal「あーくろいやるです」
天龍「おっ、日本語出来るんだな。俺はてんりゅうだ。いい眼帯してるな。よろしく」
Ark Royal「てんりゅう、よろしく」
Bismarck「ほかのメンバーも後で来るから紹介するわね」
天龍「面子集めておこうか?」
木曾「眼帯同盟を再結成させるか」ニュ
天津風「フハハハハ、良き面構え。良き同志が増えそうだ」ニュ
Bismarck「一応、この人欧州では軍の顔よ。お偉いさん」
天津風「眼帯していれば無問題である!身分など旧世代の仕来りよ」
Ark Royal『なんといってるんだ?』
Bismarck『同志として快く迎えるって』
Ark Royal『おぉ!友好的だな。ここに来てよかった』
Гангут「ハハハハ」
大和「・・・だれ?」
島風「しらないです」
Гангут「私はロシアから遠征に遥々来たГангутと言う」
大和「遠征ですか…そんな予定は聞いていませんが」
Гангут「演習をするとずっと前に言われて以来、音沙汰が無くてな。今回、我がロシアが誇る大型空母をチャーターして来たぞ」
島風「空母ですか」
大和「もしかしてあの遥か向こうに止まってるおっきいの?」
Гангут「そうだ!私が日本語が出来るということで隊長と先行して来たんだが、迷子になってしまってな」
Гангут「暇なので私と戦って時間つぶしをしてくれ」ガション
島風「演習で戦うので今は良いでしょ」
Гангут「ひまなのだ。避けてくれよ!」ジャキ
ドン
叢雲「めんどくさいのが来たわね。これだから海外の人は苦手よ。血気盛ん過ぎなの」ガギン
Гангут「ん?私が打った砲弾は」
叢雲「2人とも、離れてて。私がこのお客の面倒見るから」
島風「はーい、提督と川内さん呼んできます」タタター
Гангут「日本の船は接近戦が得意と聞いてたがこれ程とは」
叢雲「こういう荒事は神通さんとかに嗾けてくれない?私は専門外なの」
叢雲「それにあの馬鹿でかい空母の受け入れ準備もしないといけないの。本当は構ってる暇ないんだから」ヤレヤレ
Гангут「なんでもいいぞ!お手並み拝見だな」ハハハハハ
・・・
提督「ドンパチ会場どこ?」
島風「あれ」ユビサシ
叢雲「・・・」
Гангут「」グデー
叢雲「遠距離主体のくせに突っ込んでくるから、足元見なさい」
提督「これ俺が居なくても勝てるんじゃね?」
川内「慢心すんなし」
明石「あのデカい船は・・・なに?」
夕張「空母ですが来る予定は聞いておりません」
明石「敵?」
夕張「威嚇しときます?」
明石「ん~そんなことして問題になっても面倒ですし」
夕張「試運転も兼ねてお披露目してますか」ポチ
ヴィーヴィーヴィー ブォンブォン
【緊急迎撃システムの起動を承認しました】
明石「大丈夫かな?」
ゴゴゴゴ
Pola『・・・ねぇ』
Zara『どうた?隊長帰ってきた?』
Pola『あそこの建物からすんごい大砲出てきてるんだけど』
Zara『・・・』
Pola『もしかして隊長宣戦布告でもした?』
Zara『一時的に沖に逃げろー!急げえええ」
・・・
夕張「大きい船なのに旋回速いですね。もう回避行動取ってる」
明石「敵ではなさそう」
提督「なぁ、これ何?決戦兵器?」
夕張「一度ここまで攻め込まれているので、防衛システムを作ったんです。」(`・ω・´)ゞオツカレサマデス
明石「最悪、私が家族を守らなければなりませんので。何があってもここは守ります」
提督「そう言われると強く言えんな。頼もしくて嬉しいよ。ありがと」
川内「うわぁ…これ撃ったら周囲の建物消し飛ぶんじゃないの…」
夕張「かの有名なグスタフをモチーフに作りました!威力は凄まじい筈なのですが、弱点がありまして、展開に時間がかかります」
川内「どのくらいかかる感じ?」
夕張「砲塔はすぐ展開できるのですが、撃てるようになるまで4時間かかります」
提督「それ意味ある?」
Ark Royal『久しぶりだな、元気にしていたか?』
Graf Zeppelin『随分と…変わったな』
Graf Zeppelin『白は似合ってないぞ』
Ark Royal『国内だと人気だったんだが』
Bismarck『スタイルは良いんだけど、顔つきと服装があってない』
呂500『こんにちわ~』
Ark Royal『ゆー…知ってはいるが、いつ見ても違和感が拭えん』
呂500『?』
ゴゴゴゴゴ
Ark Royal『じ、地震か?』
Bismarck「またなんかやってるわね」ヤレヤレ
Graf Zeppelin「工廠はいつも騒がしい」
叢雲「どいてー急患よー」
ガラガラガラ
Гангут「うぅ~」
大和「この子の艤装大きすぎて、こけるだけでこうなるとは」ガラガラガラ
Ark Royal『Гангут!?何が起こった!?』
呂500「今日は一段と賑やかですって!」
Гангут「ここは異常だ」
Bismarck「そうかしら?快適だけど」
Гангут「私は色んな環境を見てきたが、ここ以上の物を見た事が無い」
<ウオオオオオオオオ ガンバレー
Гангут「今もなお、見た事が無い光景が広がっている」
長門「負けんぞおおおおお」
Гангут「なぜあいつは、馬と競争しているんだ」
Bismarck「・・・」
Graf Zeppelin「トロンべよ!あのゴリラに負けるな!駆けろ!」
ドドドドドドドド
Гангут「さすがに馬と艦娘が競争するのは初めて見た」
Гангут「それにあっちでは」チラ
電「大金賭けてんだからしっかり走るのです!」
天龍「長門ー勝ったら飯おごってやるから負けんなー」
木曾「青葉、これ配当の手数料いくつだ?」
青葉「10%です」
木曾「ボるな~」
Гангут「賭け事もしてるし、掲示板にオッズ出てるし」
Bismarck「何処でもビジネスチャンスがあるってことよ」
Гангут「日本とは自由だな」
Zara『すごい立派、さすが海軍の国ね』キョロキョロ
筑摩「あら?どちら様ですか?」
Zara『(・・・あんまり日本語出来ないんだけどどうしよ)』
筑摩「あぁ、叢雲さんが言ってましたね。こんにちわ」ペコリ
Zara「こんにちゅわ」
呂500「みーつけた、皆探してたよ~」
Zara『ろー!』
呂500「筑摩さん、この子はろーが引き取りますって!」
筑摩「ごめんなさいね。私では言語の壁で意思疎通が取れなくて」
Zara「ありがと」ペコリ
筑摩「お上手ですね。私も勉強しなくては」ペコリ
・・・
Zara『ねぇ、あの人なんて言うの?』
呂500『筑摩さん、いつもは事務でお仕事してるけど出撃も出来るよ』
Zara『へ~』
呂500『今回の演習メンバーよりも強いかもしれないって!あんまり戦ってるところ見たいことないから分からないけど…」
Zara『演習って全員1軍メンバーじゃないの?』
呂500『ちがうよ?』
Zara『そんなに質が高いの・・・?』
呂500『くじ引きで決めた』
Zara『それ隊長に言わないでね、なんか怒りそう』
提督「あぁ、大砲の報告書作るの疲れた」グデー
叢雲「お疲れ様。海外の方々は鎮守府内を観光してるわ」
提督「いつからうちはアミューズメント施設になったんだ」
叢雲「話題には事欠かないから、今も大きな船止まってるし」
提督「あの船もうちで整備しないとな、長旅で酷使されてるだろうし」
叢雲「向こうのクルーと意思疎通取らないとね」
提督「やることてんこ盛りで嬉しくなっちゃうな」シロメ
コンコン
長門「提督、響と演習で来た白髪の子が戦車で爆走してるぞ」
提督「」ピ、プルルル
提督「川内、響を止めてくれ」ピ
提督「あぁ、休みてぇ」
叢雲「この鎮守府にいる限り不可能よ」
Bismarck『ねぇ、admiral』
Ark Royal『どうした?』
Bismarck『ZaraとPola、あとГангутだっけ?・・・4人で来たの?』
Ark Royal『6人で来たぞ?まだ来てないのか?』
Graf Zeppelin『見ていないぞ』
Ark Royal『まだ船で寝てるかもな、船酔いでダウンしていたんだ』
Bismarck『艦娘が船でやられるって…』
・・・
明石「この船大きいですね~ほんとに整備出来るんでしょうか?」
夕張「何からしましょうか?」
明石「船内の把握からですかね、見取り図は頂いたので目視確認してから整備しましょ」
夕張「これ見てください」ジャジャーン
明石「ゴーグル?」
夕張「通信と現在地などを表示してくれる代物です。作ってみました」
明石「見た目が怖いですが、なんでこんな」
夕張「映画見て思いついたので、それっぽくなってしまいました」
明石「まぁいいでしょ。有志を募って潜入しますか」
夕張「ほんとに映画みたいでワクワクしますね」ウキウキ
明石「モンスターが出てこないと良いけどね」アハハ
神通「なぜ私が・・・こんなことを」
鈴谷「いいじゃん。面白そうだし」
夕張「このゴーグルを付けてください」ニコニコ
神通「船に乗り込むだけなんですから、別に装備なんて」
明石「この船は大型船です。迷路のようになっていますから、迷子になった場合救出が困難になります」
鈴谷「お互いの位置くらいは分かっときたいね」
夕張「それと、一応国外の船なのでマスク着用でお願いします」
明石「私は外部の点検や調整指示もありますので外で作業しています。何か用事がありましたら連絡してください」
鈴谷「それで何をすればいいの?」ソウチャク
夕張「レーダーに表示された箇所の目視点検をお願いします。消火栓とポンプの確認がメインです」
神通「これだけ広いと何時間かかることやら」
船内
Nelson『・・・今何時だ?』ムクリ
Nelson『この私が船酔いをするなど』
ガシャン
Nelson『なんだ!?暗くなったぞ?』
Sheffield『Nelson、停電よ!』ガチャ
Nelson『こんな大きな船だぞ。万が一の時は非常電源が作動するはずだが」
Sheffield『先ほど隊長の部屋に向かったのだが、部屋には不在だった』
Nelson『仕方ない。外を確認しに行こう。懐中電灯は…」ゴソゴソ
・・・
Nelson『Sheffieldは何をしていた?』
Sheffield『あたしは日誌を書いていたわ。そしたら寝ちゃったみたい』
Nelson『余は…酔った』
Sheffield『お酒の飲み過ぎなのよ。馬鹿みたいに飲むからそうなるの』
Nelson『船に酔った』
Sheffield『ビックセブン様は自律神経が弱いことで』ヤレヤレ
Nelson『五月蠅い!あんな蛇行運転をするから悪いのだ!』
ガションガション
Nelson『なんだ?』
夕張「暗視ゴーグル付けて正解ですね、電源を全部落とすと真っ暗です」
鈴谷「酸素マスクに強化スーツって化け物出てきそうな感じだね。これ必要?」
夕張「予防です予防、海外の船なのでこの後消毒するらしいです。スーツは趣味でごつくしちゃいました」
鈴谷「確かにカッコいい。これ軍事転用出来たら最高なのに」
夕張「それは趣味の範疇超えるのでNG」
Nelson『(おい、なんだ!あれは!)』←隠れてる
Sheffield『(あたしに聞くな!あんなのは船に同乗してなかったぞ!)』ヒソヒソ
Nelson『(敵か?暗くてよく見えないが黒くてゴツゴツしている)』ヒソヒソ
Sheffield『(新手の深海棲艦、それなら停電も納得がいく)』
Nelson『早いこと此処から移動しなければ…』ソッー
夕張「こんにちわ、大丈夫ですか?」←めっちゃ近い
Nelson『っ…』
Sheffield『…』
Nelson『逃げるぞ!走れ!』ダッ
Sheffield『待て!待ってくれ!!」
夕張「…」
鈴谷「夕張」
夕張「面白いことを思いついてしまいました」ニヤ
鈴谷「追っかける側って楽しいよね」ニヤニヤ
Nelson『ゲッホゲホゲホ』
Sheffield『大丈夫か?』
Nelson『あ、うん』
カッカッカッ
Sheffield『…もう来てる』
神通「え~っと後は船の後らへんですかね」キョロキョロ
明石≪一度ブレーカー入れますね~、確認後再度落すので気を付けてください≫
神通「大きい船は整備が大変、工廠の方々に感謝しないと」
ブォン
Nelson『電気が付いた』
神通「おや?誰か居ます?」
Sheffield『!?』ガシッ
Nelson『ゴフッ』
夕張「神通さーん、終わりました?」
神通「はい、こちら側は確認完了です」
鈴谷「神通さん人見なかった?」
神通「人ですか?・・・見てないです」
夕張「まだクルーが居るかもしれませんので出会ったら教えてください」
神通「分かりました」
スタスタスタ
Nelson『すまない、気が緩んだ』
Sheffield『艤装が無いんだぞ。今かち合えばどうしようもないだろ』
Nelson『取り合えず、格納庫までいかないと』
バチン
Sheffield『電気系統がイカレてる?この船大丈夫なのか?』
Nelson『既に水底だったりしてな』
Sheffield『縁起でもないこと言うな!』
Ark Royal『2人の行方が分からないと』
叢雲『船に居るの?整備班から報告ないんだけど』
Ark Royal『寝てたと思うぞ。船に酔ってたし』
提督「なんて?」
叢雲「寝てるそうよ」
提督「艦内放送使えばいいだろ」
叢雲「ブレーカー落して整備してるから出来るかしら」
Ark Royal『電話してみる』
・・・
♪~
Nelson『バカ!バカ!』
Sheffield『隊長!…はい、こちらSheffield』
Ark Royal≪何をしてるんだ?早く出てこい。陸についているぞ≫
Sheffield『本当ですか?分かりました、しかし真っ暗で』
Sheffield『あっ、充電切れた』
Nelson『外に出よう。外なら何とかなる』
港湾水鬼「キョウハダメナノカ」
漣「ごめーん、マジで急に外部の人来ちゃってさ」
港湾水鬼「ナラバシカタナイナ」
漣「ごめんね、こんど新しい基盤入ったからやろ」
港湾水鬼「ウン」
・・・
北方棲姫「キョウハカエルノ?」
港湾水鬼「アァ、ガイブノニンゲンガキタラシイ」
北方棲姫「コノフネデカイ!」
港湾水鬼「・・・ハナシヲキケ」
北方棲姫「ドアガアル」ガチャ
港湾水鬼「ヤメトケ、シラナイヤツガイタラ」
Nelson・Sheffield『・・・』
北方棲姫「イタゾ!」
港湾水鬼「エェイ、ヤッカイナコトヲ」
Nelson『…』
Sheffield『…おい、おい!』
Nelson『強行突破すれば!何とか』ウオオオオオ
Sheffield『まっ』
港湾水鬼「ナンダコイツ」パーンチ
Nelson『グェ』
Sheffield『あぁ…』フラッ パタリ
夕張「待って!殺しちゃだめですよ!」ダダダダ
港湾水鬼「ユウバリ、コイツガナグリカカッテクルカラ」
夕張「これ死んだらうちの鎮守府潰れます」
港湾水鬼「ソレハコマル」
夕張「一応お客様なんですよ、状態は何であれ国に返却しないと大問題です」
港湾水鬼「オマエタチモタイヘンダナ」
夕張「人間めんどくさい事だらけですよ」トホホ
港湾水鬼「ウチデカンゲイスルゾ」
夕張「海の中だとゲーム壊れちゃいます」
港湾水鬼「ソウナンダヨ…」ガックシ
鈴谷「あら?来たの?うぃーす」
北方棲姫「ウィース!」
夕張「この人達が帰ったら連絡しますのでその時また来てください」
北方棲姫「ワカッタ!」
鈴谷「どうやって連絡するのさ?」
夕張「LINEです」
鈴谷「まじ?」
叢雲「やっと演習の日程が決まったわ」ナガカッタ
北上「周知します。書類ください」
叢雲「メールで送るから待ってね」カタカタ
阿武隈「メンバーっていつ発表するんですか?」
叢雲「前日かしら、あんまり戦術練っちゃうと個々が潰れちゃうし」
北上「分かりました。ルールと日程だけにしておきます」
叢雲「聞いてる?提督」
提督「おう、聞いてるぞ。私も出ますわよ」キリッ
北上「気持ち悪いですね」カタカタ
提督「せめてこっち見て言え」
阿武隈「顔立ちが良いから何言っても様になるの卑怯ですね」
提督「イケメンとは罪な物よ」フッ
叢雲「娘ちゃん達にどう言い訳するの?」
提督「コスプレで通す。母親が全員コスプレみたいな服着てるんだから大丈夫だろ」
叢雲「それは結構雑な発言よ…」
提督「聞いてないから大丈夫だろ」ハッハッハ
ピロン
提督「通知…」チラッ
提督「聞かれてたわ」
北上「落ちまで完璧ですね」フッ
Sheffield『深海棲艦にこんなに近くで出会うとは…日本は凄い土地ですね』
Zara『そういうもんじゃないんですか?』
Nelson『Bismarckが言うには姫級は日常だそうだ』
Ark Royal『それは凄いな、戦闘に長けているのも頷ける』
Гангут『気で負けるなよ、我々は勝つために来たのだ』
Гангут『祖国のために負けることは許されない、そうそれが私がここにいる理由なのだ』フハハハハ
Nelson『余はちょっと飲んでくる、日本に来たんだ。飲まねば』
Ark Royal『好きだな、無茶するなよ』
・・・
食堂
Nelson『ここか』
Nelson『すまん、酒をくれ』
伊良湖「誰・・・この人?」
Nelson『(困った、言語が通じぬ)』
長門「お?なんだ?Bismarck、いつもと違うな。どうした?」ヒック
伊良湖「長門さん、飲み過ぎですよ。島風ちゃんに怒られても知りませんからね」
長門「いいだろー、飲むか~?」
Nelson『よく分らんが酒が飲めそうだ』
長門「アルコール追加で持ってきてくれ~」
Nelson『(こいつ見たことある気がする…何処だったか)』
叢雲「」
Ark Royal『我らは揃ったぞ、いつ開始する?』
Sheffield『隊長、Nelsonがいません』
Ark Royal『なんだと!?また深酒をしおって」
叢雲「向こうは殆どそろってるのに、なんで現地勢が1人も集合してないのよ」
ブオオォォブォオオオオ
暁「ゴッホゴホゴホ」
電「そんな勢い良くホラ貝吹くからそうなるのです」
Zara『何の音?』
響「フハハハハハハ、我でりつである!」ババーン
叢雲「響、出立は”しゅったつ”って読むのよ」
Ark Royal『日本ではこうやって出撃するのか!凄いな」
叢雲「ほかのメンバーはどうしたの?」
響「しらぬ、インパクトで勝つために電達に協力してもらったんだよ」
叢雲「頭が痛いわ」
大和「お待たせしました~」
叢雲「大和さん、1人かしら?」
大和「はい、ちょっと寝癖直してて」
叢雲「なんで1人ずつ来るの・・・まとめて来なさいよ」
ブォォォォォォン
キキー
Ark Royal『なんでリムジンでドリフト出来るんだ…』
長門「すまん、連れて来たぞ」
Nelson『すまん、遅れた』
Ark Royal『Nelson!?何をしている』
Sheffield『迷惑かけては駄目だぞ…』
叢雲「どういうことかしら」
長門「実は昨日こいつと酒を飲んでてな、寝過ごしたらしいからひとっ走りだ」
叢雲「言葉分かったの?」
長門「いや、こうボディーランゲージで」
提督「お待たせ」
鳳翔「お待たせしました」
叢雲「やっと始められそう…島風と天龍は?」
提督「知りません」
長門「私も見てない」
叢雲「放送してくるから待ってて(#^ω^)」
Ark Royal「よろしく」
提督「よろしくお願いします」
Ark Royal『この人誰だ?』
Zara『見たことないですね』
Гангут「よろしく頼むぞ、私の新兵器の餌食になってくれ」
提督「随分と威勢のいいガキですね、そういうのは優位性を持ってから言いなさい」シッシ
Гангут「私を愚弄するならば容赦せんぞ」ジャキ
ドン!
提督「お返ししますね、弾」ポイ
Гангут「は?」
提督「勿体ないでしょ、弾もタダじゃないんですから」
Гангут「お前!どうやって…」
鳳翔「虐めてはいけませんよ、可哀そうです」
提督「虐めてはいないんだけど」
鳳翔「挨拶が済んだならいいじゃないですか、戻りましょう」グイグイ
提督「わかった、引っ張るなって」ソレデハゴキゲンヨー
Nelson『あれは余でも出来ん』
Ark Royal『あんな事簡単に出来てたまるか』
Nelson『あれが突っ込んで来るとなると密集は不利だ、距離を取らねばならん』
Ark Royal『最悪私が引き受ける』
Гангут『見ろ、砲弾に手形が付いてる』
Zara『ヤバ』
Pola『てか、貴方も普通撃つ?そっちの方がヤバい』
Zara『確かに』
叢雲「ようやく見つけたわ…」ヒキズリ
島風「どうも晩ご飯の仕込みしてました」ズリズリ
天龍「寝てたわ、すまん」ズリズリ
鳳翔「かっこよかったですよ」
提督「それならいいけど」
大和「提督…ですよね、お姉さんじゃなくて」
提督「おう、そうだ。似合ってるか?一応オーダーメイドで作った特製品だ」
大和「声まで変えられるなんて…貴方は人ではないですね?」
提督「これは青葉らへんに言ってくれ。声変えれる薬を何故か持ってるから」
大和「実は表に出ない暗部とかありませんよね?」
提督「”俺は”持ってない。俺は。知らん」
大和「・・・」
鳳翔「その姿の時はその性格でお願いします。鋭い顔付なんですから冷たい司令官さんがいいです」
提督「そう?結構要望があってだな…」メモメモ
響「奥さんも好きだねぇ」
鳳翔「はい、好きですよ」ウフフ
島風「作戦は昨日の連絡であったのでいい?」
鳳翔「はい、相手に合わせて出来るだけ2対1を仕掛けます。それ以外は貧乏くじですので回避運動でお願いします」
天龍「相手が固まってきたら?」
鳳翔「全員で突っ込んで揉みくちゃにします。それなら連携も取れないでしょうし」
天龍「雑ぅ!」
提督「大和と俺は最悪近接で何とか出来るように仕上げてきた。無理に援護はしなくても大丈夫だ」
島風「分かった。そういえば長門…昨日帰ってこなかったんだけど知らない?」
響「海の向こうの女と同伴出勤してた」
島風「…は?」
響「理由は知らないんだよ、結論はそういうことなんだよ」トオイメ
島風「終わったら聞かなきゃ」ニコッ
提督「(怖いですねぇ)」
叢雲『皆聞こえてるかしら、今回はこっちの希望で日が落ちた状態でやるから、照明もっときなさいよ』
叢雲『もうちょっと経ったら合図の信号弾撃つから、そこから開始ね』
叢雲『一応言っとくわ、大怪我させないでよ』
響「ふふん、ぐっも~んなんだよ」ガショガショ
響「このSAMURAIアーマー響が怪我をするわけ無いんだよ」
天龍「はよ脱げ、そんな物着てたら目立つだろうが。LEDライトまで付けて…クリスマスツリーかよ」
響「ぬーん」
提督「前が見えねぇ」
鳳翔「今日は一段と暗い気がします」
提督「久しぶりだからか夜目が全然だわ、俺よくこんな中出撃してたな」
大和「不安です…砲弾どうやって避けたらいいんですか?」
鳳翔「動き続けてください。照明は適切な時に点灯すればバレませんから」
島風「開始したら前進する。ちょっと用事がある奴がいるから」
提督「顔分らんだろうから響連れて行くと良いよ」
島風「分かった」
・・・
Nelson『クシュン』
Nelson『ふむ、余に畏怖しておるのだな』アッハッハ
Ark Royal『舐めたら沈むぞ、相手の戦力も分からないうちから慢心するんじゃない』
Sheffield『ここの鎮守府は夜間が主な作戦行動時間です。各位無暗に追わないように』
Гангут『我が祖国の開発した暗視ゴーグルにより夜などハンデにならぬ』
Zara『それ欲しいな~頂戴』
Гангут『すまんな、使用には網膜登録が必要なのだ』
Nelson『相変わらず秘密事が大好きだな』
ヒュ~ ドォォン パラパラパラ
提督「・・・この花火が合図か?」
大和「多分」
提督「なら俺らはゆっくり行こうか、前衛はもう突っ込んだし」
大和「え?・・・ハッ!皆もう居ない!?」キョロキョロ
提督「鳳翔の連絡待ちだ。俺らは低速で進むぞ~」スィ~
Nelson『…ふむ、真っ暗だな』
Гангут『レーダー反応なし、先行しているが本体から連絡もない』
Гангут『欧州は思ったより淡白なんだな』
Nelson『そんなことは無いと思うが』
島風「こんばんわ」ヒョコ
響「おいす」
Nelson『なにっ!?どこから来た!』
Гангут「同志よ、来てしまったのか」
響「今は敵ってことで~」
島風「貴方、この人知ってる?」つ写真
Nelson『なんだ?こいつは知ってるが』
島風「通じない」
Гангут「どうした?何か急用でもあったのか?」
島風「この人にこの写真の人との関係聞いて」
Гангут『おい、写真の人物とはどんな関係か聞いているぞ』
Nelson『昨日一緒に飲んだ奴だ』
Гангут「一夜を共にしたらしいぞ」
島風「」
島風「〇すのでよろしく」ニッコリ
Гангут『お前、〇されるらしいぞ』
Nelson『なんだと!?私が何かしたのか!?てかどういうことだ』
響「一緒に逃げない?多分ヤバいと思うんだよ」ヒソヒソ
Гангут「うむ、そうするか」ヒソヒソ
Nelson『聞いているのか!!Гангут!!なんかこの娘怖いんだが!!!』
Nelson『こいつ、四角に入り込む』ドドドドド
島風「焦っている奴は無暗に撃つから避け易いね」
Nelson『応援は…Гангут!!どこだ!手伝え!!』
島風「響さんが、さり気なく連れて行ってくれたからすごく助かる。やっぱ先輩は凄いな」
島風「しっかりタイマンに持ち込めて私は幸運だ」ニヤリ
Nelson『閃光で救援を呼ぶしかないな、私では機敏な駆逐は手に余る』クッ
・・・
響「ここだ!」パチン
Гангут「では角は頂いたぞ」パチン
響「うごっ!?」
Гангут「私にリバーシで勝とうなど…」
響「ここで罠カード発動!全ての駒を反転!!!!」
Гангут「な、なんだと!?ならばこちらは徳政令カードだ!」
響「ふふふっ…それ、UNOって言ってないよね?」
Гангут「はっ!?!?そういえば」
響「残念ながら1回休みなんだよ」
Гангут「貴様も道ずれだ!上上下下左右左右BA」
響「流石なんだよ…だけど!!!」
・・・
Zara『なんか海の上でゲームしてるよ』
Pola『ほっとこ、多分突っ込んじゃいけない。巻き込まれるから』
Zara『うん』
Sheffield『えぇい!なぜ突っ込んで来るんだ!』
天龍「このまま押し込んで火力を削ぐぞ」
鳳翔「無理せずに引くことも大事ですから、冷静にね」
天龍「俺は1軍だぜ?それ位は弁えてる」
Ark Royal『空母が夜間にここまで接近してくるとは…日本の者は1人1人が全てを補うと聞いていたが』
Sheffield『隊長!我が隊は分断されてます。どういう形でも合流した方が!!』
Ark Royal『こちらも国を背負っているんだ。逃げるようなことなど出来るか』ジャキン
Ark Royal『吹き飛ばして合流するぞ。ついてこい!!』
鳳翔「ほぅ、中々にやる気の様ですね。下がりましょう」ピピ
天龍「おう」
ヒュ~ ドボォォォォン ドゴォォォォン
Ark Royal『戦艦か!こっちに戦力を割いてk」
Sheffield『下がっていきます」
Ark Royal『様子見か、手荒いことだ」アッハッハ
Sheffield『相手の行動に脈絡がありません…これでは読めない」ウムム
Гангут「そろそろ我らも戦わなければ」
響「ふむ、戦いとはなんなんだよ?」
Гангут「哲学だな、同志。その答えは個々に持つものであって共有は出来ない代物だ」
響「今やっている、ババ抜きも戦いなんだよ」
Гангут「確かに、しかし海上でするものでは無いぞ。こうやって装備も付けているんだし」
Zara『私引くね』
響「来るがいい!この響ングがジョーカーをプレゼントしてやろう」
Pola『響が持ってるみたいだよ』
Zara『挑戦状を叩きつけられたならやるしかないわね』
Гангут「私が流れに乗ったのは謝ろう。このままだと海の上で遊んでる4人になってしまうぞ」
響「響はそれでもいいんだよ?こうやってお馬鹿して怒られるのも一興なんだよ」キリッ
Гангут「同志よ・・・貴方は私よりも大人なんだな」
Zara『いえーい、上がり~』
響「クソおおおおおおおおお!!!うおおおおおお」クネクネクネクネ
Pola『気持ちわる…』
響「まだなんだよ!もう一回」
Zara『いいぞ~掛かってきなさい』
Гангут「これも平和なんだな、私は急ぎ過ぎたのかもしれん」フフッ
・・・
叢雲「ねえ」
神通「あの4人ですか?この数十分の間トランプしてますよ」
叢雲「陽動ってことになる?」
神通「なってますね」
叢雲「あれは生粋の自由人だから何も感じないわ。あの4人に危険だから隅っこでやれって言っといて」
提督「お疲れ様、警戒しておくから少し後ろで休憩しててくれ」
鳳翔「予想通り分散していました。響ちゃんが敵に囲まれているようですが…どうします?」
提督「あいつなら大丈夫だろ…最悪白旗上げて時間稼ぎしてくれるだろうし」
天龍「判断がえぐいな」
大和「私はどうすればいいですか?」
提督「大和、君はうちの秘密兵器だ。今は息を潜ませて存在感を消すんだ」
天龍「そういうのって結局使わないんだが」
島風「戻りました」
提督「どうだった?」
島風「強かったです、途中から癖を読まれて」
提督「次からは団体で行こう。空いては海の向こうのエースだからな」
鳳翔「雲行きも怪しくなってしました。雨が予想されますので静かに進みましょう」
大和「(あんまり戦いたくないな、思ったよりも緊張感が…)」
鳳翔「安心してください。私の後で落ち着いて」
大和「…はい」
神通「雨降りそうですね」
叢雲「雨雲こっちに来てるから・・・通知いるかしら?」
川内「流石にいらんでしょ、演習だし」
那珂「私の旦那活躍してる?」
叢雲「それはもう、可憐に戦ってるわ」
那珂「うん、あんまり嬉しくない」
川内「あれはあれでいいと思う。個人的に」
神通「姉さんそういうのも好きなんですね」トオイメ
川内「旦那に限るけど」
叢雲「口は挟みたくないけど乱入とかしないでよ」
川内「失敬な!我々をなんと心得る!」
叢雲「狂人軍団筆頭」
川内「お前もそうなんだぜ~お前も家族だ」イッヒッヒ
叢雲「・・・」
川内「鎮守府全員家族みたいなもんでしょ」
叢雲「良い話な感じで持ってくな」
Ark Royal『日本とはここまでの雨が降るのか』
Nelson『何か言ったか?聞こえんぞ』
Sheffield『この天気だと迂闊に動けません…』
Гангут『戻った』
Ark Royal『首尾はどうだ?』
Гангут『いい所まで行ったんだが、雨でお互い痛み分けだ』
Zara『雨でトランプ濡れてお開きだっただけ…』
Pola『シー』
Ark Royal『次は此方から仕掛けるぞ。相手も集結してるだろうからな、此方の練度で押しつぶす』
Nelson『この雨でどうやって仕掛けるんだ?地理も分からぬが』
Гангут『一応、私の方で発信機を付けておいた。方角なら分かるぞ』
Zara『いつの間に…』
Гангут『同志の動きが滅茶苦茶だから信用性皆無だがな。しっちゃかめっちゃか動いている』
Ark Royal『行くぞ。動かないよりマシだろう』
・・・
提督「響、どうだった?」
響「なかなかの手練れなんだよ…常に撃たれる可能性があったんだよ…」グヌヌ
提督「それは強いな」
鳳翔「次も攻めてみましょうか…相手も出てくるでしょうから当たりに行きます」
鳳翔「常に攻める姿勢を見せないと、付け込まれる可能性がありますから」
大和「寒いですね…海の上は夏でもこんなに冷えるんですか」
提督「雨も降ってるから気を付けてくれ。うちのお医者様がダウンしたら俺たち全滅だ」
大和「頑張ります!」
島風「(今日は帰ったらあったかい物つくろ)」
ヒュ~
島風「!?」
ドゴン
島風「あぶなっ」
鳳翔「この雨の中撃って来るとは、正確過ぎますね」
Ark Royal『勝負といこう』
提督「ふむ。狙われてるぞ…気合入れろよ大和」
大和「なんで私なんですか!?」
提督「なんか気に障ったんじゃないか?」
大和「えぇ~」
鳳翔「頑張って下さい。私は空母ですので援護に徹します」ススス
大和「鳳翔さんのほうが戦えるじゃないですか!!」
天龍「諦めようぜ。雨だから血眼になって砲弾探せよ!」
Гангут『すまんが先ずはこれだ』カチ
バシュシュシュシュシュ
提督「おぉ!すげぇ!!ミサイルだ!」
島風「回避」
響「中々に歌舞いておるわ」ヌッヌッヌッヌッ
天龍「変な笑い方出来るもんだな…」
Ark Royal『相手が分断されたら1人ずつ潰すぞ。着いてこい』
鳳翔「…」
提督「久しぶりにひりつくねぇ」
Ark Royal『豪雨でこの服、動くには邪魔だな…破いても構わんか?』
Sheffield『陛下に頂いたと言うことを忘れないでくださいよ』
Ark Royal『そもそも私がなぜこんな服を着なければならんのだ。前ので良かっただろう』
Nelson『以前のお前だと怖すぎて出資者が減ってしまっていたからな、これも仕事だ』
Ark Royal『何もかもめんどくさいな、艦娘になる前の方が気楽だった』
提督「随分と嚙みついて来るな」
Ark Royal『お前が一番危険だ』
提督「射撃戦は苦手なんだが…鳳翔、大和お願い」
鳳翔「いってらっしゃいませ」ニコ
提督「こっちこっち、おいで赤髪さん」フリフリ
Ark Royal『挑発…随分と余裕だな』
大和「よし、下がって支援を」
鳳翔「一人になったら囲まれますよ。こっちです」
天龍「付いてきな!この区域抜けんぞ」
島風「殿しようか?」
天龍「要らん。前に突っ込んだ方がはえぇ」
響「突っ込むぞ!つかまれ!」
大和「私が捕まったら進まないと思うんですが」
響「ノリ悪いよ」
大和「ウグッ」
島風「雰囲気悪くしちゃ駄目でしょ」
鳳翔「いつまでも喧嘩しないの!行きますよ!」
ハーイ
Nelson『撃ってるが当たらんぞ』
Гангут『お前の腕が悪いだけだ』
Nelson『なんだと!?』
Гангут『文句言う前に当てる努力をしろ、その熱意を指先注げ』
Zara『(この人こういう時冷静だなぁ)』
Гангут『あの頭に血が上った間抜けな隊長も居ることだし、あっちに合流するか』
Гангут『チャフ撒くから目視でついてこい。雨に負けるなよ』
Nelson『…あぁ』
Ark Royal『こいつっ、射撃は下手だが回避は』
提督「やっぱ艤装ってのは重いわ。避けんのに邪魔過ぎる」
Ark Royal『何から何までアンバランスな奴』
提督「すまん!そろそろ台風なんだ、演習も終わらせないとな」ポイ
提督「さて、こいつも外して」ガション バシャン
Ark Royal『…なんだ?』
Sheffield『隊長!一人に対してそこまで追いかけなくても』
Ark Royal『待て、あいつの様子がおかしい』
提督「このカツラ持って帰らないと怒られるかな」
Sheffield『降参ですかね』
Гангут『大丈夫か?全員連れて来たぞ』
提督「なんか増えてない?全員で俺のところ来たの?」
Zara『男の人?サムライソード持ってる!』
Ark Royal『あまりよそ見をするなよ、何をしてくるか分からんからな』
Nelson『1人なら問題あるまい、全員で攻撃する方が卑怯だろ』
Гангут『…っ』バン
Nelson『なっいきなりこっちに向かって打つな!殺す気か!!』ヒェ
提督【ほぅ、見えてたか。お前は出来るな】
Гангут「お前、何者だ?深海棲艦か」
Гангут「普通の人間が装備なしで浮くはずがないだろ」
提督【まぁ一般人ではないな、俺はここの提督だから】
Гангут「…お前が噂の横須賀の化け物か」
Гангут「色々と情報は上がって来ていたが、信じられん」
提督【そろそろ嵐が来る。溺れる前に演習終わらそうぜ、あとさっきの雨に濡れて寒いんだ】
Гангут「なら降参したらどうだ?」
提督【勝気だな、俺の嫁にそっくりだ】
Nelson『…ん?うぉ!?なんだこいつ!?』
Pola『えぇ…』
Nelson『いつから余の後に』
Zara『この人ほんとにBIG7なの?抜けてない?』
・・・
長門「ブェックション!」
木曾「きったな、やめろよ」
長門「風邪ひいたか?」
木曾「お前が引く訳ないだろ…馬鹿なんだから」
長門「なんだと!!私は四大を出てるんだ!!」
木曾「知るか!大学出ても馬鹿は馬鹿だろ」
伊良湖「2人とも飲み過ぎです。喧嘩なら外でやって下さいよ」
Ark Royal『…』
Гангут『惚けてる場合か!相手は人外だぞ!』
Ark Royal『やはりあいつか、懐かしい』
Ark Royal『私もそろそろ本気を出さないとな』
提督「(なんか笑ってる…怖いあの人)」
Ark Royal『私も艤装なんて重い物は捨てよう。そして従来の私が相手をする』ポイ
バシャーン
Nelson『あぁ…エンジンが掛かってしまったか』
Гангут『そういえばこいつも元は将校だったな、しかも自分で海出るタイプの』
Sheffield『隊長…やっぱり隊長こそ私のadmiral…///』
Ark Royal『久しぶりだな、私が相手だ」ジャキン
提督「…凄いなこの雨の中あんなデカいマシンガン使うのか」
Ark Royal『怪我しても文句は受け付けんぞ。私も文句は言わんからな」アッハッハッハ
Гангут「我々もするか、同志よ」
響「バレてた?」コソコソ
Гангут「もちろん、包囲しようとしているのは把握しているぞ」
響「流石なんだよ…そうでなくちゃぁ面白くない。一方的な勝ち戦など」フッフッフ
響「いざマイル!!」
島風「あのおっきいの叩くよ。大和さん」
大和「分かりました!」
Nelson『余にたった2人で来たことを後悔させてやる』
ドカーン ボカーン
サッサッサッサ
提督「めちゃくちゃ狙いがいい。避けられねぇ」キンキンキンキン
Ark Royal『逃げるだけか!懐に来てみろ!!」バララララララ
提督「俺も驕ってたか、弾をはじく刀が重い」クッ
Nelson『やはり有象無象ではな』
大和「ウグッ」タイハ
島風「どうしようか、連れては逃げれないし」
島風「当たって砕けるしかない」
大和「大丈夫です…私に秘策があります」ゴホッゴホ
大和「一瞬だけ、隙を作ってください。提督に教えてもらったこれで決めます」
島風「凄いよ、貴方は私よりも心が強いね。まだ気持ちが負けてない」ニコ
島風「私は負け癖が付いてたから…どうしても」
大和「武蔵に笑われるのは御免ですから」ウフフ
・・・
島風「速きこと、島風の如し」バララララ
Nelson『…速い。狙いが定まらん』
島風「一応、最速なんです」バコーン
Nelson『あいつ突っ込んで来て…駆逐艦が接近戦をするのか!!血迷ったのか』
島風「何言ってるか分かんないけど、随分とお喋りさんだね」
Nelson『クッソ…速すぎる。何処へ』
大和「推して参る!!!」ザアァ!
Nelson『なんdっ!』
大和「はぁ!」ガゴン
Nelson『グエ』
バシャン
大和「…よ、よしやった!やりました」
島風「よく薙刀なんて持ってたね」
大和「提督に『威嚇用でも持ってたら気が楽だよ』って言われて持ってました」
島風「大和さんはもう戦線復帰厳しそうだし戻ろっか、この人も連れて行こう」
Nelson『』ゴボボボボボ
大和「やば、気絶してるのにうつ伏せになってる。このままだと窒息…って重い。急いで気道を確保しないと」
島風「艤装が外せれば良いんだけど、海外の奴仕様分かんないや」
大和「早く…ちょっと手伝って、死ぬってこの人死んじゃうから」
Гангут「・・・どうした、攻めてこないのか?」
響「虚しい」
響「時間を稼いでいたけど、こうなっちゃうんだよ」
Гангут「(弾が1発も当たらない…さっきまでのは本気じゃなかった?)」
響「ロシアの同志ガンダム…響もベルルルルルルルルルイって名前があるんだよ」
Гангут「Верныйだろ。それは知っている。そして私はГангутだ」
響「なんて?」
Гангут「自分の名前だろ!覚えたらどうだ」
響「響はベルルルルイエであって響でもあるんだよ」
響「今でも響として第六駆逐隊なんだよ。でもベベンでもあるから君とも仲間なんだよ」
Гангут「話が入ってこない…」
響「戦いってなんであるんだろうね。悲しいよ。ここ横須賀では皆仲良しなのに」
Гангут「これが世界の方針だからだ、日本で言う切磋琢磨だ!そうしなければ大勢死ぬ」
響「話し合いしたことあるの?」
Гангут「化け物に話が通じるものか…」
響「響も矛盾の塊だけど、話せば仲良くできることもあるんだよ!」
響「…そっか、相手を知らないからね。なら響がここで教えてあげるんだよ」パチン
北方棲姫「ヨバレテトビデテホッポッポー」ザバーン
Гангут「なっ」
北方棲姫「アレバダレダ?」
響「響の同志なんだよ!仲良くすると良いんだよ!!」
Гангут「姫級だと…」
港湾水鬼「マッタク、ヒビキハイツモムチャクチャダ」ガシ
Гангут「…」グエ
響「4人でお話すれば理解も深まるんだよ!!お茶会なんだよー」
北方棲姫「オー」
港湾水鬼「ワルイヨウニハシナイ、イッショニオチャシバコウヤ」ニッコリ
オワーーーーーーーー
天龍「なんだ?」
鳳翔「さぁ?」
鳳翔「それにしてもあっけない。弓で終わりとは」
Zara『』
Pola『』
天龍「やり過ぎだろ鳳翔さん、相手は子供だぞ」
鳳翔「これが現実ですから、この子達に後れを取るほど落ちてません」ウフフ
鳳翔「では一度連れて行きましょう。いつまでも海に浮いていると風邪ひきますし」
天龍「どう転んでも俺は子守なんだな」ヨイショ
鳳翔「いずれ自分の子供が出来た時に役立ちますから」
天龍「想像もつかねぇ」ハハハ
提督「…」
Ark Royal『ゼェ・・・ゼェ・・・』
提督「刀折れちまった」
Sheffield『化け物が…こいつは一体』
Sheffield『動きが人のそれではない、反応速度が異常だ」ドドドドド
提督「君はお手本のような姿勢だ。めっちゃ綺麗」
提督「だから弾道が直線的」
Sheffield『ぐっ、当たらない』
天龍「困ってるか?お前の奥さんから見てこいって言われて来たぞ」
提督「いや、相手がバテテくれてさ。俺も一時はどうなるかと思ったんだが」
提督「俺の刀が折れて、俺は丸腰だ」
天龍「俺の愛刀貸してやる。折るなよ」ホラ
提督「重、こんなの使ってたら肩壊すぞ」
天龍「そんな軟じゃねぇよ。俺があっちの軽巡やるから赤髪なんとかしてくれ」
提督「ありがとよ、愛してんぜ」
天龍「心にもねぇこと言うな。もうちっと実のある事言いやがれ」ハハ
・・・
天龍「俺と差しだ。とびきりの喧嘩だ。俺出番なさ過ぎて体力が有り余ってるからな」
Sheffield『私と同じ系統か、ならば負けん』
提督「そろそろ終わりにしようぜ、何だかんだで長々と戦ってるからな」
Ark Royal『ここまで強い奴も久しぶりだ。とても興奮する」アハハハハ
提督「・・・なんか怖いっ。あの人目が笑ってない」
天龍「おい、聞こえてるか」
提督≪なんだ!余裕ないぞ≫
天龍「俺の所は終わったんだが、目の前にすんごい嵐が来ててだな…」
天龍「これ戻れるか分からんぞ」
提督≪なんて言った?無線がほとん、≫ザー
天龍「あっちだったか、行くぞ。ついてこい」
Sheffield『私は弱かった』ガックシ
天龍「何してんだ、行くぞ。お前はよくやったよ」グイ
Sheffield『日本語は分からないけど慰められてるのは分かる』(ノД`)・゜・
・・・
天龍「おーい」
提督「どした?」
天龍「あ?そっちも終わったのか?」
提督「なんか武器が壊れたらしい」
Ark Royal『ん?( ,,`・ω・´)ンンン?』ガジャ ガジョン ガッガッ
天龍「それよりあの嵐なんだが」ユビサシ
ゴオオオオオオオオオオゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオオ
提督「・・・あんなのあったか?」
天龍「お前…何年海軍の将校やってんだよ」
天龍「お前とその奥方さん達はいつもいつも…目の前の敵にしか興味がねぇ」
天龍「いい機会だから言わせてもらうがな」クドクド
提督「まて!天龍!お前この嵐のど真ん中で説教始める気か!取り合えず避難するぞ」
Ark Royal『頭がスッキリとしている。こんな気分は久々だ』ハハハ
Sheffield『隊長はいつも責務で大変でしたからね、いい気分転換になって幸いです』
Ark Royal『ところで我々はどうやって助かるのだ?演習地帯からかなり離れている、簡単には逃げられんぞ」
Sheffield『…申し訳ありません、ここは何処なのでしょうか?』
Ark Royal『さぁ、私も日本の海には疎い。なんせ始めて来たからな」アッハッハ
提督「前!無理!後ろ!無理!左右も無理っぽい」
天龍「こんな所で溺死は御免だ。龍田に冷蔵庫のプリン食われる」
響「やはりこのご時世は人込みを避けてのんびりするのがいいんだよ~」
Гангут「いや、ここ海の上だぞ。雨降ってるし」
北方棲姫「ウメウメ」モグモグ
港湾水鬼「イイナ、コレドコデウッテル?」モグモグ
響「これは間宮さん特製なんだよ。携帯食料だから冷めてるけど美味いんだよ」
港湾水鬼「ミナニオシエテオコウ」
Гангут「なぁ、響よ。なぜ深海棲艦は攻撃してこない?」
響「人間と同じなんだよ。色んな派閥があってこの人達はとてもいい人達」
響「手を取り合えるなら戦う必要なくない?」
Гангут「それはそうだが…」ウムム
北方棲姫「ホッポハミンナスキー」
北方棲姫「ココニハナガイコトオセワニナッテル!」
Гангут「成程」
響「すぐには無理だろうけど分かって欲しい、躍起になってるのは地上に住んでる響達ってことを」
響「元々、地球は全部人のものじゃないんだよ」
Гангут「…」
響「皆で帰るんだよ。雨降ってきたし~」ルンルン
北方棲姫「アラシガクルゾー」ワー
港湾水鬼「キョウトマッテモイイカ?」
響「多分いいと思うんだよ」
Гангут「国が違えばこうも違うものなのか」
天龍「どうすんだ」
提督「そういわれてもな、前見えないほど降ってるし…」
天龍「運よく岩壁まで逃れられたがここ何処だよ」
提督「さぁ、間違いなく家から遠いってのは分かる」
天龍「今日は野宿か…くっそ怠いわ」
提督「腹減ったな…運動したから疲れたし」アーア
Ark Royal『日本の嵐は強烈だな』
Sheffield『はい』
Ark Royal『寒いな』
Sheffield『暖を取りましょう。隊長の艤装…は無いですね』
Ark Royal『うむ、放り出してしまった』
Sheffield『ちょっと聞いてきます』
トテトテ
Sheffield『すいません』
提督「?」
Sheffield『寒いです、マッチとかありませんか?』
提督「・・・」
天龍「こっち見るな、俺も分からん」
Sheffield『えーっと』ジェスチャー
提督「ふむ」ジェスチャー
提督「なんか欲しそう」
天龍「食べ物はないぞ」
提督「なんだ・・・?帰り道もこの雨じゃ分からんし」
天龍「英語通じるんじゃねーの?」
提督「その英語がわからん。流暢に言われても…」
天龍「それでも現代に生きる管理職かよ…」
提督「鎮守府には叢雲にビス子も居るじゃん」
天龍「いざという時に自分で出来なきゃ意味ないだろ」
Sheffield『喧嘩が始まってしまった」
天龍「俺も聞いてみる。単語で何とかするしかねぇ」
提督「すげぇなお前」
天龍「あんた海外赴任経験してるよな…どうやって生きて来たんだよ」
提督「なぁ」
天龍「今火付けてんだ。黙っててくれ気が散る」
提督「最近どうだ?皆と上手くやってるか?」
天龍「娘に話題振るの下手なオヤジかよ!」
天龍「俺は気楽にさせてもらってるよ。最近は駆逐のガキ共も独り立ちしてるからな」
提督「そうか、今思えば天龍としっかり話したことなかった気がしてな」
天龍「こんな状況で面談かよ」
提督「龍田も最近話してなくてな」
天龍「そういえば龍田、お前の指輪酔って付けてたこともあったな」アッハッハッハ
提督「懐かしいな」
天龍「龍田なぁ・・・提督よ、あの妹貰ってやってくれよ」
提督「なんでだよ、もういらねぇよ」
天龍「現状増えてもそんなに変わりねぇだろ?龍田は鎮守府では毅然としてるが外だとダメダメでな~」
提督「それは分かる。思ってるよりも気弱だ」
天龍「恐らく俺が死んだら自立不可能だ。だから今のうちに貰い手を探しておく」
天龍「俺がとやかく言うことじゃないんだろうけどさ、これも龍田の将来を案じてな」
提督「これ以上増えたら俺がSATSUGAIされちゃうよ・・・」
天龍「俺が死んだり左遷されたら思い出してくれ、頼んだぞ」
提督「天龍はそうそう危ない目には合わせないから安心しろ」
天龍「その男前なセリフに期待はしておくぜ」
Ark Royal『さむい』ガタガタ
Sheffield『寒いですね』ブルブル
提督「どうやって帰るかな・・・このままだとお客人が風邪をひいてしまう」
天龍「一応陸地だが、完全に雨風を防げれば多少は」
提督「ならば作るしかあるまい。ちょっとどいてて」
天龍「2人とも逃げんぞ。エスケープだ」
Ark Royal『なんだ?』
Sheffield『逃げるって言ってますけど』
天龍「いいからこいこい」テマネキ
・・・
天龍「この岩の裏でいいか」
Ark Royal『なんなんだ?なにがあった?』
Sheffield『せっかくつけた火が消えちゃいます』
<チェエエエエエエストオオオオオオオオオオオ!!!!!
バキバキバキ
天龍「おーこえ、この岩壁崩れない程度にしてくれよ~」←耳塞ぎ
Sheffield『』キーン
Ark Royal『お、おおおぉぉ!!!あの男!凄いぞ!やはり私の見込んだ奴だ!』←チラ見中
Ark Royal『あれほどの力、母国でも居ないな。配下に欲しい』ブツブツ
Sheffield『(なんか隊長嬉しそうだけど。この状況で)』
提督「出来たぞ、ちょっと狭いが俺特製の洞穴だ」
天龍「お前、提督よりも大道芸人とかの方が向いてるんじゃね?」
提督「大道芸で嫁と娘は食わせていけんぞ」
天龍「それもそうだな」
Гангут「行方不明が出てるのか」
神通「提督がいれば問題ないでしょう、曲がりなりにも個々の長ですし」
Гангут「旦那の事を信頼してるのだな」
神通「家族を信じないで誰を信じるといいうのです?」
Гангут「失礼、確かにそうだ。とはいえ何者なんだ?本当に人間か?」
神通「さぁ、妻である私も詳しくは知りません。彼も自分から話そうとはしませんし」
神通「異端であることは目に見えますが、そこもカッコいい」
那珂「この状況で惚気なくても・・・」
神通「那珂は引きすぎですよ、遠慮なくすればいいのです」
那珂「那珂ちゃん一応アイドルなんですけど、最近はそういう仕事ないのは事実だけどさ」
川内「提督の事だから行かないと来ないと思うよ。変なところ身が堅い」
Гангут「英雄は色にも好まれるのだな、いいご身分だ」
川内「余の男が貧弱なのが悪い。自分よりも弱い男はちょっとね・・・」
Гангут「私達と同等かそれ以上の男なんて、それはもう生物じゃないぞ」
響「どうするん?探すん」
神通「工廠に装備があれば考えましょうか、無理に海に出ても危ないだけです」
那珂「いや、な~んか嫌な予感もするから探したほうが良くない?」
Гангут「縁起でもないこと」
那珂「那珂ちゃんのカンはへんな方向で当たるから」
電「女増えるのです」ヒョコ
那珂「あ~、確かに・・・ぃ?」
電「危機的状況で人が錯乱すると何が起きるか分からないのです」クックック
電「司令官押しに弱いのですから、ねぇ?」
3人「・・・」
3人「探すか」
Гангут「信頼は何処へ行った」
天龍「ゴホッ」
提督「・・・おい天龍こっち来い」グイ
天龍「やめろ」
提督「熱っぽいか、もうじっとしてられん。帰るぞ」
天龍「この位は」
提督「お前はな、軍人である前に人なんだぞ。無理をするな」
提督「俺達付き合い長いだろ、唯の上司部下ほど疎遠じゃない」
天龍「腐れ縁だがな、初期から俺は居るが・・・面倒事ばかり押し付けやがって」
提督「それはすまない」
提督「雨も弱まったし強行で帰るか、揺れるが許してくれ」オヒメサマダッコ
天龍「まぁ、こういうのもたまには悪くねぇな」
Ark Royal『?』
提督「ゴーホームするぞ、岩壁に沿って帰る」
Ark Royal『帰るのか、そういう手立てあるなら早くしてくれればいいものを』
Sheffield『彼女体調悪そうですから緊急なのでしょう』
Ark Royal『ならば残った火薬で撃ちながら帰るぞ。誰か気付いてくれるだろ」
提督「顔色悪いな」
天龍「どうせ傷モノだ。今更さ」
提督「そうか?綺麗だと思うが」
天龍「ジゴロ野郎、とっとと家に帰してくれねぇか?」ボコ
提督「すいません…急いで帰ります」イテ
龍田「多分あっちよ」
川内「オッケー」
那珂「わかるの?」
龍田「私の天龍ちゃんの間柄よ~なんとなくだけどね♪」
那珂「なんとなくは分かる、大暴れしてる神通ちゃんはレーダー無くても分かるから」
神通「那珂」
那珂「あんな怒号上げるの神通ちゃんだけじゃん!深海棲艦すらあんな声上げないのに」
神通「私をなんだと思ってるんですか」
那珂「汎用人型決戦兵器」
龍田「あら怖い、食べられちゃうわ」
神通【ほんとに食べちゃいますよ】
川内「あそこから砲撃音聞こえるから一応気を引き締めて、戦闘区域に入るかもよ」
那珂「言われなくてもしてるしてる」
龍田「・・・もしかして体調崩してるかも」
神通「では突貫します。私の後に」
川内「単縦とか何年ぶりに組むかな」ナツカシー
・・・
天龍「あれ、俺は」
龍田「寝ちゃってたの、提督の腕の中で」
天龍「俺としたことが」
龍田「随分と可愛らしく抱っこされてたけど、どうしたの~」ウフフ
天龍「記憶にない」
龍田「そういう時ほど本性が出るって言うわよ」
天龍「揶揄うのは治ってからにしてくれ、あんまり付き合えねぇ」
龍田「は~い。早く元気になってね」
天龍「やべ、もう眠く…zzz」
提督「寝るのはや」
龍田「提督にすら気づいてなかったわ、それだけ頑張ったのよね」
提督「すまないが着替えとかは頼む、それ以外なら手伝えるんだが」
龍田「女性の体なんて見慣れてるでしょ」
提督「そういうのはNGで」
龍田「ねぇ、天龍ちゃん欲しくない?」
提督「もう十分にうちの戦力だよ」
龍田「そういうことじゃなくて」
提督「(なんか同じようなことを)」
龍田「この唐変木ちゃんは誰かが貰ってくれないと永遠に独り身」
龍田「人の世話を焼いてるときの方が生き生きしてるから」
提督「だからって俺は…」
龍田「貴方しか居ないでしょ、この子を幸せに出来るのは」
提督「そんなことは」
龍田「軍人や兵器としてでは無くて女の子として見てくれるのは横須賀に貴方だけなのよ」
龍田「私からのお願い。心の隅に置いておいて」
提督「俺は果報者だな」ハハハ
提督「答えは出なくても路頭に迷わせることは無いから安心してくれ、それじゃ看病よろしく」キィ
パタン
龍田「これだけ言っておけば何かしら起こるでしょ、花の命は短いんだからね」
天龍「zzz」
北上「提督」
提督「ん?」
北上「あの・・・大丈夫ですか?」
提督「何が」
北上「ぽけーっとお馬鹿な顔晒してますけど」
提督「お口わるっ!」
北上「それはいつもの事でしたね、失礼」
北上「欧州の人達帰る気配がないのですがどうしますか」
提督「好きなだけ居てても問題ないんじゃないか?もう寒いからな」
阿武隈「ただ工廠に連絡しておかないと、あの規模の船を停泊させるなら別の場所がいいと思いますよ」
提督「姉様辺りに持って行って貰うか」
阿武隈「京都まで持っていくと後々大変じゃないですか?」
提督「あそこなら日本で指折りのメンテが受けられるぞ。ここだと燃料入れるだけで何日かかるか」
北上「ならメール入れておきます」
提督「よろしくー」
阿武隈「ご家族とのクリスマスは如何でしたか?」
提督「いつもの事よ、全員に欲しい物あげて。ケーキ買って終わり」
提督「サンタさんから業務委託請け負ってるから大変だわ」
北上「夢も希望もないことを仰いますね・・・」
響「お年玉前借!」ガチャ
提督「図々しいにも程が無いかそれ」
響「これ欲しいんだよ!」つチラシ
提督「ブレスレット。お前にしては珍しいチョイスだな」
響「記念なんだよ、仲良くなったからね」
提督「そういうことなら良いだろう」
響「はぁーい」
ダダダダー
阿武隈「あの子も女の子なんですね~可愛らしい」
提督「気が合ったんだろうな、ちゃんとこのブレスレットを買ってくれるといいが」
阿武隈「暁ちゃんに見守りお願いしておきましょう」
夕立「こんちゃーす」ガチャ
鳳翔「いらっしゃい、どうしたの?」
夕立「那珂ちゃんさんは?」
鳳翔「帰省しましたよ。ここ数年帰ってなかったとのことでお姉さん2人と娘さん達」
夕立「それ大丈夫ぽい・・・?」
鳳翔「提督も【俺死んでくる】と覚悟をきめて向かいました」
夕立「すご」
青葉「いずれは私達も行かねばなりませんねぇ」
翔鶴「私はまぁ年齢が年齢だからいいけどあんたヤバいでしょ」
青葉「そうですか?成人はしてますよ?」
鈴谷「提督も見た目はやんちゃだからさ」
翔鶴「あと5年後くらいにしときなさい、親が死んでしまうわ」
青葉「もう写真送ってます」
鈴谷「ご時世が自粛ムードで良かった」
夕立「私にはまだまだ無縁っぽい~」
鳳翔「そういえば那珂ちゃんになにか用事でしたっけ?」
夕立「改めてご挨拶しようとおもって、先輩ですし」
翔鶴「偉いわ、私も見習わないと」
翔鶴「親にも連絡入れてないわ」
夕立「それはしてもらった方が・・・」
鳳翔「もう数日したら帰ってきます。ついでにお雑煮でも如何?」
夕立「わーい」
鳳翔「たくさん作ったのでどうぞ」ウフフ
提督「年明けは疲れるね」つお猪口
長門「それはそうだろう」つジョッキ
陸奥「特殊なご家庭ですから」つグラス
提督「お前たちは帰らなくていいのか?」
長門「島風を実家に連れて行こうかと思ったのだが、陸奥に止められてな」
陸奥「お父さんの心臓止まるわ、なんて言う気?」
長門「こいつと一緒に暮らしてる」
陸奥「この場合は誘拐か何かと勘違いされるかもしれないわね」
長門「なぜだ…」
提督「そういや島風元気?あんまり鎮守府内歩き回る子でも無いから会わなくてさ」
陸奥「元気よ!」b
長門「あの演習の後から明るくなった気がする。ありがとう提督」
長門「色々あった島風だからこそ、海に出て楽しそうなら私も嬉しい」
長門「だからって編成に入れるんじゃないぞ」
提督「そりゃ勿論、第一あの子を雇ってすらない」
木曾「隣失礼」
提督「お疲れ、今日は1人なんだな」
木曾「天津風の実家に行っててな、色々と大変だった。話でも聞くか?」
陸奥「皆ネタ豊富で嬉しいわ、もう1本開けましょうか」
木曾「いや、男と勘違いされて婚姻する所だった」
長門「…どんな服装で行ったんだ?」
木曾「バイクで行ったからカジュアルな奴だよ。パンツとジャケットと」
提督「木曾イケメンだし、ぱっと見では天津風に合わせてる彼氏君って所か」
木曾「色々と話してきたが、ご両親は真面だったぞ。眼帯してなかった」
陸奥「天津風ちゃんが真面じゃないみたいな言い方辞めなさい」
天龍「なぁ」
龍田「ん?」
天龍「提督って帰ってきたか?」
龍田「知らないわ、多忙ですもの」
天龍「まぁ、そうだよな」
龍田「どうしたの?いきなり乙女モード?」ウフフ
天龍「ちょっと古くないか?」
龍田「それより~いきなりなんなの?提督って、遂に惚れたの?」
龍田「雨の中一緒だったものね」
天龍「確かに頼りになったが、もう長い付き合いだ。そんなんじゃ」
龍田「いつまで達観してるのよ。そろそろ正直になったら?」
天龍「いや、それを言うなら龍田もそうだろ?酒で絡みに行ってるし」
龍田「確かにそうなのかもしれないわね、世の男よりも頼りになるし優しい」
龍田「優しすぎて不安になる位」
天龍「なら」
龍田「私の事より自分の事を第一に考えたら?」
龍田「天龍ちゃんもいい年でしょ、結婚とまでは言わないけどさ。将来みないと」
天龍「それはお前もだろ」
龍田「私は最悪既成事実作るわ、提督なら押しに弱いだろうし」フフ
天龍「お前なぁ」
龍田「でも相手がいる子供がいる。だから相手として見ない」
天龍「そうだな」
龍田「だけど諦めなかった子達もいるでしょ、進行形で焦がれてる人もいるけど」
龍田「良いじゃない?好きか分からないけど一緒になってみるのも」
天龍「」
龍田「一緒に暮らしたら意外と好きなるかもよ。大人の恋愛って奴かしら」
龍田「恋から始まらなくても愛は生まれるわ」
天龍「すんごい恋愛上級者みたいなこと言ってるがお前未経験だろ」
龍田「…そうね。でも聞きかじった情報はあるの」
龍田「一度2人で襲ってみましょうか。楽しいかもしれないわ」
天龍「気が乗らんが」
龍田「あの人の度胸も見たい。以外とヘタレだし」ウフフフフ
響「(ッベー驚かそうと思ったけど話重くてベー)」
暁「(どうすんのよ)」
響「(寝よう、子猫の真似なんだよ)」
明石「皆さーん、今日は工具の総確認しますよ~」
ワラワラワラ
夕張「皆さん自分の持ってる工具を渡した用紙に書いてください。工具に型番書いてるのでそれ書いてください」
<ミエナイ!<ヨメナイ!<コワレテタ!
明石「まぁこうなることは予測済みです。しかし!我々は決算前に終わらせないと予算が下りない可能性があるんです」
夕張「せめて自分管理の工具一覧は今日中に終わらせますよ!明日からは大掃除しながら工具探しです」
オー
・・・
扶桑「我々事務班が過労で倒れる時期がやってきます」
扶桑「事前に色々と進めてきましたが、各部署からデータが上がってこないと出来ない物が多いです」
筑摩「ですので、火急の仕事は催促です。今週中に全員を脅す勢いで頑張りましょう」
川内「私が催促してくるよ~適任じゃない?」
筑摩「いつもありがとうございます。川内さんが向われると提出が速くて早くて」
川内「おまかせ!」
・・・
神通「電ちゃん、雷ちゃん。終わってますか?」
雷「ほとんど終わってま~す」
電「あとは粗探しなのです」
神通「では今日中に確認は終わりそうですね。宜しくお願いします」
暁「…なんかやってたの?」
電「年間の報告書作成」
暁「知らないけど」
神通「2人に任せてましたから」
暁「(´・ω・`)」
響「出来た~」ガララ
神通「意外と速かったですね。お疲れ様です」
暁「何その紙束」
響「教育部門の仮決算」
暁「あんたいつも遊んでたのに!?」
響「この響ちゃんも教育者なんだよ?」
暁「なんでだぁ…」
天龍「♪~」
提督「ご機嫌だな、元気?」
天龍「おう、そこはかとなく元気だ」
提督「それはよかった」
龍田「ちょうどよかったわ、今晩一献いかが?」
龍田「良いワインが買えたのよ~」
提督「2人で飲んだらいいんじゃないのか?」
龍田「酔った勢いで上司に愚痴でも言ってやろうかしらって」ウフフ
提督「なんという地獄」
龍田「今晩部屋によろしくね」
提督「これも慰安ってことか」トホホ
天龍「ま、まぁ嫌なら来なくても」
提督「美人に誘われたら行くよね」キリ
天龍「お前ほんと変わんねーな、妻子持ちだろ」
提督「俺が言うのもなんだが…常識に囚われてないから」
天龍「今更か」
提督「俺は鎮守府全体を愛してるからな~」
提督「おじゃましま」ガチャ
龍田「いらっしゃい社長さん」
提督「そういう店は風営法でヤバいから」
龍田「冗談に決まってるじゃない」ウフフ
天龍「何から飲む?俺は甘いのがいいんだが」
提督「なんでもいいぞ、俺は美味いならなんでもいい」
天龍「生産者に謝れ」
提督「ソムリエでも何でもない一般人だぞ、楽しみ方なんぞこんなもんだろ」
龍田「はーい、これチーズ」ドン
提督「…俺の知ってるチーズの100倍デカいんだが」
龍田「ラクレットチーズとの生活は良いわ。なんでも合うの」
・・・
龍田「次は~」
提督「もうそろそろ10本開けてるんだけどまだ飲むの?」
龍田「え?」
天龍「お~い、龍田~ほんだいいつだよ~」ベロンベロン
龍田「あら、意外と伸びるが早い」
龍田「そうね、そろそろ話しちゃう?」
提督「2人共どうしたんだ?いきなり酒盛りに誘って休みでも要求されるもんだと思ってたが」
龍田「いや、実はね~天龍ちゃんの婿探し中なの」
提督「へぇ」
龍田「提督、貰って頂戴」
提督「ゴホッ」
提督「は?」
龍田「色々と考えたんだけどね、その方が良いかなって思った結果」
天龍「おい!なんで俺ばっかなんだよ!お前も一緒だろ!」
提督「…」
龍田「そういうこと、かな」
龍田「私達もう普通には世間で生きていけないと思うし、好きになったのも貴方以外にいないわ」
龍田「まぁ本気ではなかったけど、こういう理解ある人がいいと思う程度だったけど」
提督「ありがと」
龍田「ちょっと!まだ途中!」
提督「もう泣いてるしいいよ。気持ちは分かったから」
天龍「俺は良いから龍田を」
提督「ただ、今はもっと飲もうかな。辛い酒が飲みたくなった」
天龍「何感傷に浸ってんだ!早く結論だせ」
北上「ほぅ、これは大本営に提出でよろしいですか?」
提督「よろしく」
北上「成程、提督は色好きですね」
提督「それは自覚ある」
阿武隈「へぇ…あの2人がねぇ」
阿武隈「昔から関係あったとか?」
北上「妾ってやつですか」
提督「色々あるの!男女は」
提督「2人は今の関係のままが良いらしくてさ。どうせ一緒に住んでるようなもんだし」
提督「こうなった以上は命に代えてもって奴だ」
北上「そういうのもちょっと古いですよ。重いやつ」
提督「もうすでに抱えてるものが多すぎて過積載」
阿武隈「奥様方にはお伝えしました?」
提督「してない」
北上「拗れますよ」
提督「今度言っておくよ。2人はそういう雰囲気好きじゃないだろうし」
阿武隈「執務室が破壊されることだけ勘弁してください。そろそろ決算なんで」
提督「…それは神のみぞ知る」
電「お久しぶりでぇぇす」ガチャ
電「執務室くら…」
北上「どうしました?」ヌッ
電「うぉ!?」
北上「何か御用ですか?」
電「最近司令官やらジムの方々が音沙汰ないので死んでるんじゃないかと」
北上「忙しい身ですから」
提督「…」ガタ
電「司令官もいたのです」
提督「うん、今は色々と忙しいのが重なってね。あんまり寝てないし部屋に帰れてないの」ゲッソリ
阿武隈「交代に来ました」ガチャ
北上「仮眠して来ます。失礼」スタスタ
提督「おつかれ」
電「何人か連れて来ましょうか?」
提督「これは機密も多いから大丈夫だよ。もし手伝ってくれるなら…」
提督「この回覧板工廠に持って行っておくれ」
電「せっかく龍田さんと天龍さんと」
提督「あの距離感で良いんだろ、もともとベタベタするタイプでもないし。噂は早いな」
電「龍田さんが酔って言いふらしてたのです」
提督「…そうなの?」
電「意外と浮かれてたのです」
提督「幸せならいいんだが」
青葉「どうです?」
龍田「と、言われましても…」ウツムキ
青葉「私も強く言える立場ではないので、それよりどうです?」
龍田「まだなんにもしてないわ」
鈴谷「意外~、あの人ガツガツ来るのに」
青葉「相手に合わせてるんですよ」
鳳翔「初々しいわ、なんだがほっこりしちゃう」
龍田「(お助け…天龍ちゃん)」
川内「提督の事だから忘れちゃいそうだし、執務室とか行ったら察してくれるよ」
龍田「そこまでは…どうなのかしら?」
川内「欲しかったらくノ一衣装あげるよ」
龍田「要らない」
川内「流石に胸がキツイか」アッハッハ
龍田「そういうことじゃないの!」
青葉「お困りでしたら何でも言ってください。鎮守府全体で家族ですので」
川内「その指輪してると出撃するのが辛くなる時もあるから、キツイと思ったら相談ね」
龍田「ありがと」
赤城「いる~?」
提督「おう」
赤城「ちょっと付き合いなさい」
提督「遠出か?」
赤城「いや、何となくよ」
・・・
鎮守府近辺
赤城「まだ寒いわね」
提督「そうだな、天気も微妙だし」
赤城「ねぇ、ちゃんと見てる?」
提督「お?」
赤城「最近、ちゃんと見てくれてるかしら?」
提督「…すまない、言い訳も出来ない」
赤城「貴方らしいけど、長年の付き合いだから今一度言っておくわ」
赤城「父親は大事よ。子供にとっても私たちにとってもね」
提督「…」
赤城「口喧嘩するつもりで連れて来たんじゃないし、ここいらで終わり。デートでもしましょ」
提督「何処に行きたい?」
赤城「一緒ならどこでも良い。これはそのつもり」
提督「なんか今日は一段と可愛く見える」
赤城「ふんっ、そういうのはもっと真剣に言いなさい」
神通「こんにちわ、臨時で来ました神通です」
<オハヨウゴザイマス!
榛名「神通さん、この子達は今年の新人ですからね」
神通「それはそれは」
榛名「壊さないでください」
神通「どうせ全員が海に出るわけではありませんから、振い落さないと」
榛名「姉様もじっくりで行くと仰ってますし」
金剛「まぁ、最終的には割り振るから…デース」
神通「あのキャラ辞めたんですか?」
金剛「いやさ、もう先生なのよネ~癖で出るんだけど」
榛名「姉様も教官兼任でエースですから」
神通「元気で何よりです。提督も気にしてましたから」
金剛「ほんと?遊びに行こうかしら」
榛名「出来ちゃっただけは実家に報告しずらいので勘弁してください」
金剛「そんな勇気あると思う?」
榛名「…( ゚д゚)ハッ」
神通「その類のお話は後にして、早速体力テストですね。測定項目は作ってきたので」つ書類
榛名「分厚…」
神通「まずは体力です。取り合えず限界が知りたいので限界までで」
金剛「(ごめん皆、先生はこの人怖いからあんまり何も言えない)」トオイメ
榛名「艤装つけさせます?」
神通「不慮の事故が怖いので普通にランニングでいいですよ」
執務室
赤城「最近はここも人増えたのね」
加賀「年度初めですから、ご存知でしょう?」
赤城「そうね、私も秘書官でしたから」ウフフフ
加賀「今となっては違和感が凄いですよ」
赤城「私も母親になって外面はちゃんとしてるわよ」
あかぎ「ぶうううぅぅぅ」ダダダダダ
じんつう「ううううううう」ダダダダ
赤城「走らない!」
元帥「まぁ子供じゃからあんまりお冠になるな」
元帥「お前達、アイスあるからそこのソファで座ってなさい」
ワーイ
赤城「おじいちゃんですか」
元帥「お前の旦那はわしが面倒みてたからの、孫みたいなもんじゃ」
赤城「なら義父ね」
加賀「総司令の娘さん何人増えたんでしょうね」フフッ
元帥「大本営の大黒柱じゃぞ、今更何人増えても変わらんわい」
神通「全員走破するとは骨のある子達ですね。流石大本営エリートです」
金剛「まぁ…明日の事考えなけりゃ」
神通「来週立ってる娘が未来の1軍です」
榛名「明日のご予定は?」
神通「潜水部隊の子達にサポートを受けて『脚部故障の際に如何に生き残るか』を目的にした水泳訓練です」
神通「艤装つけて泳いでもらいます」
金剛「パワハラにならない?」
神通「出撃は命掛かってるのです。文句言うなら清掃員でもすればいい」
利根「相変わらずじゃな、鬼教官殿」
神通「貴方の妹さんも中々の人外ですよ」ウフフ
利根「それなんじゃが、いつお前の旦那は責任取る気なんじゃ?」
神通「さぁ?私に聞かれても」
利根「うむむ」
神通「私が言うのもなんですが、あの人クズ気質があるのでちゃんと言わないと逃げますよ」
神通「筑摩さんも筑摩さんですよ。着かず離れずの距離でニコニコしてるのが」
利根「我よりも凹凸あるものの奥手すぎるのがなぁ」
神通「多少はあの人の事を教えておきましょう。お姉さんである貴方からアドバイスしてあげるといいかもしれません」
利根「すまんのぅ」
金剛「私も聞いていい?」
神通「はい、私は本妻ですから何でも知ってますよ」エッヘン
比叡「なんか凄いね、榛名」
榛名「榛名はもっと普通の家庭がいいです」
霧島「クズほどモテるって言いますから」
提督「もう暑いな」
川内「そだね」
提督「日光キツイ昼だし寝るわ、お休み」
川内「相変わらずの夜族さん」ブー
川内「出撃無いんだからもうちょっと時間使ってほしいな~」
提督「ごめんよ…せっかくの2人だもんな」ヨット
提督「何する?」
川内「せんちゃんは寝ちゃってるから、お話でもしよっか」
提督「何かあった?いつもと雰囲気違うけど」
川内「いや、こういう時間も減ってきちゃったじゃん?家族増えると2人で何かすることも出来ない」
川内「提督には悪いけど時間作らせてもらっちゃうよ」フフン
提督「なら話だけでいいのか?ほかにしたい事ある?」
提督「せっかくなら出来ることやっておこう」
川内「それなら…」
・・・
那珂「ただいま~って閑散としてるね」
鳳翔「おかえりなさい。今は私と鈴谷さんと子供達ですね」
那珂「姉さんも居ないのか」
鳳翔「提督と部屋で映画見てるらしいですよ」
那珂「へぇ…意外、あの人映画とか見るんだ」
鳳翔「乙女みたいな顔でしたね。久々に可愛らしい所を見ました」
那珂「元来甘えん坊だから、我らが旦那には時間作ってもらわないと」
鳳翔「それならば働かないで稼ぐ方法が必要ですね。私たちの家庭は色々と掛かりますから」
那珂「那珂ちゃんも資産運用勉強しよっかな」
川内「ふっふ~意外と面白かった」ニコニコ
提督「久しぶりに映画見たが迫力が凄いもんだな」
川内「私も家に居ることが多くなったから色々見たんだ。でも2人で見るのは格別。気楽に見れるからね」
川内「これからは時間とってよ~」
提督「あぁ、ちょいと時間を作ろう。ここ数年どうかしてたな」
提督「昔を思い出した。はしゃぎ具合があの頃の川内だった」ハハハ
川内「まだまだ女子ですから」
電「お久しぶりにお熱いのですね」ジャマナノデス
提督「あぁ」
電「あぁって…通路のど真ん中でするんじゃねぇのです」
雷「夏みたいに熱いわね」
暁「さ、響探すわよ。そんなのほっときましょ」
電「犬も食わねぇのです」ペッ
提督「あの子達あんなに冷たかったっけ?」
川内「あんな感じでしょ」
鈴谷「おっす~2人仲良く映画見てたらしいじゃん?次、鈴谷さんのお勧め映画貸しちゃうよ~」
提督「どんなんだ?」
鈴谷「ミ〇ト」
提督「夫婦で見るもんじゃないだろそれ」
鈴谷「あれ、知ってた?ホラーも盛り上がると思ったんだけど」
提督「精神的にパニックするわ」
提督「」カチカチ
那珂「何見てんの?」
提督「動画~漣とビス子の動画検閲」
那珂「お仕事だったか、大変だね~」
提督「一応阿武隈にお願いしてるんだが、俺も見ておかないと報告出来ないからな」
提督「すっごいな、登録者〇〇万人だ」
那珂「ゲームは若い子好きだもんね」
鈴谷「私も出てるよ~時々」
提督「鈴谷は動画で出てくるときいつもスカート短いぞ、というかなぜ制服で出る」
鈴谷「再生数が伸びるから」
提督「ふぅむ」
鈴谷「もしかして妬いてる?」
提督「あぁ、俺は独占欲というかそういうのがあると思う」
鈴谷「可愛いこと言うじゃん」♪
那珂「那珂ちゃん出たらヤバいかな」
鈴谷「芸能人はヤバい。関係者ってバレそう」
提督「那珂と夕立の動画は運営があるから対象外だ」
那珂「なんでよ!確認してよ!!奥さんのだよ!」
提督「見てるけど、TV企画の2番煎じで既視感がな」
那珂「それは企業の限界だね。あれは那珂ちゃんのチャンネルじゃないし」シカタナイ
那珂「ま、本当の那珂ちゃんは提督にしか見せないからそこは特別」
提督「あんまり変わらなくないか?」
那珂「えぇ…」
那珂「(2人の時間を取らなさ過ぎてヤバいか)」
球磨「ただいま~くまぁ~」コソコソ
翔鶴「おかえり、長かったわね。出張と帰省」
球磨「色々としてたんだけど…ごたごたして」
翔鶴「貴方がいない間に色々と事は進んだわよ」
球磨「へ?」
龍田「失礼します。買ってきましたよ色々と」ガチャ
翔鶴「ごめんなさい、お願いしちゃって」
球磨「お久しぶりです」ペコリ
龍田「これからよろしく…ね。」ウフフ
球磨「?」
翔鶴「いいの?あいつなら同じ部屋でもいいって言ってたけど」
龍田「いいんですよ。その気になったらで」ドウゾ
翔鶴「ありがと」
天龍「こんちわ」ヒョコ
翔鶴「いらっしゃい。貴方も来なさい。もう他人って訳じゃないし」
天龍「心の準備がさ」
球磨「いったい何が」
鳳翔「私からお話ししましょう」
提督「有給申請だ」つ書類
北上「誰のですか?」
提督「訓練生10人、遊びに行くんだって」
提督「良いんだけど女の子だけってなると心配だな」
北上「我々一応軍人、そこら辺の男よりは強いです」
提督「それはな」
阿武隈「何処へ行くんですか?」
提督「近畿地方らしいぞ」
阿武隈「ならお姉さんにお願いしたらどうです?」
提督「成程」
・・・
姉様『よかろう、うちで預かる。安心せよ。衣食住すべて一流だ」
提督「申し訳ない。心配で心配で」
姉様『そうだな、我が面倒をみる。安心しろ』
提督「お願いします」
北上「有給でしかも、ホテルもご飯も全て賄ってくれる職場って凄いですね」
阿武隈「他言無用って奴ですね。皆有給でいなくなっちゃいます」
電「」ニコニコ
提督「( ゚д゚)ハッ!」
電「電は北海道か沖縄が良いのです」
提督「すまんがそっち方面に知り合いは…居るっちゃぁ居るんだが」
電「ワーイ」
提督「お前この前有給使い切っただろ」
球磨「大丈夫?」
提督「まぁまぁかな」
球磨「そういうこともあるわ」
鳳翔「子供達にも言っておきましたから今日一日はゆっくりしてください」
提督「久々に体調が終わってる」グデー
あまぎ「だいじょうぶ?」
提督「ありがと、寝てれば治るよ」
あまぎ「なにかあったらいってね」
提督「しっかり者だな」
鳳翔「では何かあったら言ってください」
球磨「私も隣の部屋に居るからね」
提督「子供じゃないんだから」
・・・
提督「体調不良は暇だな」
川内「ね」
提督「いつの間に」
川内「顔見に来ただけ、寝ちゃったら?」
提督「そうなんだが、寝付けなくて」
川内「なら添い寝でもしてあげる」フフ~ン
川内「弱ってる提督はレアだし」
提督「昔に戻ったみたいだ」
川内「でしょ、そういうことも必要なのよ」
提督「そうかもしれんな」
長門「ふぁぁ~」ムクリ
長門「おはよう、島風」
長門「あれ?島風?」
置手紙『出撃のお手伝いしてきます。今日中には帰れると思います』
長門「・・・」
・・・
長門「まぁ私も一人暮らし経験あるから問題ないんだが、なにか作るか」
長門「ん?紅茶のパック何処だ?」ゴソゴソ
長門「コーヒーも無いぞ、任せっきりだったから有りかが分からん」
長門「カップ麺も無い、それどころか電動ケトル何処だ」
・・・
間宮「それで食堂に来たのですね」
長門「我ながら不甲斐ない」
伊良湖「別れたらもう生きていけない状態じゃないですか」
長門「どうやって一人暮らししていたんだが」
陸奥「私がお世話してたの忘れた?」
長門「…」
間宮「愛想付かされないように」ウフフ~
長門「大丈夫だとは思うんだがな」
陸奥「弱気になっちゃ駄目でしょ」
Bismarck「最近思ったの」
漣「どした」
Bismarck「ガチャってもしかして消える…?」
漣「…うん、いずれはね」
Bismarck「なんか悟りを開いてしまった感じがするのよ」
漣「でもその行為が消えるまでの時間を延長するんだ!」
Bismarck「そうね」
漣「どしたん?結婚でもするの?」
Bismarck「いやぁ、地元の後輩が結婚するらしくて」
Bismarck「電話で色々聞いてたんだけど~現実に引き戻されたって感じ」
漣「なるほどねぇ」
鈴谷「大丈夫だよ、既婚者であたしが保証するから」
鈴谷「旦那が金持ちなら課金しても問題ないよ」
Bismarck「そういう心配じゃないんだけど」
鈴谷「そなの?」
漣「結婚やら恋愛なんかを重視するのか、それとも今の自分のQOLを充実させるのかじゃない?」
Bismarck「確かに無理やり恋愛より気が知れてる漣がいいわね」
漣「私も今がいいからね」
鈴谷「なら一緒に暮らしてみれば?ルームシェア楽しいよ」
2人「…」
・・・
提督「良いと思うぞ、別に部屋割り変えるくらいなら」
北上「私は既に同部屋かと思ってました」
阿武隈「いつも一緒に居ますし」
提督「2人共、許可はするが節度を守れよ」
提督「深夜までゲームして…とかだと没収せざる得ない」
漣「気を付けます」
鈴谷「私が顔出すから安心して」
提督「お前が帰ってこなくなる方が心配なんだよ」
鈴谷「子持ちだよ!流石にそれは無いから!?」
阿武隈「提督~」
提督「はーい」
阿武隈「大本営から検閲のお願い来てますよ」
提督「なんで俺が?」
阿武隈「漣ちゃんが投稿してる動画らしいです」
提督「?」
提督「見てるんだけどな・・・今日のは見てないけど」カチカチ
提督「…なんかすんごい再生されてる。すご」
北上「大丈夫ですか?そういう時って内容が過激だったりしてのケースが」
・・・
漣「うわぁ」
Bismarck「どうして世の男はこういうのに弱いのかしら」
漣「2人暮らし始めました放送がこんな事に」
Bismarck「百合営業って奴は金になるのね」ハハッ
漣「乾いた笑い辞めてよ、これ若干意識させないといけないじゃん…動画構成とか考え直すしか」
Bismarck「部屋から配信するだけでいいんじゃないの?生活感出してたら」
コンコン
漣「はーい」
提督「大丈夫か?入ってもいい?」
漣「どうしました?いい…?」
Bismarck「うん」
提督「ごめんよ、大本営から2人の動画が話題になってると聞いてね」
漣「実はですね」
オハナシチュウ
提督「女の子が2人で暮らすだけで人気になるんか」
Bismarck「そうなの、一般的には需要があるみたいで」
漣「確かに年齢差とか色々ありますもんね、話題になっちゃうか~」
提督「別に俺は怒りに来てない、ただ1個だけ言いに来た」
提督「頼む、鎮守府に人が乱入してくることだけはしないでくれ…特定だけはされないでくれよ」
Bismarck「大丈夫だと思うわ、ゲームしかしてないし」
提督「鎮守府内を無暗に映さなければ大丈夫だからね」
漣「はーい」
Bismarck「家具買い揃えましょ。色々とキレにしないと私のボロが出るわ」
漣「そだね、2人の写真とか飾ってみる?」
Bismarck「キショ」
神通「熱いと訓練も続けられませんね」
金剛「ホント、無茶させると命に係わる」
神通「今日は室内…って空いてますか?」
瑞鶴「確か空いてましたよ、ね?加賀さん」
加賀「えぇ、今日は講義も何もないわ」
神通「では外でランニングさせて直ぐに室内へ」
加賀「それでも走らせるんですか…」
神通「戦場ではそんなこと言ってられませんから、最低限慣れて貰わないと」
瑞鶴「確かに」
神通「教官は鬼であるべきなんです。仲良しこよしで伸びるのはごく一部です」
金剛「私達もそうだったかしら」
加賀「私たちは『あの』鳳翔さんから1日だけ教えてもらってたわ」
瑞鶴「ほんのちょっとだけですけど…死に掛けました」
神通「あの人公私の差が激しいですから」
瑞鶴「空母の艦載機取り上げで本物の深海棲艦の前に放り出す人居ますか?」
神通「引退するまで孤高と聞き及んでいます」
金剛「何処にでも鬼は居るんものね、ここにも横須賀にも舞鶴にも」
加賀「称号みたいなものじゃない?」
提督「いってらっしゃい」
鳳翔「よろしくお願いします」ペコ
あまぎ「いってらっしゃい」
せんだい「いておいでー」ブンブン
提督「よしママ達が帰って来るまでアイス暴食するか」
なか「・・・」
提督「腹壊さなきゃ大丈夫だって」
あおば「いちばーん」タタタ
せんだい「にばー」
提督「ハハハハ」
バタン
青葉「さてせっかく頂いた休暇です、のんびりしますか」
翔鶴「そうね、久々なんで何しようかしら」
鳳翔「…」チラリ
青葉「鳳翔さん、取り合えず前言ってたキッチン周りの用具を見に行きましょう」
鳳翔「すいません、なんだか落ち着かなくて」
翔鶴「あまぎは一番しっかりしてるから大丈夫よ。それに川内那珂という横須賀の看板まで付いてるし」
鳳翔「そうですね」
青葉「ご安心を各部屋の見守りカメラを見ることが出来るスマホが個々に」
翔鶴「それ盗撮紛いじゃ…」
青葉「見守りです、提督の部屋にも付けてますけど」メソラシ
翔鶴「盗撮じゃん、見たければ言えば見せてくれるわ」
青葉「まぁ…そうなんですけどね?」
翔鶴「あんまり言いたくないけど、そういうのが性癖なら本人に許可取りなさい」
青葉「違いますよ!一応です!!普段はオフにしてますもん」
鳳翔「行きましょうか、お二人と外出なんて初めてですし、話を聞いてると心配も要らなさそうですね」
ブルルルルル
長門「へい、ご婦人。長門運送だ」<IN リムジン
陸奥「無茶な運転はさせないから安心してね」
青葉「酔い止めあります?」
陸奥「あるわよ」
翔鶴「この車なら多少揺れても大丈夫よ、横になっても余りあるから」
鳳翔「車なんて何年振りかしら」
長門「安心してくれ、先導バイクも連れて来たぞ」
木曾「ツーリングついでだ」
青葉「なんか大層な送迎…」
長門「我々も外出許可を取ったついでに頼まれてな」
陸奥「凄いわよこの車、冷蔵庫ついててワインがあったの」
長門「本当か!?」
翔鶴「運転主でしょ」
大和「外に出るなら準備しないとダメでしょ」
ハ~イ・・・
大和「今日は医務室大忙しね」
暁「急患だよ~」
響「ウゴゴ」グデー
大和「なにしたの・・・?」
暁「響がお護摩を」
大和「自殺願望でもあるのかしら」
響「つ、辛かったんだよ」
朝霜「すんませーん2人がヤバめなんです」ガララ
清霜「アツイ」フラフラ
早霜「室内でも無理」フラフラ
大和「空調壊れてたりする?全員横になって、処置するわ」
・・・
阿武隈「明石さーん、空調点検お願いできます?暑さで医務室が逼迫してます」
明石「分かりました」
明石「この前点検したはずなのに・・・」カチャカチャ
夕張「室内だと涼しいから水分補給怠ってなったりするらしいですよ」
明石「はー、あり得るな。ちょっと出力上げましょか」グイ
ボキン
明石「ヤバっバルブが」
・・・
提督「寒くないか?」
那珂「設定温度低いんじゃないの?」エーット
那珂「27度だ」
那珂「さっむ、これ壊れたんじゃ」
提督「どうなってんだ?」
川内「提督~ヤバいよ~鎮守府の空調壊れたよ」←冬服
提督「その服どした?頭暑さでやられたか」
川内「冷房が大暴走してて止まんないらしいの、子供たちに服着せて」
提督「そういうのって止まっちゃうのではないのか」
那珂「これは逆に体調おかしくなる、窓開けないと」
提督「光は勘弁してくれ」ソソソ
那珂「…そっか忘れてた」
川内「外出ると寒暖差でおかしくなりそうだから何とか手を打たないとヤバい」ヘックシ
暁「来ました~」
明石「そこのケーブル持って電気流して~これで一時的に機能は戻る筈」
夕張「これ全部交換しないといけないのですね」トホホ
暁「私バッテリーとして呼ばれた…?」
鹿島「そういうこともあるわ、直るまで頑張りなさい」
暁「鹿島さんは何でここに?」
鹿島「たまたま工廠に来てたら服着させられて手伝わされてるのよ」←ツナギ着用
暁「意外と似合ってますね」
鹿島「大人のレディは何でも似合うのよ」
鹿島「…爪欠けたけどね、最悪だわ」
暁「私なんで…非常用のバッテリー扱いですよ」
鹿島「こういう時も淑女たるもの美しく凛とあるべきだわ」
暁「私達、端から見たらケーブル持ってる人と作業員ですよ」
鹿島「くっ」
夕張「専門じゃないから応急処置しかできないなぁ…困った」
明石「うーん、事務所には応援要請してるんだけど」
鹿島「あの~よく分かってないんですけど、進捗どの位なんですか?」
明石「2割くらい」
鹿島「今日で終わらない感じですかね」
夕張「応援が来れば何とか…」
暁「私限度ありますからね!永久機関じゃないですからね!」
青葉「おじゃましまーす」
筑摩「はーい」
青葉「寒くないですか・・・?大丈夫です?」
青葉「色々と配給をしてるのですが、カイロとか諸々」
筑摩「意外と平気ですよ、個人的には暑いのよりは快適です」
青葉「これも提督のお陰ですかね」
筑摩「仰る通り、この体に流れるあの方のお陰かもしれません」ウフフフフ
扶桑「筑摩さん、言動が狂気に満ちてるわ」
筑摩「事実ですもの」
扶桑「私も平気ですので、他の方に回してあげてください」
筑摩「我々もお手伝いしましょうか、事務もやることありませんし」
扶桑「そうですね、お役に立ちましょう」
・・・
筑摩「あ゛っ」ジュウウウウウ
青葉「筑摩さぁぁぁん!!!どうして窓側に!!」
扶桑「あらあら、本当に吸血鬼のよう」グラ
扶桑「あらぁぁぁ」ゴロゴロ
青葉「扶桑さんも段差に引っ掛かり過g」
鈴谷「援軍登場!」
青葉「女神…その二人持ってきてください」
鈴谷「配給って聞いたんだけど、訓練かなんかだった?」
北上「ふむ、窓開けましたが寒暖差で死にそうですね!」
阿武隈「今日は業務引き上げで」
北上「いや、それは」
阿武隈「ふん!」バチ
北上「あぁ!!データがぁ!!!」
阿武隈「行きますよ、今日は午後からお休みです」ガシ
北上「ぇぇぇ」
阿武隈「球磨さーん、北上さんと3人でご飯しましょ」つスマホ
<『いいクマよ~』
阿武隈「食堂集合で~今から向かいます」
『は~い』
北上「あなた行動力凄いですね」
阿武隈「北上さんが暗愚なだけですよ」
北上「それは使い方あってるんですか?」
阿武隈「さぁ?この前みたドラマで言ってました」
明石「冷房要らない日も増えましたね~」
夕張「でも直さないとヤバそうです~」
2人「ハァ・・・」
明石「必要な部品は受注してから…果たして何週間掛かるか」
暁「どうにかしてくださいよ~私じゃ限界ありますって」
鹿島「全部新しくするのはどうなんです?」
明石「予算が吹っ飛びますけど…提督なら許してくれそう」
夕張「旦那さんなんですからお願いしたらすぐ手配してくれますって」
鹿島「あの人押しに弱いから、何でもしてくれるんじゃ」
明石「うーん、でも何でもお願いしてたら」
夕張「病人出るまで粘っても良いことありませんよ」
明石「…確かに、その方が身勝手です」
・・・
提督「これ日程すぐ組める感じなの?」
明石「色々と不透明ですが遅れれば命取りに」
提督「QOLを重視する職場を目指さんとな、川内~」
川内「川内で~す」シュタ
提督「赤城って帰ってる?」
川内「まだ!」
提督「なら俺が直接直談判だな、ちょっと開けるからそれまでは何とかなる?」
提督「概算見積があれば楽なんだが、筑摩要るか?」
筑摩「お呼びでしょうか?」ガチャ
提督「大雑把でいいから見積を明石と立ててくれない?」
筑摩「お任せください」
提督「連絡取って来る。色々と任せっきりでごめんな」
明石「…いえ、報告していなかった私が」
提督「急いで元に戻さないとな、子供達にも影響が出る」
川内「何処に連絡するの?大本営?」
提督「それもなんだが、もう許可取る前に手配しておこうと思う、だから…」
川内「おっけー」
明石「(こういう時はカッコいいんですか)」
筑摩「ですね~キリっとしてるときは」
明石「!?」ザザッ
筑摩「?」
明石「心を…!?」
電「さっみ」ブックシ
雷「お淑やかになさい」
電「そう言われても…べつに媚び諂う相手が居ないのです」
雷「恋人出来たらどうするのよ」
電「…ハッ、この電に恋人ねぇ」
電「男が居ない環境なのですが」
雷「いつまでも海に出る訳でも無いのだから遠い目で見ておきなさい」
電「おかんですか!まぁ確かに言いそうなのですが」
暁「そういうのはレディになってからよ」
響「余」
電「はいはい、電達もいずれはチヤホヤされる時が来るのです。その時に考えればね」
電「それはそうと、我々の知る男性像が異質なので現実を男性を見ると冷めそうなのです」
響「確かにそれはそう」ウムウム
響「白髪は少ないんだよ」
暁「そこなの・・・?」
雷「あそこまで強くなくて良いけど、なよなよしたのは嫌ね」
電「でしょ~?」
響「このままだと4人そろって金剛ルートなんだよ」
電「クッソ失礼なのです」
提督「ハァ・・・」
提督「あっつい」
提督「何とかならない物かね」
あまぎ「なんともならない」
提督「そっか~なら無理だな」
あまぎ「たえた先に、かつろあり」
提督「いかもに、しかし我慢は病気になるぞ」
あまぎ「・・・ならやめた方がいい?」
提督「うん、止めた方がいい」
あまぎ「ならすずみにいこ」
ていとく「は~い」
・・・
扇風機<ブォォォォン
あまぎ「ぁぁぁぁぁぁぁ」
鳳翔「あんまり近づいては危ないですよ」
提督「そっくりだな」アハハ
鳳翔「そうでしょうか?」
提督「よくやってるじゃないか、ひっそりと」
鳳翔「もう!///言わないでください」
提督「可愛いからいいと思うがね、どうであれ美人は何をしても絵になる」
鳳翔「あまり言われても何もできませんよ」
提督「俺は見返りが欲しいんじゃないの」
鳳翔「知ってますけど…」
那珂「あっつい中でもお熱いですね」
提督「いやいや、それほどでも」
那珂「提督はそういう所がモテちゃうんだよね~外に出ると見栄えが良く見える」
鳳翔「受けは良いとよく聞きます。話を進めると皆青ざめるのですが」
提督「そんなにイメージ良いの?困っちゃうな~」
鳳翔「横須賀の提督と聞くと皆化け物扱いですよ。有名です」ウフフ
提督「オッフ」
那珂「こっちとしては助かるよ、軍部では言い寄られないから」
鳳翔「鬼人の妻ですからね」ウフフ
提督「ど、どういたしまして」
川内「カラオケ誘われたから来たけどさ」
那珂「うん」
川内「いきなり駆け〇けて青春は喉痛めるって」
那珂「声を仕事にしてるから丈夫だよ、提督とはよく歌うし」
鈴谷「何入れよっかな」
青葉「あんまり詳しくなので歌えるもの無いんですけど」
長門「あい〇ょん辺りでお茶を濁すんだ」
青葉「それが分からないんですよ」
那珂「那珂ちゃんはですね・・・自分のジャンルを歌いたくないんですよ。姉さんなら分かるでしょ」ヤレヤレ
夕立「それはそう、いっつも歌ってるから若干嫌い」
川内「分からんでも無いけど…って人多いな」
<涙はお前に似合わない~♪
川内「こういうのもいいか、めちゃくちゃだけど」
間宮「はい、ポテトですよ~ガチャ
伊良湖「メロンソーダ3つとコーラ4つと~」
川内「私は曲何にしようかな」
那珂「姉さん提督用の歌しかないから選曲少ないよね」
川内「こういうの提督としか来ないし///」
川内「せんは来ても寝ちゃうから子供向けの歌とかもあんまり歌わない」
那珂「発掘しよ、皆の聞いてさ」
川内「大丈夫かな」
長門「一番に私を見るんじゃない!こう見えてそこそこ知ってるぞ」
提督「おい」
電「あぁん?」
提督「なんで俺の部屋に居る」
電「司令官の部屋だと安全に競馬が見れるのです。他だと怒られるのです」
提督「賭けてないなら別に・・・」
電「…」
提督「おい、こら」
電「電が掛けたのじゃないのです。武蔵さんに代わりを」
提督「その年で賭け事に傾倒するんじゃないよ」
電「娯楽が無いのです~もっと何か作ってくれなのです」ブーブー
提督「何が好きなんだよ。意見書出してくれれば」
電「うーん…そう言われると何とも」
電「やっぱりリスクが無いと面白くないのです」
提督「お前幾つだよ。やっぱ小さいころから金を持たせるべきじゃないな」
電「これでもちゃんと4人で暮らすお金はあるのです!」
電「恐らく、第六の4人は結婚できないと思ってるので」
提督「そういうもんじゃねーよ、俺も横須賀来るまで一生独身だと思ってたし」
電「司令官は手がはえーのです。とっとこハメ…」
提督「女の子がそういう言葉を出さない!外で出ちゃうぞ」
電「事実なのです~」
鳳翔「あなた~神通さん達が帰ってきましたよ」
電「分かったのです」
鳳翔「あら、小さくなりましたね」
鳳翔「ところで何故ここに?今日は雷から用事と聞きましたが」
電「チッ」
提督「自由なのは響と変わらんな」
電「そりゃずっと一緒に居るのですから当たり前なのです」
木曾「天津~」
天津風「どうしたのだ?」
木曾「俺の部屋に泊まるのは良いんだが、物を置いていくな」
天津風「うぐっ」
木曾「歯ブラシは良いとして眼帯やら服やらは置く場所が」
天龍「いいだろ、別に」
長門「そうだ、というかいい加減一緒に住め」
長門「お前ら付き合って長いだろ」
木曾「つきあっ」
天津風「我は待っておったのだが…永劫に忘却の彼方へと」
球磨「都合のいい様にしたらダメクマよ、責任取らないと」
北上「ウワッ」
木曾「身内だからって言葉がきっついな!」
天津風「でも我が領域は限界を超えつつある」
天龍「それこそ北上に言えば手続きしてくれるだろ」
北上「まぁ…そうですね。天龍さんもご一緒に手続き申請します?」
天龍「俺はいい、まだいい」
北上「へぇ、いいのですか?・・・あぁ部屋に招くなら離れてた方が背徳感あるからです?」
天龍「俺は愛人じゃねぇ!」
長門「爛れてるな」
天龍「それはまぁ…」
球磨「私の前で言わないで、私のその一員なの」
北上「姉さん口調が」
鈴谷「どう?」
提督「おー何その格好」
鈴谷「アニメのコスプレ」
提督「へー」
鈴谷「知らない?」
提督「うん、いつも着てるのとあんまり変わらん」
鈴谷「確かにね」
熊野「お邪魔致します」ガチャ
熊野「あら、イメクラって奴かしら」
鈴谷「その言い方はなんだかとっても複雑」
くまの「zzz」
熊野「鈴谷から聞いてるのでお構いなしでよろしくお願いします」
熊野「夫婦そろって話題が一緒なんですから」
鈴谷「ずっと一緒だからね~」
鈴谷「提督も似合いそうだと思わない?色々と」
熊野「素材はいいので何でも似合いそうですけど」
青葉「そういう話題でしたら」ニュ
川内「」ヒョコ
ガチャ
神通「お聞かせ願います」
熊野「貴方たち何処から」
明石「まぁまぁ」
熊野「今日は優雅に過ごすと決めていたのに」クッ
姉様「愚弟よ」
提督「はい」
姉様「嫁が増えたなら言わぬか!」
提督「まぁ、なんと言いましょうか…一々報告するのもアレでしょう?」
提督「あんまり外部に出す話題でも無いですから」
姉様「然り、しかしだな。数少ない身内だぞ」
提督「分かりました、でも何です。増えるってのは複雑なものです」
姉様「お前は優しすぎるのだ!もっと度胸を持て!しかもやった後に後悔するのではない」
姉様「養う力があれば問題ない。道徳的にはグレーだが」
古鷹「あんまり気にしなくて問題ないですよ。私達は色々と特殊なので」
姉様「そうだ。我も古鷹を良きパートナーとして道を歩んでおる」
提督「感謝します、意外とこの話題を話せる人が少ないので」
姉様「いつでも良いぞ、我は最近仕事が減って暇なのだ」
古鷹「昇格した結果ですかね」
姉様「我は宣伝活動が主な活動でな、これまた退屈で」ハァ
姉様「血沸き肉躍る戦場が恋しい」
古鷹「提督、それ外で言わないでくださいよ」
姉様「…出撃する!付いてこい!」ダッ
古鷹「えっ」
提督「行ってきまーす」ダッ
古鷹「はっ!?」
川内「古鷹お姉さん!止めて!仕事から逃げる気だよ!!」
青葉「提督も事務でイライラしてましたから」
古鷹「スケジュールばっくれは不味いです~提督~」テテテ
龍田「と言う訳で」
明石「成程ね~強くなりたいと」
龍田「まぁ…あの…」
明石「私への相談となると新しい武装ですね!そうですよね!」
明石「理由は大丈夫ですよ、人それぞれですから」
明石「元々接近武装でしたね、ならば」ガション
ゴゴゴゴ
明石「これなんてどうでしょう!両手持ち出来て敵をまとめて薙ぎ払える大型の剣です」
龍田「これは…何を想定して作ったの」
明石「これを振り回して「俺達が地獄だ」をしてもらうと夕張さんの意欲作で」
明石「こっちはボタンを押すと剣が大きくなります。重たくなるので力が必要ですが威力はとんでもないです」
龍田「工廠が常に赤字だしてる噂は本当みたいね」
明石「色々と作りましたよ!こっちは2丁拳銃です」
龍田「それなら使い勝手が良さそう」
明石「2つをくっ付けると」ガチャ
明石「グレネードランチャーになります」
天龍「…な、言ったろ。変な武器しか出てこねぇって」
龍田「アハハ」
筑摩「ただいま戻りました~」
明石「おかえりなさい。大丈夫でしたか?久々の出撃と聞いておりましたが」
筑摩「えぇ、このベアリング弾だけで問題ありませんでした。」
明石「はーい」
天龍「無理に強くならなくても大丈夫だって」
龍田「む~」
提督「こんちわ」ガララ
大和「は~い、どうしました?」
大和「提督、なにかご連絡でしょうか」
提督「滅茶苦茶体調悪くてさ」
大和「珍しいですね…前の病院からカルテ持ってきてないので作り直しますか」
大和「持病の類ありますか?」
提督「日光に当たると焼ける」
大和「報告すれば難病認定されるかもしれません」
提督「面倒なのでそれは良い。特に困ってないし」
大和「他何か、過去に病気は」
提督「覚えてないな。風邪位なら引くけど」
大和「取り合えず熱を測って、血液検査もしてみますか」
・・・
大和「提督、凄いことが分かりましたよ」
提督「どんなの」
大和「血液検査の結果なのですが、見たことない数値なので良く分かんないですね!」つ検査結果
提督「やっぱ俺特殊だな」
大和「ウイルス性の病気では無いと思うんですけど…ここの数値は本来人間から検出されない値なので」
提督「俺昔から変だもんな」
大和「分からないで終わらせることも出来ないので、医務室で泊まっていってください」
大和「熱があるので解熱剤を出します。そこのベットでゆっくりしてください」
提督「ありがと、昔から病院行けなくてね。こういう面倒事があってさ」
大和「従事者として、寄り添いますよ。研究材料にする気もありませんし」
提督「ちょっと寝るわ、最近あんまり寝れてないから」
大和「(過労でしょう…でも断定も出来ませんね)」
天龍「こんちわ」ガララ
大和「はーい」
天龍「これ見て欲しい」ユビサシ
大和「では確認しますね」
・・・
天龍「傷跡だけでも何とかならないか?」
大和「そうですね…専門外なのですが、レーザー治療とかがありますけど」
大和「目の傷だと色々と制約がありそうですね、調べてみます」
天龍「あぁ、経験則でいいから聞きたいんだけど。こういうのって綺麗に治る…?」
大和「かなり大きい傷ですから…時間も経ってますし。治す治さない以前に色々と検査が必要かと」
大和「以前の治療のカルテは見ています。生命優先の治療だと記載がありましたから」
天龍「結論は無理と」
大和「無理だと断言は出来ません。ですが綺麗にとは難しいかと」
天龍「だよな~」
大和「提督の事でしょうか?余り気に病んでも鬱屈になるだけですから、お話ききますよ」
天龍「分かってるんだ。この傷も長年連れ去って来ちまったし…でも、傷物って嫌じゃね?」
提督「そんな事はないぞ、天龍、お前は綺麗だ」
天龍「うわっ!?」
提督「俺も人のこと言えんがな」←点滴中
天龍「なんでいるんだよ」
提督「体調不良だから」
大和「天龍さん、看病してて下さい。別件で対応して来ます」
大和「提督も点滴外しますね、もう良い頃合いです」ゴソゴソ
天龍「いきなり!?俺じゃ誰か来ても無理だぞ」
大和「今日は出撃もありませんし、急患があれば戻ってきます。それまで宜しくお願い致します。」ガララ
大和「あと一つ、ベットあんまり汚さないでくださいね。一応ゴムもありますけど必要ですか?」
天龍「おい///!」
大和「それでは」ウフフ
・・・
武蔵「それで私の所に来たの?」
大和「えぇ、あの類は心の問題だから。私が介入する話じゃないわ」
武蔵「大変ね」
大和「医務室さえ綺麗なまま返してくれたらそれでいいのよ」
川内「たぁ!」シュババ
神通「…」キキン
神通「鈍ってますよ。姉さん」
川内「うーむ、太ったからかな。腕の振りが悪い」
神通「太った…?その細さでですか」
川内「体が重くなった気がするんだよね~昔よりも出撃しなくなったしご飯食べるし」
神通「なら良いのですが、今度精密検査を入れておきますね」メモメモ
川内「要るかな?」
神通「病気、もしくは身籠っていた場合大変ですからね」
川内「そんな馬鹿な…ってあり得るのか」
神通「姉さんはここの中軸なんですから、自分の事に気を使ってください」
神通「次は那珂の調整ですよ」
那珂「はーい」
神通「では私と1対1です」
那珂「なんかハードじゃない!?マジでやるの!?」
神通「いえ、この位はしておかないと」
那珂「この前シュークリーム黙って食べたのバレたなこりゃ…」
大和「本日は精密検査ですが、なにか違和感でもありましたか?」カキカキ
川内「分からないけど太った?かも」
大和「自分で何かを感じるということは体に異変があったといシグナル、しっかり調べましょう」
大和「あと神通さんから内部の検査を依頼されてますので長丁場ですよ~」
川内「えぇ」
大和「身長体重から図りますので検査衣に着替えてください」
・・・
川内「(長い…すごく長い…)」
大和「エコー検査もしますね」
川内「まだ掛かるの…?」
大和「8割は終わってます」
川内「疲れる」フゥ
那珂「こんちわ検査来ました」ガララ
川内「那珂も検査?」
那珂「うん」
大和「ちょっと待ってて下さい。今からエコー検査ですので付きっきりになります」
那珂「姉さん…おめでたなん?」
川内「分かんないけど神通から受けとけって」
那珂「確かに姉さんと神通ちゃんが一番可能性あるよね」
川内「淫乱みたいに言わないでよ」
那珂「私達全員あり得るからお互い様でしょ。那珂ちゃんがそうなったら滅茶苦茶大変なんだけど」
大和「検査キットもありますので自覚症状あったらすぐに医務室へお願いします」
那珂「はーい」
大和「那珂さんは本日は関節部分のレントゲン取ります」
那珂「なんか可愛くない検査」
大和「可愛い検査なんてあるものですか」
川内「う~ん」
赤城「検査結果?」
川内「妊娠はしてなさそう…経過観察するらしいけど」
赤城「いずれ出来るでしょ」
川内「でもさ、問題あったら怖いじゃん?」
赤城「そう考えると私達が一切当たらないってのもおかしな話」
神通「提督の可能性もあると」
赤城「そういうこともあり得るって話、悪く言うつもりはないけどね」
鳳翔「まぁまぁ、大和に言っておけば遠回しに調べてくれます」コトコト
赤城「犯人探しじゃないからね」
鳳翔「分かってますよ」
川内「子供が居るとはいえ、合ってもいいんじゃないかな」ウーン
球磨「長い事一緒だとそういうのもあるのね」
川内「あたしも元々ゾッコンって訳じゃなかったんだけど…惚れた弱みかな」アハハ
球磨「応援してるクマよ~」
提督「ただいま~」ガチャ
シーン
提督「あれ?どうしたの?不味かった?」
鳳翔「いえ、偶々あなたの話題でしたから」
提督「そうなの」
川内「提督ってあと何人欲しいの?」
提督「ん?(嫁さんの事かな?)」
提督「あんまり多くは考えてないかな、俺の稼ぎにも限界あるし…まぁ昇進するとそれはそれでめんどくさいんだが」
川内「ふーん」
鳳翔「(相変わらず過ぎですね」ヤレヤレ
提督「なぁ大和」
大和「なんでしょう?」
提督「日頃の感謝って何で伝えたらいいと思う?」
大和「色々と方法はあるとは思いますけど」
提督「いっつも物渡して俺が満足してただけだったのかなって思ってさ」
大和「なんだがナイーブですね、喧嘩でもしたのですか」
提督「改めて考えるとちゃんと言葉にしてなくて」
大和「では手紙なんて如何ですか?恥ずかしいことも文字にすれば伝わりますよ」
提督「俺、字下手なんだけど」
大和「そういう所も含めてがお手紙です」
提督「分かった、やってみる」
大和「レターセット等を買うと良いですよ、一式入ってますから」
提督「そうか色々と選ばないといけないのか」
大和「プレゼントの一種ですので」
武蔵「姉さん?」
大和「どうしたの?」
武蔵「最近提督と仲いいらしいけどどうしたの?」
大和「あーうん、武蔵なら言っても問題ないわね」
大和「提督が家族に贈り物で手紙書いてるの、鎮守府内でバレないところって言ったら私が管理してる医務室で良くそこで書いてるわ」
武蔵「なんだ、最近噂で密会とか浮気とか色々耳にするから。安心した」
大和「…ん?そんな大事になってるの?あの人奥さんいっぱい居るでしょ」
武蔵「漣ちゃんとか電ちゃんが『爛れた大人の密会』とか言ってた」
大和「密会も何も彼真剣そのもの、よく書き間違えて呻いてるけど」
武蔵「そういう事ならあの子達には言っておくね」
大和「お願い、あの2人にとんでもなく苦い漢方でも処方してやろうかしら」
武蔵「毒殺は駄目だからね!?」
大和「冗談冗談」
提督「出来た…けどなんか怖い」
大和「学生みたいですね、遅れてきた青春です」ウフフ
提督「俺の青春時代はなかったに等しいからな、それを言うと姉様に怒られるけど」
大和「それはそれで充実されてたのでしょう」
提督「ラブレターを書いたことはなかったがこういう気持ちなのかね~」
コンコン
神通「失礼します、提督いらっしゃいますか?」
大和「(なんというタイミング、今こそ渡しましょう)」
提督「おう」
大和「私は奥でいますので御用があれば呼んでください」
神通「最近医務室に通ってるようですが大丈夫ですか?」
提督「あぁ、大丈夫だ。その…色々とあってな」
神通「色々と…ですか」
提督「あ~その。えー」ゴホン
提督「実は大和に手紙の書き方を教えてもらっててさ」
提督「皆に手紙、書いたんだ」つ手紙
提督「いつもありがとな、出来れば部屋に帰って一人で読んでくれ。音読とか辞めてくれよ」
神通「」ポケー
提督「神通?」
神通「わ、分かりました。後で読みます」
提督「いつもはプレゼントだけ渡してお終いだったから、今回はじっくりと」
ポツーン
提督「あら?」
大和「恐ろしいスピードで退出していきましたよ」
提督「…なんでだ?」
・・・
電「はぁーさみぃ」
電「これはサミーと寒いを掛けた訳じゃないのです」
響「何を言っておるか分からぬのだよ」
…ダダダダダダダダ
神通【退きなさい】
電「…っ!?」
響「」←土下座
ダダダダダ…
響「ふぅ危なかった」
電「世界で一番早く美しい土下座を見たのです」
提督「全員に渡してこないと」
大和「2人きりの時に渡してくださいよ」
大和「提督の場合難しいかもしれませんが」
提督「分かった、色々と世話になった。感謝の意味も込めてこれ書いたから読んでおいてくれ」つ手紙
大和「あら、しっかりしてますね」
提督「軽く終わらす気はない」
大和「そんな重い言葉を未婚女性に言ってはいけませんよ」
提督「そういうつもりじゃ無いんだが」
大和「言葉ってのは意図しない物ですから迂闊です」
提督「いやぁ、その」
大和「あまり攻めるつもりはありませんが、困ったらまた来てください」
大和「医務室はそういう所ですので」
提督「分かった、ありがとな」
・・・
自室
大和「あの人は…全く」
大和「子供ですねぇ」ウフフ
清霜「(なんか怖いね)」
朝霜「(おいおい、部屋出た方が良いんじゃ)」
早霜「(どうしてこの人はお茶会で一人の世界に…?)」
『神通へ、この手紙を読んでる頃には部屋に戻ってるので感想聞かせてください。
いつもありがとう、言葉にしても俺は軽くなってしまうから手紙で書くことにした。
最近は2人っきりになる時間も減ってしまって…何かと面倒事をかけていると思う。
もし要望があったら言ってくれ。神通は我儘ってのがないから言ってくれた方が俺は嬉しい。
中略
長々と書き綴ってしまった。今度2人で話そう。1日かけてもいい。
〇〇』
神通「」
神通「」ボロボロ
じんつう「ままー」
神通「どうしたの?」
じんつう「!?」
じんつう「てえへんだ~」タタター
<ヘルプー
翔鶴「どうした~?…まじでどうした」
神通「いや、別に何も」グスッ
翔鶴「…これは何?大丈夫なの?」パシ
神通「あぁ!」
翔鶴「」ヨミヨミ
翔鶴「へーあいつやるじゃん」ニヤニヤ
翔鶴「じんつう!問題ないわ!安心しなさい!」
じんつう「ふぅ」
翔鶴「神通にだけならちょっと妬いちゃうわね」
神通「皆にあるって言ってましたよ?」
翔鶴「成程、それまでは楽しみに待ってましょうか♪」
翔鶴「神通、皆には内緒って奴よね」
神通「えぇ。お楽しみです」
提督「明けましておめでとうございます」
じんつう「あけましておめでとうございます!」
提督「じんは寝なくていいのか?」
じんつう「うん!」
提督「今日は忙しいぞ~」
じんつう「はーい」
青葉「提督!お年玉下さい。カメラ買いたいです」
提督「元気だな、カメラ位自分で買え」
青葉「えー」
提督「今年の開口一番それでいいのか…」
鈴谷「そうだよ青葉、もっと余裕持ちなさい」
明石「私達も長い付き合いですから、今更でしょ」
天龍「(おちつかん)」
球磨「まぁまぁご一献」つお酒
天龍「ありがと」
球磨「お酒で緊張ほぐしな~」
龍田「zzz」
球磨「あそこの酔いつぶれまでは飲まなくていいけど」
鳳翔「本日はご挨拶周りはどうするのですか?」
提督「今日は家に居るよ、会ったらするけど家族で過ごす」
鳳翔「では一献ご用意します」
提督「あんまり強くないんだが、まぁいいか」
青葉「ほんとお酒飲まないですよね、弱いわけではないでしょうに」
提督「俺は酔うとすぐ手が出るからな」アッハッハ
青葉「言い方やばいです」
天龍「すぐ女引っ掛けるぞ、俺と龍田はそれだし」
提督「こら!子供の前でその言い方は駄目よ!」
鈴谷「なにを今更」
翔鶴「あ゛あ゛…」
しょうかく「?」
翔鶴「大丈夫よ、ただ」ゴホッ
しょうかく「いちだいじ~」ダダダダ
ガチャ
しょうかく「へるぷー」
青葉「はいはいはーい」
しょうかく「かあさまこえがやばい」
青葉「なるほど、いつもの事では?」
翔鶴「あ゛お゛ば!!」
青葉「これはヤバいですね。医務室に搬送しましょう」
・・・
エッホエッホ
翔鶴「ふづうに゛しなざいよ゛!」
青葉「病人は安静にしてください」
鈴谷「神輿だ神輿だ道をお開け~」
翔鶴「は゛ぁ゛」
提督「何してんだあいつら」
北上「元気ですね」
提督「連絡は受けてるがあれなら大丈夫みたいだな」
川内「おぉ!今日は出撃だ!」
北上「はい、あまり気張らずにお願いします。危険度は低いと思いますので」
川内「はーい」
北上「メンバーの意識改善も兼ねてますので本気でお願いします」
阿武隈「全員手練れだけど如何せん無駄な被弾が多いらしいのでバチっとお願いします」
提督「暴れるのは良いが味方を危険にさらすなよ。川内の再研修でもあるからな」
川内「分かった。気合入れてくる」ニコニコ
提督「一応俺が無線で付いてるから安心しろ。最悪救助に向かうから」
川内「提督マジで来るもんね、それこそ危ない気がするんだけど」
提督「さぁ!出撃準備!急ぐ!今の俺は上官だぞ!」
川内「あいあい~」スタタタタ
・・・
川内「よろしくお願いします!!!」
木曾「お、おぉ」
長門「何故にお前が」
川内「再研修だそうで」
陸奥「久しぶりに出撃ね、鈍ってない?」
川内「分かんない、運動はしてるけど」
響「おー」
電「かますぜ~」
川内「2人もテンション高」
電「早く終わらせてお馬さんに夢を託すのです」
川内「最近ハマってるらしいじゃん、面白いの?それ」
電「宝さがしみたいなものなのです」
川内「そうなんだ、なら無傷で帰らなきゃね」ニコ
電「(あっ)」
川内「いくよ~今日の目標は無傷」
・・・
長門「おいおい、どこが無傷だって」中破
木曾「うっせぇ!無駄口叩くな!戦艦は火力出せ」小破
電「ふぅ、久々に良いの貰ったのです」ゴホゴホ
響「負けは無いんだよ、負けは」
陸奥「でも数が尋常じゃ…」
>アハハハハハ
木曾「ほらしっかりしろ!川内は1人で半分受け持ってるんだぞ」
陸奥「あの子マジで何者なのよ、飛んでない?」
木曾「脚部の機構は空打ちすると風圧でこけるからな。それの応用でジャンプしてるんだろ」
長門「神通も那珂も使ってた。3次元の攻撃は見えない」
陸奥「戦艦の私では無理な芸当ってことなのね」
木曾「俺でも無理だ。足が裂ける」
川内【お喋りなんかしてないで戦いなさい】シュタ
電「すいませーん」
川内【電は大破手前だから下がりなさい。響は一緒に来る!陽動ってものを教えてあげる】
響「えっいやその自分は」
川内【ハヤクコイ】ガシ
ウワアアアアアアアアアア
木曾「天津、俺頑張って帰るよ」
長門「島風の為にも帰らねば」
・・・
提督「失敗だな」
北上「ですねぇ」
提督「あいつ当分の間研修生扱いにしておいてくれ」
提督「全く、すぐ周りが見えなくなってやがる…少しの間は出撃回数増やさないと」
北上「無傷ですよ、彼女は」
提督「生きて帰るのが最重要、撤退目安手前になっておいて戦闘継続を判断してることが失態だ」
提督「甘やかしすぎたか」
阿武隈「勝ちましたよ、戻って来るようです」
提督「工廠に連絡してドック開けておいてくれ」
阿武隈「はい」
提督「俺も原点回帰しないとなぁ」ハァ
那珂「…姉さん」
川内「はい」
那珂「いつの間に研修生になったの」
川内「久々の出撃で怒られて降格した」
那珂「しってる。突っ込んだ結果被害出たって」
川内「あたしは無傷だったんだけどさ~周りベテランだからって調子乗ったよね」
那珂「腕相撲しよっか」
川内「何故」
那珂「本気で来て」つ
川内「うん…」ガシ
川内「ふっ!あら?んっ!なんで」グググググ
那珂「やっぱ衰えてる。ここまでとは」
川内「ンギギギギギギ」
那珂「月1出撃のアイドルに負けるとは横須賀の名が泣くよ」
川内「なんでここまで...戦場では上手くいくのに」
那珂「個人の経験だけで戦ってたらいずれ大失敗するよ」
那珂「一から出直して参れ」
・・・
那珂「この補強アーム凄いね、姉さんの剛力ビクともしなかったじゃん。それに目立たないし」
明石「いや~嬉しい限りで、これは軍事利用ではない医療への貢献として使っていきたいです」
那珂「試運転としては最高の結果、姉さんもあれだけ吹っ掛ければ真面目にするでしょ」
明石「提督といい那珂さんも厳しいですね」
那珂「あの人は調子に乗ると永遠に乗るからさ、死人出てからでは遅いかし」
那珂「家族の為にも戦犯みたいな人は出したくない」
明石「(私も気を付けないと)」
川内「エッホエエホ」
せんだい「キャアアアアアアアア」
川内「素手で雪あんまり触らないようにね」
神通「出撃困難になる程積もるとは…」
那珂「だから全員総出で除雪なの」ザクザク
じんつう「ゆきだるま!」
あおば・しょうかく「「つくろー」」
あかし「つくぅ!」
明石「ではこの型に雪を入れましょう!凄いのが出来ますよ~」
ワイワイキャッキャ
川内「子供は元気だねぇ…それに比べて」チラ
提督「なんだ?俺は日下に出んぞ」←室内から
川内「ちょっとずるいんだけど!!あのクリーム塗って出てこい!」
龍田「お外にでられるんですね」
提督「耳を貸すな、あれは卑劣な罠だ」
川内「うぉーい」プンスカ
提督「粗方やってくれれば夜中に片付けるからさ、道だけ作っておいてくれ」
神通「夜中にどのようにする予定で?」
提督「重機をだすが」
川内「今だしたらいいじゃん」
提督「免許持ってるの俺だけだろ」
那珂「てか持ってるんだ」
提督「別の鎮守府に行く時に講習受けて取った」
天龍「寒ぃ」
木曾「早く終わらせようぜ」
天龍「ずっと降ってるんだが、終わんねぇだろこれ」
木曾「永遠に積もるぞ、緊急出撃出来なかったら終わりだ」
天龍「はぁ貧乏くじ引いたな」
大和「・・・」
提督「はぁ~気楽」ゴローン
大和「自室でくつろいでくれます?」
提督「駄目か?」
大和「ありもしない噂が立ってる事はご存じで?」
提督「面白がって言ってるだけだって」
大和「私が気にするんですよ」
提督「大丈夫だって、ほら他にも居るじゃん」ユビサシ
鈴谷・漣・Bismarck「」←ゲーム中
電「zzz」
天津風「我の禁忌を~封ずるために♪出来たぞ!新作の邪眼封じだ!」
大和「いつの間に…」
提督「部屋だと家族の用事しちゃうからさ、ここだと考えなくていいし」
大和「(ここで許しては医療従事者として、人として)」
提督「頼むよ~大和にしか頼めないし」
大和「…今日だけですよ」
Bismarck「あぁやって浮気ってのは生まれるんだな」
鈴谷「私の前でそれ言う?」
鈴谷「それ言っちゃうと私も浮気になっちゃうじゃん」
Bismarck「いや、ここだと浮気とは別の物か」
漣「改めて考えるとここ超複雑」
鈴谷「それはそう」
Bismarck「admiralがタラしなのが根源だろ」
鈴谷「そこもカッコいいんだよ」
漣「鈴谷さん一般で暮らしてたら絶対悪い男に引っかかってるよ」
筑摩「お見合いですか?要らないですよ?」
利根『いやな、筑摩もそろそろ考えても』
筑摩「問題ありません、もう居ますから」
利根『それが問題なのじゃ、あれじゃろあれ』
筑摩「彼の事を物のように呼ばないでいただけますか?」
利根『すまん、しかし脈ないのじゃろ?」
筑摩「いえ、血液レベルで繋がってます」
利根『うむ…おそらく1時間こうやって電話しても変わらんな。さっさと既成事実を作れ。その方がはやかろ』
筑摩「それはそれで」
利根『なぜそこになると日和るのじゃ!輸血して一心同体なんじゃろ』
・・・
ガチャン
筑摩「ふぅ」
<カチャ
筑摩「ん?」
扶桑「お互い大変ですね」
筑摩「姉が独身なのに結婚を進めてくるのです」
扶桑「大事にされてるんですよ、私の方が妹が既婚で子供も居るので」
筑摩「私達もいずれは」
扶桑「そうです。私達まだまだ若いので」
島風「ごめんね」ゴホゴホ
天津風「これしき、ゆうgy」ゴッホゴホ
木曾「今日は一日そこで寝ときな」
長門「なにかあったらこれを押すと良い、私に連絡が来る」つボタン
木曾「俺らはちょっとだけ仕事があるから」
長門「報告書だけ挙げてる。それまでは頼みます」
大和「お任せください」
・・・
天津風「ねぇ」
島風「どしたの?」
天津風「過保護って奴だね」
島風「いつもの口調はいいの?」
天津風「まぁ…島風だけだし」
島風「過保護かな?うちはいつもあんな感じだよ」
天津風「大切にされてるって認識でいい?」
島風「そうでしょ、態々部屋から医務室に預けられて…子供みたいって思っちゃ駄目だよ」
天津風「そう思ったんでしょ」
島風「…うん」
天津風「ならいっか。あの人いつもぶっきらぼうだから」
天津風「安心であるな」アーッハッハッハ
大和「元気ですね2人共…軽く何か食べますか?」
島風「お願いします」
大和「食堂にお願いするので待っててね。1人だとやはり効率が悪いかな、提督にお願いした方が」ブツブツ
大和「最近利用者が多いし一斉に検査を…」
収録移動中
夕立「診断テストで遊ぶっぽい」
那珂「面白いのそれ?」
夕立「なんかしよっていったの那珂さんじゃないですか」
那珂「ごめん」
夕立「まぁ気軽に答えて~みたいな感じですし」
夕立「えっと…『知り合いが誘拐されたらいくら出す?』」
那珂「怖すぎでしょ質問、知り合いって言っても振れ幅が凄いし」
夕立「じゃぁ提督だったら?絶対あり得ないけど」
那珂「…それって指定額の2倍払ったら2人帰って来るとかない?」ウーン
夕立「人体複製になってるよ…というか増やしてどうするの」
那珂「うちは大所帯だからね、2人になったくらいでちょうどいいかなって」
夕立「こわぁ、犯人が謝って来るレベルっぽい」
那珂「なら金額だすな、オーバーフローの事考えけ!」
夕立「どんだけ欲しいんすか」
那珂「何なら那珂ちゃんを増やして欲しいね、出撃と収録は同時に出来ないんだよ」
・・・
夕立「あの会話が動画サイトで放送されてめちゃバズってますよ姉御」
那珂「良かった~家族の話しなくて良かった」フゥ
那珂「誰カメラ回してたの」
夕立「時雨、面白かったからって回してたらマネージャーが目付けたみたい」
那珂「事務所は内情知ってるから最悪オッケーか、ちょっと焦った~」
夕立「動画編集も時雨っぽい?面白いからやってるらしいけど」
那珂「へ~マジで、漣ちゃんとかと気が合うかもね」
神通「姉さん、ここの数値は?」
川内「しらん!そんなの覚えてない!実戦で使わないでしょ」
神通「あのですね…我々が重火器を使用するにあたって資格の取得が必須なのです。それには数値をですね」
川内「でも実戦で一切使わないこと習っても仕方ないでしょ。それなら装填の練習をもっとした方が良いよ」
神通「シャラップ」ビシ つチョーク
川内「ぐぉ」コーン
神通「姉さん、訓練生には基礎というものが必須なのです。何も知らない状態からいきなり訓練してもケガするだけです」
神通「それには不要だとしても座学で大まかな知識というものがですね」
・・・
電「教官…授業が進んでおりません」
雷「このままだと規定時間までに終わらないわ~」
神通「私はここの教育を一任されています。たとえ1軍だろうと訓練生ならば私が教育します」
神通「ここは学校ではありません。軍部です。お遊びではありません」
電「ッス、スイヤセン」
神通「姉さん、提督からの通達ですので一から叩き込みますよ」
川内「クソー」ブー
雷「でも威嚇するのは駄目よ~訓練生ちゃんが泣いちゃうわ」
川内「してないしてない、あたし達仲いいからね」ガシ
清霜「あっ…あのその」
暁「前途多難だわ」
新任式
提督『着任の各々には、活躍を期待すると共に…』
川内「何故家と違ってイケてるのか」
神通「元々ですよ」
阿武隈「女の子が多いから受けがいいんですよパイセン」
川内「年上のアウトロー系に憧れちゃう年頃ってやつ?」
神通「私達もその道を通ってますね」
提督『まぁ、なんだ…あんまり気張らずに頑張れ。無理をしても体壊すだけだからな』
提督『以上、後は敷地内の仕様や案内をする。北上よろしく』
北上『提督よりご紹介にあずかりました、北上と申します。秘書官を担当させて頂いております、以後お見知りおきを。早速ですが鎮守府内の見取り図を』
提督「皆しっかり起きてたじゃないか、いつもは皆眠そうにしてるもんだが」
阿武隈「今日は若い訓練生が多いからですよ、自身がそこそこモテるのお忘れですか?」
提督「俺が?物珍しいパンダ状態じゃないのか?」
阿武隈「後で聞いておきますよ」
提督「まぁいいんだけど、後は段取り通りに分けて案内してやってくれ…俺は戻る。熱いなここ」バサッ
川内「うぉ!また筋肉付いたね!いいじゃん」
提督「そろそろ半袖も近いからな、冬の脂肪を落とさんとかっこ悪い」
神通「ふーむ///」
提督「式典でそんなに見るな、そんなに見たいなら家にしてくれ」
神通「失礼しました///」コホン
青葉「てーっとく!」
提督「ん?」
青葉「着任から10年ですね、おめでとうございます」
提督「ん?・・・うーん、ん」
青葉「もしや違いました?」
提督「いや、もうそんなに経ったか?10年…以上ここで指揮とってる気もするんだが」
青葉「長いこと居るとそうなりますって」
青葉「これプレゼントです!中身は私とのデート券です」
提督「言うんかい」
提督「ありがとう…ってこれは」
青葉「今夜OKカードです」
提督「そうか、考えとく」
北上「ここでしないでくれますぅ!?」
北上「さっきから1人ずつイチャイチャ…」イライラ
北上「するなら部屋か別の所でですね」
阿武隈「お姉さんも来るんじゃない?」
北上「一番見たくないんですけど!」
阿武隈「今日はご機嫌斜めですね先輩、甘いものでも食べに行きましょ。籠りっきりはキャラ崩壊の元ですよ」
北上「元はと言えばですね!貴方が次回資料を全部シュレッターにかけるなんて大ポカをやらかさなければ!」
青葉「どこ行きたいですか?」
提督「温泉宿がいいな、あおばも連れていくか?」
青葉「ほんとですか!3人で旅行ですか!」
北上「無視されましたよ我々」
阿武隈「あんなの放置して食堂に行きましょ!」ガシ
大和「風邪ですかね、軽い症状で良かった」
那珂「やっぱ流行ってるんだ」
なか「あい」ズビビ
大和「子供には飲みやすいシロップ出しときますね、効果を過信しないでください」
大和「風邪の症状は結局自然治癒みたいな所ありますので」
なか「|д゚)」
那珂「大丈夫、苦くない苦くない」
なか「へんなあじ…」
大和「普段のお菓子とはちょっと違うかもね」ウフフ
電「オーバードーズにならないようにしないとなのです」
暁「なにそれ」
電「いっぱい飲んでラリることなのです」
暁「子供になんてこと言うのよ」
響「」ズビビビバビビビ
雷「そんなに鼻をすすっちゃ駄目よ。耳に悪いわ」
響「」チーン
大和「他のお子さんも気を付けてください」
那珂「ありがと、近づけちゃ駄目かな?」
大和「過度な隔離はしなくてもいいですが…症状が見えたらすぐさま連れてきてください」
那珂「おっけー」
なか「けー」
大和「響、貴方は熱出てるから投薬するわよ」つ座薬
響「へ」
大和「貴方結構酷い症状出てるでしょ、飲み薬も戻す可能性あるから座薬にしておくわ」
響「い゛や゛でず」
大和「電、雷。お尻だして固定してくれる?」
電・雷「はーい」ニッコリ
響「あっまtt」
暁「酷い感染症じゃ無くて良かったじゃない、隔離されるよりマシでしょ」
<オ゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛
<テートクー、ネェ!
提督「ん?あ、あぁ…寝てたか」
川内「最近忙しそうだし疲れてる?」
提督「かもな」
せんだい「zzz」
提督「寝ぼけてるわ、今日は何してたかな」ノビー
川内「疲れてるね」
那珂「久々に全員集まったから団欒してるよ」
あかぎ「キャー」ダダダダ
あまぎ「マテー」トトトト
提督「元気なもんだ…」
提督「こんなのも長い間して無かった気もするな」
赤城「あんた寝ずに仕事なんかするからよ、ちょっとは休みなさい」
提督「俺も偉くなったから忙しいんだ」
青葉「身を滅ぼしては元も子もないですよ」
提督「将来は貯蓄だけで暮らしたいからな」
翔鶴「いずれは元帥コースじゃないの」
提督「それは偉大なる姉に任せる」
翔鶴「あの人そういうの嫌でしょ」
提督「だが俺がなると…家族構成が公表できない」
那珂「ただでさえアイドルが嫁だしね」ニシシ
鳳翔「良いんですよ、秘書官に任せてしまえば」
提督「曲がりなりにも俺は提督だから」
提督「と言うか皆、俺の事本名で読んでいいぞ?」
神通「癖が付いてて…と言いますか未だに上司ではありますからね」
提督「公私混同は良くないが…なぁ」
那珂「ボロが出ると、アイドルとしてヤバいかもです」ビシ
提督「成程…それならな」
川内「提督!今日は何する?夜はこれからだよ」
頑張ってください!
時系列的にどこなんだろうか。
赤城とのケッコンも無かったことになってる?
これ有給消化後ってことだと思う
なるほど。坂の途中編からの続きを一新したってことかな?
キャラから川内型以外の嫁が消えてるから、全てまっさらにしたのかと思った。
前作で叢雲が提督代理になったシーン
あるし流石に結婚を無くすなんて
ことしないと思う
神通 鬼教官(過去形
↓
神通 鬼嫁(現在進行形
北上『10m離れて下さい』
神通『もっとくっついて下さい..永遠に(ハイライトオフ』
け…けんぺe…電それ以上ゆうと口を縫い合わすのです
電『◯門さん、背中が煤けているのです。』
提督...多分完敗フラグたったぜ。
いつのまに七駆あんなに強くなったの⁈朧かっけぇ
電がキャラを忘れている...
つまりガチだということか。
((((;゚Д゚)))))))
良かった(良かったのか?)曙ちゃんいつも通りだ(* ̄∇ ̄*)
( ゚д゚)ポカーン漣ちゃんいつの間に川内の弟子になったんだ( ゚д゚)
叩いて被ってジャンケンポン!?
この場合、撃って撃たれてになるよなー
最近あんまり焦点の当たらなかった七駆の子達にスポットが当たってよきかな。
なんだか久しぶりに翔鶴さんと球磨さんを見た気がする。
球磨さん好きだから嬉しいデス!
提督って気合で浮いてたのか...
水に沈めない芸人だと思ってた。
◯⚪︎◯◯◯◯で見たことあるそのボール😎
おおっとぉー!?
天龍くん、吹っ飛ばされたぁー!!
以前やりかけてた海外艦との演習は忘れてたんですね💦
元帥のジジィに無理難題を押し付けられるんだろうなぁ🥺
提督、鳳翔の惚気組💕
響、天龍の賑やかし組🤣
島風、大和の魔改造艤装組😱
夜風か。
夜風が復活するんだな⁉️
命中率メッチャ低かったのに🥺
ん~大和は地獄を見るかもしれんなぁ…
訓練後に大和がグロッキー状態に一票
これは大和が提督に輪をかけて足を引っ張る説が浮上しそうな予感😅
そして明日の大和は死んでるんだろうなぁ...
絶対に長門さん分かってなさそう😅
パートナー=人生のパートナー=妻、だったりして🤣
響って有能なんだなって…有能(?)なんだなって…有能って何だ?(ゲシュタルト崩壊)
あーぁ、大和が壊れていく🤣
周回490週目
やかん
…無理やりかな?
うんそのなんだ…本人に自覚ないのがな…取りあえず爆発しろ
案内します。頑張りましょう!
↓
電気で痺れた、自爆した、提督の娘に爆撃された
etc...あり得ない理由で患者が増えるからなぁ😩
由良さん…まずはこの鎮守府に馴れる(毒される)ことから始めようね( ^ω^ )
あーぁ、そうやって有能なところを見せるから、それをどこかでニンジャ!?ニンジャナンデ!?とかに見られたから提督押し付けられるんだよ...
誰とは言わないけど、吹雪型5番艦の人🥺
もはや艦これしてないけどDOSEさんのこのSSが好きで最初の作品の完結からずっと追いかけてます。
もはや知らないキャラもいてますが、調べながら見ていくので頑張って下さい!
ほんまに叢雲がいい女すぎて惚れそう
夕張『いま短時間で出来るエネルギー充填方法を模索中なんですが、実現可能レベルにまで仕上げるにはその...予算が、ですね。』
提督『チラッ👀』
川内『👀(家計に響くからポケットマネーはダメ)』
…四時間って…ロマン兵器(実用性皆無)ですね…
朱に交われば赤くなる
海外艦の皆さんも、演習が終わる頃にはこの日常が普通だと思うようになるんだ✨
筑摩さんってポテンシャルは提督と同じくらいあるからねぇ~
トラブルメーカー響ちゃん...めっちゃ可愛いな 蛇に戦車に...次は何をやらかすのか楽しみ
娘's『出撃しますわよ』
流行りそう( ^ω^ )
提督が呼び出せば良いのに...あっ(🤭察し
もう叢雲提督の日常になりつつある気がする。
これまとめて小説にして売り出したら売れそう
Nelson…強く生きて
Nelson…
死ぬなよ…トオイメ
🛩:
⚪︎
⚪︎
更新が早いけど進みは、遅いけど楽しみです頑張ってください
一気に夜間鎮守府シリーズ全部読ませていただきました
続きが楽しみです応援してます
まさかのここで天龍フラグ!?
夜間鎮守府の日常の文字数見てたらほとんど10万手前で終わってるから後4万ちょっとで原点回帰は、終わる気がする。後、前の奴が1万6千ぐらいでいつもより短いなと思ったけど面白いから短くてもよくね?って感じなのですいつも投稿待ってます。今後も頑張ってください!
鳳翔さんもフラグ立てるの好きやな〜
また嫁+子供できるのかな?
今度の子供は何歳ぐらいだろう?
これ終わるとき嫁さん何人までふえるかな?
どんどんフラグが!
自分的には、筑摩かなぁ
時間ある人一番最初の見てみて今とすげぇ印象違うから
女増えるのです
この鎮守府永遠に続いてほしい
もう一度全部読んで思ったこと
早く天龍とくっつけ!!!!!!!!
フラグ出しすぎ!
ついにかぁ…
この人のSS読み始めてもう何年めだろうか…最近は更新間隔が開いてるから毎日は来てないけどそれでも楽しみに見にき続けてるのはここだけなんだよなぁ
やっぱり『夜間鎮守府の日常』シリーズはいつ見ても面白いし、飽きない。
つまり……最高!ってこと!ズイ₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾ズイ
追いついちゃった・・・更新が楽しみ
更新間隔そこそこだけど楽しみで数日に1度見に来ちゃうんですよね
今後も頑張ってください、応援してます。
気づいたら4、5回目追いついた…内容わかっても笑えるのすごいです筑摩をもらったげて〜天龍達来たからしばらくないか…
上の人に同じく筑摩さんには結構なフラグ建ってるからいつか貰ってw
それと個人的に気になること。
①提督の両親と元帥お爺ちゃんの関係
➁姉様と赤城に過去に何が起きたのか?
③呉の後輩提督と過去に何が起きたのか?
④愛宕(というか日向、球磨以外のラバウルメンバー)がまた登場する伏線はどうなるのか?
⑤ドイツへ渡った帰りに呂ちゃんが操縦盤を押しに行ったときに遭ったのは誰なのか?
大きな点でこの5つ個人的に気になってるので何時の日か解明されると良いなぁと思いまきた。応援してます!少しずつでもコロナに負けず更新頑張って下さい。扶桑とはもうちょっと絡み無いとかなぁ…多分駆逐艦には手を出さないでしょうけど海外艦はビスマルク辺りと少しフラグ立ってるのかなと?
おぉ…遂に筑摩さんは心を読めるように…。今更だけどこの鎮守府は戦艦&空母よりも軽重巡&駆逐艦の方が強いってか人辞めてますよねぇ…( ˘ω˘)スヤァ。球磨さんどっかに出掛けてたっけ…もう一週して来ますかねw。もっと奥さん達との絡み観たいです(特に球磨さん…)。
電ケッコンフラグきた?
69>かも?ついに駆逐艦に手を出す…?()
北上さん其処 提督の妻 提督の妻 百合カップル 百合カップルの片方って言う中々個性的なメンツの集まりですよ…。
もう大和嫁にしろよこのたらし提督・・・
あけましておめでとうございます。
今年も楽しみにしてます!
こんばんは。長門1人のを見て槇原敬之のもう恋なんてしないを思い出しました
ユーチューブで知ってそこからずっと大好きでした!
なんか最終回みたいな終わり方だけど続編ないのかな、、、、
なかったら悲しい😢
あれ?もしかして最終回?
え、まさかこれが最終回?
3年前からずっと好きで見続けてたんだが……
それだったらガチでショックなんだが……
DOESさん続編頼むッ!
DOESさんのSSに影響されてこのSSのメンバーとケッコンカッコカリをすると決めました!コロナや様々な病気に負けず頑張って下さい!続編待ってますー筑摩と提督のケッコンフラグも回収されるのか気になるので続編待ってます!
DOESさんのSSに影響されてこのSSのメンバーとケッコンカッコカリをすると決めました!コロナや様々な病気に負けず頑張って下さい!続編待ってますー筑摩と提督のケッコンフラグも回収されるのか気になるので続編待ってます!
続編お願いします!