2022-02-03 15:04:19 更新

概要

*キャラ崩壊*クソ内容*ガバガバ語彙力*フリーダム過ぎる世界観 注意!!!


前書き

【ほこ×たて】
ヤンデレss vs 俺クオリティss


~とある鎮守府~


若葉「で~んでん♪陸~奥陸奥♪かたむつり」


若葉「お~前の頭は~ない♪」


三日月「…あら?雷さん?拷問部屋に来るなんて珍しいですね」


若葉「えっ?」


三日月「えっ?」


三日月「…あっ!すみません…電さんでしたか…」


若葉「違うぞ」


三日月「えっ?違う?でも文月…じゃないし…」


若葉「若葉だ」


三日月「あっ…えっ?」


若葉「えっ?」


三日月「あっ…思い出した若葉さんでしたね(笑)」


若葉「…ひどくないか?仲間存在そのもの忘れるなんて…」


三日月「すみません…」


若葉「一応姉妹艦なんだからちゃんと覚えてもらいたいものだが…」


三日月「いや私三日月ですけど…」


若葉「えっ?」


三日月「えっ?」


陽炎「始まるわよ」













ここは高層鎮守府


全長3000Mを誇る巨大な鎮守府で


提督とその艦娘たちは今日も仲良く暮らしていました


ちなみに5階建てです













時雨「提督~待ってよ~」


提督「うわあああああ!」ドドドドド


時雨「どうして逃げるんだい?僕はこんなにも提督を愛しているというのに」


提督「まずい!早くどこかで撒かないと…」ドドドドド


提督「追い付かれる‼」ドドドドド


提督「この部屋がいいかな…」ガチャ










夕立「あっ!提督さん♪わざわざ夕立のところまできてくれたっぽい?」ハイライトオフ


提督「しまった!待ち伏せか⁉」


時雨「提督~?そこにいるのかい?」ハイライトオフ


提督「逃げよ」ヒュー


夕立「あっ!待つっぽい提督さん!」


松「呼んだ?」


夕立「呼んでない‼」


時雨「ちょっと夕立!急に止まらないでよ‼」


夕立「…っぽい?」クルッ














ドガーン


時雨「うわぁ!」


夕立「きゃあ!」


提督「よし!夕立と時雨がごっつんこだ!今のうちにエレベーターに乗って逃げてやろう!」




















春雨「逃がしませんよ?司令官?」ハイライトオフ


提督「うわっ!春雨かよ」


春雨「私への反応ひどくないですか?」


夕立「春雨!」ドドドドド


時雨「まずい!提督は渡さないよ‼」ドドドドド


提督「くそっ!挟み撃ちだ!逃げ場がないぞ⁉」


夕立「提督さん?もう逃げられないよ?」ハイライトオフ


春雨「私のところにきますよね?」ハイライトオフ


時雨「提督?二人の言うことを聞いてはいけないよ?僕を選ぶんだ」ハイライトオフ









「「「さもないと!!!!!!!!!」」」








提督「このままじゃあ本当にタイトル回収してしまう‼俺まだ朝御飯すら食べてないのに‼」


提督「おまけにこの先は行き止まり…」


提督「こうなったら…」












ガシャーン!提督は窓ガラスを割った!


「「「!?」」」


提督「とうっ!」ピョン


夕立「!!提督さんが窓から飛び降りたっぽい!」


時雨「そんな…ここは2階、地上600Mだよ?」


春雨「えっ?提督大丈夫なんですか?」


















提督「」スタッ


時雨「大丈夫みたいだね」ホッ


夕立「よかったっぽい…」


春雨「安心しました」


提督「」テテテー


春雨「あっ!提督が逃げた!」


夕立「油断したっぽい!」


時雨「提督!今行くよ‼」ピョン


夕立「あっ!時雨!」















夕立「その床、ぬかるんでるっぽい!」


時雨「」ズボッ!


















夕立「あーあ…」


春雨「昨夜大雨でしたから…」


夕立「提督さんが着地したところが日の当たるところだったから乾いてたのね」


春雨「そういうことです」


夕立「じゃあ夕立もすぐに行くっぽい」ピョン


春雨「夕立姉さん!」


春雨「その床もぬかるんでます!」


夕立「」ズボッ!


春雨「」スタッ


時雨「うわぁ…すっかり泥だらけだよ…」ドロダラケ


夕立「夕立としたことが…不覚っぽい…」ドロダラケ


時雨「これじゃあ提督と愛を誓うことができないよ…」


夕立「一旦戻ってシャワーを浴びるっぽい…」


時雨「そうだね、行こう夕立」


夕立「ぽい」


時雨「地雷でも置いていこう」スチャ


夕立「ただの八つ当たりっぽい…」

トボトボ









春雨「…」


春雨「…」


春雨「…あれ?」キョロキョロ


春雨「しまった!提督を見失った!」


春雨「えっと…」キョロキョロ


春雨「こっちかな?」テテテー 





















~本庁舎裏~


提督「…ふぅ」キョロキョロ


提督「なんとか撒いたかな?」キョロキョロ


提督「だれもいないようだな」


漣「いますよ?」


提督「うわあああああ!」ビクッ


漣「えっ⁉何ですか⁉急に」ビクッ


提督「なんだ、漣か…ビックリした~」


漣「なんだって…酷くないですか?」


漣「何かあったんですか?」クビカシゲ


提督「実はヘンヘンウマウマで…」  


漣「…それは大変でしたね…」


提督「本当だよ…あいつら以前まではあんな感じじゃなかったんだけどな」


提督「いったいどうしたっていうんだ…」


漣「単にご主人様と一緒に居たいだけなんじゃないでしょうか?」


提督「へ?」


漣「ほら、ご主人様最近多忙で中々皆に構ってあげられなかったじゃないですか」


提督「いうてもほんの数日よ?それだけであんなになります?」


提督「それに俺なんかと一緒に居てそんなに嬉しいものかね?」


漣「うわぁ…知ってたけどやっぱり鈍感提督ですね…知ってたけど」


提督「は?」


漣「皆ご主人様が好きってことですよ」


提督「へー」ハナホジ


漣「興味なしかい!」スッテンコロリン


漣「…まぁともかく、そんな大したことじゃあないと思いますよ」


漣「逃げるとかえって悪化すると思いますよ?」


提督「そうか、ありがとな!相談にのってくれて」


漣「なぁに漣とご主人様の仲じゃないですか‼」


提督「そうだな!」


ハッハッハッハッハー

















「 見 つ け ま し た よ ? 」


提督・漣「「…えっ?」」


春雨「司令官?」ハイライトオフ


提督「あっ…春雨…」


春雨「」ギロッ


漣「っ」ビクッ


春雨「司令官」


春雨「何で私以外の女と一緒にいるんですか」


提督「いや、それは」


春雨「それに随分楽しそうでしたね」

 

漣「」


春雨「…」


春雨「不愉快です」


提督「」


漣「」


春雨「漣さん」


漣「っ」ビクッ


春雨「私の司令官から離れてください」


漣「」


春雨「離れて」


漣「」フルフル


春雨「離れて」


漣「」ビクビク


春雨「離れろ」


提督「逃げるぞ漣!」ダッ


漣「っ…は、はい!」ダッ




























~埠頭~


漣「ご主人様…」


提督「…何だ?」


漣「さっきのは…?」


提督「…春雨だな」


漣「正直無理です」


提督「そんなこと言うなよ…俺とお前の仲じゃないか‼」


漣「いやいやいや!だって見ました?あの春雨、マジで殺意の眼差し向けてましたよ?」


漣「漣てっきり構ってくれなくて拗ねてるくらいにしか思ってなかったですしおすし…」


提督「じゃあどうするんだよ‼春雨だけじゃなくて時雨と夕立も同じような感じだぞ?」


漣「うわあああああ(発狂)」






















「お困りのようですね‼」

























提督「…?誰だ?」


キョロキョロ


キョロキョロ



漣「…あっ!ご主人様!上!灯台の上です!」


提督「!あれは…」




(虫けらのテーマ)


てってれれ♪ ぽこぴー♪

てーてー♪ ててー♪ ててー♪ てー♪ てー♪

てー♪ てれれー♪ てーてーててー♪

てってー♪


睦月「」


提督「…あいつは…?」


漣「少なくともこの鎮守府にはいない艦娘ですね…」


睦月「」ピョン


漣「あっ!」














漣「その床ぬかるんでますよ‼」


睦月「」ズボッ


睦月「…」


漣「あちゃー…」


提督「…」


睦月「」


提督「おーい、大丈夫か?」


睦月「よいしょっと」ヒョイ


睦月「いや~失礼しましたにゃしい」


漣「にゃしい?」


睦月「うん、駆逐艦の睦月です!張り切って…」


漣「変な語尾」


睦月「やかしましいです!」


提督「ところでわざわざ何の用なんだ?」


睦月「何でそんな嫌そうなんですか…睦月は悩める高層提督をお助けするためにきたんですよ‼」


提督「じゃあ睦月?ならあの時雨夕立春雨をなんとかすることができるのか?」


睦月「もちろんです!」


提督「いったいどうやって…」


















「 提 督 ? 」


提督「!?」


提督「時雨…」


漣「あっ…」


時雨「提督」


時雨「だめじゃないか」


時雨「僕から離れたら」


時雨「そんなことされたら」 


時雨「僕…」


睦月「睦月ぱーんち!」ボガッ


時雨「door!!!!!!!!!!!!」


漣「力業!?」


時雨「」チーン


睦月「ほら」


漣「『ほら』じゃないでしょ‼」


睦月「この調子でヤンデレ艦娘をボッコボコにしてやりますよ‼」


提督「やめて(切実)」


睦月「えっ⁉何で?」


提督「むしろお前は鎮守府でどう生活しているんだよ‼」


睦月「爆破三昧」


提督「…とにかく、お前には頼らないから!」


睦月「そんな…ひどい!私とは遊びだったのね‼」


提督「黙れ」 


睦月「はい」


漣「でもどうするんです?まだ夕立と春雨が残ってますよ?」


提督「うーん…」


睦月「ほらほら、睦月にお任せした方がいいんじゃない?」クネクネ


提督「うーん…陸奥たちにでも頼るか…」


漣「それ賛成!」


睦月「えっ…」


漣「残念でした(笑)」


睦月「(´・ω・`)」










 











~本庁舎1階廊下~


提督「普段あいつらはここにいるんだよな」


漣「そうですね」


キョロキョロ

キョロキョロ


睦月「…それらしい艦娘はいないようですけど?」


提督「というかそもそも艦娘がいないな」


睦月「鎮守府は無駄に広いくせに艦娘が少ない」


提督「やかしましい!」


蒼龍「…何してるんですか?提督」


提督「おや?蒼龍ではないか」


漣「陸奥ではなかったですね」


蒼龍「…?陸奥たちなら3階の空部屋にいたような気がするけど?」


提督「マジか、サンキュー」


漣「よくわからないけどそんなところで何してるんでしょうね?」


蒼龍「なんか話し合っていたけど…」


提督「…まぁ俺たちには関係ないことだろ」


漣「そうですね」


睦月「それじゃあ早速その場所へ行きましょう!」


提督「…」


漣「…」


睦月「…?何ですか?」


提督「何で睦月まで来るの?」


睦月「何でって…睦月は高層提督をお助けするためにきたので…」


提督「要らん、帰れ」


睦月「ひどい!」


提督「お前みたいな胡散臭い奴より頼りになる艦娘がいるから」


睦月「それでも睦月は退かない‼」


提督「この野郎…」


蒼龍「???」


提督「まぁともかくありがとな!蒼龍!それじゃあ」テテテー


漣「お疲れさまでした~」テテテー


睦月「ちょっと待ってくださいよ~」テテテー


蒼龍「…」


蒼龍「何だったの?いったい…?」


蒼龍「…」


蒼龍「あーあ…久しぶりに提督と話せたのに…」


蒼龍「まぁ良いか…忙しそうだったし…」





























「 本 当 に ? 」






















蒼龍「…?」


蒼龍「誰…?」キョロキョロ












「本当にそう思ってますか?」













蒼龍「えっ…それってどういう…」












「本当は」













「提督ともっと話したいんじゃないですか?」














蒼龍「…それは…」














「提督と一緒に居たい」














蒼龍「…」















「提督を自分だけのものにしたい」














蒼龍「…自分だけの…」












「…その願い…」



























「 叶 え て み せ ま す よ 」























~廊下~


漣「あっ!」


提督「どうした?」

 

漣「ご主人様の冷蔵庫のカギ、開けたままだった!」


提督「何勝手に開けてるんだよ‼」


漣「さーせん、閉めてきますわ」テテテー


提督「おい!漣!待って!やめて怖い!」


提督「…いないし…」シーン


提督「しかもあの睦月もどこか行ったし…」


提督「途中で夕立たちに見つかったらどうするんだよ」


提督「…まぁ睦月を追い出したのは俺だけどな」


提督「…」


提督「…」キョロキョロ


提督「…」ホッ


提督「…」


提督「…」キョロキョロ


提督「…」


提督「いや怖いって⁉」


翔鶴「何が怖いんですか?」


提督「ンヒィ↑」ビクッ


翔鶴「えっ?」


翔鶴「あっ、すみません…驚かせてしまって…」


提督「あっいや、すまん翔鶴だったか…」


翔鶴「いえ…何かあったんですか?」


提督「あぁ、実はヘンヘンウマウマで…」


翔鶴「そうですか…そんなことが…」


提督「そうだ、だから翔鶴がいてくれて助かったよ…」


翔鶴「…」


提督「…翔鶴?」


翔鶴「あの…もしよろしければ…」


翔鶴「私の部屋にきませんか?」


提督「えっ?」


翔鶴「私の部屋のあたりは人通り少ないですし、夕立さんも春雨さんもきません」


翔鶴「安全です」


提督「本当か‼じゃあお言葉に甘えようかな」


翔鶴「では行きましょう!」


提督「わーい」
























~1階 翔鶴の部屋~


翔鶴「どうぞ、提督」


提督「お邪魔しますっと…」


提督「おっ、さすが翔鶴、部屋綺麗なんだな」


翔鶴「いえ、それほどでも…」


翔鶴「あっ、すぐにお茶出します」


提督「ありがと」


翔鶴「いえ、別にそんな///」テテテー


提督「っていいながら奥に向かって行ったな」


翔鶴「いや~マジ最高だわ翔鶴可愛いし天使かよマジで」


スマホ「シャバドゥビタッチヘンシーン」


提督「おっとLINE だ(?)」スッ


漣『ご主人様~どこ行った~?』


提督「ヤベ、漣のことすっかり忘れてた(笑)」


提督「はよ返信しないと」


翔鶴「提督」


提督「翔鶴?お茶できたのか?」


翔鶴「はい、今回はうまく淹れられたと思うので」


翔鶴「どうぞ♪」


提督「それじゃあ、冷めないうちに…」ズズッ


提督「うん!おいし…」


提督「ウッ☆」


毒を盛られていることに気づいた提督


提督「」バタン


提督「何だ…力が…」


翔鶴「…」


翔鶴「ふふっ…」


翔鶴「どうやら薬が効いてきたようですね」


提督「薬…?どういうことだ⁉」


翔鶴「こうした方が提督とより長い間ずっと一緒に居られるんですよ?」


提督「…翔鶴?」


翔鶴「大丈夫、あとは私に任せて」


翔鶴「私が一生提督のお世話をしますから…」ハイライトオフ


提督「翔鶴…お前…」


翔鶴「ふふっ…」


提督「(翔鶴…いったい、どうしたというんだ…)」


提督「(クソッ、体がほとんど動かない)」


提督「(なんとか漣に今の危険を知らせなければ)」


提督「(何かないか?この部屋に今の状況の突破口となるものが…)」グググ…


翔鶴「無駄ですよ?提督」


提督「(何でもいい…頼む…届いてくれ‼)」


リモコン「ピッ」


TV『調子のっているとぶっ飛ばしますよ?』


提督「えっ…」 


翔鶴「…あら?」クルッ


翔鶴「何で漣さんがテレビに写っているんですか?」


提督「何かバラエティのようだが…」


TV『デデーン♪翔鶴、アウトー』


翔鶴「えっ?」


















ガッシャーン!!


提督「テレビの中から漣が⁉」


翔鶴「ゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑ!?」


漣「駆逐艦ぱーんち!」


翔鶴「きゃあ‼」ドガーン


漣「よし!」


翔鶴「」チーン


提督「いやどういうこと⁉」


















提督「いったいどうなっているんだ?翔鶴が急におかしくなったぞ?」


提督「というか今日は変だ!急に時雨たちが襲って来るし、変な駆逐艦も来るし…」


提督「これっておかしい…きっと何かが起こっているに違いない!」


漣「…確かに今日はおかしなことが多過ぎますね」


提督「これは早急に調べた方がいいな」


提督「行くぞ漣!」


漣「行くって…どこにですか?」


提督「…鎮守府におけるピンクの問題児と言ったら…?」


漣「?」


漣「…」


漣「…あっ」


提督「そうだ」


提督・漣「「明石(青葉さん)だ!!!」」


提督「えっ?」


漣「えっ?」


提督「…」


漣「…」


漣「…とりあえずドッグに行きますか」


提督「そうだな」


    















???「うーちゃんの名前が出てないぴょん…ぜったい忘れられているぴょん…」



ピンク髪問題児多過ぎ



















夕立「ぽぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉい!!!!!!!!!!!」


ドガーン


提督「しまった!ドッグは犬(dog)だ!!」


漣「しょーもないことやっているんじゃねぇ‼」


提督「お前が言ったんだろ!!」


夕立「やっと見つけた…もう逃がさないっぽい‼!‼」


「「逃げろ~~~~~~~~」」ダダダダダ

















~工廠~


提督「はぁ…はぁ…なんとか逃げられたか…」


漣「危なかったですね…」


提督「…で、だ」クルッ


睦月「…」


睦月「およ?」


提督「なんでお前がいるんだ睦月!!」


漣「はにゃ!いないと思ったらいつの間に…」


睦月「何度も言わせないでほしいのね!睦月はこの鎮守府をお助けするためにきたのね!そのために提督のお側にいるのは当然のことにゃしい」


提督「いらないって言っただろ!」


睦月「知らんな」 


漣「…ところで睦月はどうして時雨たちがおかしくなったか知ってるんですか?」


提督「そう言えばそうじゃん、時雨たちがおかしくなった日に、知っていたかのように急にきたんだから知っていてもおかしくないな」


睦月「…あー…」


睦月「知らないことも…ないっす…けど?」


提督「怪し過ぎ」


睦月「怪しいくない‼」


提督「どうでもいいけど知ってるんだったらさっさと教えろよ」


漣「あくしろよ」


睦月「え~(笑)どうしようかな~(笑)」


漣「教えないと鼻にカレーぶちこみますよ?」


???「ヒエー!私の出番ですか⁉やった!!」


睦月「はい!わかりました!喜んでお教えしましょう!」


提督「まったく…世話のかかる…」


睦月「ここの鎮守府の艦娘たちがおかしくなった理由…それは…」


提督「…」


漣「…」


睦月「艦娘がヤンデレになるウイルスに感染してしまったからなのです‼」


提督「」グググ…


睦月「痛い痛い痛い!違う!嘘じゃない‼睦月嘘つかない‼本当ですって‼」


提督「黙れ‼そんな訳のわからないものがあるわけないだろ!‼」


睦月「それがあるから訳のわからないことになっているんですよ痛い痛い痛い!」


提督「そんな嘘に騙される訳ないだろ!お前が何か唆したんじゃないのか?」


睦月「そんな訳ーーー」


「いいえ!その駆逐艦の言うことは本当です!」


提督「!?」


漣「!?」


明石「」


青葉「」


提督「明石!」


漣「青葉さん⁉」


















提督「ヤンデレ化するウイルス?」


明石「はい!そうです!」


青葉「実は今朝から古鷹さんの様子がおかしかったんです。机に向かってぶつぶつ言って…」


青葉「聞き耳を立てていたらなんと、司令官と仲の良い艦娘とその抹殺方法を書き出していたんです‼」


漣「えっ!?」


提督「嘘だろ?あの古鷹が⁉」


漣「抹殺って…」


明石「私も最初に聞いた時はとても信じられませんでした。でもその後翔鶴さんが痺れ薬を作るよう依頼してきたので、もしやと思って調べていたんです」


提督「その結果、艦娘がヤンデレになるウィルスを発見した…と」


明石「そういうことです」


睦月「ほら!ねぇ?言ったでしょ?睦月の言うことが正しかったでしょ?ん?ん~?」


漣「(うぜぇ…)」


提督「まぁそうだな…明石たちも言っているし、睦月の言うことは間違ってなかったということになるな…」


睦月「でしょ~?じゃあこれで睦月の信用も…」


提督「いやでも睦月が怪しいことには変わりないな」


睦月「え~」


漣「当たり前だよなぁ」


提督「…で、これからどうするんだ?」


明石「私は今このウイルスを分析して中和剤を作っています」


青葉「その間、青葉が麻酔銃で、治療薬ができるまでヤンデレ艦娘を眠らせるのです‼」


提督「俺も手伝うぞ!」


明石「だめですよ‼彼女達の狙いは提督です‼その提督が出てきたら危険です!」


提督「うーん…そうか…」


漣「そうですよ‼だからご主人様はここで待ってて…」


青葉「漣さん、あなたも待機ですよ」


漣「えっ⁉漣も?」


明石「相手はヤンデレですよ?漣さんは今提督に最も近い艦娘ですから、下手すれば…」


漣「…なんもいえね~」


青葉「という訳で、ここは青葉と睦月さんに任せてください!」


睦月「」


睦月「…えっ⁉睦月も?」


明石「そうですよ」


提督「だって睦月お前、俺らを助けるためにきたんだろう?」

 

睦月「そうでした(笑)」


青葉「さあ!そうと決まれば善は急げです‼いきますよ‼」ダッ


青葉「とーう!」ピョン


明石「青葉さん!」


明石「その床ぬかるんでます!」


青葉「」ズボッ


「…」


「…」


「…」


「…」


























提督「ーで、青葉は捻挫、再起不能」


提督「結局俺らが出ることになった、と」


漣「そういうことです(笑)」


提督「まぁいいけどね?もともとそのつもりだったし…」


提督「だけど何よあれ、泥んこに落ちてダウンって…」


睦月「まぁまぁ、できる限り睦月が対処しますから…」


漣「でもご主人様と漣がいる時点で対処は容易じゃないですけどね」


提督「はぁ…」


睦月「そんな暗いこと言わないで、睦月にお任せください!」


提督「…まぁ仕方ないか」


睦月「なんですか、そのテンション…」


「あっいた~♪」


提督「誰だ!?」


ゴーヤ「ゴーヤだよ♪」テテテー


提督「なんだゴーヤか」


ゴーヤ「つかまえた♪」ギュッ


提督「わっ!おい放せ」


ゴーヤ「いやでち」


提督「この~」ワシャワシャ


漣「ゴーヤさんは普通のようですね」


提督「おう、そうだな」


ゴーヤ「それじゃあ提督、行こうか」


提督「えっ?どこに?」


ゴーヤ「海底」





















提督「…えっ?」


提督「…ゴーヤ?もう一度言ってくれないか?」


ゴーヤ「一緒に海底に行こうって…」


提督「いやいやいや‼息できないって‼」


ゴーヤ「いいんだよ?それで」


提督「は?」


ゴーヤ「そうすれば提督とふたりっきり…誰にも邪魔できないんでち…」


提督「えっ…」


ゴーヤ「提督」


ゴーヤ「一緒に」


ゴーヤ「行こう?」ハイライトオフ


提督(アカン…まさかゴーヤもヤンデレだったなんて…)


提督「ゴーヤ…?悪いけど俺は…」


グググ…


提督(くそ‼振りほどけない‼)


ゴーヤ「提督~抵抗しないでほしいでち」


提督「や、やめろ…」グググ…


漣「今です‼」ブスッ


ゴーヤ「うっ☆」


ばたん


提督「はあ、はぁ…あれ?」


漣「大丈夫ですか?ご主人様」


提督「…えっ…?…漣?」


漣「まだ混乱しているようですね」


提督「混乱…?…あっ、そういえばゴーヤは?」


ゴーヤ「」


ゴーヤ「zzz」


提督「…寝てる…」


漣「漣が麻酔銃で眠らせたんですよ」


睦月「睦月を褒めるがよいぞ♪」


漣「お前じゃあねぇだろ!!」


提督「…あぁ…そういうことか…そういえばお前らもきてたな…」


漣「ご主人様漣たちのこと忘れてたでしょ‼」


提督「うん」


漣「はっきりいいきったな!」


提督「(´・c_・`)」


漣「なんだその顔」


漣「まぁええわ」


睦月「提督、これではもはや誰がヤンデレ化しているかわかりません。今後出会う艦娘は全員警戒した方がいいです!」


漣「癪ですが睦月の言うことは最もです!気をつけてくださいご主人様」


提督「…そうだな、ごめん」


漣「謝らないの。漣とご主人様の仲だって言ったじゃないですか‼」


提督「…あぁ、そうだったな」


漣「もう、しっかりしてくださいよ~♪」


ハッハッハッハッハッ














睦月「…」


睦月「…あれ?睦月空気?」


















~本庁舎1階廊下~


提督「艦娘は?」


漣「今のところ見当たりませんね…」


睦月「気を付けてくださいね~いつ誰が来るかわからないので」


提督「言われなくとも」


ドドドドドド


「!?」


提督「この騒がしい足音は…」


ガッシャーン


漣「ぐはっ!」ドゴッ


睦月「うわー」ズドーン


金剛「」


提督「こ、金剛…」


金剛「提督…」


金剛「やっと見つけたデース…」


金剛「提督…」ハイライトオフ


提督(この目は…この光のない目は…)


提督(間違いない、ヤンデレ化している)


漣「ご主人様‼麻酔銃を…」


提督「あっ!そうだ…」ゴソゴソ


提督「あった」


パシッ


麻酔銃「」コツン


提督「麻酔銃が…」


金剛「提督…酷いデース…」


金剛「なんでそんなものを取り出すのデスか?」


金剛「やっぱり私が嫌いデスか?」  


提督「…いや…そんなことは…」


金剛「じゃあ…好きですか?」


提督「…っ!!」


金剛「提督…答えてクダサイ…」


提督「…(金剛のことは好きだが、ここで好きって答えてはいけない気がする)」


提督「…」


提督「(いや、それならどう答える…?いったい何て答えるのが正解なんだ…?)」


金剛「…早く…」


提督「…?」


金剛「早く答えてください!!!」


提督「!?」


金剛「お願いしマース‼答えてクダサイ!!」


提督「どうした⁉金剛落ち着け‼」


金剛「出来ないデス!!」バンッ


提督「!?」


金剛「…不安なんデス…」 


提督「不安…?」


金剛「私…everyday 提督に抱きついてマス…」


金剛「提督にlove を押し付けていマス…」  


金剛「だから、提督に嫌われてないか心配で…」


提督「金剛…」


金剛「今も提督をget するために他の艦娘を傷つけてしまいそうデース…」


金剛「だから…提督の口から答えを聞かせてクダサイ!」


提督「…」


提督「俺は…」


提督「金剛のことは好きだ」


金剛「!!」


提督「だけど俺はお前に恋愛感情は抱いていない…と思うんだ…」


漣「はっきりしないなぁ…」


金剛「…」


金剛「…そうデスか…」


提督「…ごめん…」


金剛「謝る必要はないデース…」


金剛「本当は悲しいし、悔しいけど…」


金剛「提督の素直な気持ちを聞けて嬉しいのデース‼」


提督「金剛…」 


金剛「おっと、勘違いしないでクダサイ‼提督のことを諦めた訳じゃアリマセン!」


提督「えっ?」


金剛「私はいつまでも提督にアプローチ仕掛けていきマース‼覚悟してくださいネ~」

 

提督「…あぁ、わかった!いつでも来い!」


金剛「yes‼提督もがんばってくださいネ~‼」


ダダダダダ金剛は走り去っていった


提督「…よかった…」


漣「金剛さん…ヤンデレ化してましたけど、なんとか解決しましたね」パッパッ


提督「あぁ…ヤンデレ相手にここまで平和に解決できるとは思わなかった」


提督「それだけ金剛の意志が強いのだろう」


漣「…ところでご主人様?」


提督「ん?」


漣「ご主人様の好きな人って…?」


提督「えっ?」


漣「本当はいるんじゃないですか~?金剛さんの時もはっきりしませんでしたし~」  


提督「…」

 

漣「誰なんです~?」


提督「…no comment 」


漣「あっはい」


提督「というか睦月‼」


睦月「はい!なんですか?」


提督「お前さっきから何もしてないじゃないか‼」


提督「俺さっきわりとピンチだったぞ‼」


睦月「えっ?そうでしたっけ?睦月金剛さんにぶっ飛ばされてわからなかったですよ?」


提督「うるせー‼お前何もしないなら元の鎮守府に帰れよ‼」


睦月「むむむ…そこまで言われて黙っていられる睦月じゃないです!次こそは活躍してみせますよ‼」


提督「頼むぞ本当に…」


睦月「了解です…」

 

「あっ!提督~」


一同「「!?」」


衣笠「もう、どこいってたのよ‼」


提督「…衣笠か」


衣笠「あれ~漣ちゃんに…新人?」


提督「他の鎮守府の艦娘なんだ…」


衣笠「ふーん、そうなんだ!よろしくね!」


睦月「はい!よろしくお願いします!」ピシッ


漣「(…ご主人様、衣笠さんは…)」


提督「(まともそうに見えるな)」


漣「(…ということは、衣笠さんは大丈夫なんでしょうか?)」


提督「(…いや、まだわからないなぁ…)」


漣「(でもヤンデレだったらご主人様が漣や睦月と一緒に歩いていたら怒りそうなものですけどねぇ…)」


提督「(うーん…)」


提督「(まぁ大丈夫か)」


衣笠「提督ー、提督ー?」


提督「…あぁ、なんだ?」


衣笠「もう提督、無視しないでよ‼」ぷんすか


提督「ごめんごめん」


提督「(ほら、やっぱり衣笠は大丈夫じゃないか、青葉といい青葉型はヤンデレに抗体でもあるのかな?)」


提督「(…あっ、古鷹が手遅れなのか)」


衣笠「もう~奥さんを無視するなんて提督も酷い人だな~」


提督「本当にごめんて…」


提督「…ん?奥さん…?」


衣笠「でもそんな酷い人を好きになっちゃったんだよなぁ私は…」


提督「ちょ、ちょっとまっちょ」


衣笠「ん~?」


提督「奥さんって…衣笠のこと…かな…?」


衣笠「うん、それ以外に誰がいるのよ?」


睦月「いつケッコンしてたんだよお前⁉」


提督「いやしてねぇよ‼」


衣笠「えっ…?」


提督「衣笠?悪いが俺はお前とケッコンしてないぞ?だから…」


衣笠「何言っているの?」


衣笠「私と提督はもう夫婦でしょう?」


提督「いやちが…」


衣笠「恥ずかしがらなくてもいいよ?ね?」


提督「いや話を…」


衣笠「提督」


衣笠「いい加減にして」


衣笠「さすがの衣笠さんでも怒るよ?」


提督「え」


衣笠「ほら」


衣笠「こっちにきて」


提督「」


衣笠「提督」


衣笠「こっちに」


衣笠「きて?」ハイライトオフ


提督「わっ(心が)折れた‼」


睦月「…」


睦月「…失礼しますが…」


衣笠「ん?」


睦月「多分提督は衣笠さんとケッコンしてないと思いますよ?」


衣笠「は?」


睦月「だから諦めて帰ってください、はい、どうぞ」


衣笠「何よあんた…」ギリギリ


睦月「睦月です!」


衣笠「うるさい!!」


衣笠「あなたみたいなよそ者に提督の何がわかるのよ‼」バンッ


睦月「あなたこそ何もわかってないのね!提督の話も聞かないのに」


衣笠「うるさいって言っているでしょ!‼」バッ


睦月「馬鹿野郎!!!!!!」ドゴッ


衣笠「うぐっ…」


漣「睦月強い!」


睦月「近接戦闘は得意ですよ」


提督「普段じゃ役に立たないけど今回の睦月は頼もしい!」


睦月「役に立たない言うな‼」


衣笠「この!!!」バッ 


睦月「暴力じゃあ何も解決しないですよ‼」ドゴッ


衣笠「ふぐっ!」


提督「お前…」


睦月「反省しなさい‼」


グキッ!!


睦月「にゃしいいいいい!!足首ひねったあああああああああ!‼!‼」


提督「えぇ…」


衣笠「…何だったのよ…この駆逐艦が…」


衣笠「提督、今からこの駆逐艦を始末するからちょっと待っててね」


提督「…」


漣「…」


漣「…ご主人様…」


提督「…あっ、ボーッとしてた‼」


提督「それ‼」麻酔銃プスッ


衣笠「うっ☆」ばたん


睦月「危なかった…」


提督「睦月お前何やってんだよ‼急に強くなったと思ったら自爆しだすし」


睦月「うぐっ…で、でも高層提督だって…」


提督「ん?」


睦月「何ですぐに麻酔銃を出さないんですか‼」


提督「うっ…それは…」


睦月「睦月たちに頼る前に提督がヤンデレ艦娘を眠らせたら解決なんですよ‼」


漣「ご主人様…」


提督「…」メソラシ


漣「…怖いんですよね?」


提督「…はい」


睦月「草」


提督「だってしょうがないじゃん…ヤンデレ怖いじゃん…」


睦月「急に情けなくなるな‼」


提督「いや、でも次こそは大丈夫…だと思う…」


漣「はっきりしないなぁ…」


提督「はっきりしなくていいの」


漣「良くない‼」



















「…」


「…」


「…いい感じです…計画は実に順調です…」


「あとはこれを設置して…」


「…と、これで完璧っと…」


「あとは高層提督に接近すれば…」

















~本庁舎2階廊下~


漣「まったく…睦月もそうだけどご主人様もしっかりしてくださいよ…」


睦月「睦月はいつもしっかりしてます‼しっかりしてないのは高層提督の方です‼」


提督「くそっ…何も言えない…」


漣「本当にしっかりしてくださいね…漣心配ですよ…」


提督「…まぁ大丈夫だろ、さすがに鎮守府が壊滅するわけじゃあないだろうし…」


睦月「高層提督…それマジで言ってますか…?」


提督「えっ?」


漣「壊滅するの…?」


睦月「ヤンデレ艦娘によって壊滅させられた鎮守府は過去百件以上になりますよ?」


提督「…さすがに冗談だよな…?」


睦月「冗談じゃないです。ヤンデレ艦娘による被害だけでもその数十倍で…」


提督「いや何か対策しろよ大本営!!」


漣「…むしろ良く鎮守府内だけで収まりましたね…これじゃあ外部に被害が出てもおかしくないですよ…」


漣「いや壊滅している時点で大迷惑ですけどね…」


睦月「(…実は被害出ているんだよなぁ…外部に…)」


提督「…まぁ俺らがなんとかすればいい話だし…」


漣「(…なんとか出来ないくせに…)」


ドガーン!!!


「「「!?」」」


漣「ご主人様‼」


提督「この先だ‼」ダッ

















古鷹「…うぅ…」ボロッ


提督「古鷹⁉」


漣「…と初霜⁉」


初霜「あっ!提督‼」


提督「初霜‼何やって…」


初霜「提督‼私、頑張りました!提督を守りましたよ!」ピョンピョン


提督「…なんだと?」


初霜「この女、提督を拘束して監禁しようとしていたんです‼」


提督「…えっ?俺を…?」


漣「そう言えば古鷹さんも危険因子でしたね…」


初霜「だからこうやって罰を与えていたんです‼」


古鷹「」ギリッ


漣「天使バトルだ…」


提督「いや初霜…さすがにこれはやり過ぎでは…」


初霜「やり過ぎじゃないです提督、こいつは私の提督を勝手に取って行こうとしたんです。こうなって当然です」


睦月「(これは睦月のところの初霜より重症かもしれないにゃしい…)」


*睦月の鎮守府の初霜は納豆のカラシを他人の目に入れて楽しむ問題児です


古鷹「…待って…」


初霜「…?」クルッ


古鷹「提督は…私…の…」


初霜「はぁ…まだ生きてましたか…」


提督「あっ…古鷹…」


古鷹「私のです…勝手に取って…」


初霜「うるさいです…部外者はさっさと消えてください…」スチャッ


提督「やめろ‼初霜‼」プスッ


初霜「うっ☆」ばたん


睦月「oh…危ないにゃしい…」


提督「古鷹⁉大丈夫か⁉」


古鷹「あっ…提督…」


提督「安心しろ!今ドックにつれていってやるからな…」


古鷹「ふふ…提督が私の心配を…」


古鷹「やっぱり…提督は…私の…」ガクッ


提督「!?」


漣「古鷹さん⁉」


睦月「大丈夫なの⁉」


古鷹「zzz」


提督「…気絶しているだけだ」


提督「ドックに運ぶぞ!」


漣「おけです‼」


睦月「了解です‼」


ドタドタ 一同はドックに向かった


ポロッ


麻酔銃「いけね、落っこちた(笑)」


「…」


「…」























~ドック~


提督「んじゃ頼むぞ二人とも」


漣「お任せくださいよご主人様‼」


睦月「まぁ古鷹さんを入渠させるだけですしね」


漣「ご主人様は入っちゃだめですよ」


提督「しねぇよ」


漣「それじゃ睦月、運ぶよ」


漣・睦月「「せーの!!」」


漣・睦月「「よいしょ!!」」


トテトテトテ 二人はドックに入っていった


提督「何はともあれ古鷹が無事でよかった」


提督「…まぁ古鷹自身かなり重症だけど…」


提督「それも明石がなんとかしてくれるだろう」 


提督「…」


提督「いや~なんか急に疲れてきたな…」


提督「まったく…」


「…」スッ


提督「…それにしてもあいつら遅いな…」


提督「いやそんな時間経ってないな…」


「…」プスッ


提督「!?」


提督「(なっ…)」


「ふふ…」


提督「(やられ…た!?)」ばたん














漣「ご主人様~お待たせしました~」


漣「っていない…」


睦月「本当だ…どこにいったんでしょう?」


睦月「…やっぱり提督がみてない間にお饅頭食べたのばれたのかにゃ…?」


漣「お前勝手に何やってんだよ‼」クワッ


睦月「お客様用だったから大丈夫ですよ(笑)」


漣「大丈夫じゃない‼」


睦月「まぁそれはおいといて、提督はどこいったんでしょう?」


睦月「鎮守府はヤンデレ艦娘がいるから危険なのに…」


漣「…」


漣「…3階…」


睦月「…えっ?」


漣「3階からご主人様の気を感じる…」


漣「ご主人様は3階にいます‼」


睦月「(…もうこれ監視型ヤンデレでしょ…)」


漣「3階まで遠いのでエレベーター使いましょう」


睦月「エレベーターなんてあるんですね!」


睦月「こっちです!」テテテー


















~エレベーター前~


エレベーター「ごめんね」


漣「えっ、メンテ中⁉」ガーン


睦月「ありゃ」


睦月「どうするんですか?」


漣「…まぁ、階段しかないですね」


階段「…」




















漣「3階まで、約8000段!!!」ババーン


睦月「」


漣「行きますよ‼睦月‼」


睦月「えぇーーー!そんなーーー!!」ガーン























~3階 とある一室~


提督「」


提督「」


提督「…っ」


提督「…ここは…?」


「あっ、起きた」


提督「!?」


提督「…初雪…?」


初雪「…ん……」


提督「…」キョロキョロ


提督「(…俺は今、なぜだか布団の上で寝ている。そして隣には初雪…)」


初雪「…」


提督「(今までの流れから察するに、初雪もヤンデレ化しているのだろうか)」


初雪「司令官」


提督「な、何だ…?」ビクッ


初雪「早くやろーよ」


提督「…?…何をだ?」


初雪「何って…ゲームだよ、モンハンとか…」


提督「いや初雪、俺は…」

 

初雪「あっ、そっか…司令官モンハンやってないんだっけ…」


提督「いやそういう問題じゃ…」


初雪「でもマリカならできるよね?それやろうよ…」


提督「初雪、俺はこんなことしている場合じゃ…」


初雪「いいじゃん別に…今は忘れようよそんなこと…」


提督「(忘れたい…)」


初雪「…はい、コントローラー」スッ


提督「俺がやるって方向で話が進んでいたんだな…」


初雪「…やなの?」ジッ


提督「いやではないけどさ…」


初雪「じゃあいいじゃん…」


提督「…」

 

漣『ご主人様~どこですか~?』


提督「あっ、漣…」


初雪「…」


提督「なぁ初雪、俺もう行かないと…」


ガシッ!!


提督「!?」


初雪「…行かせない」


提督「えっ…」


初雪「ぜったい行かせない…司令官はずっとあたしとここにいなきゃいけないの…」


提督「(いっけね、完全にヤンデレ化していますよねクォレハ…)」


提督「(麻酔銃…あっ、棚の上にあった)」


提督「(…初雪はきっとこれで俺を眠らしたんだな…)」


提督「(よし、早くこれを…)」


提督「!?」


提督「…」


提督「…初雪…お前泣いてるのか…?」


初雪「…うぅ…」ポロポロ


提督「どうしたんだ?何で泣いてるんだ⁉」


提督「(マジでどういうこと⁉展開がわからないよ‼)」


初雪「だって…だって司令官…前はたくさん遊んでくれたのに…最近は全然…お話もしてなくて…」ポロポロ


初雪「任務とかサボってたから…愛想つかれたんだって…本当はいけないことなのに…それで…」ポロポロ


提督「…初雪…」


ギュッ


提督「大丈夫だ…俺は別にお前に愛想つきた訳じゃないよ」


初雪「…本当…?」


提督「あぁ、本当だ」


初雪「うぅ…司令官…」ポロポロ


提督「ごめんな…」












漣「…」ホッコリ


漣「…外側からカギかけておきますね」


提督「変な気使わなくていいわ‼」プスッ


初雪「うっ☆」ばたん





















提督「ところで、睦月のやつはどこいった?」


漣「ん?あぁ、睦月なら多分階段で倒れてますよ」


提督「へ?」




















睦月「」チーン


漣「階段がキツ過ぎたみたいで…」


提督「だらしないなぁ」


睦月「酷いにゃし…」
























~本庁舎2階廊下~


睦月「はぁ…酷い目に遭ったにゃしい…」


提督「お疲れ」


睦月「というかこの鎮守府の艦娘たちはよくこんなところで暮らせるのね…」


提督「執務室なんて普段から-10℃ぐらいだぞ」 


漣「それと比べてはだめです」


睦月「ぜったい快適に過ごせる状況じゃないにゃしい…」


漣「ほら睦月しっかりしてくださいよ‼」


睦月「およ?」


提督「そうだぞ!いつヤンデレ艦娘が…」


漣「ご主人様‼」


提督「うん?」


漣「ヤンデレの気を感じます」


提督「どうした急に⁉」


睦月「漣が戦闘民族になったのね…」


「「「「「そこまでよ!!」」」」」


提督「!?」


提督「その声は!?」


睦月「えっ?まさか本当にヤンデレ艦娘が⁉」


漣「睦月!!気を付けてください!」


睦月「えっ?何?何?」オドオド


提督「…俺が恐れていた中で最悪のケースに出くわしてしまったかもしれない…」


睦月「ふぇ!?」


「やっと見つけたわ…」


「随分手こずらせてくれたじゃない」


「しかもよりによって他の女と一緒なんて…」


「許せないわ…」


「覚悟しなさい‼」


「行くわよ‼皆!!」


「「「「とうっ!!!」」」」

















陸奥レッド「陸奥レッド‼」ドーン


陸奥ブルー「陸奥ブルー‼」ドーン


陸奥イエロー「陸奥イエロー‼」ドーン


陸奥グリーン「陸奥グリーン‼」ドーン


陸奥ピンク「陸奥ピンク‼」ドーン


「「「「「5人揃って!!」」」」」


「火遊び戦隊!ムツレンジャー!!!」



ドガーン!!!




睦月「お前らが火遊びするのかよ‼」


提督「なんてことだ…」


提督「俺の鎮守府の…最高戦力が…」


漣「クソッ!!」バン


睦月「いやいやどうした⁉急に弱気になるな‼」


陸奥レッド「さぁ皆、そこの駆逐艦を倒して提督を部屋に連れ込むわよ‼」


ムツレンジャー「「「「了解!!」」」」


漣「ヒィィ!‼‼」


睦月「提督!何やっているんですか‼今こそ麻酔銃の出番でしょ‼」


提督「もうだめだぁ…おしまいだぁ…」


睦月「だめじゃないでしょ‼王子かお前は‼早く麻酔銃を…」


提督「勝てっこない…やつらは…無敵のムツレンジャーなんだぞ…」


睦月「だめだ!恐怖に怯えてそれどころじゃない‼」


睦月「漣‼」


漣「」ガタガタガタガタ


漣「何ですか…駆逐艦二人が戦艦五隻に勝てっこないですよ…」ガタガタガタガタ


睦月「お前さっき空母ぶっ飛ばしてたでしょうが‼」


陸奥ブルー「そういうことよ♪」


陸奥ピンク「諦めなさい♪ね?」


睦月「…」


提督「だめなんだ…相手は戦艦なんだ…」ガタガタ


睦月「…駆逐艦なら…」


提督「…えっ?」


睦月「相手が駆逐艦なら大丈夫ですか⁉」


漣「えっ…まぁ…」


陸奥グリーン「あら?何をするつもり?」


睦月「…」


陸奥ブルー「何をしても無駄よ?私達はビッグセブン」


陸奥レッド「私達の提督を奪ったあなた達は生かしてはいけないのよ」


陸奥イエロー「正義は!必ず!勝つ!」


睦月「…」


ー設定ー


・むつ→むつき


・むつき→むつ


         →決定  キャンセル















その時、不思議なことが起こった!


睦月レッド「あれ?」


提督・漣「「!?」」


睦月レッド「なんか提督…大きくなってない?」


睦月ブルー「ちょっと声も違う…」


睦月グリーン「!?これは…」


「「「「「駆逐艦になっている!?」」」」」


漣「ムツレンジャーが全員睦月になった⁉」


陸奥(睦月)「そして睦月が陸奥になりました!」


漣「入れ替わってる!?」


提督「どゆこと!?」


睦月レッド「えっ…ちょっと待って…」


睦月ブルー「これ…まずくない?」


睦月イエロー「まずいですよ…」


陸奥(睦月)「さぁ提督!今ならいけるでしょ‼」


提督「よし!わかった(思考停止)」プスップスッ


睦月(陸奥)たち「」ばたん


提督「やったぜ(書くのが面倒になってきた)」


漣「イエーイ(やけくそ)」
























漣「…さて、方向性が迷子になってきたところで」


漣「作者さん、一言お願いします」


Feb _102「…」


Feb_ 102「ごめんよ!!」


漣「はい、ありがとうございました」


提督「なんだこれ…」


睦月「知らんな」←戻った




























提督「はい、茶番は終わり!戻ってこい」


漣「了解です!」


提督「というかお前いつからボケになってんだよ…さっきまでそれは睦月の担当だっただろ」


漣「いや~キャラ安定しませんねぇ」


提督「はぁ…」


「あっ!提督~」


漣・提督「「!?」」


提督「なんだなんだ⁉こんどは誰だ⁉」キョロキョロ


「提督~!こっちだよ~」


提督「…蒼龍?」


蒼龍「さっきぶりだね!」


提督「…あぁ、そうだな…」


蒼龍「…てか、提督疲れてない?大丈夫?」


提督「ん~…まぁ大丈夫だ」


蒼龍「そっか、良かった…」


蒼龍「なんか最近提督忙しいみたいだったからちょっと心配してたんだよ?」


提督「そうなのか、それは心配かけたな…」


蒼龍「別に提督が悪いんじゃないからいいよ!それより今は暇?用事終った?」


提督「…まぁな」


蒼龍「じゃあ間宮にでも行かない?…提督の奢りで…」


提督「俺かよ…まぁ大丈夫だけどね」


蒼龍「やった!じゃあ早速行こうよ!」


提督「おう!」


漣「…ご主人様…漣たち忘れてません?」


提督「…いや~忘れてないぞ?」


漣「本当かな~?」


提督「本当だっての‼」


漣「…まぁそういうことにしておいてあげますよ」


提督「どうも」


漣「蒼龍さんはさっきも会ったばかりですし、今の様子を見ても大丈夫そうですね」


提督「おっそうだな」


蒼龍「…提督~?さっきから何言っているの?」


提督「いや蒼龍、こいつらも一緒でいいか?…ってことを相談したかったんだ」


蒼龍「…こいつら…?」キョロキョロ


提督「?」


蒼龍「…って…誰のこと?」


提督「えっ?いやこいつらだよ‼ここにいる漣と睦月っていう駆逐艦!」


蒼龍「何言っているの?」


提督「えっ?」


蒼龍「そんな艦娘ここにはいないでしょ?」


提督「…何言って…」


蒼龍「だって提督…」


蒼龍「この鎮守府には私以外艦娘いないじゃん」


提督「」


蒼龍「もう!そういう冗談はやめてよ~。虚しくなるじゃん!」


提督「」


蒼龍「まぁ私は別に提督と二人きりの方がいいけど…」ボソッ


提督「…蒼龍…?」


蒼龍「えっ?あっ!いや!何でもないよ‼うんうん///」


提督「(…漣…)」


漣「(わかってますよ…)」


漣「(蒼龍さん…多分今までのどのヤンデレ艦娘よりも危険な状態です…)」


漣「(蒼龍さんは今、自分とご主人様以外の人物を意識の外に追いやっているんです!)」


漣「(間宮さんの存在はかろうじて蒼龍さんに残っているようですが…)」


蒼龍「ほらほら、早く早く~」


漣「(…ってさっきから言っているのにガン無視ですかご主人様…)」


提督「(いやだって返事なんて返す余裕ないよこれ…)」


漣「(早く麻酔銃した方がいいですよ!ていうか今やらないと…)」


提督「(だめだ‼)」


漣「(なんで⁉)」


提督「(麻酔が切れた)」


漣「えっ…」


提督「(さっき陸奥たちに使い過ぎたんだ‼)」


漣「アイエエエエエエエエエエエエエエエ!?」


提督「(とにかく今は蒼龍に合わせるしかない!)」


漣「(そ、そうですね…わかりました。)」


提督「(それじゃ漣、睦月と一緒になんとかしてくれ!)」


漣「了解しま…は…?」


提督「(頼んだぞ!)」


ソレジャアイコウカソウリュウ


ハヤクイコウゼ


「…」


「…」


漣「…えっ?」


睦月「完全におしつけられたのね(笑)」


漣「あのクソ提督…」


漣「ていうかどうするの?漣全くいい案が沸かないんすけど…」


睦月「…ひとつだけ方法がある!」


漣「マジで⁉」


睦月「マジマジマジレンジャー」


漣「…して…その作戦とは…?」


睦月「…」











    



























睦月「…勇気を振り絞り提督に土下座!!」


漣「諦めるんですか!!!」ズコー


睦月「だって…睦月も大した作戦が浮かばないし…」


漣「そこをなんとかしてよ!!」


睦月「でも睦月別にここの鎮守府の艦娘じゃないのね…」


漣「そんなこと言わないで~(泣)」


睦月「じゃあどうするんです?提督に説得してもらっても多分聞かないですよ?」


漣「…あれ?…これ詰んだ?」


睦月「蒼龍endおめでとう!!」パンパカパーン


漣「まてまてまて!!!!」


睦月「漣も大変ですね(笑)まぁ睦月にはもう関係ないですけどね(笑)頑張ってね(笑)」


漣「お腹痛い!お腹痛いよ‼」


漣「ていうか睦月も急に冷たくならないで!!」


漣「…」


漣「(…ん?まてよ?)」


漣「…」


睦月「漣もおとなしく諦めた方がいいんじゃないかにゃ?」


漣「あっ!!!」ガバッ


睦月「ふぇっ!?」ビクッ


漣「漣!急に思い付いた!!」


睦月「何を?」


漣「適当に考えておいて!」テテテー


睦月「うん!わかった!」


睦月「…」


睦月「…うーん何だろう?漣が思い付いたことって…」


睦月「将棋のこまを挟んだらひっくり返すことができるってことかにゃ?」


睦月「…」





















蒼龍「…でね、その羊羮の中に松ぼっくりが入ってて…」


提督「何だよそれ(笑)その羊羮どうしたの?」


蒼龍「松ぼっくりと一緒に食べたよ?なんかマヨネーズの味がして、モコモコしてて…」


提督「多分お前が食べたの松ぼっくりじゃないぞ?」


蒼龍「そうだったのか…」


提督「…」


提督「(さて、今は蒼龍に怪しまれないように会話しているが…)」


提督「(この後どうしようか…漣たちがなんとかしてくれるか…?)」


提督「(やっぱり俺がなんとかするしかないのだろうか…)」


蒼龍「…ねぇ提督…」


提督「ん?」


蒼龍「やっぱり疲れているでしょ」


提督「えっ?いやそんなことないって…」


蒼龍「でも提督…さっきから無理しているように見えるから…」


提督「…蒼龍…」


提督「(…バレていたか…)」


蒼龍「ねぇ、何かあったら私に言ってよ!もしかしたら私がなんとかできるかもしれないし…」


提督「…(これは…言った方がいいのか?ただ、それじゃああまりにもリスクが高過ぎる)」


蒼龍「お願い!私、提督のためならなんでもするから…」


提督「…ん?今なんでもって…」


蒼龍「うん、だから言って」


提督「(…これはもう嘘をつけられる空気じゃあなさそうだな)」


提督「…蒼龍」


蒼龍「何?」


提督「是非あなたに知ってほしい重大な真実があります」


蒼龍「…?」


提督「実はこの鎮守府にはお前以外にも艦娘がいるんだ!」


蒼龍「…えっ?何言っているの?そんなのいないよ?」


提督「いるんだ!よく周りを見てみろ!お前が他の艦娘達に意識を向けてないだけなんだ!」


蒼龍「…えっ?…えっ?」


蒼龍「そんなはずは…」


提督「目を覚ませ蒼龍!お前は…」


蒼龍「違う!!!!!」


提督「!?」


蒼龍「そんなはずないそんなはずないそんなはずないそんなはずないそんなはずないそんなはずないそんなはずないそんなはずないそんなはずないそんなはずないそんなはずない…」ブツブツ


提督「(…やべっ、何か間違えたかもしれない…)」


蒼龍「…いないの…」


蒼龍「そんなのいない!!!」


提督「蒼龍!!」


提督「(クソッ…どうする?どうすればいい?)」


ブロロロロロロロロ…


提督「…ん?」クルッ





















漣「ご主人様ー!!!」ブロロロロロロロロ


提督「漣!?なんで漣が俺のバイクに乗って鎮守府の廊下走っているんだ!?」


漣「ご主人様ー!危ないのでどいてくださーい」


提督「…えっ?」


漣「このまま蒼龍さんに衝突しまーす!」


提督「まてまてまてまて‼」


ドガーン!!!!


蒼龍「ギャアアアアアアア!!!!!」


























提督「…」


提督「…えっ?」


提督「俺の見間違いじゃなければ、漣がバイクで蒼龍に衝突したように見えたんだけど…」


漣「見間違いじゃありませんよご主人様」


提督「見間違いじゃないんかい!!」


提督「何やってんだよ‼危ないだろ!しかも俺のバイクを勝手に…」


漣「大丈夫です」


提督「大丈夫な訳…」


蒼龍「う…クソッ…」ボロッ


提督「蒼龍⁉」


蒼龍「…」


提督「漣、いったいどうしたというんだ!」


漣「蒼龍さんには漣たちの姿も声も届かないみたいなので、思いきってアタックしようと…」


提督「思いきり過ぎだろ‼」


ガシッ!!


漣「!!」


提督「漣!!」


漣「あ…が…」


蒼龍「お前が…」


蒼龍「お前みたいなやつがいるから私と提督が結ばれないんだ!!!」


蒼龍「そうだ…こいつのせいだ…こいつさえいなくなれば…」グググ…


漣「う…うぐ…」


蒼龍「こいつさえ消えれば!!!!!」


提督「やめろ蒼龍!!」






















青葉「蒼龍さん、ちょっとおいたが過ぎるんじゃないですか?」


蒼龍「!?」


バシィィィイ!!


提督「青葉!?」


青葉「明石さん!今です!」


明石「それ!」プスッ


蒼龍「うっ…」ばたん


漣「はぁ、はぁ、」


提督「青葉!明石!きてくれたのか!」


明石「はい!先程治療薬が完成したので」


提督「あぁ、助かったよ…」


提督「漣、大丈夫か?」


漣「当たり前だよなぁ?」


青葉「いや~お二人が無事で良かったですよ…」


明石「本当、間一髪でしたね…」


漣「…ところで二人はどうやって漣たちの居場所がわかったんですか?」


提督「…確かに」 


明石「あぁ、あの駆逐艦が教えてくれたんですよ」


提督「あの駆逐艦…?」


睦月「睦月です!」ヒョコ


提督「睦月…お前だったのか…」


睦月「火縄銃で撃たれたみたいないい方やめや」


提督「まぁそんなことはおいといて本当に助かったよ」


漣「睦月もたまには役に立つじゃないですか」


睦月「たまにはじゃなくて、いつもです!」


提督「…ところで治療薬ができたって言ってたな」


明石「はい!使うとしばらく眠ってしまいますが効果はしっかりあります!」


提督「そうか…」


青葉「あっ、そうそう提督、ついでにウィルスについて色々わかりましたよ!」


提督「マジか!」


青葉「はい!青葉も調べました!」


漣「やるやん」


提督「どの立場から言っているんだよ‼」


青葉「それでですね提督、ウィルスについて調べた結果、過去に既に他の鎮守府で似たような事例があったんです!」


提督「他の鎮守府でもあったのか…」


青葉「なのでそのデータと比較してみたんですけど…今回のウィルスは他よりも弱く、本来ならここまでの騒動になることはなかったはずなんです」


提督「…つまりどういうことだ?」


青葉「艦娘の皆さんは普段から不満があったんですよ。このウィルスが引き金になって不満が爆発してしまったのでしょう」


提督「…あいつらに不満が…?しかもここまで酷い状態になるほどの⁉」


青葉「そうです」


提督「そんな…そんなことに俺は気がつかなかったのか…」


明石「…本当はわかっているんじゃないですか?」


明石「艦娘の不満の正体に…」


提督「…」


明石「…提督が答えないなら、私が答えます」


提督「…」


明石「提督は、まだケッコンを決めてませんね」


明石「鎮守府には既にケッコン可能条件を満たしている艦娘もたくさんいるのに…」


提督「…」


明石「…提督は」


提督「選びたくなかったんだ…」


明石「…」


提督「そのケッコンしたことで今までの関係が壊れるかもしれないから」


提督「…怖かったんだ」


明石「…そうですか…」


提督「…」


明石「…どんなことであれ、長く続いたものを壊すことは…怖いことです…」


明石「…ですが、けじめはつけないといけません」


明石「…指輪…今持っているんでしょう?」


提督「…」


明石「誰を選んでも、それが艦娘達の不満の原因ならば…」


提督「…そうだな」


提督「」スッ


漣「ご主人様…」


青葉「司令官…」


明石「提督…」


提督「…俺の心はもう決まっている」


提督「漣!!」


提督「俺とケッコンしてくれ!!!」


漣「…」


漣「…」


漣「…はい…喜んで…」


























青葉「いや~ついにへたれ司令官が…」


睦月「感動ものです…」ポロポロ


明石「…全く、世話の焼ける…」


提督「漣」


漣「はい」


提督「これからも…よろしく頼む」


漣「…」


漣「こちらこそ」















ドドドドドドドド


一同「!?」


青葉「何ですか‼」


漣「」キョロキョロ


明石「皆さん!!あれ!!」ユビサシ


一同「!!!」




















「「「「ウオオオオオオオオオオオオオオオオ」」」」


艦娘「漣を〇せええええええええええええ」


艦娘「ウオオオオオオオオオオオオオオオオ‼!」


一同「ゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑ!?」


提督「明石!!!全然戻ってないぞ!!!」


明石「そんなーーーーーーー!!!」


青葉「逃げますよ!皆さん!」


一同「逃げろ~~~~~~~~~」

























~2階 行き止まり~


漣「」   


ドドドドドドドド


青葉「終わった…」


明石「終わったな…」


漣「諦めた!?」


睦月「睦月とばっちり!!」


ドドドドドドドド


提督「漣…」


提督「短い間だったけど…俺の妻であってくれてありがとう…」


漣「まてまてまて!!!」


ドドドドドドドド


睦月「もうだめだ…おしまいだ…」


その時!不思議なことが起こった!


ピカー


一同「!?」


青葉「漣さんの指輪が…」


提督「光っている…」


漣「えっ?何これ?」ピカー




ドガーン!!!


艦娘「うわあああああああ!!!」


















艦娘「」チーン


漣「」


提督「…これが…指輪の力…」


漣「いや絶対違いますから‼」


明石「皆さんに治療薬を投与しました!もう大丈夫です!」


青葉「一応移動しておきます?」


提督「…そうだな、行くか」


漣「!!」


明石「…どうしましたか?」


春雨「」


漣「春雨…」


提督「明石!あいつにも治療薬を…」


漣「近づかないで!!」スチャ


明石「!?」


提督「春雨!!」


春雨「明石さん!それ、治療薬じゃないですよね…」


明石「!?」


漣「えっ?」


提督「明石!どういうことだ⁉」


明石「いや…これは…」


春雨「それは強化ウィルスです!明石さんは提督たちを騙していたんです!」


青葉「…本当なんですか…?」


明石「違います!これはれっきとした…」


春雨「いいえ!明石さんは私に打ち込んだんです!ただ、効果が薄くて元に戻りましたが…」


漣「明石さん…」


提督「そうだったのか…」


明石「そんな訳」














夕立「提督さん!騙されないで!」


時雨「出任せを言っているだけだよ!」


提督「時雨!夕立!」


青葉「いったい何が起こっているんですか‼」


時雨「提督、あの春雨は嘘をついているんだ!」


時雨「いや、あの春雨は…偽者だ‼」


「「「「!?」」」」


春雨「何言っているんですか時雨姉さん!私は春雨です!」


時雨「…いや、きみは春雨じゃないよ」


睦月「どうしてそう思うんですか?」


時雨「何故なら…」













時雨「春雨は提督を『提督』と呼ばない!」



一同「!」


春雨「」ハッ


漣「そ、そんな…」


時雨「夕立!!」


夕立「正体を見せるっぽい!」ドゴッ


春雨「きゃあ!」バサァ


明石「!?あなたは…」












時雨「五月雨!?」












青葉「…五月雨…?…ってことは白露型!?」


時雨「そうだよ。どおりでわからなかった訳だ」


五月雨「うぅ…」


漣「あの五月雨は…漣の初期艦娘訓練時代のライバルです!」


提督「何!?ってことは鈴原のところの⁉」


提督「ウィルスをばらまいたのもお前か?」


五月雨「…そうです…」


提督「なんでこんなことをしたんだ?」


五月雨「だって…睦月に頼まれて…」


明石「えっ?」


漣「睦月!?」


提督「騙したな‼」


睦月「やっと、能天気な提督も飲み込めたようですね、すべては白露型のいうとおりです」


提督「クサマカア!クサマガミンナヲッ」


漣「最初から怪しいと思ってましたけど…まさか本当に…」


時雨「なんでこんなことを」


提督「ナズェダァ‼」


睦月「…」


夕立「答えるっぽい!」


睦月「…」


睦月「睦月は…」


睦月「どんなにあなた達の提督を憎んでいたかわかるまい」




~快走~


吹雪「いや~すごくいいところだよね!」


夕立「そりゃ大和ホテルだからっぽい!」


如月「もう、吹雪ちゃんも夕立ちゃんも、一応任務なんだから余りはっちゃけ過ぎちゃだめよ?」


吹雪「わかっているって!」


睦月「皆~!こっちきて~!」


夕立「睦月ちゃんが呼んでるっぽい…」


吹雪「何だろうね」






 









睦月「こ↑こ↓」


如月「…何…ここ…」


吹雪「牢屋みたいなところだね」


夕立「不気味っぽい…」


睦月「この中にいいものが…」


ガシャン

 

睦月「あっ…」


夕立「睦月ちゃんが閉じ込められたっぽい!」


睦月「…出られなくなったにゃしい」


吹雪「え~~~~~」


如月「って、全然開かないじゃない!」ガチャガタ


吹雪「大変だ!急いで長門さんのところに…」


(警報)((((;゜Д゜)))


「「「「!?」」」」


『総員に告ぐ!付近に大量の深海悽艦が出現!艦娘は早急に大ホールに集合せよ』


如月「えっ!?こんな時に⁉」


吹雪「ごめん睦月ちゃん!あとで助けてあげるから…」ダッ


睦月「わかったにゃしい…」






その後、吹雪ちゃんたちは無事に帰還したみたいだけど、助けに来ることはなく、皆は鎮守府に帰還してしまい、睦月は10年近くの間この無人島に取り残されたのね…



ー回送終了ー























睦月「で」


睦月「それ以来睦月はあなた達提督に復讐することだけを思い生きてきたにゃしい!」


漣「訳がわからないよ」


睦月「でもヤンデレ復讐作戦は失敗してしまったのね」


睦月「だけど!」


提督「夕立!時雨!青葉!睦月を取り押さえろ!」


時雨・夕立・青葉「了解!」ダッ


睦月「」パチン


時雨「…?」ピタッ


時雨「上から来るよ!気を付けて‼」


夕立・青葉「「えっ?」」






ガッシャーン!!!!!


提督「天井がああああああ!!」


明石「あれは…51cm連装砲(リアル)」


青葉「なんでこんなところに⁉」


五月雨「あっ、あれは私が用意したやつです」


提督「お前か‼」  


時雨「だめだ…この主砲が邪魔で、睦月のところに行けないよ…」


睦月「それだけじゃないですよ?」


青葉「何をするつもりですか‼」


明石「…まさか」


睦月「そうです!この51cm連装砲で、提督をぶっ飛ばすにゃしい!」


五月雨「ちょっ…睦月!まだここに私が…」


提督「そんなことしてただで済むと思ってんのかよ…」


漣「そんなことしたら睦月も砲撃の衝撃で…」


明石「そうですよ!しかもそこは行き止まり。逃げ道なんてないです!」


睦月「大丈夫です。この主砲は遠隔操作ができるように改造してます!」


提督「何だと⁉」


睦月「しかも、ここには、割れた窓が、あるんですよね~~~~」


睦月「だからここから飛び降りて、遠隔操作で安全なところから砲撃すれば、大丈夫です!」


夕立「なんてことを…」


睦月「さらば!税関諸君!」ピョーン


漣「睦月っ!!!」




























漣「その床ぬかるんでます!」


睦月「」ズボッ


地雷「」


ドガーン!!!


睦月「にゃしいいいいいいいいい!!!!!」



提督「…」


漣「…」


明石「…」


青葉「…」


時雨「…」


夕立「…」


五月雨「…」


五月雨「…睦月連れて帰りますね」


提督「頼む」




















漣「いや~大変でしたねぇご主人様」


提督「本当だよ…」


漣「まぁ皆が元に戻って良かったですね!」


提督「…そうだな。ただ、あいつらの不満が今回の事件を招いたんだ。遅かれ早かれこうなったのかもしれないな…」


漣「そうですね~」


漣「…」


漣「…ところで漣、ご主人様の奥さんですよね?」


提督「そうだな」


漣「じゃあ、これからは旦那様って呼びますね」


提督「やめて」

























ー数日後ー


~高層鎮守府 入口~


睦月「このー!失敗したーーー!!!にゃしいいいいいいい!!」


睦月「あったまきた!石投げちゃおっと!」ポーイ


ガシャン


漣「コラー!!!!」ドアガチャ


睦月「逃げろ~~~~~~」ヒューン


漣「はぁ…全く…朝っぱらから…」


漣「…」


漣「…さて、ご主人様を起こしにいきますか」






















陽炎「次回予告!」


陽炎「裏切る睦月(定期)」


陽炎「夕張の苦悩」


陽炎「村祭り」


陽炎「そして明かされる初霜の秘密(いらない)」


陽炎「次回!てんさいくまのん」


陽炎「多分やらないわ!!」 


提督「帰れ」



後書き

10000文字くらいの予定でした


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2023-03-03 10:03:43

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2022-03-22 11:46:49

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2022-02-03 00:19:21

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